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2009年6月

愛読書!『夕子ちゃんの近道/長嶋有』

Yuko_chikamichi

『サイドシートに犬』や『猛スピードで母は』などで受賞歴の華々しい長嶋有氏が第1回大江健三郎章を受賞した短編連作集です、。

西洋アンティーク専門店の2階に住み込みバイトをする30代の主人公。
店長の幹夫さんの家族や、何も買わないくせに常連客のイラストレーター・瑞江さん。
大家さんの孫娘で美術学校の油絵科なのに卒業制作で鋸で大量の箱を作る朝子さんと、定時制高校に通い、学校の先生と交際中の夕子ちゃん。
さらには、幹夫さんの旧友であり、日本通で、相撲オタクのフラン人女性・フランソワーズ。
どこにでもいそうで、でも少しだけ変人たちの集まる、優しい場所。

長嶋氏の代表作でもある『ジャージの二人』もそうなんですが、緩いですよねぇ。

イイ感じです。

この大江健三郎賞というのは、世界に発信できる小説に贈られるみたいなんですが、フランス、中国、韓国でも翻訳され、同時に刊行されたそうです。

いい意味で、日本を今の感じが出ているのではないでしょうか。

登場人物のバックボーンが語られることがほとんどありません。

主人公に至っては名前すら分かりません。

途中、サインをするシーンがあって、「へぇ、そういう漢字なんだ」みたいなやり取りはあるのですけどね。

雑誌連載分に、姉妹はドイツの父親に会いに、その他のメンバーはフランソワーズの実家の骨董品の値踏みにパリで落ち合うエピソードが書き下ろされています。

場所がパリに変わっても、変わらないのが気持ち良いですね。

楽しめました。

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オススメ!映画紹介『ウルトラミラクルラブストーリー』鑑賞

Umls

う~~~ん。評価しづらいなぁ・・・。

青森で農業をしながら一人で暮らす青年・陽人は、ある日、東京からやってきた保育士の町子先生に生まれて初めての恋をする。
事故で死んだ元カレの見つからぬ首を捜すため、青森へ「カミサマ」と呼ばれる占い師に会いにやって来たという町子。
しかし、そんな噂はお構いなしで、陽人は保育園へと毎日彼女に行く。
そして、その強すぎる片想いは、不可思議な出来事を次々と起こしていく!

青森出身の松ケンの津軽弁は、ほぼネイティブ(当然か?)。

亡き人の想いを聞くために青森にやって来る女性という設定もリアルだし、彼女を演じる麻生久美子はメチャクチャ可愛い!

それなのに、何なのだろう・・・?

この映画は理屈じゃなくて、感覚で楽しむものなのだと分かっているつもりでも、やっぱり理解を越えてしまっていた。

首のない人間が歩き、心臓の停止した青年が恋しい人と過ごすために歩いてる。

そして、衝撃(!?)のラストシーンまで・・・。

恋が奇跡を起こすという基本的な部分はともかくとして、陽人が単なる落ち着きのない青年なのか、障害者なのか、「織田信長と同じ脳を持つ男」という分かるような分からない説明で混乱してしまいました。

まぁ、すごい才能が現れたのだと思います。

この後に作品が続いていけば、監督が描きたい作品のラインみたいなのが見えてくるのではないでしょうか。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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2009Jリーグ!第15節・横浜Fマリノスvsガンバ大阪@横浜・日産スタジアム

Jリーグです。

4月以来の観戦です。

今日は横浜でマリノスvsガンバを観てきました。

日本代表選手を抱え、ACLへはアジア王者として出場と、お疲れモードのガンバは、現在リーグ8位とヤバイ状態。

ACLでもフロンターレに敗れる等、波乱続きで、今日は勝ちたいですね。

雨、降るとは思っていたけど、あそこまでとはね。

カバンに折りたたみ傘しか入っていなくて、仕方がないからマリノスの合羽を買おうと覚悟を決めていたら、ガンバの合羽が売っていました。

ビニールの合羽に1,995円は痛かったけど、浸透とかは全くなかったので、Tシャツは濡れずに済んで、まぁ満足です。

そんな中で雨の中での観戦。

荒れるのかなぁ、と思いましたが・・・。

先制したのは、マリノスでした。

なんとMF・松田のゴール。

最近、本とかも出しているみたいだけど、先発で90分フル出場と言うのが何だか嬉しいですね。

しかし、ガンバも、後半6分、9分に遠藤、橋本の連続ゴールがあって2得点。

試合終了間際のマリノスの猛攻はすごかったですよ。

GKもハーフウェイ・ライン位まで上がってきてのパワープレイ!

対するガンバは、FWレアンドロを下げて、MF佐々木を投入。

「何で、俺、ちゃうねん」という播チャンを、ミチが「まぁ、まぁ」と押さえていました。

チョット笑えたベンチ付近でした。

結局、1点差を守りきり、ガンバ、勝ちました。

良かったですね。

さて、次は7月1日(水)フロンターレ戦。

ACLの借りを返さないとね。

週末だったら、応援に行けるのだけれどなぁ・・・。

メールサービスの試合結果を待つことにしましょう。

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Live! 【OTODAMA BEACH PARTY 2009 VOL.2】@音霊SEA STUDIO

逗子に行ってきました。

キマグレンが経営することで有名になった音霊。

ずっと気になっていたので、春のオープン戦・東芝vsサントリーと悩んだ挙句、湘南ライナーに乗り込みました。

初参戦。

今日はDJバージョンですね。

機材チェックの遅れがあったのか、開場が11時の予定が、45分程遅れました。

とりあえず、腹ごしらえ。

キマグレカレー 800円。

ジャガイモと茄子の夏野菜カレーですね。

アルコール類は大体500~600円でした。

さて、トップバッターは、RYUKYUDISKOの廣山兄弟の兄・哲史さん。

ベートーヴェンとか大ネタ使いしながら、リズムのどこかが沖縄していて面白かった。

一方の弟の陽介さんは、元々がクラブDJということですが、すごく格好良い感じに並んでいました。

続いて、「ヒューマン・ビートボックス」こと、AFRA登場。

ゼロックスのCMはもう6年前なんですって・・・。

メロディー歌いながら、同時にヴォイパできるって言うのがスゴイ!

大阪人というのは知っていましたが、観客の声を拾う、拾う。

楽しめました。

AFRAと共演でdj KENTAROが登場。

名前位しか知らなくて、初体験でした。

しかし、DJ世界一になっただけあって、すごい技の持ち主ですよね。

スクラッチで『歓喜の歌』ですからね・・・。

そして、やっぱり出ました!

マイケル・ジャクソンの『スリラー』!

ダンス系の音楽が好きな人なら、必ず通るアーティストだもんね。

まだ、小・中学生でしたが、一応、リアルタイムで知っています。

この時点で17時過ぎていました。

1人1時間位で終わるかなと思っていたので、18時には出るつもりでした。

でも、どうしても観たい人がいる!

☆Taku Takahashi(from m-flo)です!

いやぁ、正直、KENTAROの後は出辛いですよね。

でも、我らが☆Takuは、DJはテクニックじゃないとばかりに、盛り上げます。

ビールやアルコールを飲みながら、自ら踊りながら。

でも、その動きが、イチイチ愛嬌があって、カワイイ。

m-floの曲あるかな、と思ったのですが、RYUKYUDISKOのREMIXバージョンなど、ソトシゴトからのお披露目がありました。

楽しかったです。

この時点で18時35分。

大遅刻なので、急いで会場を飛び出しました。

本当は、石野卓球も聴きたかった。

まだ、☆Takuが演奏中に準備で顔を出したのですが、その時の歓声はすごかったですね。

そして、1曲目の音が鳴った瞬間も!

テクノとかハウスって、YMOが先駆者で、だけど、クラブ・イベントとか裾野を広げたのは、電気グルーブ、石野卓球の貢献度は高いのではないでしょうか。

7月25日のDaishi Danceのチケットと、8月12日のMIYAと押尾コータローの先行チケットを持っています。

今度は最後まで観て帰るぞ。

(家着くの、何時でしょ?)

