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愛読書!『受命(Calling)/帚木蓬生』

Jumei

本屋で平積みされていて、何となく購入したのですが・・・。

700ページ近い厚さに暫く手が出せなかった1冊でした。

しかも、登場人物が前作の『受精』という作品からの継続ということでした。

読んでなくても、十分に楽しめましたけど。

日系ブラジル人医師の津村は、北京での国際医学会で知り合った北朝鮮の医師に請われて、招聘医師として平壌に赴く。
在日朝鮮人の経営するスーパーに勤務する北園舞子は、偶然に助けた緊急患者が会長の平山だったことから、付き添いとして万景峰号に乗船し、日朝でバラバラになった家族の再会に立ち合わせてもらうことになった。
そして、舞子の友人で韓国人の李寛順は、韓国へ亡命した元北朝鮮官僚の依頼で、北朝鮮に残された家族の消息を確かめるために、中国からの密入国を敢行する。
三者三様の北朝鮮入国だったが、彼らの運命が交錯する時、世界を揺るがす大事件が勃発する。

読み始めたら、スルッと行けちゃいましたね。

平壌産院での津村のパートは、彼の医師として技術の高さで、周囲に認められていく様子が描きながら、言葉は通じなくても心は分かり合える人たちとの普通に生活の中で、前途有望な医師もいたりして、「光」とか「希望」の部分を描いているように思います。

一方、密入国する寛順のパートでは、生活に困窮する貧民層が描かれ、生活のために政府に背きながら生きていく人々の強かさなんかもあり、「闇」の部分が描かれていました。

この部分には、物語の全体像につながるヒントが沢山隠れていました。

この二人に比べて、成功した在日朝鮮人会長の秘書として同行する舞子の役割というのは、少し分かりづらかったです。

ただ、外国人旅行者ということで、監視は付きながらもある程度は優遇された接待を受けているようにも取れました。

そういう意味では、「虚飾」を際立たせるためのパートだったのかもしれません。

この3人は、前作でブラジル・サルヴァドールでも運命を共にしており、出来すぎた物語ではあるのですが・・・。

【Calling】。神によって授けられた運命として受け止めようと、奔走することになります。

フィクションとは言え、現実に即した箇所もいくつもあって、ここまで書いて大丈夫なのでしょうか?

心配になってしまいました。

それでも、生命とか、生きるということを考えさせる作品となっていました。

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