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2009年11月

トップリーグ09-10第8節!NECvsサントリー@柏の葉公園総合競技場

つくばエクスプレスに乗って、2年振りに柏の葉へ行ってきました。

バスの時間とぴったり合ったので、スムーズに競技場へ行くことが出来ました。

天気は下り坂と言われて、雨具を持って行ったのに、降らなかったし。

NECは今シーズンまだ1勝しかしていないのですね。

しかし、サントリーも中断明けにスタートダッシュをかけるべく、しかも昨日1位の三洋電機が大量得点で勝ってますから、負けられないですよ。

仙台で負傷した平浩二君の復帰が来週になりそうということで、剛ちゃんがスタメンでは初の13番で登場。

CTBでボールに触れる回数が増えて、切れの良いアタックが見られるのではないかと期待してました。

白いシューズが目立ってました。

剛ちゃんもカナダ戦で腰を打っていたこともあってか、途中交代してしまいました。

FBのザワは、昨シーズンは背番号11にこだわりましたが、今日は15番でした。

最後の砦としては、ディフェンス、キック、相手のキック処理、冷や汗ものなんですけど・・・。

それでも、トライ2つ。

両方とも22mラインから左隅でしたが、最初のトライは個人技で抜け切った感じでした。

トップリーグの累計トライ数はザワが1番ですが、三洋電機の北川智規が猛チャージで迫ってますから、2つは良いですね。

マン・オブ・ザ・マッチは、SOでスタメン出場の野村直矢。

キックも冴えていたし、試合を決めたと言っても良いトライを決めましたね。

後半に剛チャンの代わりにCTBに入って、相手選手と接触。

左膝を伸ばしたように見えたのだけど、大丈夫だったのかな?

今日は秀悦がWTBとしてリザーブに入っていたけど、バックスは怪我人が多いのですかね?

フォワードの方では、今日はスクラムがなかなか決まらなかったですね。

でも、仕事人の元ちゃん、竹が惜しみないファインプレイを見せてくれました。

元ちゃん、年々元気になっているように見えるなぁ。

後半、試合が決まったので、NECのSOに栄次入って、WTBも甲子郎だったし、権丈も出ていたので、一瞬、NECを応援しちゃいました。

そうしたら、ラスト5分で2トライ。

クワバラ、クワバラ。

調子に乗ると、そのまま行っちゃうNEC。

今日はエンジンに火が付くのが遅くて良かったですね。

とりあえず、41-15で後半戦も白星スタート。

来週は熊本なので、応援には行けません。

コカコーラ・ウエストは何気に大物食いのチームだけど、今日みたいな調子で勝っていただいちゃいましょう。

再来週の甲府は応援に行けそうです。

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第10回東京フィルメックス・特別招待作品『春風沈酔の夜』

日本でも『ふたりの人魚』、『パープルバタフライ』、『天安門、恋人たち』等で有名なロウ・イエ監督の最新作。

今年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した話題作です。

南京。教員のリンは夫のワンが浮気をしていると疑い、大学を卒業してフリーターをしているルオを探偵として雇い、夫を尾行させる。その結果、ワンの密会の相手は女性ではなく、ゲイの青年ジャンだったことが判明し、リンはショックを受ける。リンとワンの結婚生活は破綻し、ジャンもワンから距離を置くようになってしまう。
一方、ルオは興味からジャンに近付き、飲み仲間として付き合うようになる。ルオにはブランド品の不法コピーの工場で働くガールフレンドがいたが、ジャンとも恋愛関係に発展してしまう。そのことを知ってしまったガールフレンドの取った行動は・・・。

設定は知っていたのですが、開始早々に貸しペンションで抱き合うシーンが展開し、驚きました。

その後も何度もベッドシーンは色々な組み合わせであるのですが、卑猥な感じはなくて、普通の生活の一部というか、当然のこととして描写されていたのが印象的でした。

その辺がアート系作品と言われるところと思います。

過激な設定にばかり目がいきがちですが、リンとワン夫婦、ルオと彼女という男女の恋愛もきっちりと描かれていて、女性の比重も低くありません。

二組の男女にジャンが絡んでくるわけですが、夫を寝取った男に詰め寄る妻と恋人を共有する道を選択しようとする女を対比させます。

・・・だけど一筋縄ではいかない訳です。

それは、男同士だからということではなく、異性同士の恋愛でも同じことではないかなぁ、と思います。

映画はジャンを中心に描かれますが、個人的には、ルオという青年をもっと掘り下げてみても面白かったのではないかなと思いました。

Q&Aで「作品から希望が感じられなかった」という質問があったのですが、「中国という国は色々問題はあるが希望に満ちていると信じている。小さいながらも事業を興し、愛する人と暮らし始めるジャンは十分に希望の中にいる」と回答したのが印象的でした。

現時点は日本での公開は決まっていないそうです。

ディレクターの林加奈子さんが「今日はロビーで配給会社の社長さんを何人かお見かけしましたが、会場の反応を見ていただければ、きっと間違いないでしょう」と仰っていました。

さて、どうなりますか。

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トップリーグ09-10第8節!三洋電機vs神戸製鋼@秩父宮ラグビー場

中断していたトップリーグが再開。

三洋電機と神戸製鋼と言えば、トップリーグになる前は決勝戦の定番カードでした。

だけど、あの強かった神戸は何処に・・・。

第1試合にNTTコムと三菱重工相模原の試合があったのですね。

栗ちゃんも先発で出場していたみたいです。

見逃しました。

さて、怪我で日本代表を辞退したSH田中は、まだ復帰しておらず、どんな感じになるのかな、と思ったけど、高安も悪くなかったですね。

SOのトニー・ブラウンのキック、パス、タックル・・・。

スゴイですね。惚れ惚れします。

トニー・ブラウンが密集に捕まっている時は、CTBに入っている入江がSOになれるのが、また良かったですね。

一方、神戸は伊藤剛臣が出てました!

フォワードに激飛ばしてました。

セレクションマッチで脚を負傷したCTBのイマム雄太も復帰。

今日はアタックかける回数も多く、立ち上がれなくなるシーンもあって、ヒヤリとしました。

SH・後藤翔太、SO・森田恭平のハーフ団。

二人とも学生の頃の方が輝いていたなぁ・・・。

神戸は、前半にトライを3つ取られたものの、攻めていたので、後半に追いつくかなと期待したのですが。

三洋のディフェンス力と、小さなハンドリングミスで、何度もゴール前に攻め込みながら、トライが取れず、フラストレーションが貯まります。

後半のラスト10分で、セットプレイから押し込んでトライを奪ったものの、時既に遅し。

50-5の大差で三洋が勝利を収めました。

ちょっと点取られ過ぎだなぁ。

三洋電機とサントリーの勝ち点差は2。

このままいくと4トライのサービスポイントを取った方、得失点差の大きい方が有利になる可能性が高いので、三洋は勝っても僅差の方が面白いのですが・・・。

明日は柏の葉でNECvsサントリー戦。

天気、あまり良くないみたいだけど、応援して来ます!

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オススメ!映画紹介『きみに微笑む雨』鑑賞

Kimiame

東京国際映画祭で上映された『愛してる、成都』と共に、四川大地震後のプロジェクトとして製作された一作。

韓国のホ・ジノ監督が撮った、中国資本による、セリフのほとんどが英語というラブストーリー。

建設機械メーカーに勤めるパク・ドンハは、大地震から1年が経った中国・成都に出張する。
初日、観光として立ち寄った【杜甫草堂】で、観光ガイドをしている米国留学時代の友人メイと10年振りに再会する。
その夜、二人は酒を飲みに行く。ドンハは「留学時代、メイのことが好きだった」と告げるが、メイは「そんな素振りはなかった」と二人の記憶はすれ違う。
翌日、ドンハは商談を終えたあと、震災の爪痕にショックを受ける。
夜、二人は再び食事をし、夜の街を散歩する。
広場でワルツを踊っていると、突然、雨が降り出し、軒下に駆け込む。
メイは『良き雨は降る時を知っている』という杜甫の詩を引用する。
帰国のため空港に向かったドンハに、「渡したいものがあるので空港に行く」とメイから連絡が入る。ドンハは滞在を延ばすことにする。
パンダ公園でデートを楽しみ、唇を重ね、ドンハはメイをホテルに誘う。
しかし、メイは「結婚している」とドンハに告げる。

ホ・ジノ作品らしさと、らしくなさの混ざった作品でした。

これまでの作品は、偶然に出逢った男女の恋愛感情を繊細な映像で見せてきた。

しかし、今回は10年振りの再会から恋が始まる。

ラブストーリーとしてはオーソドックスだが、ホ・ジノ作品としては新鮮でした。

竹林を渡る風の揺れと音、というのは『春の日は過ぎ行く』の中の風景にも似ていて、美しかった。

それから、常に死がそばにあること。

『八クリ』や『ハピネス』では、死と隣り合わせの主人公が恋に落ちていくし、『四月の雪』では危篤状態の配偶者を看病する男女が主人公だった。

(『春の日』は、お祖母ちゃんの死が一つの区切りになるという変化球でしたが。)

そして、今回は・・・。

以前、舞台挨拶で「成就しない恋愛こそ心に残る」と言っていたホ・ジノ監督。

数年前に40代で結婚されたことが影響したのかどうかは分かりませんが・・・。

観客の年齢層が高いのは仕方ありませんが、鑑賞態度が良くないのはいい加減にして欲しい。

本編中でもおしゃべりし放題。

終いには、お菓子を配りだしてガサゴソ、ガサゴソ。

ホ・ジノ作品は「音」も重要な要素なだけに、非常に残念でした。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『笑う警官』鑑賞