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オススメ!映画紹介『ラッシュライフ』鑑賞

Life

伊坂幸太郎の世界を、東京藝術大学映像研究学科の学生達が、商業ベースでの公開に向けて、映像化した作品。

思春期に父親に自殺された河原崎は、新興宗教の教祖・高橋を盲目的に信じることで救いを求めていた。
1軒辺り10万円までしか盗まない孤高の泥棒・黒澤は、ある家を物色中に大学時代の友人がその部屋に入ってくる。
不倫相手とお互いの配偶者を殺害する計画を進める京子の職業は精神科のカウンセラー。
そして、リストラに合い、職も家族も失ったサラリーマン・豊田が、自分をこのような境遇に陥れ、自分は会社の重役に登りつめた男を殺害に向かうが・・・。
交わるはずのない4人の男女の人生が、交錯し、いつしか一つの物語を形成していく。

原作の中から4つ+1つのエピソードを、舞台が仙台市から横浜市に変わった以外は、ほぼ原作の通りの設定で進みます。

そのせいか、何かドキドキ感がなかったんだなぁ。

企画に賛同した、柄本祐、堺雅人、寺島しのぶ、板尾創路と、演技力には定評のある俳優陣が出演したわけですが、一つ一つのエピソードは良かったです。

特に、寺島しのぶのライバルというか、愛人の妻をサトエリが特別出演で登場。

寺島しのぶと合わせ鏡となる女性を、ハイ・テンションで演じていましたね。

残念だったのが、4人の監督がそれぞれの物語を作っていて、物語と物語のつなぎの部分が弱かったような気がします。

原作では、時系列に並んでいなかったりするのですが、映画は次の日、その次の日、と、主役をバトンタッチしていきます。

オムニバスのような一つの作品のはずが、オムニバスになってしまっていたような感じと言えば良いのでしょうか。

河原崎編はグロテスクだし、京子編はホラーっぽい作りを狙っているのだろうけど、怖くないのですよね。

「私達が車から離れていたのは、10分位よ」って、説明調のセリフも気になりました。

それでも、商業ベースに乗せるというテーマは、平日昼間でも8割近い入りですから、果たせたのかな。

この中から、次の時代の監督が出てきたら、面白いですね。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★☆)

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愛読書!『花の下にて春死なむ/北森鴻』

Hananoshita

三軒茶屋のビアバー【香菜里屋】シリーズの1冊目です。

僕みたいに、3→2→1と遡って読んでいる人も珍しいでしょうね。

年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。同じ同人句会に入っていたフリーライターの飯島奈緒は、身寄りのない彼の過去が気になり、一度もらした故郷のに関する言葉を頼りに山口県へ調査に出かける。
【香菜里屋】のマスター工藤は、片岡の部屋の窓辺に咲いた季節はずれの桜のことが気になっていたが、別の事件のある真相にたどり着いていく。

以後のシリーズでも【香菜里屋】の常連客として登場し、鋭く事件を推理するフリーライターの飯島奈緒が、かつてこんな事件に絡んでいたんだなぁ、と思いながら、読み進めました。

赤坂見附駅構内の貸出図書の歴史小説に挟まった『家族写真』の謎。

多摩川に不法に住み着いた老夫婦と写真家の交流を描く『終の棲み家』では、モトクロス・バイクによる自然破壊なんてネタまで飛び出します。

頻発する通り魔殺人事件にまつわる『殺人者の赤い手』は、都市伝説なのか。14年前の悲しい事件との関係は?

そして、回転寿司屋でマグロばかりを食べる男性客の暗号をめぐる『七皿は多すぎる』。

どれも面白かったけど、最初の話とリンクする『魚の交わり』では、再び飯島奈緒が少しの間だけ想いを寄せ合った片岡草魚の過去に触れることになります。

これもなかなか悲しくて、心の温まる話でした。

このシリーズは、工藤さんの出す料理メニューが半端なく美味しそうに描かれていることが特徴ですが、それは既に第1シリーズから完成していたのですね。

本当にこんな店があれば良いのになぁ・・・。

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Live! DREAMS COME TURE 【20th Anniversary Concert Tour 2009 “ドリしてます?”】@国立代々木第一体育館

ドリしてきました。

前にも書いたけど、ワンダーランド2007では、カード決済画面でぴあの回線がパンクしてチケットを逃すという失態をしていましたが、今回はバッチリ!

1階席でしたが、舞台に近い良席でした。

(が、奥の方は、帰りが出られずに大変でした。)

残りあと数本となっていますが、ネタばれも少しだけ気にしつつ書いてみます。

18時45分に客電が落ちました。

「これなら慌てて飛び出す必要なかったな」とか思っていたところに、始まったインスト曲。

このオープニングは、格好良かったですね。

鳥肌立ちましたもん。

で、ゴンドラから、2人が登場しました。

今回のLiveは、最新アルバムを引っさげてという面と、20周年という節目の部分がありました。

吉田さん曰く「歌うことでしか恩返しできないから、ワンダーランドかっちゅう位、長いよ」ってことでスタートしました。

基本は新譜の『Do you Dreams Come True?』と前作の『And I Love You』という感じですかね。

アレンジがラテンだったり、ヒップホップだったり、好きな感じでした。

青山テルマに提供した『大きらい でもありがと』は、テルマの方は軽い感じのR&B風ですが、ドリカムはテンポを落としたバージョンで、深いし、重いね。

ドリカム名バラードの一つになりそうだなぁ。

そしてど真ん中に、『ドリ・タイムマシーン』と題した、メドレーが3部作で構成されていました。

1989年のデビュー・アルバム『Dreams Come True』から年代順に、各アルバムの先行シングルと隠れ(?)名曲を2曲ずつという感じでした。

「全てはこの歌から始まったんだよ」とスタートした『あなたに会いたくて』。

懐かしいですね。

アルバムが出た時は、高2から高3に進級する春休み。

ユーミンに手を出すにはまだ子供だった僕に、ビビッと来たのが、ドリカムでした。

初期の曲、『Still』とか、『メディシン』とか、『今度は虹を見に行こう』とか、聞いてなかったなぁ。

でも色あせていなかった。

結構、あの曲聴きたい、この曲も、みたいなのはあったけど・・・。

超有名なシングルの後は渋い選曲。

『ロマンス』(こいつも久々に聴いた!)みたいな中ヒットのシングルの後は、アルバムのキーとなる曲。

と言った感じの構成で、まんべんなく楽しめました。

やっぱり『何度でも』は盛り上がるかな。

メドレーの合間に、ナイジェリア語の歌を12,000人合唱したり、吉田さんの衣装替えタイムを利用して、サポートメンバーによるKinKi Kidsに提供した『ね、がんばるよ』の演奏がありました。

この曲、『堂本兄弟』で共演した時に歌った位なんですよね。

5年振りに聴いても格好良かったし、ボーカルの男子の声が良かったです。

そして、正さんのソロ・パートも・・・。

アンコールには、メドレーで取り上げなかったヒット曲を持ってくるかな、と思ったけど、そこは普通のLiveでしたね。

でも、ジャニーズが最初にやったと言う、アリーナの頭上を動く舞台装置を見られたのは、楽しめました。

「これかぁ~!」みたいな感じで。

最終的には、3時間位だったので、そんなに長いとは思いませんでしたね。

また、来たいなぁ、と思えるLiveでした。

うん、明日へのパワー、一杯、もらったゾ!

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オススメ!映画紹介『おと な り』鑑賞

Otonari

はい、これが前売り券を家に忘れて、観るのが遅れていた作品です。

V6の岡田君と公開作品連発中の麻生久美子の共演によるラブストーリー。

人気モデルの撮影に忙しい日々を送りながらも、本当は風景写真を撮りたいという思いを抱えるカメラマンの聡。
フラワーデザイナーを目指して花屋でアルバイトしながらフランス留学を控える七緒。
同じアパートのお隣同士でありながら面識のない2人。共に30歳、恋人はなし。
いつしか、壁越しに聞こえてくるお互いの生活音は、お互いにとって心地いい響きとなっていた。

都会の一人暮らしなら、隣りの住人がどんな人か知らないというのは、あっても良いと思うのだけど・・・。

オチはチョットあり得ないかなぁ・・・。

まぁ、そこは大人のファンタジーってことで。

二人とも、しっかりと演技してきますね。

岡田君の優柔不断な中の意思の強さ、麻生さんのふんわりとした中の毅然さ、みたいなもの。

『風に吹かれて』が頭から消えなくなってしまいました。

二人に絡む共演者の中では、聡の親友の恋人を演じる谷村美月ちゃんと、近所のコンビに店員の岡田義徳君でしょうか。

彼女って、いじめられっ子だったり、ガリ勉少女だったり、大人しい感じの役が続いていたのだけど、やっぱり大阪の女の子。

大阪弁のスーパー・ハイテンションな女の子。

でも、本当は不安で、自信のない普通の19歳の女の子。

きっちり演じていましたね。

岡田君はまともな役かな、と思ったら、そう来たか、という感じでした。

こちらも見事!

