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第10回東京フィルメックス・韓国映画ショーケース2009『執行者』

Shikkousha

毎回、韓国の最新のヒット作や話題作を紹介してくれる【韓国映画ショーケース】が、今年はアジアの優れた作品を上映する【東京フィルメックス】と合体しました。

今日、鑑賞したのは元g.o.d.のユン・ケサン主演の『執行者』。

新任刑務官としてソウル刑務所に赴任したジェギョンは、服役囚を暴力的に扱うことも辞さない先輩刑務官ジョンホの指導を受け、曲者揃いの服役囚との付き合い方を覚えていく。
漸く、刑務所での仕事に馴染んできた頃、ある連続殺人事件の死刑囚に対する世論の非難がきっかけとなり、韓国で12年振りに死刑執行が行われることになった。
刑務官の誰もが執行担当者になることを免れようとする中、ジョンホは自ら志願し、ジェギョンも不本意ながら執行者に選ばれてしまう。

ジェギョンは、どこにでもいそうな普通の青年。

職場を離れれば、公務員試験準備中の彼女もいれば、朝までベッドで過ごすこともある。

これまで青春映画やラブコメが多かったケサンの大人になりきっていない少年のような魅力が、ジェギョンの成長の物語に合っていた。

一方、これまで犯罪者を演じることも多かったチョ・ジェヒョンが、もう一人の刑務官ジョンホを演じている。

暴力を冒した罪で収監された人たちに、矯正として合法的に暴力を加えるという、紙一重の刑務官をその野性味で演じている。

だから、40歳で独身で、見合いでの失敗シーンは要らなかったような気がしました。

でも、それも前半の話。

後半は、死刑執行の中で、苦悩する人々が描かれていく。

12年振りの執行ということで、囚人と友情が芽生えてしまっていたり、引退しても、未だに悪夢にうなされているOBもいたり、世論は正しいことと言うが、当事者となってしまうと割り切れなさが残ってしまう。

酒に溺れたり、強迫観念や妄想に囚われたり・・・。

守秘義務の中で、家族や恋人とすれ違ってしまうこともある。

今日の自分は昨日の自分とは明らかに違うけど、今日が終われば、また同じ繰り返しの明日が待っている。

ラストでは、ケサン演じるジェギョンの顔つきが変わって見えてきて、作品のクオリティは非常に高いと感じた。

Q&Aでは、刑務所に勤めている女性の質問があり、監督が「刑務官の描き方に不満があったら、申し訳ない」と恐縮していました。

また、韓国では公開3週目でまだ上映しているそうですが、1日に1、2回、しかも、朝と夜の観客の入りづらい時間帯の上映になっているそうです。

DVDの販売などの二次需要のない韓国では、映画館での上映が全てであって、無名の新人監督には厳しい時代になっていると聞きます。

「日本で公開してもらえると嬉しい」というのが、素直だなと思いました。

25日(水)の19時~、有楽町スバル座で、再上映されます。

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