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愛読書!『深淵のガランス/北森鴻』

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骨董品屋や民俗学者、ビアバー店主などを主人公にした短編ミステリーの北森鴻氏が、今度は銀座の花師と絵画修復師の二つの顔を持つ男を主人公にしたミステリー。

銀座で売れっ子の花師の佐月恭壱は、絵画修復師としての顔も持つ。
大正末期に活躍した画家の孫娘から、いわくつきの傑作の修復を依頼された恭壱は、描かれたパリの街並の下に、別の絵が隠れていることに気付く。

絵画修復師が絵画にまつわる事件に巻き込まれていくわけですが、その着眼点はなかなか面白いですよね。

プロの修復師として妥協ないし、観察力と洞察力をめぐらせて、事件の糸口を見つけていく。

個人的には、2つ目の『血色夢』が好き。

東北地方で見つかった壁画修復の仕事に、ビジネスパートナーが巻き込まれた贋作事件が、絡めて描かれていきます。

その絵は正確には贋作ではなく、1つの絵画を分割し、複数の別の絵画として市場に流失したものらしい。

別々の出来事が、実はある人物によってつながれている必然の面白さ。

3つ目は、文庫版のために書き下ろされた『凍月』。

ヨーロッパから帰国したばかりの若き日の恭壱が描かれます。

とにかく、この佐月恭壱という男の過去が知りたくなりました。

そして、彼のアシスタントでもある前畑善次朗の正体も・・・。

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