Waraukeikan

僕の最初の映画体験は、アニメと角川映画だと思っている。

多くの話題作を世に送り出したプロデューサー角川春樹氏が、12年振りにメガホンを取った作品。

佐々木譲氏の原作は以前に読んでいましたが・・・。

北海道警察では不祥事が続いていた。生活安全課の刑事による覚醒剤の横流しや、道警幹部による裏金が噂され、現役警官が証言台に立つ「百条委員会」が道議会で可決されたばかりだった。
そんな、ある朝、札幌市内のアパートで女性の変死体が発見される。被害者は元・ミス道警の婦警だった。殺人事件として捜査が始まるが、早い段階で容疑者として挙げられたのは、1年前まで交際していた巡査部長の津久井だった。しかも、捜査本部からは異例の射殺命令までもが出される。
佐伯警部補は、警察上層部の素早い動きに違和感を覚えていた。津久井は、ある事件の捜査でコンビを組んだ津久井は佐伯の盟友だったのだ。
佐伯は、同僚の婦警・小島やその部下で新人警官の新宮など、信頼できる仲間を集め、秘密裏に事件の捜査を開始する。
そして、明日開かれる「百条委員会」で証言台に立つ予定の警官が津久井であることが判明し、彼らは道警内部の闇に踏み込んで行くことになる。

実話をベースにしているノンフィクション小説の原作ですが、更にエンターテインメント性を推し進めた作品になっていました。

監督の好きなジャズが流れているということもあって、昔の作品である『キャバレー』にも通じるハードボイルドっぽさを狙っていると言うのか・・・。

大森南朋と松雪泰子の、バツイチ同士の、大人な男女の微妙な恋愛感情とかは、まぁ、良いのですけど・・・。

ノンキャリvsキャリアの構図というか、事件の黒幕とかは必要あったのだろうか。

どうでも良いのだけど、大森君、髭なんて生やしちゃうと、麿赤児さんにそっくりですね。

津久井を演じた宮迫も完全に役者していて良いのだけど、出来れば電話の声だけで押し通して欲しかったかなぁ。

佐伯の情報屋の一人として、片足の不自由なパチンコ屋店員役で松山ケンイチがカメオ出演。

(その割りに目立っていたが・・・。)

監督の中では「松ケンは『大和』でブレイクした」というのがあるみたいですね。

小説の方では続編が出版されて、その後の佐伯、津久井、小島が描かれています。

映画の方も続きがあるような終わり方をしていますが、設定をいじってしまった分、小説通りに続けるのは無理があるかもしれませんね。

「ヒットしなかったら、映画界から撤退」と言っているみたいですが、別にそこまでしなくても、と思う次第であります。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『なくもんか』鑑賞

Nakumonka

【脚本・宮藤勘九郎&主演・阿部サダヲ】ならば、面白くないはずがない。

しかも、共演が瑛太君と竹内結子とくれば、間違いない、と映画館へ向かった。

幼い頃に父親に捨てられた祐太は、東京の下町・善人通り商店街の【デリカの山ちゃん】の店主に引き取られ、実の息子のように育てられた。母親のお腹の中にいた弟の祐介とは、お互いの顔も知らずに生きてきた。
大人になった祐太は、頼まれごとをされると断ることができない、究極のお人好しだったが、商店街の顔として、【山ちゃん】を行列のできる超人気店に成長させていた。
一方、祐介は、赤の他人である金城大介との兄弟漫才【金城ブラザーズ】として、超売れっ子芸人になっていた。
そんなある日、10数年振りに【山ちゃん】の一人娘・徹子が帰ってくる。子供の頃はデブで不細工だったが、別人のような超美人に変わっていた。そんな徹子を問い詰めることなく笑顔で温かく迎え入れた佑太は、初代店主の「デブじゃなきゃ、嫁にもらって欲しい」という遺言を受け、めでたく結婚することになる。
そして、戸籍謄本から【金城ブラザース】の佑介が、実の弟であることを知ってしまう。

もう次から次へとクドカン・ワールド炸裂!

阿部サダヲ、ズル過ぎる!面白い。

でも、まぁ、○○○ちゃんネタは、他のドラマとかでもやった役なので、もういいかなというのはありましたが・・・。

瑛太君は、お笑いの時と私生活の部分でギャップがあって、ある意味で一線置いたポジションにいる感じがして、それが合っていた。

竹内結子は、とにかくキレイでした。

ここまでキレイなら整形美人でも許しちゃう的な美しさです。

ドラマとかでも突っ込みっぽい感じの役が多いのですが、ややクドカンのノリとは違う感じはしましたが・・・。

このところ「主役じゃない主演」ってポジションが増えてますね。

軽い認知症の女将さんのいしだあゆみさんのはじけっぷりは見事!

白髪になってもモテ男の父親役の井原剛志さんもオイシイ役でした。

短い時間で、笑いあり、笑いあり、でも最後にホロリとさせて、笑わす、というエンターテインメント振りは流石です。

肩肘張らずに楽しめる映画なら、絶対にオススメですね。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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第10回東京フィルメックス・コンペティション『息もできない』

Breathless

青山から有楽町に移動して、フィルメックスで映画を鑑賞してきました。

各国の国際映画祭で絶賛され、韓国国内でもヒットした『息もできない』。

色々な意味で痛い映画でした。

情け容赦ない借金取りのサンフン。母親と妹の死の原因を作った父親に対して強い憎しみを抱き、その苛立ちをぶつけるかのように周囲に暴力的にふるまっていた。
15年の刑期を終えて出所してきた父親に生活費を渡しに出掛けても、殴る蹴るの暴行を加えていた。
ある日、サンフンは女子高生のヨニと知り合い、親しくなる。全く臆することなくサンフンに立ち向かってくる気が強いヨニだったが、彼女もまた父親と弟との間で問題を抱えていた。
サンフンとヨニは、それぞれの環境から逃避するように一緒に過ごすようになり、お互いに奇妙な親近感を覚えていくようになる。
そして、心に芽生えた温かい感情のまま、チンピラのような生活から足を洗おうと決意するのだったが・・・。

監督であり、主演でもあるヤン・イクチュンのインパクトが強烈。

これでもかとばかりに暴力的ではあるのだが、ヨニや姉、甥っ子に見せるぶっきらぼうな優しさが、根からの悪ではないことが理解できる。

父親を殺してやりたい程に憎しみながら、ある時に、本当は愛していたことに気付いてしまう。

漢江の河原で、父親に包丁を突きつけられて家を飛び出したヨニと二人、静かに泣くシーンは印象的でした。

崩壊した家族は、一連の事件を通じて、新しい家族へと再構築されていく。

一方で暴力の連鎖は、サンフンからヨニの弟へと引き継がれる形でつながっていく。

ここに映像ならではの大胆な仕掛けがあって、運命と言うか、縁が濃いと言うか、そういう物語だったのか、と観客だけが気付くことができます。

長編デビュー作で、こんなに心にズッシリと響く映画を作ってしまうなんて、驚きですね。

来年の春、渋谷のシネマライズでの公開が決定したどうです。

日本人にどのように受け容れられるのでしょうか?

非常に楽しみです。

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ラグビー2009! 関東大学対抗・早慶戦@秩父宮ラグビー場

今年最後の三連休。

晴→曇→晴で、本日もラグビー日和。

11月23日は恒例のラグビー早慶戦。

久し振りにスタンドを埋め尽くしましたね。

着いたのがギリギリだったので、早スポもらえなかった。

(後で、手に入れたけど。)

世代的にTVドラマ『スクールウォーズ』の影響もあるけど、僕がラグビーを観るようになったのは高校生の時。

TVで観た雪の早明戦。

早稲田を応援して20年以上になりますが、現在の慶応の監督はサントリーの林雅人氏なので、強化の状況が気になる存在です。

元々がひたむきなタックルというイメージだけど、ディフェンスが固いのだろうなぁ、と。

早稲田は何人かが日本代表の選考に呼ばれて、代表入りしたSO・山中はリザーブスタートなので、その辺の影響も気になるところでした。

結果は、20-20のドロー。

特に前半に攻められて、13-13としたものの、慶応がトライ数で先行します。

早い時間にFB田邊が頭を打って退場したのは痛いですね。

代わりにスピードスターの11番中浜がFBに入り、ラインサイドを駆け抜けるというシーンがありませんでした。

逆に早稲田の株を奪う形で慶応のWTBに走られて、ラインが微妙にずれたのかもしれませんね。

後半は早稲田が攻めて、攻めて、攻めたけど、慶応のディフェンスを崩せなかった。

慶応の反則が続いて、桜岡レフリーが何度も注意していたので、「次に同じ反則を犯したら、認定トライか」というシーンでも、早稲田が自滅していました。

最後にSO・山中が登場して、スタンドは沸きました。

確かにキックやパスだけでなく、自ら前に突破することが出来る彼の「前が見えている」という目には可能性を感じます。

しかし、この時間帯は、防戦一方の慶応の消耗が最も激しかった時間帯。

山中のトライで同点にしましたが、それしか決められなかったのは厳しいですね。

今日の早稲田は「フォワードで攻める」という意思統一はあったみたいだけど、攻め切れていないのだから、固執せずに臨機応変に行っても良かったのでは。

山中のトライの後、僕は「山中、ドロップゴール」と叫んでいました。

ペナルティもらった時、確かに慶応は疲れていたけど、あそこはPG狙いだろうなぁ。

試合後、有田隆平が泣いていたのが印象的でした。

早稲田が優勝するには、次の試合で、帝京が慶応に勝って、早稲田が明治に勝たないといけないという、本当に首の皮1枚でつながった状態。

1位で通過しておかないと、正月に東海大と対戦する可能性が高くなりますからね。

12月6日の早明戦には、また沢山の学生に来場してもらって、今度は気持ち良く『紺碧の空』を合唱してもらいたいですね。

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第10回東京フィルメックス・韓国映画ショーケース2009『執行者』

