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オススメ!映画紹介『禅 ZEN』鑑賞

Zen

個人的なことですが、平安時代の華やかな寺院の建物よりも、鎌倉時代の質実剛健な印象のある寺院の方が好きなのですが、そんな鎌倉時代の禅宗のお話です。

750年前の乱世の鎌倉時代。困窮する人々や戦で滅ぼされた怨霊におびえる時の権力者の苦悩を、自らも一つになって受け止めていった孤高の人、道元禅師。
既成仏教に疑問を抱き、宋に渡って正師と真実の教えに巡り合った道元。
あるがまま、自然の流れに身を任せ、ただ座るのみという『只管打座』。
しかし、それは決してひとり坐禅を行うだけではなく、人と人とが共に生き、喜びや悲しみを分かち合い、明日への希望の光をどのように見出していくかを、自身の生涯を通じて、その教えを説いていく。

監督は高橋伴明監督。

ファーストシーンが、奥様の高橋恵子さんが道元の母親を演じていて、その後、およそ1/3が中国語のセリフなのが驚きました。

しかも、主演の勘太郎君はともかくとして、西村雅彦さんや笹野高史さんが中国人僧を演じ、中国語で話しているのですから・・・。

勘太郎君、良かったですね。

静かで穏やかに、落ち着いた佇まいが、貴族出身の僧侶という道元にマッチしていました。

何か雰囲気を作れる役者さんですね。

時折、お父様の勘三郎さんにそっくりなのは仕方がないか、親子ですもんね。

架空の人物である、おりんを演じた内田有紀が、また素晴らしい演技を見せてくれます。

ケガで歩けなくなった夫と乳飲み子を抱えて遊郭で働く女を、露出するというのとは違う魅せ方で艶かしく演じています。

あんな雰囲気で無防備で近付かれたら、少年僧でなくても、ムラっとするでしょうね。

道元を慕い、越前まで追いかけ、最終的には弟子として認められるのですが、その時の穏やかな眼差しが何とも言えず、涼しくて良かったです。

女優復帰後の彼女の仕事は、一作、一作、目を見張るものがあります。

花の季節、田植え、棚田に移る満月など、「これぞ、日本の風景」的な映像が散りばめられます。

外国人向けの坐禅付き試写会とかしていましたが、これ海外で上映したら話題になるでしょうね。

観客層はいつになく高めでしたが、ほぼ満席に近い感じで入っていました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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» 禅 ZEN [LOVE Cinemas 調布]
曹洞宗の開祖・道元の一生を描いた作品。主演は本作が映画初主演となる中村勘太郎、更に道元を支える3人の僧・寂円をテイ龍進、俊了を高良健吾、懐奘を村上淳が演じている。中村勘太郎は言うまでもないが、弟子役3人も地味なれど実力派。... [続きを読む]

受信: 2009年1月16日 (金) 23時29分

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