二人の物語は重なり合うことなく、交互に展開していきます。

唯一、共通して通うのが森本レオさんの喫茶店。

そして、落ち込んだ時に隣りから聴こえてくる音。

それに癒される二人。

影像の感じが好きだな、と思ったら、『虹の女神』の熊澤尚人監督でした。

そう言われると、オチの感じとかも、分からなくはないか・・・。

何だかんだと言って、結構、好きでした。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『ハゲタカ』鑑賞

Hagetaka

NHKのドラマは何話かしか観ていませんが・・・。

柴田恭平さんの手術があって、撮影が延期になったのとかは覚えていました。

【ハゲタカ】の異名を持つ敏腕ファンドマネージャーの鷲津政彦。かつては徹底した合理主義で幾多の企業を買い叩いていたが、閉鎖的で不透明な日本のマーケットに絶望し、海外で生活を送っていた。
三葉銀行から企業再生屋として老舗の自動車メーカーに招かれた芝野は、豊富な資金力を持つ中国系ファンドの買収を察知し、鷲津にこの危機を救って欲しいと依頼にやって来る。
この買収劇の仕掛け人である、【赤いハゲタカ】劉は、かつてニューヨークで鷲津と同じオフィスで働いていた男だった。

ドラマ放送の時は、ライブドアや村上ファンドがメディアを賑やかせていた時期で、タイムリーな感じがしました。

今回も、サブプライムとか、派遣斬りとか、旬な話題を扱って、理路整然と並んではいると思いましたが、やや詰め込みすぎの感じもしないではありませんでした。

高良君の派遣の話とかは、過去の劉の立ち位置を見せるという意味もあったとは思いますが、なくても良かったのかな、とも思います。

大森君の鷲津、恭平さんの柴野、栗山千明のTVキャスター、松田龍平君の実家の旅館を継いだ元IT長者は、ドラマからの引き続きなので、はまっていますし、安心して観ていられます。

昨日の敵は今日の友という訳でもないですが、戦友というか、盟友というか、つながり感が完成されていました。

そして、残留孤児の子供で日本で育った劉を演じた玉鉄。

一流のファンドマネージャーを任されるにしては若すぎるかな、とも思いましたが、屈折した青年像を演じています。

ドラマ版の鷲津の投影とも言え、敗戦を装いながらも、更に大きな獲物を掠め取る鷲津の成長というか、器の大きさの違いを見せるためのポジションとも言えます。

劉の抱えている問題は、なかなか深いですね。

彼の人生は、彼、一人で集約しちゃって良いのか、って思いました。

企業買収とかビジネスライクな展開の中でも、「生きる」とか「人間として誇り」みたいな、映画の中でも『古臭い』と言われていたけど、そう言ったものが核にあったと思います。

「企業愛」とかね。

「ニッポン人よ、誇りを取り戻せ!」的なメッセージを感じました。

ロングヒット、するんじゃないですか?

して欲しい!ですね。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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ラグビー2009春!U20世界ラグビー選手権【ファイナル】@秩父宮ラグビー場

JWCの最終戦は、あいにくの梅雨模様となってしまいました。

でも、秩父宮では1万人以上の観客が駆けつけ、会場はどよめきと拍手に包まれていた。

まず、3位決定戦は、オーストラリアvs南アフリカ。

接戦を予想していたのですが、意外にも南アが突き放しました。

オーストラリアも終始攻めているのだけど、あと5mが届かず、南アのカウンターにやられてしまった。

南アのSOクロニエ選手がインターセプトを狙って、2トライを決めました。

あそこまで、あっさり成功すると、気持ち良いですね。

32-5で、南アが3位になりました。

そして、決勝戦はニュージーランドvsイングランド。

試合開始と共に雨脚が弱まり、後半には止んでしまいました。

最初に動いたのはイングランドでした。

PK2つ決めて、トライもあって、このまま行くのかなぁ、と思いました。

イングランドのFW陣は、とにかくデカイ!

スクラム、モールと圧倒していましたが、チョット小柄なニュージーランドは豊富な運動量でそれをカバー。

ディフェンスの集散が速いから、難なく止めていました。

終わってみれば、44-28と差がつきましたね。

この中から未来のフル代表・オールブラックスが誕生するんですよね。

いやぁ、楽しませてもらいました。

さて、決勝戦は微妙な場面はビデオ判定を受けることになっていました。

1回目はイングランドのトライがライン上だったので、ゴールエリアでグラインドしたか、の確認のため、喜びをお預け状態に。

残りはゴールに持ち込まれたボールをどっちのチームが触ったかの確認で、プレイ再開はどっちのチームかってことでした。

何か、間延びしちゃいますね。

名古屋で行われた最下位決定戦は、日本は17-54でウルグアイを下し、昨年同様の15位で終了したようだ。

来年からは一つ下のクラスでの大会になるが、そこではイタリア、カナダと切磋琢磨して、圧倒して欲しいなぁ。

さて、今回のJWCは立候補しているフル代表の方のワールドカップの試金石にもなる大会でした。

IRFの関係者の目には、どのように写ったのだろうか。

本物のプレイを目の当たりにするのは楽しいですし、アジアに広げるという意味でも実現してくれたら、嬉しいですね。

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オススメ!映画紹介『ザ・スピリット』鑑賞

The_spirit

またまた、アメコミのヒーローが映像化されました。

人々が寝静まった街で、ひとり犯罪と戦っている男・スピリット。その正体は、殉死した元警官のデニー・コルト。宿敵である凶悪犯オクトパスとの激闘を繰り広げていた。
スピリットは街に舞い戻ってきた元恋人の宝石泥棒サンドを探し始めるが、オクトパスも彼女を狙っていた。
【ヘラクレスの血】の秘密をめぐる争いの中で、やがてスピリットの驚くべき過去が明かされていく。

物語自体は別に新しいことは何もなかったかも・・・。

でも、エバ・メンデスやスカーレット・ヨハンソン、サラ・ポールソンと女性陣が豪華絢爛に美を競い合っていました。

あっ、敵役で黒縁眼鏡のスカーレットは、チョット微妙か。

でも、そこから外れた感じは、なかなか面白かったですよ。

死の女神にしろ、婦警にしろ、登場する女性意たちが皆、スピリットに惚れていくのが、不思議でもあり、正義のヒーローというよりも、その点がスゴイと思いました。

オクトパス役のサミュエル・L・ジャクソンの怪演は見どころ。

正直、良く受けたな、この役と思う位、スゴイです。

でも、それだけだったような・・・。

白黒のように色彩を落として、赤いネクタイだけが目立つという画像処理も、へぇ、って位で、特に斬新とかは思わなかったです。

すみません。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『スター・トレック』鑑賞

Startrek

実は『スター・トレック』って、キャラクターは知っているのだけど、物語はほとんど知らないことに気が付きました。

ジェームズ・T・カークは、母親が臨月の時に、惑星連邦軍艦隊の優秀なキャプテンであった父親を亡くしていた。
トラブル・メーカーだったカークは、父親が数百名の命を守るために自らの命を落とした英雄だったと知り、自らも父親を超える存在になるため、惑星連邦艦隊への入隊を志願する。
しかし、入隊から3年が過ぎても、カークは問題児として戦艦への搭乗メンバーから外されてしまう。
しかし、友人のレナード医師の協力で、士官候補生に紛れて惑星連邦軍戦艦・USSエンタープライズに乗り込むカークは、そこで予想も出来ない事件と遭遇する。