Shikkousha

毎回、韓国の最新のヒット作や話題作を紹介してくれる【韓国映画ショーケース】が、今年はアジアの優れた作品を上映する【東京フィルメックス】と合体しました。

今日、鑑賞したのは元g.o.d.のユン・ケサン主演の『執行者』。

新任刑務官としてソウル刑務所に赴任したジェギョンは、服役囚を暴力的に扱うことも辞さない先輩刑務官ジョンホの指導を受け、曲者揃いの服役囚との付き合い方を覚えていく。
漸く、刑務所での仕事に馴染んできた頃、ある連続殺人事件の死刑囚に対する世論の非難がきっかけとなり、韓国で12年振りに死刑執行が行われることになった。
刑務官の誰もが執行担当者になることを免れようとする中、ジョンホは自ら志願し、ジェギョンも不本意ながら執行者に選ばれてしまう。

ジェギョンは、どこにでもいそうな普通の青年。

職場を離れれば、公務員試験準備中の彼女もいれば、朝までベッドで過ごすこともある。

これまで青春映画やラブコメが多かったケサンの大人になりきっていない少年のような魅力が、ジェギョンの成長の物語に合っていた。

一方、これまで犯罪者を演じることも多かったチョ・ジェヒョンが、もう一人の刑務官ジョンホを演じている。

暴力を冒した罪で収監された人たちに、矯正として合法的に暴力を加えるという、紙一重の刑務官をその野性味で演じている。

だから、40歳で独身で、見合いでの失敗シーンは要らなかったような気がしました。

でも、それも前半の話。

後半は、死刑執行の中で、苦悩する人々が描かれていく。

12年振りの執行ということで、囚人と友情が芽生えてしまっていたり、引退しても、未だに悪夢にうなされているOBもいたり、世論は正しいことと言うが、当事者となってしまうと割り切れなさが残ってしまう。

酒に溺れたり、強迫観念や妄想に囚われたり・・・。

守秘義務の中で、家族や恋人とすれ違ってしまうこともある。

今日の自分は昨日の自分とは明らかに違うけど、今日が終われば、また同じ繰り返しの明日が待っている。

ラストでは、ケサン演じるジェギョンの顔つきが変わって見えてきて、作品のクオリティは非常に高いと感じた。

Q&Aでは、刑務所に勤めている女性の質問があり、監督が「刑務官の描き方に不満があったら、申し訳ない」と恐縮していました。

また、韓国では公開3週目でまだ上映しているそうですが、1日に1、2回、しかも、朝と夜の観客の入りづらい時間帯の上映になっているそうです。

DVDの販売などの二次需要のない韓国では、映画館での上映が全てであって、無名の新人監督には厳しい時代になっていると聞きます。

「日本で公開してもらえると嬉しい」というのが、素直だなと思いました。

25日(水)の19時~、有楽町スバル座で、再上映されます。

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ラグビー2009秋! 日本代表vsカナダ代表@秩父宮ラグビー場

秋空高く晴れ渡り、ポカポカ陽気の土曜日。

結構、観客入ってましたね。

先着1万名にプレゼントの『アカクソマレ』クリアファイル。

全部、無くなったみたいです。

バックスリーは、11番ザワ、12番ライアン、15番剛チャン。

平君が第1戦で怪我をしてしまったのは残念ですが。

もちろん、PR3は畠で定着。

本日は真壁もリザーブに入っていて、初キャップの予感。

先制は、トゥプアイレイのパスがつながって、剛チャンが飛び込ました。

全般に渡って、ライアン、トゥプアイレイのCTBコンビが効いていましたね。

それから、SOのショーン・ウェブも、フェイクや飛ばしパスなど技が豊富で惚れ惚れしてしまいました。

フォワードは、カナダの大型フォワードに押されてましたね。

密集では、あれ?という間にボールを獲られているし、スクラム、ラインアウトもカナダが優勢でした。

ラインアウト・・・。

今日のスローワーは堀江翔太でしたが、チャンスのはずのセットプレイで、最後まで修正しきれなかったですね。

セレクションマッチでの青木の怪我が悔しいですね。

後半はカナダがずっと攻めている感じでした。

ディフェンス、頑張ってましたね。

よくノートライで押さえたよなぁ。

膝を痛めた遠藤に代わって入った五郎もトライ1本、決めてくれて良かった。

遠藤、松葉杖ついてたけど、大丈夫かな?

ハーフタイムで交代した剛ちゃんも足引き摺ってたなぁ・・・。

来週から再開するトップリーグが心配です。

真壁、大学生の木津も初キャップ達成!

吉田朋生って、なかなか球が出てこないから、トリッキーな矢富のハーフを見たかったなぁ。

折角、将来のために代表入りさせたSO山中も使って欲しかった。

(明後日、リザーブに入るなら、爆発してもらいましょう!)

日本が27-6で勝ちましたが、スカッと爽快ッ!って感じでもなかったかなぁ・・・。

でも、カーワンになってから固定メンバーも増えて、チームとしてのまとまりというか、強くなっているのは間違いないと感じます。

ランキングもカナダを抜いて13位。

次は南太平洋勢を抜いて、トップ10入りが目標だそうだ。

そうしたら、欧州勢との試合が秩父宮でも観られるのかな・・・。

2009年の日本代表は本日で見納め。

また、春シーズンに会いましょう!

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オススメ!映画紹介『ゼロの焦点』鑑賞

Zero

松本清張生誕100周年記念となる作品。

戦後、戦争が落とした暗い影の部分が浮き彫りになる、切なくて、やり切れない気持ちになる作品です。

禎子と広告マンの憲一との結婚式から7日後。
仕事の引継ぎのため、金沢へ出張に出掛けた憲一が姿を消す。
見合い結婚のため夫の過去をほとんど知らない禎子は、失踪の理由もさっぱり見当がつかない。
夫の足跡を辿って金沢へと旅立った禎子は、得意先企業・室田耐火煉瓦会社で社長夫人の室田佐知子と出会う。佐和子は、日本初の女性市長選出に向けて支援活動に精を出していた。
また、禎子は、受付嬢の田沼久子の話すスラング交じりの英語が気になって仕方がなかった。
一方、憲一の失踪と時を同じくして起こった連続殺人事件。憲一と関わりのある人物ばかりが被害にあっていた。
夫の失踪の理由とは?
連続殺人の犯人の正体とその目的は?
全ての謎が明らかになるとき、衝撃の真相が禎子を待ち受けていた。

アカデミー三女優の演技対決と言うけれど・・・。

広末涼子の白無垢姿や西島君との温泉での抱擁シーンなど、見せ場はありました。

昭和30年代。まだ女性の社会進出が珍しい時代。

広末の演じた禎子は奥ゆかしい日本女性のイメージで、その雰囲気は割と出せていたと思います。

そのくせ、ラストの選挙事務所での小憎らしい感じも絶妙でした。

しかし、中谷美紀演じる社長夫人の演技の前では霞んでしまいます。

今回も中谷美紀の体当たりの演技はスゴイ!

目の動きやチョットした表情の変化だけで、見事に感情を表現している。

怖いし、不気味でした。

今回は助演になるのかな?

だとしたら、助演女優賞は近い位置にいると思いますよ。

木村多江さんの出番はそれほど多くないのですが、非常にインパクトのある役どころ。

教養がなく貧しい出身だけど、周囲を心安らげる雰囲気を持っていて、出逢った人、全てを包み込んでくれるよう。

中谷美紀とのクライマックスで見せた、哀しげな笑顔も秀逸でした。

ミステリーとしては、謎解きも難しくないし、原作も良く知られた作品だけに難しい部分はありますよね。

それでも、なかなか良く出来た作品だと思いました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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オススメ!映画紹介『大洗にも星はふるなり』鑑賞

Ooarai

クリスマス・イヴの大洗海岸に残された海の家を舞台にした、1幕物の演劇を観ているような作品でした。

真冬の海の家に5人の男が集まってくる。
前代未聞の勘違いナルシストの杉本、晩熟のサメマニアの松山、モテないくせに浮気願望が強い猫田、ハイテンション・バカの仁科、そして、海の家のマスター。
今年の夏、この海の家で生活を共にしたバイト仲間だった。憧れのマドンナ・江里子から「クリスマス・イヴの夜、海の家で会いたい」という手紙を受け取っていたのだ。
そこへ、海の家の取り壊しを求めて弁護士の関口が現れる。いくつもの離婚訴訟を手がけてきた関口は、彼等が語る江里子とのエピソードの真実を推理して次々と暴いていくのだった。
終いには、彼女に会ったこともない関口までもが、「私も好きだな、江里子さん・・・」とラブバトルに参戦。さらには、遅刻してきた天然・カラ回りキャラの林も加わり、男たちの争いはますますヒートアップする。
自分勝手な妄想を暴走させる7人の男たちの、どうしようもない争いの果てに待ち受ける結末とは?

