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オススメ!映画紹介『花のあと』鑑賞

Hananoato

藤沢周平の短編時代小説から素敵な小品が誕生しました。

『時かけ』の舞台挨拶後、新宿から銀座へ移動。

こちらも初日舞台挨拶付きでの鑑賞でした。

江戸時代。東北地方にある海坂藩。満開の桜。男顔負けの剣の遣い手である以登は、父・寺井甚左衛門の許しを得て、藩随一の剣士・江口孫四郎と、ただ一度だけ竹刀を交える。激しく竹刀を打ち合いながら、以登は生まれて初めて恋心を感じていた。しかし、以登には家の定めた片桐才助という許婚がおり、孫四郎への想いは決して叶わぬ恋と、武家の娘としての自分の運命を静かに受け容れていた。
海坂に雪が舞う頃、以登の元に、江戸に使者として出向いた孫四郎が自ら命を絶ったとの報が舞い込んでくる。藩の重職・藤井勘解由に謀られ、窮地に陥った末のことであった。そのあまりにも卑劣な行為に、以登は剣を手に取る。孫四郎への想いのために、そして、人として守るべき「義」を貫くために。激闘の末、以登は勘解由への復讐を叶えることが出来た。そんな以登を温かく見守り、そっと手を差しのべたのは才助だった。
孫四郎と出逢いからちょうど一年後。海坂にまた春がやって来る。満開の桜の下を歩く以登の数歩先には、のんびりと歩く才助の姿があった。

過去の『蝉しぐれ』や『山桜』は好きな作品なので、今回も期待していました。

そして、北川景子、パーフェクトです!

事前のキャンペーン活動で、その男っぽりの良さをアピールしていましたが、なるほどなぁ。

女性が女性として生きるには窮屈だった江戸時代。

そんな中、以登は男と対等であろうとした女性。

武家の娘としての運命を受け容れながら、でも自分の信念は貫き通そうとする。

孫四郎に惹かれたのも、ルックスではなく、女性相手であっても試合では手加減しない剣捌きに感動したことが始まり。

非常にストイックな感じが素顔の彼女に見事とシンクロします。

女性らしい奥ゆかしさと、女剣士として凛々しさも見事にこなしていました。

そして、許婚の才助を演じた甲本雅裕が素晴らしい。

後に昼行灯と評されるように、許婚が別の男に惹かれているのを知っても、そばにいて、応援してあげる度量の大きさ。

やぁ、あの笑顔には参りますね。

それ以上やりすぎるとという微妙な匙加減で、嫌味にならないキャラクターを作り上げていました。

そして、ヒールとなる藤井勘解由を演じた亀治郎の悪役っぷりが見事。

本当に憎々しい表情で演じていました。

時代劇の王道である勧善懲悪というのが分かりやすくて良かったですね。

春、夏、秋、冬、そしてまた春と、日本の四季が映し出されます。

登場人物たちの感情の部分も含めて、日本らしさとは何か、そんなことを突きつけられていたような気がします。

年配の方が多かったですが、若い世代もチラホラといました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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