最近増加中の人気シリーズのビギニング物の一つですが、オリジナルを知っていても、知らなくても、十分に楽しめる作りになっていました。

タイムワープという荒技を使っていますが、親友だったはずのカークとスポックが、問題児と優秀な士官として反目していて、どういう展開になっていくのか、「へぇ、ほぅ」という感じでした。

流石にオリジナルのMr.スポックは知っており、新・旧スポックの共演というのは印象的でしたね。

また、宇宙船とかも40年前のデザインを活かした作りになっていて、オリジナルを尊重して作っているのが伺えました。

物語と全く関係ありませんが、コックピットのメンバーが、アメリカ人だけでなく、ヨーロッパ系、ロシア系、アジア系、そして宇宙人(バルカン人)となっているのが、個人的には良いなぁ、と思いました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『60歳のラブレター』鑑賞

60_loveletter

本当は別の作品を観るつもりだったのですが、前売りチケットを忘れたので、観ることになりました。

まぁ、評判は悪くなかったという印象だったので・・・。

定年退職を目前に控え、第二の人生をスタートしようとした矢先、孝平と専業主婦として家族に尽くしてきたちひろは離婚を決意する。
5年前に愛妻に先立たれ娘と暮らす医師・静夫は、バイトでしているドラマや小説の医療監修で、売れっ子翻訳家の麗子と出会う。新しい恋に臆病だった大人2人が中学生のような純情な恋を始めようとするが・・・。
青春時代にビートルズに熱中し、現在は実家の魚屋を継いだ正彦と彼の追っかけだった光江夫妻。糖尿病に苦しむ正彦の通院に付き合っていたある日、光江の脳に腫瘍が発見。手術に臨んだ光江が眠る病室で正彦はギターを片手に2人の思い出の曲『みしぇーる』を弾き語り始めた。

実際にある保険会社が企画した「60歳のラブレター」に応募された、長年連れ添った夫婦がパートナーへの感謝の言葉を綴った手紙を基に、物語を構成しているため、結構リアルな物語になっています。

やっぱり、魚屋夫婦の闘病、夫婦愛みたいなのが、一番共感を出来るし、感動できました。

イッセー尾形さんの旦那さんは完璧だし、綾戸千恵さんの大阪のオバちゃんは本当にリアルでした。

次は、井上順さんと戸田恵子さんの不器用な恋。

臆病になる気持ちは分かるなぁ、と思ったけど・・・。

尺の関係でオチへの持って行き方が早急というか、もう少し紆余j曲折あるだろ、と突っ込みたくなりました。

最後にメインである、中村雅俊、原田美枝子による熟年離婚の話。

確かに定年離婚ってテーマは流行ったけど、本当のところはどうなんでしょうね?

グッド・ファーザーの手本みたいな雅俊さんが不倫夫で、若い頃は破天荒のイメージがある原田さんが良妻賢母という設定も、どうなんでしょうか?

この辺は好き嫌いなところかなぁ。

でも、同棲相手とは違う男性の子供を妊娠し、出産しようとする娘が、母となり、親の気持ちに気が付いていく。

結婚って、悪くないかも、と改心する様子を、星野真里ちゃんが丁寧に演じていたのは、グッドでした。

そして、二人をつなぐ30年前のラブレターを届ける青年を演じた石田卓也君。

まぁ、正直、彼でなくっちゃ、という役ではないけど、このところ連投している(1ヶ月で3本観た)ので、つい気になってしまいました。

シネコンの一番小さいスクリーンでしたが、平日で満席。

但し、多分、僕が最年少だったみたいです。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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ラグビー2009春!U20世界ラグビー選手権【セミファイナル】@秩父宮ラグビー場

セミファイナルです。

第1試合のニュージーランドとオーストラリア。

観たかったけど・・・。

本気で早退することを考えたけど・・・。

・・・無理でした。

結局、6時に事務所を出たら、秩父宮に着いたのが後半30分。

31-17でほぼNZがファイナル進出を手中にしていました。

どんな展開だったのか分からないのが、悔しいです。

でも、日曜日はオール・ブラックスのジャージでの会場入り、決定しました。

2試合目はイングランドvs南アフリカ。

イングランドがキックで点を稼ぐ展開を予想していました。

半分正解で、半分ハズレ。

前半は、トライを狙いにいく南アフリカの方に勢いがあるのかなと思いました。

でも、イングランドは終始、大人の対応でしたね。

慌てず、騒がず。

逆に後半疲れたのか、鈍ってきた南アフリカの動きを見透かしたように、得点を重ねていきました。

慌てたという訳ではありませんが、南アフリカの選手が危険なプレイ(柔道の投げ技みたいなタックルでしたね!)で、一発退場。

南アフリカは、ラインアウトとかセットプレイも安定してなかったですからね。

ということで、決勝戦はニュージーランドとイングランドという組み合わせ。

NZの試合は結局全く観られなかったので、分かりませんが、手に汗握る接戦になることを期待しています。

JRFUメンバーズの優先入場で、良い席、ゲットするぞ!

さて、さて、名古屋での日本vsイタリアの方はと言いますと・・・。

負けたみたいですね。

15-21だから、割と良い試合だったんだなぁ。

(特に後半は。)

最終戦のウルグアイには、流石に勝てるでしょう・・・ねぇ・・・。

ガンバレ、ニッポン!

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オススメ!映画紹介『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』鑑賞

Icomewzrain

ジョシュ・ハートネット、キムタク、イ・ビョンホンという米日韓のイイ男が結集した話題作。

フランス在住のヴェトナム人、トラン・アン・ユン監督の4作目。

元・刑事のクラインは、ある殺人事件を担当し、犯人を射殺してしまったトラウマで退職し、現在は探偵をしていた。今回の依頼は、会社社長から一人息子のシタオを捜索すること。
フィリピンで消息を絶ち、数枚の写真を残して失踪した彼は他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという特殊な能力を持っていた。
クラインは、彼の足跡を追ってフィリピンから香港へ。
香港では、マフィアのボス、ス・ドンポも、シタオの行方を追っていた。シタオはドンポの溺愛するリリと一緒にいる。
マフィアと警察の抗争、壮絶な逃走劇に巻き込まれながら捜索を続けるクラインはやがてシタオと対面する。

なかなか重く、難しい映画でしたね。

日本ではどうしてもキムタクとイ・ビョンホンに注目されがちですが、主役はジュシュと決めて観るようにしたのですが、それにしても現実と悪夢と時制をモンタージュのように切り刻んで提示していました。

トライ・アン・ユン監督というと、これまでの『青いパパイヤ』とか『夏至』とか、ヴェトナムという湿度の高い土地で、しっとりとした情感を描き出す監督のイメージでした。

だから、物語のベースに白人男性の猟奇的な殺人を描くということが、意外ではありました。

さて、監督は「新しいキムタクをお見せします」と話していました。

セリフが少なく、全て英語ということもあってか、キムタクらしさ、良くも悪くも「何を演じても、キムタクはキムタク」、はないのかもしれません。

「治癒の男」というのは、これまでも取り上げられた題材ではありますが、痛々しかったですね。

キムタクの苦悶の表情、【アジアのキリスト像】なのだそうですが、ニュー・キムタクではあります。

そうそう。

町の何でもない風景に十字架を思わせるショットを作っていました。

分かりやすいところでは、ビルとビルの間から見える空。

アジアの中のキリストということなんでしょうね。

さて、イ・ビョンホンは与えられた役に関しては文句ないのでしょうが、正直、彼である必然性みたいなものは感じませんでした。

冷血なマフィアで無表情に人を撃ち、でも溺愛するリリにだけは優しい。

人間の狂気を演じるのは、過去の作品でも実証済みですので、安心して観ていられるのですが。

あの鍛え抜かれた上半身は、スゴイですね・・・。

元アメフト選手のジュシュも、上半身裸のシーン多いので、女性ファンは注目です。

余り大きく取り上げられていませんが、香港でクラインのバディとなる刑事役でショーン・ユーも出演しています。

彼のシーンでは、香港グルメ(?)の紹介が印象的でした。

トライ・アン・ユン監督は、次回作『ノルウェイの森』の撮影を再開するとの噂もあり、目の離せない映画人ということですね。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『ターミネーター4』鑑賞

