« 今日は旧正月 | トップページ | オススメ!映画紹介『007/慰めの報酬』鑑賞 »

オススメ!映画紹介『戦場のレクイエム』鑑賞

Requiem

フォン・シャオガン監督の戦争ドラマです。

第二次世界大戦後の中国。毛沢東の人民解放軍と蒋介石の国民党軍の内戦が続いていた。
人民解放軍の9連隊長、グー・ズーティは47名の部下と共に准海戦役の最前線に送られた。圧倒的に数で勝る国民党軍の攻撃に、次々と命を落としていく部下たち。そして、自分の部隊だけ全滅という最悪の結果だけが残った。
激戦の中でたった一人生き残ったグーは、自責の念に囚われていた。そして、戦場に散った仲間は名誉の戦死ではなく、失踪者扱いになっていることが分かる。グーは、仲間の名誉を取り戻すために長く困難な闘いへと身を投じる。
彼は仲間の名誉は取り戻すことが出来るのか。

アンディ・ラウ主演の『イノセントワールド』では長距離列車の旅の中でスリ師たちの会話を楽しみ、チャン・ツィーの『女帝』ではシェークスピアを中国に置き換えた絢爛豪華な世界を映し出した監督が、全く異なる作風のものを持ってきました。

戦闘シーンは、圧倒されました。

泥だらけ、ススだらけの男たちが繰り広げる死闘。

爆風で耳をおかしくしてしまった人たちが、退散のラッパの音が聞こえたのか。

そして、唯一生き残ってしまったグー連隊長が仲間の名誉回復のために選んだ茨の道。

彼等を窮地に追いやる指令を下した司令官を演じたフー・ジュン以外は無名の俳優を使ったことで、ドキュメンテーション・タッチに仕上がり、まさに無名な人たちのドラマになっていたと思う。

政治とか、思想とか、難しいことは置いておいても、画面から伝わってくる何かがあると思う。

実話を元に作られた話しだけに、派手さはないかもしれないし、正月映画向きでもないと思う。

それでも、1年の初めに、こういう作品に触れられるのは、決して悪いことではないと思いました。

観客層は異常に高かったです。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆) 

|

« 今日は旧正月 | トップページ | オススメ!映画紹介『007/慰めの報酬』鑑賞 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/83452/27458757

この記事へのトラックバック一覧です: オススメ!映画紹介『戦場のレクイエム』鑑賞:

« 今日は旧正月 | トップページ | オススメ!映画紹介『007/慰めの報酬』鑑賞 »