『サマータイムマシンブルース』とかもそうだったけど、劇団の舞台の映画化って割りと好きですね。

まず、舞台が湘南じゃなくて、大洗ってところが良いですね。

鎌倉や江ノ島へは行けないけど、ちょっと夏に遊んでみたい、という感じでしょうか。

しかも、夏じゃなくて、真冬という設定も絶妙と思いました。

7人の男と、それぞれが描くマドンナ像という登場人物の中で、誰が主役ってことじゃなくて、割と均等に見せ場があるのが良いですね。

強いて挙げれば、東京国際映画祭のグリーンカーペットで、

「今回のはどんな役ですか」と聞かれて、一言、

「変態です」と答えた杉本役の山田孝之君。

彼がこんな役を演じちゃって良いの!?、という感じ。

意外に毛深いのを逆手に取って、一晩でヒゲが伸びちゃいます。

学生の時、終電を乗り過ごして、友達の家に泊まると、翌朝別人みたいな人相になっちゃう友達、一人はいそうですよね。

『サマータイムマシーンブルース』にも出ていたムロツヨシが今回も面白い。

佐藤二朗のとぼけたマスターも◎でした。

その気はないのに思わせ振りな罪作りな女の子を戸田恵梨香が、様々な表情で演じていて、成長したなぁ、と関心しました。

まぁ、ベースとしては、海の家に呼び出したのは、誰で、何のためかというミステリーなのでしょうけど。

最後のオチを含めて好きだなぁ・・・。

客層は結構バラバラでしたね。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『きみがぼくを見つけた日』鑑賞

Kimi_boku

すごく切ない、不思議なラブストーリーでした。

遺伝子に異変で、時空を旅する【タイムトラベラー】の運命を背負うヘンリー。
6歳の時に、歌手だった母親の運転する車の中から突然に時空を越え、元の時間に戻った時に母親の車は事故で大破していた。その後も何度も事故の時間にやって来たヘンリーだったが、母親を救うことができず、常に孤独の人生を送っていた。
成人し、図書館司書となったヘンリーは、本を探していた美しい女性クレアに話しかけられる。彼女は幼い頃に、自宅の庭にやって来た40代のヘンリーと出会い、いつしかヘンリーに想いを寄せていた。そして、いつか同じ時代のヘンリーと再会し、2人は結ばれると信じていた。
しかし、2人の前に宿命が立ちはだかる。ヘンリーの時空移動は何の前触れもなく、過去、未来、どの時代のどこに飛ぶのかさえ、自分では選ぶことはできず、再び会えるのかどうかもわからない。
それでもクレアは、愛する人とともに生きようとする。

エリック・バナ、レイチェル・マクアダムスが、それそれの年代でメイクや服装を変えて、年相応に見せています。

きっと撮影は、肉体的にも、頭の切り替えも大変だったのだろうなぁ。

最初は時間軸がメチャクチャで、分かりづらいなぁ、と思って観ていました。

しかし、最後まで通して振り返ると、その時、その時の主人公の心情と行動が分かる上、そのタイミングで恋に落ちていく二人というのがきちんと描かれていたのではないでしょうか。

映画の原題は『タイムトラベラーズワイフ』。

物語はヘンリーを中心に動いていますが、クレアの一途で真っ直ぐな純愛に注目して観た方が、すんなりと胸に落ちてくるのかもしれません。

レイチェル・マクアダムスは、『きみに読む物語』や最近では『消されたヘッドライン』なんかに出ている新進女優ですが、半端なく美しいですね。

今後も『シャーロック・ホームズ』などの公開待機作があるようなので、期待しましょう。

それから、この映画、ブラッド・ピットが製作総指揮でクレジットされていることでも注目されています。

最近の出演作がタランティーノ監督やコーエン兄弟という路線ですが、プロデューサーとしてはアンジー主演の『マイティ・ハート』といい、社会派と恋愛物とシリアスな路線が続いています。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『私出すわ』鑑賞

Watashi_dasuwa

森田芳光監督が主演に小雪を迎えて放つお金にまつわるドラマです。

民家の郵便受けに金塊が投げ込まれたことを、テレビのニュースが伝えている頃、東京から故郷・小樽に山吹摩耶が帰ってきた。
街で市電に乗った摩耶は、運転手をしている同級生の道上保と再会し、彼の高校時代から夢だった世界中の路面電車めぐりの資金を「私が出してあげる」と話し、後日、道上に摩耶から大金が届く。
高校の同級生の一人・魚住サキの夫が急死し、その通夜で顔を合わせる同級生たち。帰り道、川上孝の家を訪れる摩耶は、故障で将来を絶たれたマラソンランナーの川上に、海外での治療費を提供する。
さらに、平場さくらの希望に応じて寝室に置くミニ冷蔵庫と、夫が箱庭協会会長に就任するための資金を提供する。
次に、摩耶は養魚試験場で働く保利満の研究に資金提供をすることになる。しかし、保利が中国美女を伴って高級ホテルの一室へ入ろうとした時、摩耶が現れ、女を追い返してしまう。そんな摩耶に、溝口という男が「邪魔をするな」と警告する。
最後に、社長夫人から、お水の女に出戻ったサキに、大金の出所を問い詰められ、アパートの押入れから、サキのために残しておいた5枚の金塊を差し出す。
摩耶からお金を受け取った友人たちの夢や希望は、どうなっていくのか。

主人公である摩耶に現実感が全くないのが、小雪のミステリアスな部分にピッタリでした。

何の意図でお金を差し出すのか。何処から得たお金なのか。

そういった疑問に全く答えを見せることなく。

彼女のお母さんは植物人間状態なのですが、その病室が近未来的な印象もある不思議な空間で、面白かったです。

そして、この映画の主役はある意味では、摩耶からお金をもらった友人たちにあるのではないだろうか。

例えば、世界の路面電車を訪ねる旅を計画する道上は、その旅行のレポートを会社に提出する約束をし、有意義に使用しようと計画している。

しかし、最初は返そうと言っていた妻は、そのお金を遣う快楽を知ってしまい、受け取った金以上の借金を作ってしまう。

男達が割りと素直に有意義に使おうとしているのに対し、女達は大胆にパーッと行ってしまうのも対照的ですが、特徴を捉えていると思いました。

小池栄子が演じるさくらだけが、こんな家で大金なんて有っても仕方がない、と、寝室に冷蔵庫があれば、夜中に台所まで行かなくても飲み物が飲めたら、何て幸せなんだろう、と実に現実的なところが面白かったです。

『間宮兄弟』に出演した北川景子が、チョイ役(本当にどうでも良い役)で1シーンだけ登場します。

タイトルロールでも、「友情出演」扱いでなく、普通に脇役として小さく名前が流れていくのが、笑えました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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愛読書!『受命(Calling)/帚木蓬生』

Jumei

本屋で平積みされていて、何となく購入したのですが・・・。

700ページ近い厚さに暫く手が出せなかった1冊でした。

しかも、登場人物が前作の『受精』という作品からの継続ということでした。

読んでなくても、十分に楽しめましたけど。

日系ブラジル人医師の津村は、北京での国際医学会で知り合った北朝鮮の医師に請われて、招聘医師として平壌に赴く。
在日朝鮮人の経営するスーパーに勤務する北園舞子は、偶然に助けた緊急患者が会長の平山だったことから、付き添いとして万景峰号に乗船し、日朝でバラバラになった家族の再会に立ち合わせてもらうことになった。
そして、舞子の友人で韓国人の李寛順は、韓国へ亡命した元北朝鮮官僚の依頼で、北朝鮮に残された家族の消息を確かめるために、中国からの密入国を敢行する。
三者三様の北朝鮮入国だったが、彼らの運命が交錯する時、世界を揺るがす大事件が勃発する。

読み始めたら、スルッと行けちゃいましたね。

平壌産院での津村のパートは、彼の医師として技術の高さで、周囲に認められていく様子が描きながら、言葉は通じなくても心は分かり合える人たちとの普通に生活の中で、前途有望な医師もいたりして、「光」とか「希望」の部分を描いているように思います。

一方、密入国する寛順のパートでは、生活に困窮する貧民層が描かれ、生活のために政府に背きながら生きていく人々の強かさなんかもあり、「闇」の部分が描かれていました。

この部分には、物語の全体像につながるヒントが沢山隠れていました。

この二人に比べて、成功した在日朝鮮人会長の秘書として同行する舞子の役割というのは、少し分かりづらかったです。

ただ、外国人旅行者ということで、監視は付きながらもある程度は優遇された接待を受けているようにも取れました。

そういう意味では、「虚飾」を際立たせるためのパートだったのかもしれません。

この3人は、前作でブラジル・サルヴァドールでも運命を共にしており、出来すぎた物語ではあるのですが・・・。

【Calling】。神によって授けられた運命として受け止めようと、奔走することになります。

フィクションとは言え、現実に即した箇所もいくつもあって、ここまで書いて大丈夫なのでしょうか?

心配になってしまいました。

それでも、生命とか、生きるということを考えさせる作品となっていました。

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Live! m-flo 【10th year anniversary live we are one】@国立代々木第一体育館

イェーイ!Partyして来ました!

めでたくデビュー10周年を迎えたm-floの【MF10】Live!

イベントとかでは、ちょこちょこ観てたけど、Liveは2年前の恵比寿のアジア・ショーケース以来ですね。

今回は10周年と言うことで、LISAを中心とした、【Loves】以前の曲が多いことは想像していたのですが・・・。

MCでVERBALが「昨日も来てた人~?」と聞いていたけど。

「どうだ、昨日と違うだろう!!」

【Loves】アーティストが違ったみたいですね。

幕開けは『STAR TREK』からのお祝いメッセージ!

正装のTAKUによるDJタイム!

ヤバかったです!

そして、VERBAL登場!

ジャケットの右腕に鏡がついていて、赤いレギンスにハーフパンツがオシャレさんでした。

God姉ちゃんLISAも貫禄です。

最初の【Loves】アーティストは、Soweluでした。

あんまり【Loves】のイメージなかったけど、2枚目収録ですね。

【Loves】続くのかな、と思ったら、LISA再登場!

その後も【Loves】→LISA→【Loves】→・・・が続きます。

ホーンセッションを交えてのジャズ(ビッグバンド)風のヒップホップも格好良かった。

ホーン隊はこの後も出てきます。

Crystal Kayは2度登場しました!

最初はキーン、コーン、カーン、コーンで始まる、あの曲。

渋くなってました。

VERBALがブログで「TAKUが作ってきたLive用のRemix。ヤバイです。」と言ってたけど、本当にその通りですね。

そして、歓声が一番大きかったのは、BoAでした。

ショートになって、お初にお目にかかります。

いきなり、声、出てたなぁ~。

BoAが前半に登場ということは・・・、今夜は大物登場の予感!

いつもならLiveの顔であるエミちゃんとRyoheiは、やや控えめな露出でした。

でも、『Summer Time Love』は、MP3に常備しています。

キーボードの弾き語りでEmyliが歌い始めたので、アレ?と思っていると・・・。

DJブースにDJ Deckstreamが登場!

お皿を回しているよ!

ヤバイですね!!!