T4

社会人1年目の頃、「好きな映画は『ターミネーター2』です」と言ったら、女の先輩に鼻で笑われた経験の持ち主です。

原題では『4』ではなく、『Salvation』と付いて、新シリーズの第1章になる予定だそうだ。

2018年。核戦争後の荒廃した世界で、人類と機械の壮絶な戦いが繰り広げられる中、【スカイネット】は、生き残ったわずかな人類に対して、最後の総攻撃を仕掛けようとしていた。
わずかに生き残った人間たちによる抵抗軍のリーダーとなったジョン・コナーは、1人の少年を探していた。将来、ジョンが過去に送り込み、自分の父親になるという重大な宿命を担う少年、カイル・リースだ。
そんな時、カイルと行動を共にし、【スカイネット】に襲われたと話す、マーカスという謎の男が抵抗軍に助けられる。
彼を治療しようとしたジョンの妻である医師のケイトは、記憶を失くしているーカスの体は、脳と心臓以外、すべて機械であることに驚愕する。
しかし、自分は人間だと信じているマーカスは、疑いの晴れていないジョンの【スカイネット】への侵入を手引きする。
こうして、ジョンは、亡き母のため、最愛の妻のため、愛する者を亡くし悲しみを抱える人々の、生きる希望となるために、最後の闘いに挑む。

クリスチャン・ベイルは、こういう悲しい運命を背負ったヒーローが良く似合いますね。

今後はバットマンと2つのシリーズ掛け持ちで行くのですかね?

すごく嬉しいですね。

そして、ジョンの苦悩も主テーマではありますが、もう一人、マーカスを演じたサム・ワシーングトンも目立っていましたね。

後半にはターミネーター誕生の秘密みたいな部分もあって、『1』のファンの人も楽しめると思う、サービスシーンがあったりします。

が、最初に書いたように、僕は『2』のファン。

マーカスとカイルの関係は、かつてのシュワちゃんとファーロングが演じたジョンの関係に重ねてみるとこが出来るのではないでしょうか。

そして、有名な決め台詞である「I'll be back !」も、ある人がある人に発します。

この辺、オリジナル・シリーズとは、微妙にずらしつつも、同じ世界観として感じることも出来、旧シリーズへのオマージュと言うか、大事に作ってくれているスタッフの心意気を感じました。

いやぁ、しかし、技術の進歩って凄まじいですね。

その反面で、未来が追いついて来ちゃっていて、10年後にあれだけロボットがスムーズに動いているのかな、とか、若干現実に戻ってみたりもして。

全てのエピソードが練られていて、納得できる展開だったのですが、次回作の『5』に期待できる作品になっていました。

旧作ファンでも満足できる作品になっていたんではないでしょうか。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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Short Short Film Festival & Asia 2009@ラフォーレミュージアム原宿

毎年恒例の短編映画の祭典。

今日が最終日でしたが、日本コンペとアジアコンペの作品を観て来ました。

『ライン』(ストップ!温暖化部門/日本)

子供が壁に白いチョークで1本の線を引いている。
はじめは悪戯かなと思っていると、自動販売機や壁を遮るように注車する車にまで線を引いていて、単なる悪戯ではないらしい。
そこでテロップ。
「地球温暖化により海水面は59cm上昇すると言われている」
子供の悪戯書きの高さが丁度その位であることに気付く。
上手いなぁ、と関心しました。

『夜が明けぬ間に』(香港)

タクシー運転手と精神を病み施設に入院する妻の話。
休日だけ自宅で過ごすのだけど、徐々に夫のことを忘れていく妻。
金曜日の夜、タクシーで迎えに行く。
気が付くと明け方の3時過ぎ。
「日の出前になくした物は、永遠に見つからない」
なくした大事なものを探して、二人が見つけたものは。
ちょっと悲しい話でした。

『不思議発見!?アメリゴさん』(日本)

アニメです。
世界中の珍しいもの、不思議なものを探して西へ東へ彷徨うアメリゴさん。
今回は海でキラキラ光る不思議な生物を発見。
近くの島に寄って調査を開始する。
その島で、事故で両親を失って、失語症となった少女エミリーと出会う。
旅館の娘として彼の世話をするうちに、心を閉ざしていたエミリーに少しずつ笑顔が戻っていく。
何の収穫もないまま島を離れることにしたアメリゴさんだったが、突然の嵐がやって来て、事件が起きる。
水陸両用のアヒルのボート(?)がかわいい。
アメリゴさんが書いている不思議ノート。
別の不思議が見てみたい!と思いました。

『呼吸』(韓国)

国立の映画学校があって、ショート・フィルムの製作が活発な韓国から。
臨月の妻が事故にあったとの救急隊員から連絡があり、妻を車から引き出すには胎児は諦めなければならないと言われる。
どちらを救うべきか悩む夫。
その時、そのやり取りを聞いていた妻は・・・。
6分間という短い時間で、男女の本質みたいなものをズバッと描き切ったと思います。
韓国の学生映画祭から上がってきたというからスゴイですね。

『It's all in the fingers』(日本)

日本とポーランドの合作だそうです。
監督が日本人で、出演者は皆、ポーランド人。
放課後の学校の2階から、道に迷った田舎道で、巨大が「指」が人を襲う。
その頃、TVではアメリカのブッシュ大統領(当時)が見つかるはずのない大量破壊兵器に関する声明を発表していた。
滅茶苦茶シュールなコメディ。
バカバカしいけど、笑ってしまいました。

『深い河』(中国)

カメラを抱えた一人の女が田舎の湖を訪れる。
偶然に出会った地元の青年は、一番美しい景色の場所に連れていって、写真を撮って欲しいと頼まれる。
貧しい村で中学しか出ていない青年と都会的な美しい女性の交流。
夕方遅くなり、旅館を営む青年の家に宿泊することになったが、翌朝、フィルムと1枚の手紙を残して、女は消えてしまっていた。
ミュージック・ビデオ出身の監督のようですが、いやいやきっちりとした映画として完成度の高い、余韻のある作品になっていました。

メッセージ性の高いものから、ハートウォーミングなドラマ、バカバカしいコメディ、アニメーションと、脈略もなく一度に色々楽しめて、得した気分になれました。

今回は1日1パートしか観ることが出来ませんでしたが、以前、監督として来日した韓国俳優のユ・ジテ主演作品もあったらしいので、観てみたかったですね。

そんな時に朗報です。

横浜みなとみらいにショート・フィルム専用の映画館が出来て、このフェスティバル関係の作品も流れているそうです。

近くに行く機会があったら、立ち寄ってみるのも面白いかもしれませんね。

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ラグビー2009春!U20世界ラグビー選手権【予選Pool B・3回戦】@秩父宮ラグビー場

JWCのプール3日目です。

梅雨の晴れ間という、蒸し暑い、日本特有の6月の天気。

日本はプール3位通過と来年のJWCの出場権を賭けて、スコットランドとの対戦に臨みます。

20年前、秩父宮の大観衆の中、紅いドラゴンに勝った試合は、ビデオでしか観たことないけど、もしかしたら・・・、そんな予感でワクワクしていました。

しかし、現実は、そうは甘くなかったですね。

出来自体は悪くなかったと思います。

前2試合同様に、低いタックルで止めていたし、モールも押していた。

でも、ちょっとモールに固執していた部分はあったのかもなぁ。

その後でバックスで揺さぶるとか、もう少しオプションが欲しかったかなぁ。

日本は攻めて、攻めて、残りの1メートルを沈めることが出来なかった。

サッカーと一緒で決定力不足と言えば、それまでだけど、スコットランドのディフェンスが見事でしたね。

日本の連続攻撃にも、全く集中力が切れないと言いましょうか。

5-12というスコアは、国際ランキングで言えば、善戦なのだろうけど、悔しい敗戦でした。

水曜日からは順位決定戦がスタート。

日本は名古屋で13~16位決定戦の初戦をイタリアと対戦だそうだ。

今度は実力が拮抗しているだけに、面白い試合になるでしょうね。

そして、秩父宮では、17時~がニュージーランドvsオーストラリア、19時~が南アvsイングランド。

うっ、第1試合から観たい・・・。

勿体ない組み合わせだなぁ・・・。

ずっと試合を観させてもらったイングランドに頑張ってもらいたいけど、なぜか南アのジャージ持っているんで、着たいなぁ。

でも、最終日はやっぱりオールブラックスのジャージで観戦したよなぁ・・・。

ヤバイ!

