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オススメ!映画紹介『私の中のあなた』鑑賞

Watashinonakano

感動のベストセラー小説を映画化。

ラブコメのイメージの強いキャメロン・ディアスが、女優15年目にして初の母親役を熱演しています。

弁護士のサラは、消防士の夫・ブライアンと長女ケイト、長男ジェシーと暮らしていた。ケイトが2歳の時、娘が白血病に侵されていることが分かり、家族の生活は一変してしまう。
両親と弟の骨髄は適合せず、ドナーとして適合する子供を遺伝子操作で作り出すことに希望を託す。
こうして、次女のアナはこの世に生まれてきた。
ある日、抜群の成功率を誇る弁護士キャンベル・アレグザンダーの事務所に、テレビのコマーシャルを見て彼を知ったという11歳の少女がやって来る。
少女は、白血病の姉の治療のために、幼い頃から何度も手術台の上に乗ってきたが、今度は腎臓を提供することを強要されているという。
少女は「自分の身体は自分で守りたい」と告白し、真剣な表情で両親を訴えたいと言う。
アナの突然の起訴に驚きを隠せないサラとブライアン。
アナの身勝手な行動を理解できないサラは、アナを叱り飛ばすが、彼女の意思は固く変わらず、裁判所での戦いを決意する。
何故、アナは最愛の姉を見殺しにするような選択をしたのか。
やがて、アナの口から真実が告げられ、家族は衝撃の事実を耳にすることになる。

小さな女優、アビゲイル・ブレスリンが、いつものことながら素晴らしい。

11歳にして、家族を想い、最愛の姉のために生きる少女を、見事に演じ切っている。

無邪気な表情もありますが、何気ない表情が大人と変わらないので、ドキッとしました。

キャメロンの母親も案外良かったですね。

多分、ケイトの病気のことがなければ、陽気なママだったはずなのに、長女のためだけが正しいという偏った母親になってしまう。

いつものキャメロンを知っているからこそ、その極端さが浮き彫りになり、哀しい。

病気の姉を演じたソフィア・ヴァジリーヴァは、髪だけでなく、眉まで剃り落とすという女優魂をこめての熱演。

初恋のエピソードとかは、切ないです。

親達がかまってくれないストレスから失語症になり、常に疎外感を味わうジェシーを演じたエヴァン・エリングソンの繊細な表情も良かったですね。

それから、親として娘達にとって何をしてあげれば良いのかと行動をする父親は、ジェイソン・パトリック。

良い感じに年取ったなぁ。

ケイトが病気になる前はラブラブ夫婦だったみたいなので、消防士が女弁護士を恋に落とすには、何したのだろうって、どうでも良いことが気になっちゃいました。

登場人物が順番に回想するという構成なので、順番が分かりづらいのですが、一つ一つのエピソードが切なくて、愛が溢れていました。

後半は結構すすり泣く声が聞こえてきましたね。

背景にあるテーマは割りと重い。

治療のためと言って、患者のクローンに限りなく近い子供を作ってしまうことは良いことなのか。

そして、判断のつかない赤ん坊に無理な手術を強要するのは親のエゴではないのか。

でも、映画の争点はそこにはない。

家族愛とか、強い絆の物語。

これからの季節にピッタリと言うか、心がほっこりとする作品と言えるのではないでしょうか。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

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» 私の中のあなた [LOVE Cinemas 調布]
ジョディ・コピーのベストセラー小説「わたしのなかのあなた」の映画化作品。主演は『ベガスの恋に勝ルール』のキャメロン・ディアス。共演に『幸せの1ページ』のアビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、ソフィア・ヴァジリーヴァらが出演。監督は『フェイス/オフ』に出演していたニック・カサヴェテス。プロデュースサーは「ナルニア国物語」のマーク・ジョンソン。この秋一番の感動物語です。... [続きを読む]

受信: 2009年11月 1日 (日) 12時56分

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