Diggy-MOも登場して、タオルタイムで盛り上がりました。

【Loves】ツアーの常連による『love comes and goes』を生で聴けました。

再び、クリちゃんが登場して、『REEEWIND!~gET oN!』のメドレー。

格好良かったです。

LISAのソロ・バラード、可愛らしいRie-fu。

MONKY MAJIKのカナダ人兄弟も格好良かったなぁ。

でも、Monday満ちるの登場で再び盛り上がりました!

情熱的な赤いジャケットをパァッと脱いで、黒いドレスで、見事なステージでした。

僕は彼女が『秋吉満ちる』の名前で女優をしていた時から知っていて、もうミュージシャンとしての方が長いのだけど、いつも不思議な気分になります。

ノンストップで走ってきて、丁度2時間。

最後の曲と呼び込まれたのは、Stringsと登場したCharaでした。

小っちゃい身体で、ものすごいパワーを感じました。

鼓笛隊の入場で始まったアンコール。

ステージの両サイドから現れたのは・・・。

野宮真貴。

そして、

CRAZY KEN BANDの代表取締役社長こと、横山剣一!

これには驚きました!

横山剣一、メチャクチャ格好良い!!

痺れました!!

LISAが「昨日はやっちまいました」と言って、初期曲&デビュー曲。

『been so long』、久々だけど、今聴いても、良いですね。

そして、Wアンコール。

この位置が定番となりつつある、YOSHIKAです。

彼女だけ、長めのMCなのもお約束ですね。

VERBALが「ツアーを一緒に回ったのに、お子さんが覚えてなかった」と落ち込んでました。

「そんなこともないんですよ」とフォローするお母さんが面白かった。

『let go』も、この季節なると聴きたくなる名曲ですね。

アコースティックの方、MP3に落としておこう。

オーラスは、やっぱりこの曲。

『Come Again』。

巻き戻して、最初から。

転調して、もう一度。

ん~、堪らないですね。

全部で3時間。でも、アンコールで1時間ってのもスゴイね。

でも、ちょっと騒ぎ足りない部分は、次のPartyで・・・。

新木場でオールのイベントやるみたいですね。

流石に、それは、チョット、ツライかなぁ・・・。

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オススメ!映画紹介『サイドウェイズ』鑑賞

Sideways

アカデミー賞脚色賞に輝いたオリジナルが大好きなんですね。

だから、日本人キャストでリメイクすると聞いて、どうなるんだろう?と非常に楽しみにしていました。

かつては連ドラの仕事をしたこともあったが、今ではシナリオ教室の講師で食いつなぐ脚本家の斉藤道雄は、留学生時代の親友の結婚式に出席するために20年ぶりにロサンゼルスに降り立つ。
俳優としてTVドラマ『キャプテン・ニンジャ』で一世風靡した上原大介は、LAの有名レストランの雇われ店長をしている。オーナーの娘と婚約し、順風満帆な人生が待っているはずだった。
1週間後の結婚パーティーに出すワインを選ぶという口実で、独身最後のアバンチュールを求めて、ワインの産地ナパ・バレーを目指し、二人でドライヴ旅行をすることになる。
着いて早々、偶然にも、かつて道雄が家庭教師をしていた田中麻有子と再会する。彼女に片想いをしていた道雄はキャリア・ウーマン風に成熟した彼女にショックを受け、一方の大介は麻有子の連れのミナ・パーカーに目をつけ、口説き始める。
一緒に食事をしたり、4人で田園地帯へピクニックに出かけたりと、距離を縮めていく道雄と麻有子だったが、「そろそろ日本に帰った方が良い」と口走ったことから、道雄と麻有子は険悪ムードに・・・。
一方、婚約者よりミナに気持ちが傾き始めた大介だったが、結婚することを隠していたことがバレてしまい、ミナにフライパンで殴られて顔面を負傷してしまう。
こうして、LAに帰り、大介とローラの結婚式は無事に終了するが、道雄は、もう一度、麻有子に会って、自分の気持ちを伝えるために、再びナパに向けて車を走らせた!

カリフォルニアの片田舎に日本人がつるんでいたら目立つだろうなぁ、というのは置いておいて、そのための設定のマイナーチェンジはあったものの、基本的には大好きなオリジナルのままのストーリーでした。

小日向&生瀬コンビがマッチしていました。

小日向さんは、「日本人が海外旅行すると、そうだよね」ってとこを狙ってくるし、脚本家のくせに自分の気持ちを伝えるのが下手クソっていうのが、妙に似合っていました。

生瀬さんはいい加減そのものだし・・・。

鈴木京香さんクラスの女優にしたら、この役は決して大きくない役けど、肩肘張って、頑張っているバツイチ女性を、自然にスルッと演じていました。

そして、片言の日本語で日系女性を演じた菊池凛子。

映画評で「彼女の片言の日本語が浮いていた」と書いている人がいたけど、僕はその反対のことを感じました。

パーカーって苗字なのだから、ハーフとか、クォーターな訳で、だったら完璧な日本語を話す方が不自然だと思いました。

あれ位の変なイントネーションの方が自然な感じがするのではないでしょうか。

それにメチャクチャ可愛かったし、大介が本気になっていくのも納得します。

この作品のもう一つの主人公は、80年代の音楽たち。

『トップガン』のサントラやシンディー・ローパーは、中学生の頃に友達から借りて、聴き始めた最初の洋楽CDでしたね。

オリジナル・スコアは、ジェイク・シマブクロのウクレレというのもポイント高いです。

オーガニックなサウンドと言われるけど、ワイン畑の田園風景に合っていました。

恋する時のドキドキを忘れた、大人にこそ観てもらいたい、そんな作品でした。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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Live! 高野寛 【LIVE 2009 Back to pop ~20th Anniversary~】@SHIBUYA AX

急に思い立って、2、3日前にチケットを買った。

良く考えたら、今日は代官山でクラウディアのLiveもあるので、そっちにも流れるのか・・・。

会場に行ったら、座席がなかった。

レイアウトが変更になったそうだ。

代わりの席に案内された。

一番右端だったけど、ステージはかなり近め。得した気分。

【第二のデビュー盤】と呼ばれる『Rainbow Magic』の曲を中心に、昔の曲を織り交ぜながらの2時間半。

再始動の幕開けとなった『Luv』からスタート。

ゆったりした感じの、心地よいポップスが並びました。

キーワードは【さわやかロック】(失笑)ですね。

プロデューサーの亀田誠治さんの笑顔のダメ出しの話。

1曲レコーディングするのに2ヶ月間、アルバム出せるだけ曲作ったのに、

「うん、良い曲だね。締め切りまで時間あるから、もう1曲作ろうか?」

と言われて、昨年末に完成したのがRockしている『Black & White』。

更に、2ヶ月。難産に難産を重ねて出来たのが、『PAIN』。

今回のアルバムを聴いて、スーッと入ってきたのが、この曲でした。

「自己犠牲の愛」がテーマなのだとか。切ないラブソングです。

それから、清志郎さんとのコラボ曲もありました。

高橋幸宏さんのプロデュースでデビューして、坂本教授のワールドツアーにギターリストとして帯同したり、バンドやセッションを含んでの20年。

今日のバンドメンバーも、そんな軌跡を示したようでした。

ソロ時代にお世話になったベーシストの鈴木正人さん。

Natalie Wiseのキーボード、アコーディオン、ピアニカの斉藤哲也さん。

動きか面白い!「一緒に飲むともっと面白い!」(by高野寛)

GANGA ZUMBAのドラムス、今日はパンディエロも叩いた宮川剛さん。

ハーフパンツじゃない宮川さんは初めてでした!

そして、コーラスは最後のソロライブでも一緒だった有里知花さん。

彼女はアジアマーケットを狙って、MIYAのプロデュースでデビューしたんでしたよね。

ギター1本での弾き語りや、星空をイメージした照明が美しいバラードコーナー。

透明な歌声に心洗われました!

『Black & White』から始まるクライマックスは、名刺代わりの『虹の都へ』、『ベステンダンク』へ雪崩れ込む。

しかし、これが並んでいても、全く聴き劣っていないというか、普通に並んで聴こえるのが素敵でした。

本当に色褪せない名曲なんだなぁ。

でも、個人的には、この二曲よりもアンコールでやった『相変わらずさ』や『夢の中で会えるでしょう』の方が好きで、良く聴いていました。

「最近、貫禄がついてきたと言われるけど、それ以外は・・・

 『相変わらずさ』!」って入り方、格好良かった。

メチャクチャ嬉しかったです。

lalalaソングの『明日の空』なんかも、新曲なのに懐かしいというか、ちゃんと歌えるってところがキャッチーなメロディですよね。

特別にWアンコールもありました。

デビュー曲『See you again』を弾き語りで。

ヒットしなかったけど、良い曲だなぁ。

流石にこれで終わりだろう、と思ったけど、鳴り止まない拍手に躊躇しつつも、

「帰りたくなくなった」

と、ポール&マリーの『500mile』の日本語カバー。

ホントは「逆に帰りたい気持ちを抑えて頑張ろう」という郷愁の曲ですが。

「来年もまたライブやります。サヨナラ。」

と、名残惜しそうに袖に消えたのでした。

彼のキレイな歌声にスッカリ癒されて、家路に着いたのでした。

久し振りに昔のCD、『Sorrow and Smile』か『Rain or Shine』辺りを、引っ張り出して聴きたい気分です。

明日は大掃除か!?

