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オススメ!映画紹介『サヨナライツカ』鑑賞

Sayonaraitsuka

結婚後はパリ在住で出産&育児で休業していた中山美穂が、夫である辻仁成氏の代表作の映画化作品で女優復帰。

『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督作品ということで、タイが舞台で、日本人が日本語で演じる、韓国映画ということになっております。

1975年、バンコク。イースタンエアラインズ社に務める東垣内豊がバンコク支社に赴任する。東京に残してきた婚約者の尋末光子との結婚を3ヵ月後に控えていた。端正な容姿と優しい性格で、職場での信頼も厚く、日本人会の女性の人気を独占する豊だったが、彼の婚約記念の祝宴で、艶やかな美貌と官能的な魅力を漂わせ、じっと豊を見つめる真中沓子と出逢ってしまう。
数日後、沓子は突然豊のアパートを訪れ、光子のことを思いながらも、沓子の魅力に抗えない豊は、言葉を交わす時間すら惜しむように2人は体を重ねる。こうして、沓子の暮らすオリエンタルホテルでの愛欲の日々が始まる。
毎日夜の8時に電話してくる光子は、「あなたは死ぬ前に、愛したことを思い出しますか、それとも愛されたことを思い出しますか。」とたずねてくる。結婚式が近づき、自分を信じている光子を思い、豊は沓子との関係を断ち切ることにする。しかし、想いは募り、沓子への気持ちを抑えることが出来ない。一方、恋愛は遊びと割り切ってきた沓子も、豊への気持ちが本心であることに気付き、叶わなくても、豊への愛を貫くことを心に決め、ニューヨークへと旅立っていく。
25年後、光子と結婚し、副社長に昇進した豊は仕事で再びバンコクを訪れる。宿泊先のオリエンタルホテルで、VIP担当として彼を待っていたのはに沓子だった。彼女は豊を待ち続け、ここで働いていたのだった。自分が深く沓子を愛していたことに気付く豊。
その後、再び沓子に会うためにバンコクを訪れた豊だったが、沓子はすぐには会おうとしなかった。

中山美穂って、凄い女優なんだな、って改めて気付かされました。

大熱演です。

スクリーンの中に、沓子という女性が生きていました。

情熱的で官能的だけど、痛くて、悲しい女性として。

ラブシーンがあるとか、ないとかでなく、とにかく彼女を観て欲しい。

衣装も素敵ですね。

でも、一般の人にはマネは難しそう・・・。

20代後半と60歳目前位の役ですが、女優陣はメイクと髪型でそれなりに見せていました。

男性は難しいですよね。

他の重役は年配の俳優が演じていて、肉付きとか、声とかが明らかに違う。

でも、監督の描きたい世界では、他の俳優が演じるというのはなかったと思うのだけど。

1つ上手いな、と思ったのは、豊の二人の息子のエピソード。

一人は自由奔放なロックシンガー、一人は学年トップの優等生の高校生。

豊の持っている正反対の二面性を二人の息子が受け継ぎます。

石田ゆり子の演じた光子は凛としているけど、悲しいですよね。

古き、良き時代の妻のイメージ。

男には愛人がいて当然、妻たるものはそれに毅然と向かい、家を守る。

沓子と光子も、豊の二面性の鏡みたいですよね。

石田ゆり子が一見柔らかくて、実は強かな女性というのを、さらりと演じています。

さて、そもそも辻仁成氏との馴れ初めは、この作品を映画にするという企画で7年前に顔合わせをしたことだとか。

その企画は実現しませんでしたが、時を経て、外国人監督が「韓国でも大ヒットした岩井俊二監督の『Love Letter』のファンで、その主演女優で映画を撮ってみたい」という、ある意味偶然がもたらした奇跡のようなキャスティング。

絶対に演じたいと思ったのだろうなぁ。

映画監督でもある仁成は、どう観ているのだろう・・・。

少し気になります。

これはオススメです。間違いないです。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督作品。辻仁成の同名小説の映画化だ。主演は原作者・辻仁成の妻でこれが12年ぶりの映画復帰作となる中山美穂。共演に『蟹工船』や『ゼロの焦点』の西島秀俊、『MW-ムウ-』の石田ゆり子、『新宿インシデント』の加藤雅也が出演している。「人間は死ぬ時、愛されたことを思い出すのか、それとも愛したことを思い出すのか」切ない恋が今始まる―。... [続きを読む]

受信: 2010年1月28日 (木) 23時10分

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