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オススメ!映画紹介『蟹工船』鑑賞

Kanikousen

格差社会的な描写が現代に通じると若者に再び脚光を浴びている、小林多喜二の小説がSABU監督で映画化。

カムチャツカ沖。蟹を採り、船上で缶詰に加工する蟹工船「博光丸」では、出稼ぎ労働者たちは劣悪な環境におかれ、安い賃金で酷使されていた。
監督の浅川は彼らを人間扱いせず、労働者たちの中には過労と栄養失調で命を落とす者も続出した。
そんな中、労働者の一人、新庄は船から脱出し、幸運にもロシア船に救助される。そこで全く別の世界を目にした新庄は、蟹工船に戻りみんなにいまの状況に甘んじてはいけないと一斉蜂起をけしかける。だが、それはあっけなく鎮圧され、新庄は志半ばで帰らぬ人に・・・。
蟹工船の火は消えたかに見えたが、それでも労働者たちは彼の意思を継ぎ、もう一度立ち上がろうとするのだった。

まず、この作品って、こんなに面白かったでしたっけ?

SABU監督らしいと言えばらしい、POPさのある表現。

例えば、前半に、集団自殺を試みるシーンがありますが、なぜか笑えます。

来世を夢見る場面でも、松田龍平君とTKOが庭でバレーボールしてみたりして・・・。

龍平君が労働者のリーダーとなる男を飄々と演じています。

彼はイマドキの若者風ですかね。

一方、彼等を虐げる男を西島秀俊が演じています。

何時になく、厳しい表情の西島君ですが、「男たるものは・・・」みたいな時代の中で、片足が不自由という障害を抱え、自分の抑圧された鬱憤を吐き出すような悲しい男を、生真面目に演じていました。

龍平君と一緒にロシア船に助けられるのは新井浩文は、コワモテだけど楽しげでした。

新庄に弟のように可愛がられ、病弱だけど、亡き新庄に代わって立ち上がる労働者の中心になるのは、出演作の続く高良健吾君。

そして、最年少の少年労働者を、柄本時生君が演じます。

お兄ちゃん(祐)に似ているけど、チョット違った個性もありそうですね。

これからが期待できる俳優を起用していて、上手く出来てはいると思います。

後は、現代的な味付けをしたシナリオに、感性が合うかどうか、ということだと思うのですが・・・。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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» 蟹工船 [LOVE Cinemas 調布]
今再び脚光を浴びている小林多喜二のプロレタリア文学の名作を、『弾丸ライナー』のSABU監督がポップにアレンジし映画化。主演は『剱岳 点の記』の松田龍平。共演に『パッチギ』の西島秀俊、『フィッシュストーリー』の高良健吾、新井浩文、柄本時生らが名を連ねている。現実の労働環境悪化を背景に製作されたのこ作品、注目の一作です。... [続きを読む]

受信: 2009年7月14日 (火) 23時36分

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