今からドキドキしています!

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オススメ!映画紹介『ROOKIES -卒業-』鑑賞

Rookies

キャストが局を越えて、宣伝していて、観なくちゃと思ってしまったのだけど、実はドラマも数える位しか観てなかったのでした。

2009年春。川藤が二子玉川学園高校に教師として戻ってきた。
野球部のメンバーは3年に進級し、中学時代から名を轟かしている赤星と、平塚をヒーローと崇める濱中の2人が新入生として入って来た。
しかし、「メジャーを目指すから、甲子園なんて興味がない」と言う赤星も、万年補欠の平塚の実態を知り唖然とする濱中も、練習には出てこない。
更には、不良に絡まれた赤星を逃がそうとして、キャプテン・御子柴は脚を負傷してしまう。予選大会に間に合わないかもしれない。
このアクシデントをきっかけに部員たちは結束を固め、大会での活躍を誓い、彼らの決意に新入部員の2人の心も溶けていく。
甲子園の地方予選大会が始まり、順調に駒を進めるニコガク野球部。
決勝戦の相手は、中学時代に安仁屋をノーヒットに抑えた天才ピッチャー・川上を擁する笹崎高校。
果たして、ニコガク野球部は、甲子園に行くことができるのか。

すごくベタな映画。

分かりきった展開なんだけど、やっぱり泣かされてしまうんだな。

思ったより野球の試合のシーンが多かったですね。

試合に出られないかもしれないキャプテン・御子柴(小出君)に共感しつつ、

決勝戦中に見舞われる若菜(高岡君)のアクシデントに心痛めて、

平塚(桐谷健太)のガッツに笑ってしまいながら、

安仁屋(イッチー)のリベンジに声援を送る。

でも、一番美味しいのは、クールなのにアツい新庄(城田優)かなぁ、と。

個人的には、3B時代から成長を見てきた中尾君(関川)の出番が少なかったのは、残念かな。

新入部員役の石田卓也君は、野球をするシーンはないのだけど、先輩たちのキセキに素直に感動する純粋な青年役は合っていたと思います。

「夢」だとか、「情熱」だとか、生徒を激励する川藤幸一の格言だとか。

今どき、こんなこと言う奴いないだろう、と突っ込みつつ。

でも、20年前に言ってみたかったかな、誰かに言って欲しかったかな、と、僅かな憧れも感じていたりして。

こんなに素直に身を任せられる映画も久し振りなような気もしました。

好きだな、こういうの。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

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オススメ!映画紹介『ラスト・ブラッド』鑑賞

Lastblood

フルデジタルの人気アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を韓国のトップ女優のチョン・ジヒョンと小雪の主演で実写化。

400年前、応仁の乱で大量に流された血によって力を得た【オニ】と呼ばれる凶悪な種族が、人類を滅ぼすために動き出す。
父親をオニの頂点に君臨するオニゲンに殺され、復讐にのみ生きてきた少女・サヤ。
利害関係の一致する、ある組織の命により、セーラー服に身を包み、アメリカ海軍内のハイスクールに潜入し、【オニ】に目を付けられた将軍の娘・アリスと行動を共にするようになっていく。
日本刀をきらめかせ、【オニ】を一瞬で斬り捨てたとき、彼女の黒い瞳は哀しみにも似た一筋の光を放つ。
そして今、サヤはオニゲンとの宿命の対決になだれ込んでいく。

オリジナルのアニメは「そう言えば、そんなのもあったね」程度の記憶でした。

日本の鬼と吸血鬼を融合させるという点に、正直、ちょっと無理があるかなとも思いましたが・・・。

これはチョン・ジヒョンのための映画ですね。

彼女はどんな作品に出演しても出世作である『猟奇的な彼女』のカノジョと比較されてしまいますが、ここまでやれば比較されることもないでしょう。

前半はクール・ビューティーな殺し屋。

体を動かすのが好きだという彼女のワイヤーアクション、日本刀による殺陣。

楽しませてもらいました。

ハイスクールでアリスと知り合い、行動を共にする内に、心を開いていく二人。

しかし、コスチュームがセーラー服というのは、彼女に着せたいというだけの設定のような気もしてしまいます。

そして、宿敵・オニゲンとの対決。

小雪もこの役を良く受けたなぁ。

決着は結構あっけなく付いてしまうのだけど、ある意味で当然なんだよなぁ。

理由はネタばれになるので、書けないのだけど・・・。

舞台は今から40年前の東京。

旧式の地下鉄丸の内線が雰囲気を出してはいますが、町並みが香港っぽいというか無国籍。

一応、戸越銀座らしいのですけど・・・。

主演がチョン・ジヒョンじゃなかったら、観なかったかもしれないけど、まぁ、面白かったかなぁ。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『チョコレート・ファイター』鑑賞

Chocolatefighter

『マッハ!』や『トムヤンクン』でおなじみのムエタイ・アクション。

今回はトニー・ジャーに代わって、期待の新星・ジージャーという女の子が主演です!

日本人ヤクザの父とマフィアの情婦だったタイ人の母との間に生まれた少女・ゼンは生まれた時から障害を抱えていた。
しかし、成長するにつれアクション映画を見ただけで、その技を習得できるという並はずれた動体視力と運動神経を備えていることが分かり、密かに技を磨いていた。
そんなある日、母が癌に侵されていることが発覚。ゼンは母の治療費を工面するため、古い手帳を頼りに、借金を踏み倒した【顧客】を回り、強引に回収していく。しかし、それは、母から全てを奪ったマフィアとの抗争に発展する。
一方、日本では、生き別れの父・マサシが母娘の窮地を知り、バンコクへ飛ぶために、組織に仁義を切っていた。

とにかく、彼女のアクションがスゴイ!

CGなしの本物のアクションというから、ある意味で痛い。

贅沢を言わせてもらえば、大きな見せ場はなく、常に戦い続けていて、途中だれてしまった部分もあるのだけど、それを差し引いても面白かった!

ゼンの保護者代わりの孤児のデブ君とのコンビは面白かったです。

今回のような暗めな話を軽くしたり、コメディとかにも、今後使えそう素材だと思いました。

さて、日本人ヤクザとして阿倍チャンが登場。

過去の作品が日本で大ヒットして、市場を意識した部分はあるのでしょうね。

日本刀でタイ・マフィアをバッサ、バッサと斬りまくりますが、折角の性格俳優ですので、もう少しドラマの部分でも魅せ場があったら良かったかも。

尚、ナレーションが阿倍チャンなのは、日本公開バージョンなのだそうです。

とにかく、すごい少女が現れました。

今後のトニー・ジャーとのコラボとか、勝手に期待しています。

普段は映画館では見かけないような、腕がパンパァ~ンって感じの格闘技系アニキも多かったような気がします。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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ラグビー2009春!U20世界ラグビー選手権【予選Pool B・2回戦】@秩父宮ラグビー場

JWCプール2日目です。

仕事を定時で切り上げて、ダッシュで外苑前に向かいました。

着いたら、1試合目のイングランドvsスコットランドの後半20分位。

スコットランドはノースコアで、20点以上差が付き、既に試合もほぼ決着していました。

いやぁ、イングランド、強いですね。

プールBでは、頭一つ抜き出している。

それでも、最後の最後でトライを決めるスコットランドも流石。

そして、2試合目はジャパンvsサモアでした。

次がスコットランドと考えると、今夜は勝っておきたいですよね。

週末にイングランド相手にノースコアとは言え、低いタックルやモール等、世界に通用する部分を見せたジャパンに期待は高まります。

今日もタッチからのドライビング・モールなどのセット・プレイは決まり、そこからトライ出来ましたし、低いタックルは大型選手もバッタ、バッタと倒していましたね。

しかし、キックの安定感がなぁ・・・。

攻めあぐんで、蹴ったらダイレクトタッチで陣地を戻されるというのを何度繰り返したか・・・。

サモアに奪われたトライも、カウンターからギャップを突かれて、抜かれたり、キックをチャージされたり、とショックの大きいのが多かったかなぁ。

スコア的には20-29と接戦でした。

コンバージョンが決まっていたら、もしかしたら違った展開だったのかもしれませんが、プレッシャーがきついのだろうなぁ。

キャプテンを務めるのは、早稲田大学・有田隆平選手。

スタメンでHOだったのが、途中からはNo.8に入って、攻撃にも参加していました。

すごくユーティリティの高い選手ですよね。

ポジショニングも気が利いているし。

本日の観客数は1万人超だったそうです。

出口まで結構時間掛かりましたもんね。

プール最終戦はスコットランドが相手。

2敗同士なので、どちらも負けられませんね。

ガンバレ、ニッポン!

