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愛読書!『雪虫/堂場瞬一』

Yukimushi

本屋に平積みされていた【刑事・鳴沢了】シリーズの第1作目です。

私は刑事になったんじゃない。刑事に生まれたんだ。
祖父、父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了。
晩秋の湯沢で殺された一人暮らしの老女が、かつて宗教教団の教祖で、50年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。
了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父は了を事件から遠ざけるのだった。

まず、本の厚さと紙面一杯に印刷された文字数に驚かされました。

事件よりも登場人物のキャラクターをつかむのに手間取りました。

主人公の鳴沢了は、新潟の警察一家の家に生まれ、高校・大学は東京で過ごし、警察官として新潟に帰ってきます。

29歳の割には古風というか、融通の利かない堅物で、「警察官はかくありき」みたいなガチガチな信念を持っている人物。

バディとなる新潟育ちの若い大西海刑事に、靴をキレイにしろ、ネクタイはちゃんと締めろと、まずはカタチから細かな注文を付けていく。

しかし、この海君、始めは頼りない線の細い青年だったのが、了と過ごす内に段々と刑事らしくなっていくから不思議でした。

湯沢で起きた殺人事件が、50年前に新潟地方で流行した宗教団体の関係した事件にぶち当たっていくのですが、大学の宗教学教授や元幹部達が登場し、次はどんな関与の仕方するのかな、とかを意識しながら読んでしまうと時間がかかるので、サラッと読み過ごす方が良いのかもしれませんね。

事件と同様に目が離せないのが、親子3代の確執。

魚津署長の父親を了を事件から遠ざけようと画策するのですが、そもそもが新潟県警で採用できないように手を回そうとした経歴を持っている。

50年前は既に警察官として、宗教団体の関係者の起こした事件も知っているはずの、祖父も、「そんな事件があったけかなぁ」と歯切れが悪い。

祖父と父は、更に険悪な気配も・・・。

なかなか面白かったです。

執筆された時は、シリーズ化は考えていなかと思うのですが、この話も物語は続きは有り得ないでしょ、って終わり方をしています。

が、続いていくのだから、不思議です。

続きも読んでみたいとは、思っていますけど。

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