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オススメ!映画紹介『悪夢のエレベーター』鑑賞

Akumu

以前に書籍紹介で書いた小説の映画化作品。

愛読書!『悪夢のエレベーター/木下半太』

元々、劇団の主宰者が映像作品を想定して書いた小説だけに、見事にマッチしていました。

あるマンションのエレベーターが急停止し、そのまま動かなくなってしまう。
小川順は、妻・麻奈美の出産に立ち会うため、愛人の陽子の部屋から慌ててエレベーターに飛び乗ったところだった。
一緒に乗り合わせたのは、見るからにワケありそうな面々。今朝、刑務所から出てきた早々に空き巣のためにマンションを訪れた関西弁の男。いじめから引き篭もりになり、屋上から飛び降りようとやってきたゴスロリ少女。ジョギングに出掛けようとしていたマンションの住人は、他人の心が読める超能力者だった。
非常ボタンは故障しており、携帯電話も電池切れ。救出を呼ぶ手立てが絶たれている状況で、なぜか互いの秘密を暴露し合うハメになり、不信感を募らせていく。
しかし、この後に起きる悪夢に、まだ誰も気付いていなかった。

芸人、放送作家、そして、役者としても活躍する堀部圭亮の初監督作品。

僕の中では『夕焼けニャンニャン』のパワーズなんだけどなぁ・・・。

原作は『藪の中』的に、それぞれの人物の視点で語られていたけど、オープニングとエンディングがあって、エレベーターに閉じ込められた4人、事故の2週間前からの出来事で真相を種明かしをしておいて、事故後の本当の悪夢・・・という構成に再構築されていました。

内野さんの演技、完璧でした!

それから野球を例えに人生を語ったり、その落差が格好良かったですね。

ゴスロリの佐津川愛美ちゃんの演技も、毎度ながら神憑り的で怖い!

モト冬樹さんも、普段のイメージと全く違うのに、オカマバーのママさんに見えてくるからオカシイ。

斉藤工君は、最低男なんだけど、「まぁ、彼なら仕方ないかぁ」と思わせる爽やかさで不倫男を演じていました。

それから、管理人さんはとにかく不気味で、美味しすぎ!

作品の性格上、ネタバレなしですが、小説を読んだ時のイメージ通りでした。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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Live! スガシカオ【FUNK FIRE '09】@新木場・studio coast

新木場の studio coast 初参戦でした!

8月のJ-WAVE Liveの時は、体調不良で不完全燃焼だったシカオちゃん。

チャンと聴きたい!というのもあったけど、実は噂の巨大Discoに一度行ってみたかったのでした。

雛壇状になっていて、フロアは天井が高くて、でっかいミラーボールがあって・・・。

思い描いた通りでした。

Poolのあるとこには行けなかったけど。

さて、今回はポップやバラード抜きのファンク祭りってことで、骨太で重いうねりの中に身を委ねて、楽しんできました。

1stアルバムの曲から最新シングルの『Party People』。

そして、11月25日発売の新曲やそのc/wまで。

Funkyな曲はよりFunkyに、そうでない曲もアレンジを変えて。

前半にはテクノというか、かなりスペーシーな感じの浮遊感のあるアレンジの曲もありました。

唯一のバラード系だった『青空』も重低音が響いていました。

この曲、何気に好きなので、聴けて、嬉しかった。

観客は2千人位、入っていたのかな?

コーラスや拍手、揃ってますよね。

Liveの定番『真夜中のパレード~奇跡』では、本気で踊り狂ってましたね。

たまたま僕らの前にいたカップルが、僕と同世代か、男性は少し上(?)だったのですが、アダルトなスガシカオを期待していたらしく、これだけファンキーなLiveなのに微動だにしないので、かなり浮いていたのですね。

で、対照的に、そのもう一つ前の二人組の女子が完璧に振付けていまして、そのカップル、結構ドン引きしてましたね。

そう、第三者的に見たら、それ位に凄かったんだね!

途中、ワシントンのとあるClubでplayされているDJスタイルの【ワシントン・ゴー・ゴー】タイムというのがありました。

一定のビートに乗せて、次から次へと色々なジャンルの曲を3時間以上かけていくスタイルだそうです。

Funkというよりも、もう少し緩めのビートに乗せて、心地良い時間でした。

全体を通して、個人的には『正義の味方』が格好良かったかな。

それから、新曲のc/wに収録されることになった、ドラムスのキッシー作の『FUNK FIREのテーマ』。

シカオ「100万枚売れたら、どうします?」
キッシー「(印税収入を)みんなに配ります。」
シカオ「みんなに配る!」
キッシー「今日、来てくれたお客さん、みんなに配ります。」
シカオ「よ~し。100万枚売るぞぉ!」

『はじまりの日 feat. Mummy-D』は、11月25日(水)発売です。

J-WAVE Liveで苦しそうに歌っていた『13階のエレベーター』、『19才』(名曲!)、『イジメテミタイ』も完璧Ver.で聴けたので、結構、大満足!

本当に楽しかったです。

シカオちゃんのLive、東京公演はなぜか平日が多いから、チケット買うのに躊躇してしまうのだけど、また行きたいな。

(明日もあるということで、セットリストはやめときました。)

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オススメ!映画紹介『あなたは私の婿になる』鑑賞

Proposal

いかにもアメリカ的なラブコメでした。

NYにある出版社に務める40歳のマーガレットは優秀な編集長だったが、その合理的な働きぶりは、部下からは恐れられる存在だった。
ある朝、気難しい作家からTV出演をとりつけ、自分の意見に従わない幹部社員をクビにしたマーガレットは、会長から呼び出される。自分の有能ぶりを褒められると思い込んでいたが、カナダ人である彼女のビザ申請に不備があり、国外退去を命じられたことを告げられる。
その時、マーガレットを呼びにアシスタントのアンドリューが会長室に入ってきた。マーガレットは苦し紛れに「彼と結婚すること」になったと嘘をついてしまう。
編集者になることを夢見る28歳のアンドリューは、3年間彼女の下で働き、どんな命令にも従い続け、アラスカの実家にも帰っていない。この上司命令のプロポーズを断れば、アンドリューのこれまでの苦労も水の泡と消え、失業の身となってしまう。しかし、偽装結婚は重罪となるリスクも背負うことになる。
果たして2人は結婚し、お互いのキャリアを守ることができるのか。

メイクのせいもあるのですが、NYの街を颯爽と歩くサンドラ・ブロックの顔は相当キツイ、出来る女になっていました。

しかし、偽装結婚をばれないようにするため、アンドリューの故郷アラスカの小さな町に着いてからは、段々と柔らかな表情を見せるようになっていく。

彼女も大物女優の一人なのに、そんな格好して良いの!というポーズを取ってくれます。

かなり際どく、そして、笑えます。

対する、ライアン・レイノルズも、NYでは頼りない年下の部下なのだけど、アラスカで家族との確執が分かり、男の夢みたいなのが見えてくると格好良く見えてきます。

ベビーフェイスだけど、身体は意外にバキバキに鍛えられていていましたね。

アンドリューはNYでは貧乏アパート(byマーガレット)に住んでいますが、実はアラスカの大資産家の一人息子という設定で、町中の商店の名前が彼の家のものという半端なさです。

そして、90歳になるお婆ちゃんが最高!

二人に「キスしろ!」と言ったり、町のレディ・オンリーのバーで男性ストリップ小屋を経営していたり、森の中で祈祷してみたり、とにかくパワフルでした。

家族を知らず、カナダから成功を夢見てNYにやって来たキャリア・ウーマンが、年下の男性の実家で家族の温かさを思い出し、将来有望な青年と夜通し語り合うことで変化していく。

ラブコメの王道中の王道。

笑いがあって、最後はジーンを感動する。

タイトルロール中の移民管理局の審査のシーンまで手を抜いていません。

面白かった!

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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愛読書!『駐在刑事/笹本稜平』

Chuzaikeiji

『駐在刑事』って変なタイトルですよね。

交番の駐在さんが、刑事みたいに捜査することはありませんから。

取調中に容疑者が服毒自殺をしたことで、警視庁捜査一課から青梅警察署水根駐在所へ左遷させられた警部補の江波淳史。
警察という組織に縛られた世界で生きてきて、自責の念を背負う元刑事が、奥多摩の駐在所周辺で起きる事件において、人間として、自らの信念に基づいた捜査を貫き、自分自身を取り戻していく。

直属の上司が手柄を焦り容疑者に仕立て上げた女性を、自分の取調を最後に釈放するつもりだったのに、隠し持っていた青酸カリで服毒自殺を図られてしまう。

周囲の理解もあり、本来は妻帯者が赴任すべき山間の住居付きの駐在所に、バツイチの警部補が異動する。

しかし、登山の指南役となる池原父子や、事件が切っ掛けで親しくなる遼子、駐在所に顔を出す子供や老人たち、介護犬の訓練を受けている捨て犬のプールに囲まれて、人間として再生していく様子が描かれていく。

発生した事件の捜査本部に、必ず元上司が担当としてやって来て、捜査を混乱させるというお約束のパターンで、思わず突っ込みを入れたくなる、面白さがありました。

奥多摩の自然が事件の背景として描かれていくのですが、この作家、ヒマラヤや南極、海洋での冒険小説を多く手掛けていて、それらの取材を通して得た知識を作品に織り込んでいるので、非常にリアルな表現が多くなっています。

6つの事件が描かれていますが、彼らの後日談も読んでみたいと思わせる内容でした。

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オススメ!映画紹介『引き出しの中のラブレター』鑑賞

Hikidashi_loveletter

こういう感じの映画って、最近増えましたよね。

ネットでの評判も良かったし、常盤チャンの結婚祝いを兼ねて、遅ればせながら鑑賞してきました。

久保田真生はJ-WAVEのパーソナリティ。父と仕事のことで喧嘩になり、絶縁状態のまま、2ヶ月前に父は他界。そんな彼女に、生前の父が自分に宛てた手紙が届けられるが、開くことができずに、引き出しの中にしまってしまう。
ある日、番組に北海道函館の高校生・直樹から「笑わない祖父を笑わせたい」という一通の手紙が寄せられた。一瞬、父の姿を重ね合わせる真生は言葉に詰まるが、この手紙が切っ掛けとなり、リスナーそれぞれが心の奥底にしまいこんだ『想い』を、ラジオを通じて届けたいとスペシャル番組を企画する。
【引き出しの中のラブレター】とタイトルが付けられ、真生をパーソナリティとしたプログラムが進み始める。九州から一人上京し、四苦八苦するタクシー運転手。シングルマザーとして生きる決意した女性経営者。年上の彼女との恋愛に悩む青年医師。そして、その他のたくさんのリスナーのために。
ラジオを通じて届けられた想いは、人々の間に奇跡を起こすことができるのか?

