オススメ!映画紹介『悪夢探偵2』鑑賞
前作では、ミュージシャン・hitomiを女優デビューさせ、話題となった塚本晋也監督のシリーズ第2弾です。
「毎晩見るようになった悪夢を取り除いてほしい」と【悪夢探偵】影沼京一を訪ねてきた女子高生の雪絵。ある事件をきっかけに、彼女の夢に同級生の菊川が現れるようになったと言う。その菊川は実際にも異常なほどの怖がりでクラスでも浮いた存在、今は家に引きこもって登校拒否をしている。
京一は雪絵の話を聞いている内に、「怖い、怖い」と全てのことに恐れ、幼少時に自殺してしまった自分の母親と菊川の間に共通点を見出し、彼女との接触を図るのだが、そこには思わぬ悲劇が待ち受けていた。
女子高生のイジメから始まった悪夢の話と、悪夢探偵誕生の秘密ともいうべき京一と母親の話の二つの物語が、自然と重なり合っていく展開は心地よかったです。
今回はホラーっぽい要素が強いのかな。
例えば、広い体育館の真ん中にポツンとあるトイレ。
非常にシュールな映像ですが、不気味でしたね。
僕が子供の時に熱を出す時に必ず見た夢も、だだっ広い空間に、白いカーテンが揺れていて、中には大きな赤い球体がある、という何とも言えない夢なんだけど、とにかく怖かったんです。
そんなことを思い出しました。
松田龍平君の演じる京一は、結構お茶目な性格になっていて、でも、クール&ビューティな龍平君がしゃべるとギャグっぽく聞こえないから不思議です。
他人の夢に入り込んだつもりが、思うように動けずに、「あっ、これ俺の夢だ」って、最高に面白いんだけど・・・。
裸にならないと他人の夢には入れない設定はそのまんま。
前回はちゃんとしたマントみたいのを羽織っていましたが、今回はテロンテロンな生地の雨合羽(ですか?)に。
これが意外にエロティックでした。
自殺した母親を演じた市川美和子、妻を自殺に追い込んでしまった父親を演じた光石研が印象的でした。
どこまでが夢(これも依頼者の夢の時もあるし、京一の夢でもある)なのか、現実なのか、分かりづらい作りになっていました。
京一の見える世界は直接的ではなく、菊川や雪江、母・逸子を通して、表現されます。
そうすると、光石さんなんか、実体とも、京一だから見える残留思念とも思えてきます。
正直、万人受けするタイプの作品ではないと思いますが、塚本ファンと思われる人たちで賑わっていました。
(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)
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