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愛読書!『愛のあとにくるもの/辻仁成&孔枝泳』

Ainoato

1999年に『冷静と情熱のあいだ』を江國香織とのリレー方式で執筆した辻仁成が、今度は韓国の女流作家とタッグを組んだ。

小説家を目指す大学生の潤吾は、失恋の痛手のなか、韓国人留学生・崔紅(チェ・ホン)と出会い、愛し合うが、社長令嬢の紅と、苦学生だった潤吾の生活はすれ違い、小さな喧嘩から離れ離れになってしまう。
7年後。日本人男性と韓国人女性との恋愛小説が大ヒットし、韓国での翻訳本の出版キャンペーンでソウルにやってきた潤吾は、空港で通訳として待っていた紅と再会する。
封印しながら忘れられなかった愛は、ソウルでの7日間で奇跡を起こすことが出来るのだろうか。

イタリアと韓国という違いはあれ、順正とあおいの関係、愛し合いながらも別れた二人、に似ています。

映画では、ケリー・チャンが演じたあおいは、香港人とのハーフとなっていたんだっけ。

そういう意味では狙い通りなのかもしれない。

恋愛に感情や文化の違いなんかを加えて、でも愛には変わりがないのだと言うには悪くない設定だったと思います。

そういえば、イタリアと韓国は半島で形も似ているし、プレイボーイで口が達者みたいな気質も似ているのかもしれませんね。

潤吾は紅をベニと呼び、紅は潤吾をユノと呼ぶ。

僕、個人は悪くないなぁ、と思いましたが。

潤吾目線の【辻版】を読んで、ホン目線の【孔版】を読みました。

交互に書かれているので、相手のエピソードの直後から始まるシーンも多いです。

辻仁成は経験しているので、単独でも読めるように引用が多いのですが、孔枝泳は素直に続きから始めるので、交互に読むか、辻版を先に読むことをオススメします。

潤吾の元カノで今は担当編集者のカンナや、ホンの自称恋人ミンジュンなども普通に見たら魅力的な男女だけど、見事に振られるのが気味が良かった。

途中、時代という壁もあって、結ばれることのなかったホンの父親と京都に住むしず子さんのエピソードを挟んだのは上手い。

父親としたら、どんな男が来ても嫌だけど、娘が選んだ恋愛に自分達を投影しながら、子供らの世代では叶って欲しい、と信じている。

出番は少ないが、素敵な父親であった。

これが映像化されたら、観てみたいなぁ・・・、と素直に思えた作品でした。

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