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オススメ!映画紹介『チェ 28歳の革命』鑑賞

Che28

硬軟幅広い作品を選ぶことなく撮り続けるスティーヴン・ソダーバーグ監督のカンヌ映画祭出品作品。

今回は、いつになく(?)真剣な作風となっています。

TシャツのデザインからPOPアイコンとして、目にすることの多いキューバ革命の英雄、チェ・ゲバラ。

医学生時代の南米の旅を描いた『モーターサイクル・ダイヤリー』をDVDで観たのですが、あの青年が革命家として、カリスマ性を身につけていったのか、どのように変化していくのか、非常に興味がありました。

旅をしながら貧者を助けようとした若きアルゼンチン人医師のチェは、独裁政権に苦しむキューバでの革命を準備するカストロ兄弟との運命的な出会いによって、自らの人生の矛先を変える。わずか数十人で2万人もの政府軍を相手に革命を起こすという、無謀な闘いに参加することを決意する。

有名な国連総会での演説、女性ジャーナリストのインタビュー、そして、革命の日々が交互に描かれていく構成は、正直、混乱してしまいました。

演説シーンのベニチオ・デル・トロは、カリスマ性があって格好良いイメージ通りでしたが、メインの戦闘シーンでは、20代後半の青年としては見た目的に厳しいものがあったかもしれない。

しかも、キューバの革命に参加しているアルゼンチン人であり、喘息持ちだったり、医師として兵士や民間人を治療していたり、一時的に第一線から退いて、新兵の教育係になっていたり・・・。

それは現実通りなのだろうけど、イメージしていた『革命家』とは異なるゲバラの姿だったような気がします。

物語が淡々と進んでいく感じで、細かな状況説明もなく、登場人物に感情移入しづらいなぁ、というのが本音の部分としてありました。

しかしながら、だからこそ、「時代の寵児」となった演説シーンが、引き立っていたのかもしれません。

しかし、富裕階層のみが富み、まともに教育を受けていない若者が多い中、革命軍が学校を設置し、病院で診察するということ自体が、革命的だなぁと感心するエピソードもありました。

パート2につながる伏線というべきセリフや登場人物が散りばめられていて、早くパート2が観たい、という感じですね。

死と隣り合わせになった革命家の姿に、求めていた、その答えがあるのではないかと期待して。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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