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オススメ!映画紹介『私は貝になりたい』鑑賞

Kaininaritai

フランキー堺さんのオリジナルは、特番とかで名シーンを観た程度ですが、所ジョージさんのリメイクは観ているので、基本的な物語は知っている。

清水豊松は高知の田舎町で、理髪店を営んでいた。女房の房江と一人息子の健一。戦争が日に日に激しくなり、豊松にも赤紙が来た。
ある日、撃墜されたB29の搭乗員が大北山山中にパラシュートで降下した。「搭乗員を逮捕、適当に処分せよ」。矢野軍司令官の命令が大隊に伝達され、豊松の属する隊が米兵を発見する。1名は死亡、残りの2名も虫の息だった。日高大尉は処刑を足立小隊長に命令、さらに命令は木村軍曹の率いる立石上等兵に伝えられた。立石が選び出したのは豊松と滝田の2名。立木に縛られた米兵に向って、豊松は歯をくいしばりながら突進した。
戦争が終わって、豊松は家族の元へ戻って来た。しかし、それも束の間、豊松は大北山事件の戦犯として逮捕され、絞首刑の判決を受けてしまう。

年齢的にも、中居君が主演というのは適任だと思うし、凄く丁寧に演じていて、好感が持てました。

だけど、やはり前の二人に比べると、若いというか、軽い感じがするのは、仕方がないのでしょうね。

『時代』と言ってしまうと、それまでなんだけど、凄くもどかしかった。

「殺意があったのか」と言うようなことを聞かれて、「はい」でも、「いいえ」でもなく、「一般兵は牛や馬と同じ。上官の命令は天皇陛下の命令です」と答えてしまう。

こちらは殺意なんてなくて、命令に従ったに過ぎないことを分かっているだけに、悔しかったりもする。

でも、皆がそう言う風にしか、考えられなかったんだと思う。

妻の房江を演じる仲間由紀恵が良い。

芯の強くて、献身的な日本女性。

夫の帰宅を信じ、でもどこか不安な心を抱えている。

的確に演じていました。

TVドラマの彼女も悪くはないけど、今回のこの役は彼女で正解だったのだと思いました。

石坂浩二さんの重みのある中将、同室の囚人を演じる鶴瓶師匠も良かった。

名もなき、一人の普通の男を襲った悲劇。

忘れたり、風化させたりせずに、次の世代に伝えなければいけないことではあるけど、実際には体験していない僕たちは、どうやって伝えていけば良いのだろか。

そんなことを考えつつ、他界してしまった祖母の世代の人達に、もっと話しを聞いておけば良かったなぁ、と思ったのでした。

内容的に、そして、出演者のバラエティさ(と言っても、いかにもTBS製作っぽいキャスティング)もあって、老若男女、本当に沢山の人たちが観に来ていました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

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中居正広主演、仲間由紀恵が共演、監督は『華麗なる一族』の福澤克雄、プロデュースは『花より男子ファイナル』の瀬戸口克陽 と高視聴率俳優とTBSのヒットメーカーという超豪華な顔ぶれ。元々フランキー堺主演でテレビ版が制作されたのがあまりに有名なこの一作。映画・テレビ合わせると4回目のリメイクとなる本作はどんな作品に仕上がったのでしょうか。... [続きを読む]

受信: 2008年11月30日 (日) 23時17分

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