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第10回東京フィルメックス・特別招待作品『春風沈酔の夜』

日本でも『ふたりの人魚』、『パープルバタフライ』、『天安門、恋人たち』等で有名なロウ・イエ監督の最新作。

今年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した話題作です。

南京。教員のリンは夫のワンが浮気をしていると疑い、大学を卒業してフリーターをしているルオを探偵として雇い、夫を尾行させる。その結果、ワンの密会の相手は女性ではなく、ゲイの青年ジャンだったことが判明し、リンはショックを受ける。リンとワンの結婚生活は破綻し、ジャンもワンから距離を置くようになってしまう。
一方、ルオは興味からジャンに近付き、飲み仲間として付き合うようになる。ルオにはブランド品の不法コピーの工場で働くガールフレンドがいたが、ジャンとも恋愛関係に発展してしまう。そのことを知ってしまったガールフレンドの取った行動は・・・。

設定は知っていたのですが、開始早々に貸しペンションで抱き合うシーンが展開し、驚きました。

その後も何度もベッドシーンは色々な組み合わせであるのですが、卑猥な感じはなくて、普通の生活の一部というか、当然のこととして描写されていたのが印象的でした。

その辺がアート系作品と言われるところと思います。

過激な設定にばかり目がいきがちですが、リンとワン夫婦、ルオと彼女という男女の恋愛もきっちりと描かれていて、女性の比重も低くありません。

二組の男女にジャンが絡んでくるわけですが、夫を寝取った男に詰め寄る妻と恋人を共有する道を選択しようとする女を対比させます。

・・・だけど一筋縄ではいかない訳です。

それは、男同士だからということではなく、異性同士の恋愛でも同じことではないかなぁ、と思います。

映画はジャンを中心に描かれますが、個人的には、ルオという青年をもっと掘り下げてみても面白かったのではないかなと思いました。

Q&Aで「作品から希望が感じられなかった」という質問があったのですが、「中国という国は色々問題はあるが希望に満ちていると信じている。小さいながらも事業を興し、愛する人と暮らし始めるジャンは十分に希望の中にいる」と回答したのが印象的でした。

現時点は日本での公開は決まっていないそうです。

ディレクターの林加奈子さんが「今日はロビーで配給会社の社長さんを何人かお見かけしましたが、会場の反応を見ていただければ、きっと間違いないでしょう」と仰っていました。

さて、どうなりますか。

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