主人公の真生は、ラジオパーソナリティとしての明るさや華もあるけど、親とケンカしていたり、恋人と上手くいっていなかったりと落ち込んでばかりのくせに頑固な面があって、自分の声はリスナーに届いていないんじゃないかと、自分に自信を持てないでいる、ごくごく普通の女性として描かれています。

強烈な個性じゃなくて、等身大の女性を演じさせたら常盤ちゃんは上手いですね。

物語の中心となる函館の高校生役は林遣都君。

これまでの「天才役をやらせたら」という冠はなく、こちらもごくごく普通の高校生。

肩に力の入っていない自然な感じで演じていて、こういう役もこなせるんだぁ、と感心したのでした。

無口な祖父役の仲代さんは、当然ながら渋い!

そして、世話焼きのオッちゃん役の鶴ちゃんは美味しい!

この手の映画の場合、それぞれのエピソードを楽しめば良いのですが、FBHの岩尾君のタクシーに、産気付いたオセロの中島さんが乗るのは予告で知っていたので、それ以外にもリンクがあるはずだ、と観ていました。

結構、意外なところで、でも、納得できるリンクが張られていましたね。

やられました。

真生の親友役の本上まなみの役は、そういう風に観ている観客を煙に巻く、ミスリードのためのキャラクターとも言える。

非常に思わせ振りな行動、セリフが多いです。

しかし、そんな彼女にも、やっぱりリンクがあるのでした。

ところで、真生は何度も東京⇔函館間を往復するのですが、J-WAVEって取材費を出してくれるのかなぁ、とサラリーマンっぽい疑問を抱いてしまいました。

関西の自宅には帰省していないみたいだから、貯金を持っているのかもしれませんが。

タイトルロールの終わりまで、しっかりドラマは続いていますので、注意して下さい。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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ラグビー2009秋! 日本代表セレクションマッチ@熊谷ラグビー場

熊谷ラグビー場に行ってきました。

本当に久し振り。4年位来てないのでは?

駅前は変わっていなかったけど、道路がキレイになっていたので驚きました。

バス停前のコンビニが、道路を挟んで反対側になっていたし。

来週、再来週のカナダ戦を前にしたセレクションマッチ。

44人のスコッドを26人に絞り込むためのサバイバルマッチです。

チームから9人の選手を送り込んだサントリー。

でも、ザワとライアンはケガのため本日はボールボーイでした。
(チョット豪華!)

実績で試験なし合格になるのか、怪我で見送られるか、微妙ですけど・・・。

まず、ホンダヒートのアリシ・トゥプアイレイの突進が目に付きました。

メチャクチャ強いですね。

剛ちゃんはトップリーグの好調さをそのまま、キレのあるライン参加が見事でした。

今日は14番の五郎も強さと速さを見せていました。

ハーフ団は田中-ショーン・ウェブの組み合わせが安定していましたね。

入江も悪くなかったですけど。

翔太は似たようなミスキックを連発してましたね。
球出しは好きなんだけど。

ウェールズでプレイしているアレジは、合流したばかりでチームにフィットしていなかった印象でした。

最後の方は段々と良くなっていたので、これからが勝負ですかね。

長友は脚の速さは良かったけど、セレクションだったのだから、もう少しガツガツ行っても良かったのではないでしょうか?

平浩二、イマム、智規とバックスは充実していますね。

矢富、山中のハーフも見られたし。

サントリーの選手の応援だったつもりが、何気に早稲田系のOB会の雰囲気もあって、ニヤリとしていました。

フォワードはAチームの方が強いかなと思ったけど、仕事人が多いBチームが密集を制していましたね。

Aチームが持ち込んだボールを悉くBチームが奪ってました。

スクラムはそんなに回数がなかったので、何とも言えませんが・・・。

心配なのは前半で負傷交代してしまった青木。

試合後にチームメイトから「青木さん、怪我しちゃいました」と言われ、相当凹んでました。

バックスとしても通用しそうなマイケル・リーチは良いですね。

サイン会の時に話しかけてくれた人懐っこいフィリップも応援しています。

それから、竹には何とか滑り込んで欲しいなぁ・・・。

日本代表は明日、発表です。

どんな面子が選ばれるのでしょうか。

今回は仙台には行けないので、21日の秩父宮だけの観戦ですが、前回のワールドカップの時みたいに、劇的な試合展開になるんじゃないかと、非常にワクワクしています。

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オススメ!映画紹介『戦慄迷宮3D』鑑賞

Shocklabyrinth

日本初のデジタル3Dの実写映画です。

富士急ハイランドのお化け屋敷を舞台にした、『呪怨』シリーズの清水崇監督の新感覚スリラーということで、興味を抱きました。

遊園地のお化け屋敷で行方不明になったユキが、10年後の雨の夜、突然帰ってきた。
事件後に転校したケン、友達モトキとモトキと婚約した盲目の少女リン、そして、ユキの妹ミユは戸惑いながらもユキを迎え入れるが、突然ユキが発作を起こし倒れてしまう。
5人は病院へと向かうが、辿り着いたその病院は次第に姿を変え始め、朽ち果て、まるで迷宮のように不気味で不可思議な空間となっていくのだった・・・。
翌朝、刑事の丹波が事件が起きたという遊園地に駆けつけると、現場の外には3人の死体が並んでいた。そして、「もう一人、中にいるんだ」と叫ぶケンが、警官に取り押さえられながら建物から出てくるところだった。
取調室で10年前の事件について語り出すケン。かつてこのアトラクションで一人の少女が行方不明になったという。しかし、藤野刑事の調べでは、そんな事件の記録は全く存在していなかった・・・。

今回の清水監督のテーマは、ホラーじゃないものを撮ることだったみたいです。

迷路のようなお化け屋敷の中で、それぞれの思惑が絡み合う、心理的なスリル感。

要所、要所に監督らしいテイスト、例えば、ケンの腕越に、ユキの顔が見えるとか、はあるものの、怖い!、という感じは全くしませんでした。

それよりも3Dの技術には驚きましたね。

映画が始まる前のドルビーの部分で、「おぉっ!」って声が上がりましたもん。

廊下とか奥行きのあるところや、螺旋階段を上から映した場面や、手を差し出す仕草とかは、本当に立体感がある。

水滴なんかのCGの部分は当然に美しいし、森の中を彷徨うカメラの映像も素晴らしかった。

これ、ホラー映画らしく、ジャジャン!って、お化け出てきたら、結構、ゾクッ、ってするかもね。

久し振りの柳楽優弥君は、少しふっくらした感じかな。

こういうジャンルのイメージはないけど、初恋の人かもしれない女の子を死なせてしまった後悔から精神を病んだ青年という微妙な役どころ。

特に松尾スズキさんとのやり取りなんて、何かにとりつかれたみたいでした。

結婚したばかりの前田愛ちゃん。

盲目のリンは女の子としてのズルさ持っていて、それが悲劇を招いてしまう。

ケンを独り占めしたいという願望も、ケンがいなくなれば、自分を保護する役としてモトキと付き合い始めてしまう打算的な部分

子役時代、彼女の特徴は目の強さにあると思っていたのですが、この役ではずっと目は閉じたままでした。

連佛美沙子ちゃんは、ミステリアスな存在で、心が見えなかったから、演じるのは大変だったでしょうね。

終わり方はホラーチックでした。

しつこいですが、怖くないけど。

本格的に3D映画が上映される前の段階で、こんなもんか、というのを知っておくには絶好の作品だと思います。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『風が強く吹いている』鑑賞

Kazegatsuyoku

これヤバイです。

原作の思い入れが深かったこともあったけど、鑑賞後、トイレで鏡を見たら、目が真っ赤になってました。

寛政大学4年のハイジは、自分が寮長を務める竹青荘に、高校時代に天才ランナーと言われた新入生カケルを強引に入寮させる。
竹青荘は賄い付きで3万円という破格の家賃だが、入寮と同時に陸上競技部に入部し、毎朝5キロ走るという条件があったが、8人の寮生達は、ハイジの作るおいしい料理目当てにその条件をこなしていた。
ある日、ハイジは「この10人で箱根駅伝を目指す」と宣言する。
カケルは「素人には無理だ」と反対するが、結局は、寮生たちの特訓が始まる。
記録会で、ハイジと同級生だった名門六道大学のエース藤岡に話しかけられたカケルは、ハイジが膝を故障していることを聞いてしまう。
一方、夏合宿中に、東京体育大学と遭遇し、カケルと仙台の高校で同級生だった榊は、カケルが監督を殴った事件のために最後の1年を棒に振ったことを話すが、ハイジは「知っていた」と答える。
秋、寛政大学は予選会を最下位の9位で通過し、本戦出場を決める。
そして、翌年の1月2日、寛政大学はたったの10人で箱根駅伝本番に挑む。

原作よりも、ややハイジに比重を置いた作りにはなっていたと感じましたが、ハイジの一言一言が響きましたね。

もう前半からウルウルしてました。

小出君の癖のない演技がハイジに合っていました。

カケルを演じた林遣都君のストイックなイメージが良かったですね。

走るフォームとか、筋肉のつき方とか、長距離選手っぽかったです。

寮生の中では、大学3年で司法試験に合格しているユキを演じた森廉君は、子役時代から知っていることもあって、つい目が行ってしまいました。

ハイジと同期の親友ということもあって、目立っていましたね。

双子のジョータ、ジョージは、もう少し賑やかしで前に出て来ても良かったのでは?

葉菜子が好きなのが、双子なのか、カケルなのか?