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愛読書!『名探偵の掟/東野圭吾』

Meitantei

テレ朝の金曜深夜枠のドラマの原作と知らずに買いました。

この前、たまたま観たのですが、小説の中の全く同じトリックの事件が、全く違う設定でドラマになっていたので、笑ってしまいました。

名探偵・天下一大五郎が、密室殺人、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人など12の難事件に挑み、鮮やかに解き明かす。
本格ミステリーの様々な約束事を逆手に取って、意外な展開を見せる痛快ミステリー小説。

物語の語り手である捜査一課の大河原番三警部は、自らは適当に捜査して、読者をミスリードする役目とわきまえているところが、まず可笑しい。

散々事件を引っ掛け回しては、天下一の推理に委ねるのだが、この二人、しばしば小説世界から飛び出し、「こんなトリック、今どき流行らない・・・」と推理小説のお約束を客観的に話し始めてしまうのである。

そもそも、推理小説というのは、怪しい人物は登場させておきながら、重要な事柄は書かずに書き進めることが出来るわけで、「読み始めて、直ぐに犯人分かっちゃった」というのは、それまで知っているミステリーにカテゴライズして、予想しているに過ぎないのかもしれない、ということを感じました。

この作品は、東野さんが、まだデビューして間もない頃、なかなか売れなくてヤケクソで書いた作品です。

このトリックやった、あのトリックやった。

こうなったら、【禁断】の「○○が犯人だった」しか打ち手がないゾ!みたいな・・・。

種明かしをしておきながら、でも小説として成立させてしまうところに、売れっ子作家となる人の勢いを感じました。

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オススメ!映画紹介『ブッシュ』鑑賞

Bush

アメリカの大統領を映画にした作品は数あれど、つい先日まで現役だった人を、もう映画化ですか・・・。

彼のやった事柄の影響はまだ続いていて、歴史的な解釈がされていない訳で、なかなか難しいと思うのですが、オリバー・ストーン監督は、どう料理したのでしょうか。

名門一家の若き跡継ぎジョージ・W・ブッシュは、40歳になるまで父から与えられた仕事を途中で投げ出す、アルコール中毒の放蕩息子。
いつかは自分も父親に認められたい、そう思いながら父の巨大な影と闘うブッシュだったが、ある日、「お前が大統領になるのだ」と天の啓示を受ける。
大統領の座を手にし、父に認めてもらえる日がくるはずだったのに、彼がもたらしたのは、大儀なきイラク戦争に未曾有の金融危機。
こうして、世界中からブーイングを浴びるのであった。

見る前はブラックコメディなのかなと思ったのですが、出てくる人物たちもメイクや演技はかなり似せて作ってあるので、結構、ちゃんと作っているなぁと思いました。

大統領というカタチは借りているけど、偉大な父親に認められたい小学生のような大人がいて、父親の愛情を独り占めにする弟を敵視したりなんかもして、その辺は一般人にも当てはまりそうで、妙にリアルでした。

すごく皮肉ってはいるのだけど、見方によっては「偉い人も実はコンプレックスの塊りなんだよ」って、親近感が持てるような描き方であるとも言えます。

父ブッシュが元大統領とかじゃなかったら、少しは普通の大人になれていたのでしょうか。

でも、お父さんが普通の人だったら、彼は大統領になってなかったか。

こういう映画を「有り」にしてしまう、アメリカという国の懐の深さを感じました。

途中、何度か睡魔に襲われそうになりつつ、何とか最後まで見続けました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『余命1ヶ月の花嫁』鑑賞

Hanayome

テレビのドキュメンタリーや手記で知られている、乳ガンを患い、24歳の若さで他界した長島千恵さんの実話を映画化。

イベントコンパニオンの長島千恵は、ある展示会で知り合った赤須太郎から交際を申し込まれ、付き合い始める。しかし、ガンを患っていることを告白し、一度は別れを決意するが、太朗はそれを受け入れ、同棲生活を再開する。手術が成功し、幸せな日々を送っていた二人だったが、ガンが再発し、余命1ヶ月と診断される。
恋人の太郎、妻もガンで失っている父親、友達のように仲の良い叔母、そして親友たち。愛する人たちに囲まれた入院生活。
千恵は、自分のように若くても乳ガンになることを知ってもらうため、親友のツテでテレビ局の取材を受けることにする。
そして、太郎は、千恵の夢だったウエディングドレスを着せてあげたい、と考えるようになる。

僕はこの物語の決して明るくない終幕を知っている。

観る前は、正直、榮倉奈々にこの役が出来るのかと不安があったのだが、自分より少し年上の女性を精一杯演じている姿に好感を持てました。

そして、瑛太君。

この映画のキャンペーンのため、様々なメディアに登場していたが、素顔の彼はぽわ~ぁんとした感じの青年なんですよね。

でも映画の中での彼は、恋人を守ろうとする強さと弱さのある赤須太郎という普通の青年として存在していた。

大河ドラマで共演していた宮崎あおいちゃんが、瑛太君との共演シーンで「演じながら、私、瑛太君の演技って好きだなぁ、と思って、見入ってしまった」というようなことを話していたけど、分かるような気がします。

ラストシーンの表情は絶妙でした。

そして、父親役の柄本明さんは絶品でした。

まぁ、「泣かせるぞ」的な作り方ではあるので、冷静に観るということがテーマだったのですが、唯一、太郎が千恵にウエディングドレスを着させてやりたいと、千恵の親友の花子を演じる安田美沙子に打ち明けるシーンにだけは、ググッと来ました。

教会に写真だけを撮りに行こう、と外出許可を得て、撮影が終了。

帰ろうとする千恵に、「これで終わりじゃないよ~!」ですからね。

安田美沙子にやられたというのが、意外であり、くやしいです。

ドキュメンタリーを知っていても、知らなくても、感動できるドラマだと思います。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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ラグビー2009春!U20世界ラグビー選手権【予選Pool B・1回戦】@秩父宮ラグビー場

現在、ラグビーW杯の招致活動中の日本ですが、一足早く、ジュニアW杯が開催されました。

U-20の各国代表が世界一を争うこの大会。

本物のW杯を開催するためにも、盛り上げなければなりません。

しかし!

折角のオープニング・ゲームなのに、雨の金曜日のナイトゲームとなってしまいました。

観客集まるかなぁ、と心配だったのですが、2試合目のジャパンJr.戦には結構集まりましたね。

一安心しました。

でも、前列の人の傘が邪魔で、至近距離での展開が良く見えなかった。

下げて下さい、って言ったけど、本当は「傘なんてさすなよ」と言ってあげたかった。

まぁ、傘もささずに、レインコートに撥水生地のパンツを着ているおっさんも、完全に可笑しいですけどね。

ま、気を取り直して。

Pool Bは、イングランド、スコットランド、サモア、日本という組み合わせ。

なかなか手強い相手ばかりですね。

一試合目は、スコットランドvsサモアだったのですが、なかなか面白い試合でした。

ペナルティ・ゴールで着実に点数を積み上げるスコットランドに、ワン・チャンスを確実にトライにつなぐサモア。

試合終了直前まで、14-14の同点。

このまま行くかと思ったら、サモアがドロップゴールを決めて逆転。

金星を上げることとなったのでした。

南方系で手足の長いサモアのボールのハンドリングが見事だったなぁ。

そして、二試合目は我らがジャパンがイングランドと戦いました。

イングランドは強いですね。

勝てるとは思っていなかったけど、まぁ、良い試合してくれたら良いかなぁ、と思っていたのですが・・・。

何と、43-0で負けてしまったのでした。

いやぁ、ノースコアってのは参りましたねぇ。

フォワードはモールも押せてたし、良いタックルもいくつも入っていたのに・・・。

雨とは言え、落球が多すぎましたね。

とは言え、上には上がいたもんでして・・・。

愛知県瑞穂競技場で行われたニュージーランドvsウルグアイは75-0、佐賀のオーストラリアvsカナダは86-0だったそうです。

相変わらず、強いなぁ。

予選が3試合あって、最後の2試合、東京会場は各Poolの1位チームの白熱した決勝ラウンドが観られることになっています。

これからの2週間。

どんな素敵な試合を観ることが出来るのか、楽しみでなりません。

ガンバレ、ニッポン!

