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愛読書!『ラッシュ・ライフ/伊坂幸太郎』

Alife

今更のような気もしますが、伊坂幸太郎の2作目を読みました。

仙台の街を舞台にした群集劇。
拝金主義者の画商・戸田と新進の女性画家の志奈子は新幹線で仙台を目指している。
空き巣専門の泥棒の黒崎は、被害者の負担を減らす目的で盗品のメモを残すことにしていた。
父親が飛び降り自殺された画家志望の河原崎は新興宗教の教祖「高橋」に心酔し、幹部の塚本に呼び出される。
女性精神科医の京子は不倫中のサッカー選手の青山との再婚と企て、それぞれの配偶者の殺害を計画中。
会社をリストラされ、家族にも見捨てられた豊田は、現在40社連続不採用中。偶然から野良犬を拾う。

全くかかわりのないと思われた5つの物語が、入れ替わりながら、展開していきます。

途中で各物語は微妙にリンクしながら、どこかで大きく交錯していくのだろうなぁ、ということで読み進めていくのですが、物語は読者の想像を超えたところでエンディングを迎えます。

上手い・・・。

伊坂作品の特徴として、各小説のエピソードの一部が他の作品で語られたり、脇役がそのまま登場してみたり、リンクしていくのですが、その手法の原点を見た気がしました。

登場人物の中では、豊田の物語に親近感を持ちました。

偶然に拳銃を手に入れてしまうのは、非現実的ではありますが、懐いてしまった野良犬を連れて歩いたり、不良に絡まれたり、人の良さが全面に出ていました。

戸田の元部下で黒崎の大学時代の同級生として登場する佐々岡というのも、なかなかキーパーソンだったかな。

『オーデュポンの祈り』や『陽気なギャング』シリーズも読んでみようかな、と思っています。

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コメント

こんにちは、YO-SHIといいます。読書ブログやってます。

バックナンバーを見せていただくと、私と同じ伊坂作品を
読まれているようで、なんだか親近感がわきました。

この本も、私も少し前に読みました。
手法の原点、というのは私もそう思いました。
いくつかの話が交差していく手法は、確かにこの後の作品に
通じるものがありますね。
 

投稿: YO-SHI | 2009年1月24日 (土) 12時27分

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