ハイジを見つめているようにも見えましたね。

イケメンの中村優一君が、オタクの王子を演じるのは、正直もったいないけど、そのギャップが妙にハマッてました。

箱根駅伝の再現シーンは気合が入っていますね。

許可の下りたところは本物のコースで、許可の下りなかったところは福岡、大分で撮影したそうです。

本物のドキュメンタリーを見ているような錯覚な感じもしました。

駅伝シーンの辺りで、アチコチから鼻をすする音が頻発していました。

僕は風邪を押して出場する神童のエピソードが好きです。

あと、キングの「ニコチン先輩、愛してる」と襷リレーするシーン。

ここでは、過労で倒れたハイジの入院する病院の廊下で、キングがハイジに吐露した話が生きてきます。

人と交わるのが苦手で周囲から浮いていた自分を、受け容れてくれた竹青荘の人たち。

特にニコチン先輩は、ウルトラクイズの帽子を作ってくれた。

多分、皆、そうなんだよね。

そんな他愛のないことが、大事なんだと思う。

いやぁ、ボロボロでした。

逆に、9区、10区は割りと冷静に、と言うか安心して観られました。

ラストシーンは、カケルの卒業と同時に竹青荘が取り壊されるため、久し振りに集まるメンバー達という設定は原作通りですが、今、何しているのか、全く不明なところが面白かったです。

原作は読んでいた方が感動できるかもしれませんが、読んでいなくても、誰でも観られる作品だと思います。オススメ!

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★☆)

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オススメ!映画紹介『さまよう刃』鑑賞

Yaiba

昨日の『母なる証明』は母親と息子の物語でしたが、今日は父親と娘の身に降りかかる悲劇です。

最愛の娘を殺された男の復讐劇を、少年犯罪と法律という問題を絡めて描いた、東野圭吾のベストセラー。

ある朝、東京・荒川の川べりで無残な制服姿の女子中学生の死体が発見される。現場にやってきた刑事の織部と真野は、遺体に強姦と薬物注射の痕跡があることを知る。
少女の父親・長峰重樹は、数年前に妻を亡くしてからは、娘の成長だけを楽しみに生きてきた。生きる気力すら失ってしまう長峰の自宅に、娘を殺した二人の未成年の名前と住所を告げる留守電メッセージが残されていた。
半信半疑でその住所へ向かった長峰が見つけたのは、娘をレイプする犯人の姿が映ったビデオテープ。激しい怒りに駆られた長峰は、帰宅した犯人・伴崎に刃物を突き立ててしまう。長峰は、事件を捜査する織部と真野宛に、伴崎を殺したことを告白する手紙を送り、もう一人の犯人・菅野を追って姿を消してしまう。
そんな時、軽井沢で菅野の口座から現金が引き落とされ、菅平のコンビニの防犯ビデオに菅野の姿が映っていたことが判明し、織部と真野は、長野へ向かう。
運命に導かれるように、長峰と織部は対峙するが・・・。

まずは、復讐の男を演じる名優・寺尾聡氏の静かな演技が印象的。

最愛の娘を殺した犯人を探して、冬の田舎道を黙々と歩く。

言葉少なに、節目がちに。

一応、帽子と眼鏡で変装して。(バレバレだけど。)

そして、正義感溢れる刑事を演じる竹之内豊が良かった。

観客と目線が同じですよね。

警察のしていることは正しいのかと悩み、長峰にシンクロしていく。

最近は、二番手、三番手のポジションでキャスティングされることも増えましたが、それが当たっているような気がします。

後半は刑事としてどうかと思うけど、でも、この事件以降の織部刑事を見てみたいと思いました。

復讐という展開の中で、最終的には「未成年の犯罪者に真の更生のチャンスを与えるには」みたいな道徳的な方向に持っていくのは日本的なのかもしれませんね。

どうしても気になったので、書きます。

菅野が隠れていた廃屋のペンションの近くで対峙した長峰と織部を、踏み切りが分かつという印象的なシーンがありました。

しかし、菅平には鉄道は走っていない・・・。

どうでも良いことなのですけどね。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『母なる証明』鑑賞

Mother

ポン・ジュノ監督、参りました!

『殺人の追憶』や『グエムル』のポン・ジュノ監督の久し振りの長編は、カンヌ映画祭【ある視点】部門に正式出品され、本国の韓国では2009年最大のヒット作品だそうです。

とある静かな町。漢方薬店で働く母は、一人息子のトジュンと二人暮らし。純粋無垢なトジュンの存在は、この上ない彼女の幸せだった。
ある日、ビルの屋上で女子高生の無残な遺体が発見される。数年ぶりの殺人事件にいきり立つ警察は、大規模な捜査を展開。数日後、現場の近くから、トジュンの名前が書かれたゴルフボールが見つかったことから、容疑者として拘束され、早期解決を狙う警察の杜撰な取調により、犯人にされてしまう。
母親は警察に無実を訴えるが、全く相手にされず、やむなく自分で真相を突き止めることを決意する。

正直、手放しに賞賛されるような物語の展開ではない。

まずは、冒頭に起こる大学教授によるひき逃げ事件からして、腹が立つ。

警察の描き方も、トジュンの取調では、知的障害者に対して、強引に拇印を押させてしまう。

「読めないなら、読み上げてやる」

「読めるさ」

って、トジュンの負けず嫌いな性格を知っているからできることだし。

別の容疑者としてダウン症の青年が出てくる等、一体、何なのでしょうね。

と、怒っている時点で、監督の術にハマッている自分に気が付くのでした。

そして、母親の愛。これは凄すぎる。

善とか、悪とか、道徳とかを突き抜けて、暴走していく。

キム・ヘジャの鬼気迫る演技に圧倒されました。

母親にとっては、息子はいつまでも5歳の時のまま。

誰だって、きっとそう。

ましてや、母子二人、いつも息子を守って生きてきたのですから。

日本では、どうしても『ウォンビンの5年振りの復帰作』という取り上げられ方になっています。

でも、彼女の演技なしには、この母親の愛の大きさ、深さ、そして、愚かさは表現できなかっただろう。

で、ウォンビンですが、彼の演技が悪かったということではないのです。

いや、むしろ良かった。

トジュンという純粋無垢な存在を、時に全てを悟って行動しているかのような、正気を織り交ぜる。

パンツ一丁で母親の布団に入り、乳房を探す男の子。

顔の右側を手で覆い、キッとした表情で過去の記憶を語る青年。

そして、心の中に隠している狂気をチラリとのぞかせる。

微妙なサジ加減のできる俳優になって、帰ってきたなぁ。

このトジュンは、彼なしでは成立しなかったのでは、と思いました。

徹底的に美男子だったウォンビンも30代になって、色々な役に挑戦して欲しいな。

トジュンの親友の町の不良役でチングが出演。

イ・ビョンホンの少年時代を演じた少年が、「こういう役はもう彼に任せておけ」とばかりにチンピラしてました。

貧乏人をゆする嫌な奴だけど、親友としての温かみもある。

いい役者になったなぁ。

この後、この母子がどうやって生きていくのか、観てみたいと思ってしまいました。

『殺人の追憶』と同様、雨と夜の闇が効果的に使われていて、非常に似ている感じもしますが、描かれているテーマは全く異質なもの。

次はどんな映画で攻めてくるのか、次回作を早く観たいと思わせるポン・ジュノ監督なのでした。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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渋谷【あかなす屋】

先日、渋谷の文化村通りを歩いていて、見慣れない店を発見。

Shibuya_akanasu1

スパゲティ屋かな、と思ったら、トマトラーメンの店だそうです。

「あかなす」って、トマトのことなんですね。

並びのラーメン屋にもトマトラーメンってありましたけど、今回、初めて食べました。

鶏チャーシューを乗せてもらって、+半ライス。

Shibuya_akanasu2

思ったよりも薄味で、微かにトマトの酸味が効いている程度です。

非常にさっぱりとしていて、食べやすかったです。

テーブルにはタバスコが置いてありました。

チーズトッピングとかしても、美味しそうですね。

ラーメンが終わったら、ご飯にスープを掛けて、リゾットっぽく食べると美味しいです。

ある意味、邪道ではありますが、こういう店がいつまで続くのか、興味はありますね。

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愛読書!『ロストチャイルド/桂美人』

Lost_child

横溝正史ミステリー大賞受賞作ということで、思いっ切りミステリーっぽいのを期待したのですが、遺伝子とか、体外受精や代理母とか・・・。

一筋縄ではいかない作品でした。

法医学教室の助教授・神ヒカルは、監察医務院で外国人グループの襲撃にみまわれる。
検視のために解剖室に運ばれた女性は、【ジュリエット】と呼ばれる国際的な女スパイと判明、その死体にはある機密が隠されているという。
更に犯人達はヒカルのことを知っていた。
事件後、ヒカルの周囲で行方不明者が続出。そして、ヒカルが育てる双子の甥たちが誘拐された!
襲撃犯の真の目的とは一体何なのか?
そして、ヒカルにまつわる悲劇と驚愕の秘密とは・・・?

ヒカルは少女時代に白血病で、実の兄の骨髄移植を受けている。

身体の構造は女性であるが、血液や細胞レベルでは男性という存在。

アメリカで優秀な研究員だった兄は、遺伝病である早老症を発症し、自殺していた。

ヒカル自身も、その遺伝子を受け継いだキャリアだが、襲撃事件のショックで倒れ、記憶を失っている間に白髪頭になってしまう。

兄が必死になって研究していたのは、ヒカルの病気を治すために、遺伝子的に全く同じ健康体の命を創造すること。

昨日書いた、映画『私の中のあなた』に被る話だなぁ、と思いながら、読んでいました。

設定が難しいため、説明調なセリフも多く、ミステリーとしてのリアリティはないかもしれませんが、それでも一気に読み進めることができます。

登場人物が全員、モデル並のプロポーションを持った美男美女ばかりだし、ヒカルの病気はどうなるのか、ヒカルの愛する双子の存在というのが大きいですね。

タレント化した政治家や文化人が事件の鍵を握っているというのも、親近感を持てました。

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