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愛読書!『T.R.Y. 北京詐劇/井上尚登』

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中国・辛亥革命のために日本陸軍から武器を騙し取った史上最高の天才ペテン師・伊沢修の4年後を描いたヒット作の続編。

前作が織田裕二主演で映画化された際に、舞台挨拶で「続編を書きます」と言ってしまったことから始まったプロジェクトらしいです。

今回、騙されるのは実在の人物である袁世凱です。

辛亥革命から4年。革命政権は崩壊し、軍閥が政権を強奪していた中国は、欧州で勃発した戦争の影が落とされていた。
そのころ、天才詐欺師・伊沢修は、時の権力者・袁世凱に極上の中国料理を給仕していた。その褒美として、伊沢はある遺跡の発掘の許可を願い出ていた。
幻と言われていた殷の国のものと思われるその遺跡は、袁世凱の祖先ともつながりがあると、伊沢は言う。
稀代の陰謀家を権力の座から引き摺り下ろす、世紀のペテンの幕が、切って落とされた!

革命党内の裏切りや体力には自身のない(?)詐欺師の伊沢のアクションもあって、冒険活劇にワクワクしました。

伊沢以外にも、朋友の関虎飛、元カノの愛鈴など、前作の人物が登場して活躍します。

新橋芸者の喜春姐さんもチラリと登場して、憎いです。

新たな登場人物の中では、天才料理人の少女・江燕も印象的です。

伊沢に恋心を抱き、愛鈴に敵意むき出しなのも、可愛らしい。

それから遺跡の場所を知るドイツ人を迎えに、徳島県の富東俘虜収容所を訪れるのですが、ここは戦時中の日本で第九コンサートを行ったことで有名な場所です。

小説の中でも、第九コンサートで警備が手薄になった隙に脱走するという下りがあって、関心しました。

大きな嘘も、真実を織り交ぜられると本当っぽく見えてしまうから不思議ですね。

フィクションですが、ここでドイツ人がサッカーを教えていて、その中の少年がベルリンオリンピックのコーチとして渡独するのですが、捕虜と地元民との交流というのがあったというのが、今から考えると不思議で、でも長閑な田舎ならではのエピソードなのかなぁ。

500ページ以上ありますが、それも苦になりませんでした。

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