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オススメ!映画紹介『ディファイアンス』鑑賞

Defiance

現在公開中の『007』でジェームス・ボンドを演じるダニエル・クレイグが、第二次大戦時に1200人ものユダヤ人の命を救ったビエルスキ兄弟の長兄を演じる、実話を基にした壮絶な物語です。

1941年のベラルーシ。ナチスに両親を殺されたユダヤ人のビエルスキ兄弟は、極寒のベラルーシの森の中に逃げ込む。やがて彼らは同じように逃亡中の多くのユダヤ人たちと合流し、森の中に共同体を築いていく。
長兄のトゥヴィアはコミュニティのリーダーとして頭角を現すが、次兄のズシュはそれを快く思わず、森を離れ、ソビエトのパルチザンに身を投じてしまう。
飢えや寒さ、度重なるドイツ軍の攻撃に立ち向かいながら、逃げ惑うユダヤ人を引き入れ、厳しい環境ながらも、そこには恋愛や結婚、そして出産の日々が存在する。3年にも及ぶ長い月日が経ったときには、仲間は1,200人になっていた。

ユダヤ人避難民のリーダーとなるトゥヴィアを演じるダニエル・クレイグは、自分に厳しく、コミュニティの規範を乱す者にも厳しい、いえ、制裁を加えた時は冷酷とも言える表情で、律する人物像を描き出します。

単に厳しいだけでなく、リーダーとしての苦悩をしっかり描いているのが、良かったですね。

汚れの目立つジェームス・ボンドを演じている彼は、ここでも逃げ惑い、ドロドロになっていましたが、こっちの役の方が合っているような気がしました。

あんまり気にしたことなかったのですが、ジェームス・ボンドの裏で、これだけ公開作が続く俳優も珍しくないですか?

これまでは大成している俳優をキャスティングしていたので、というのもあるのでしょうけど。

次兄のズシュはわがままで飛び出してしまうのだけど、離れたことで、家族とか、自分がユダヤ人であることの大切さを実感していきます。

その辺の心の動きをきちんと見せています。

静と動、二人が揃って初めて完成形なのかもしれません。

弟のアザエルは、良く見たら、『リトル・ダンサー』の子役だった彼ではないか!

コミュニティの中で恋をして、結婚し、一人前の男へと成長していきます。

正直、地味だし、ほとんど知らなかった話しですが、なかなか見応えのある作品でした。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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» ディファイアンス [LOVE Cinemas 調布]
主演が『007 慰めの報酬』が大ヒット中のダニエル・クレイグ、監督は『ラスト・サムライ』、『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィックという非常に良い組合せの作品にもかかわらず、上映館が50に満たない全国ロードショーなのはその重いテーマ故でしょうか。またもシャンテシネにて鑑賞してきました。ちなみにビエルスキ3兄弟の末弟役は『ジャンパー』で主人公とともに戦うのグリフィン役が記憶に新しいジェイミー・ベル。... [続きを読む]

受信: 2009年3月 4日 (水) 23時07分

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