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愛読書!『ブラックペアン1988/海堂尊』

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『チーム・バチスタ』シリーズの海堂尊氏が描く桜宮市クロニカル。

今回はそのビギニングとも言える作品です。

バブル絶頂の1988年。佐伯教授が君臨する東城大学総合外科学教室に、アメリカ帰りの帝華大の異端児・高階講師が、新兵器を手土産に送り込まれてきた。
「スナイプAZ1988」を使えば、困難な食道癌の手術が簡単に行えるようになる、と言う。数ヵ月後、スナイプによるオペは、目覚しい戦績をあげ、佐伯教授は無謀にも若手外科医のみでオペを命じ、高階講師の切った啖呵の是非を問う。
腕は立つが曲者の外科医・渡海の不敵な笑みに、口が達者な俊足サイドバックの一年坊の世良が走り回る。

ミステリーっぽくないけど、もしかすると『チーム・バチスタ』よりも好きかも。

田口先生を不幸に突き落とす高階院長が、講師として赴任したはねっ返り者で、名院長の佐伯から邪険に扱われている。

不定愁訴外来の藤原看護士は現役バリバリの看護士長だし、花房主任は新人の機械出しとして登場する。

藤原看護士の猫田士長の評価はこの時のことなのか、と可笑しくなる。

さらには、田口、速水、島津の同期3人が、学生として外科研修にやって来て、それぞれの未来を暗示しているのも、面白かったです。

黄金地球儀とか、碧翠院とか、他の作品のネタもゴロゴロしている。

それでいて、高階講師をあしらいながら、心の底では何を考えているか分からない佐伯教授や、佐伯教授と因縁のありそうな渡海医師との確執に興味がそそられる。

今はまだどっちなのか分からない世良の真っ直ぐな性格も魅力的。

単なるビギニング物ではなくても良いのになぁ、と思っていたら、続編もあるのだとか。

新人外科医の世良の成長も楽しみですね。

文庫版『イノセント・ゲリラの祝祭』も刊行されましたが、今後はどの年代の、どんな話が飛び出すか、順不同で楽しめる訳ですね。

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