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オススメ!映画紹介『ラッシュライフ』鑑賞

Life

伊坂幸太郎の世界を、東京藝術大学映像研究学科の学生達が、商業ベースでの公開に向けて、映像化した作品。

思春期に父親に自殺された河原崎は、新興宗教の教祖・高橋を盲目的に信じることで救いを求めていた。
1軒辺り10万円までしか盗まない孤高の泥棒・黒澤は、ある家を物色中に大学時代の友人がその部屋に入ってくる。
不倫相手とお互いの配偶者を殺害する計画を進める京子の職業は精神科のカウンセラー。
そして、リストラに合い、職も家族も失ったサラリーマン・豊田が、自分をこのような境遇に陥れ、自分は会社の重役に登りつめた男を殺害に向かうが・・・。
交わるはずのない4人の男女の人生が、交錯し、いつしか一つの物語を形成していく。

原作の中から4つ+1つのエピソードを、舞台が仙台市から横浜市に変わった以外は、ほぼ原作の通りの設定で進みます。

そのせいか、何かドキドキ感がなかったんだなぁ。

企画に賛同した、柄本祐、堺雅人、寺島しのぶ、板尾創路と、演技力には定評のある俳優陣が出演したわけですが、一つ一つのエピソードは良かったです。

特に、寺島しのぶのライバルというか、愛人の妻をサトエリが特別出演で登場。

寺島しのぶと合わせ鏡となる女性を、ハイ・テンションで演じていましたね。

残念だったのが、4人の監督がそれぞれの物語を作っていて、物語と物語のつなぎの部分が弱かったような気がします。

原作では、時系列に並んでいなかったりするのですが、映画は次の日、その次の日、と、主役をバトンタッチしていきます。

オムニバスのような一つの作品のはずが、オムニバスになってしまっていたような感じと言えば良いのでしょうか。

河原崎編はグロテスクだし、京子編はホラーっぽい作りを狙っているのだろうけど、怖くないのですよね。

「私達が車から離れていたのは、10分位よ」って、説明調のセリフも気になりました。

それでも、商業ベースに乗せるというテーマは、平日昼間でも8割近い入りですから、果たせたのかな。

この中から、次の時代の監督が出てきたら、面白いですね。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★☆)

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» ラッシュライフ [LOVE Cinemas 調布]
東京芸術大学映像研究科の学生たちの手による作品。一般劇場での公開を前提にして企画・制作・配給まで手がけるというプロジェクトによって生まれた映画です。原作は現在『重力ピエロ』が大ヒット中の伊坂幸太郎の同名の小説。ちなみに伊坂氏含めキャスト陣も企画に賛同した実力派が結集。堺雅人・寺島しのぶ・柄本佑・板尾創路の4人が4つのストーリーの主人公を務めます。... [続きを読む]

受信: 2009年6月26日 (金) 22時29分

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