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オススメ!映画紹介『BANDAGE バンデイジ』鑑賞

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予告編や音楽番組で赤西君が主題歌を歌っているのを観て、ずっと気になっていた作品でした。

日曜日の朝に、小林武史氏、岩井俊二氏、赤西君の対談をTVで観ていて、決めました。

1990年代。アサコとミハルは、都内の高校に通う普通の高校生だったが、親の借金でミハルが学校を辞めることになった。最後の登校日、ミハルはアサコにLANDSというバンドのCDをプレゼントする。
数ヵ月後、アサコはミハルとLANDSのライブに行き、彼らの楽屋に忍び込み、そのまま打ち上げに参加してしまう。ヴォーカルのナツは、アサコのことを気に入り、LANDSの練習スタジオへ連れていく。そこには、ユキヤや、キーボードのアルミたちが音楽にすべてを注ぎ込む姿があった。LANDSの練習を見て喜んでいたアサコだったが、マネージャーのユカリは彼女をスタジオから追い出してしまう。しかし、ナツが体調を崩したユカリの部屋にアサコを行かせたことが切っ掛けとなり、アサコはLANDSのマネージャーとして関わっていくことになる。
バンドを取り巻く事務所や音楽プロデューサーら、大人たちの葛藤や欲望を巻き込み、LANDSがメジャーへと上り詰めていくなか、メンバーたちには確執が生まれていく。

岩井俊二氏の脚本ということで、テイストとして岩井ワールドに通じるものはあったと思います。

しかし、小林監督の本職は音楽家ということで、音楽と映像の一体感、そして、音の使い方(聞かせる、聞かせない)は見事で、まんまとマジックにかけらた感じです。

対談でも話題になっていた長回しのシーンは、緊張感があって、リアリティがあって、観ていて痛かった。

全体として、描き方がロックっぽいというか、岩井監督より男っぽい印象を受けました。

ジャニーズの中では艶のある歌い方をする赤西君ですが、いつもとは歌い方も変えて、LANDSのナツとして、チャラチャラしていそうで、自分に自信を持てない青年として、スクリーンの中に生きていました。

赤西君と北乃きいチャンは、凄くナチュラルにしゃべっていて、セリフを言っている感じではありませんでした。

北乃きいチャンは、岩井プロデュースの『ハルフウェイ』で、決まり事はシチュエーションだけで全てアドリブという演技を経験していて、彼女のポテンシャルは分かっていたつもりでしたが、今回は脚本の言い回しをアレンジすることすらなかったそうだ。

これには結構驚きました。

普通の女子高生が軽い気持ちで業界に入ってしまい、傷ついて、でも前を向いて歩き出すという成長物語という見方もあります。

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LANDSの中では、プロのドラマーである金子ノブアキ君は当然として、孤高の天才ギタリスト・ユキヤを演じた高良健吾君、アレンジも手掛ける紅一点のアルミ役の柴本幸が格好良かったですね。

それから、岩井組の常連の伊藤歩ちゃんは出てくるだけで嬉しくなるし、アサコの親友役の杏がインパクトが強くて、彼女もまた格好良い。

面接のシーンでアサコの履歴書が映るのですが、1972年生まれとなっていたので、僕の1つ下の設定ですね。

僕自身、コピーバンドで歌っていたし、同じ時代を生きていた感があったのだけど、物語としてはいつの時代でも、どこの場所でも成立する普遍的な青春映画になっています。

とにかく彼らの痛みに共感できるし、そして、そこには愛がありました。

ラストシーンの後の彼らが気になります。

ジャニーズということで一番広いスクリーンを用意したせいもあってか、結構ガラガラだったのが気になりますが・・・。

次は岩井俊二監督作品が観たいと思ったら、ハリウッド映画のオムニバスに参加しているようですね。

期待しています。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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