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オススメ!映画紹介『MW-ムウ-』鑑賞

Mw

手塚作品は『火の鳥』、『ブッダ』、『アドルフに告ぐ』、『どろろ』、『三つ目が通る』・・・、割と好きで読んでいますが、この禁断の問題作はまだ読んでいません。

16年前。ある島の住人が一夜にして消えるという事件が発生。しかし、密かに二人の少年が、人知れず島から脱出し、東京で生きていた。
一人は、優秀でまじめなエリート銀行員、結城美智雄。しかし、裏の顔は次々と人を殺める冷酷な殺人鬼。
もう一人は、自分達を助けてくれた教会と孤児院を引き継いだ、神父の賀来裕太郎。結城の殺人の事実を知った賀来は、幼なじみの犯行を阻止し、救済しようと苦悩する。
結城は、湾岸戦争でアメリカ軍が開発したと言われる、幻の化学兵器「MW」を手にして、世界を滅ぼそうと企んでいた。
果たして、賀来は結城を止めることが出来るのか?
そして、二人の過去に秘められた悲しき運命とは?

観ていてすごく後味の悪い作品なのに、引き付けられる。

何が正義で、何が悪なのか。

最後に結城が残っても、結城のターゲット達が残っても、そこにあるのは地獄のような世界なのかもしれない。

そこがリアル。

こんな作品を20世紀に、地下鉄サリン事件すら発生していない時代に、描いていた手塚治虫という漫画家の先見性は見事です。

主演作が目白押しの玉木宏君は、このダークヒーローを、全くの悪役に見せないように、それでも正義とも違う、異質の存在に演じています。

結城を幼馴染として、命の恩人として、掛替えのない存在として、そばに寄り添う青年を山田孝之が悲しげに演じます。

原作では、もう少し過激な描写もあるらしいのですが、結城を思う、純粋な青年として賀来になっています。

さて、物語のスタートは、タイのバンコクでした。

あのザラッとした感じの空気感が何とも言えないですね。

青いシャツを汗だくになって走る石橋凌が、何とも言えなく渋いです。

バンコク、行きたいなぁ。

そして、物語の後半、秘密に近付く新聞記者役の石田ゆり子さんは衝撃的でした!

原作は文庫サイズということで、読んでみようかな、と思っています。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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