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オススメ!映画紹介『重力ピエロ』鑑賞

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伊坂幸太郎氏のベストセラー小説の映画化です。

母親の命日に久々に実家に集まった奥野一家。大学の研究室で遺伝子の研究をする兄・泉水、仙台市の町の落書き消しをする弟・春、そして元公務員で養蜂が趣味の父親は病に冒されていた。
仙台市で連続して起こる放火事件の現場近くには必ず奇妙な落書きが残されていた。二人は、そこに放火犯からのメッセージが込められていることに気づくが、その謎は24年前に起きた奥野一家の哀しい過去へと繋がっていく。
強い絆で結ばれた家族の決断とは?

加瀬亮に岡田将生は、かなり原作のイメージに近いキャスティングだと思いました。

原作通り、「春が2階から落ちてきた」という、泉水の印象的なセリフで始まる。

岡田君が落ちてくるのを観た瞬間に「良かった!」と思いました。

春の生真面目さと暴力性を、岡田君のナイーブな感じが合っていました。

そして、格好良い弟と、どこから見ても普通の兄は、加瀬君ならでは雰囲気が合っている。

そして、もう一人。

二人の過去に深く関わる男を演じた渡部篤郎。

彼の持っている変質的な狂暴さみたいなものをクローズアップしていて、意外性があると言えばあるし、完璧でした。

個人的には、春を追いかける「夏子さん」を演じた、吉高由里子をもう少し生かして欲しかったかなぁ、という部分はあります。

細かな部分は原作と変えているのですが、基本的にはオチまで一緒です。

これを映画にして良いのか、と正直思っていました。

ただ、過去という重力に縛られずに、それを乗り越えていく家族の愛の力というテーマはより鮮明となっていたと思います。

そして、泣き笑いのピエロ。

どんな苦しい状況でも笑っているピエロ。

タイトルの意味が分かりやすく表現しようという印象を受けました。

かなりオススメできます。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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オススメ!映画紹介『消されたヘッドライン』鑑賞

State_of_play

オリジナルは知りませんが、イギリスの人気ドラマのリメイクだそうですね。

今回はチョット太めで、長髪のラッセル・クロウは、見るからに古いタイプの新聞記者の不摂生さをリアルに表現していました。

ワシントンで二つの事件が発生する。一つは裏社会の人間の薬の密売に絡んだ仲間割れと思われる銃殺事件。そしてもう一つが、地下鉄の駅構内で発生した女性の死亡事故。後者は被害者の女性と国会議員の不倫スキャンダルへと発展していく。
ワシントン・グローブ紙のベテラン記者のキャルは、大学時代のルームメイトであり渦中の議員・コリンズから事件の真相を調査すように依頼される。コリンズとのやりとりの中で、キャル独自の調査方法と鋭い嗅覚で、事件の真相に迫っていく。
その背後には、想像を絶する巨大な陰謀が隠されていた。

舞台となる新聞社がかなりリアルですよね。

ラッセルの演じた記者みたいな、現場主義的な真実を追究する男もいれば、インターネットに掲載するような、裏取りも何もない、書き捨て的なインパクトさえあれば良い記事を書かされている若い記者もいる。

「真実なんて追っかけても、売れなきゃ仕方がない」と、少々切れ気味の編集局長もいる。

この役の、ヘレン・ミレンは、さすがでした。

エリザベス女王の影も形もない、オーナー企業との関係に頭を痛めるトップという複雑なキャラを演じていました。

調査のためなら、親友も、元カノも、皆、情報源。

「お前のために」と言いつつ、本当はどっちなんだか分からない。

そして、時には情報源が殺されることだって、起きてしまう。

うぅ~ん。怖い、世の中だねぇ。

親友で、渦中の人となる議員を演じるのは、ベン・アフレックス。

華々しいデビューを飾った青年も、プライベートを含め、酷評され続けていましたが、ココ数本の評価は高く、「復活」とも言われているようですが。

個人的には微妙だったなぁ。

確かにスキャンダラスな部分はあるし、男の頼りなさ、狡さみたいなのは、彼のキャラクターには合っていたとは思いますが。

ミス・リードさせるための怪しいキャラクターもおり、先の読めない展開は、なかなか楽しめました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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オススメ!映画紹介『セブンティーン・アゲイン』鑑賞

17again

『ハイスクール・ミュージカル』で一躍トップアイドルとなったザック・エフロン主演の青春コメディ。

高校バスケットボール部のスター選手だったマイク・オドネルは、大学のスカウトが見守る大事な試合を投げ出し、恋人・スカーレットを追いかけていた。彼女にマイクの赤ちゃんが出来たことが発覚したのだった。
あれから20年。マイクは早過ぎた結婚に後悔する冴えない中年となっていた。スカーレットとの離婚協議を控え、会社でも昇進レースに負け、思春期の子供たちからもウザがられ、高校時代からの親友で、ソフト開発が成功し大金持ちになったネッドの家で居候中。
ところがある日、マイクの外見は17歳に逆戻り。これで人生をやり直せるはずと、子供たちも通う高校に転入することに。

ザックのための青春映画。

とにかく、明るく、楽しくって、ほろりとする。

いわゆるスター選手だった本当の17歳のマイクより、人生のやり直しを掛けると言いつつ、不良と付き合う娘の恋にヤキモキしたり、やいじめられっ子の息子を助けたり、見た目としては、親友の母親(本当は妻)に言い寄る高校生という、心は大人のマイクの時の方が、ザックの個性が出ていたような気がします。

この話は家族再生の物語なんですね。

父親なんてと思っていた姉弟は、知らぬ間に父親の助言で人生を良き方向へと選択をしていく。

妻は夫の若い頃にそっくりな青年を前にして、あの日のときめきを思い出していく。

そして、マイク本人も・・・。

ネッドと校長先生のオタクな大人の恋愛というサイド・ストーリーも、なかなか楽しかった。

青春映画らしい映画を観たいなら、これをオススメします。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

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愛読書!『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン/小路幸也』

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ホームドラマを小説にしたような『東京バンドワゴン』シリーズの第2弾。

今回も下町の老舗古本屋・東京バンドワゴンを営む堀田家に巻き起こる騒動を、ひと癖もふた癖もある家族と個性的な隣人たちと陽気に描いていきます。

冬には、併設する喫茶店に赤ん坊が置き去られ、春には、自分で売った古本を1冊ずつ買い戻す初老の男性客に興味を抱き、夏は幽霊を見る小学生の謎に挑んでいく。

そして、秋。シングルマザーの藍子と、日本が大好きで住み着いてしまったイギリス人画家のマードリックさんの恋に結論が!

しかし、一筋縄では行かないのが、堀田家の面白いところ。

2冊目ということもあって、キャラクター一人一人の性格も分かっているし、非常に読みやすくて、一気に読み終わってしまいました。

多分、僕自身が、この小説に描かれているような下町で育っているから、割とすんなりと入っていくことが出来るのだとも思うのですけどね。

陽気で、お節介で、感激家で。

そんな人、いっぱい知っていますからね。

影像で観てみたいです。

TBSさん辺り、如何でしょうか?

読書初心者にもオススメできる良品です。

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