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愛読書!『ナイチンゲールの沈黙/海堂尊』

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『チーム・バチスタの栄光』の続編。田口・白鳥シリーズ第2弾です。

今回の舞台は小児科病棟。病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患者は、眼の癌―網膜芽腫の子供たち。眼球摘出をせざるをえない彼らに心を痛めた小夜は、患児のメンタルサポートを、不定愁訴外来担当の田口が行なうことになった。
時同じくして、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、警察庁から出向中の加納警視正が病院内で捜査を開始する。
末期の肝炎で緊急入院してきた伝説の歌姫と、厚生労働省の役人・白鳥圭輔も加わり、物語は事件解決に向け動き出す。

上巻の途中までは、新たなキャラクターの紹介でまったりした感じですが、愚痴外来が始まり、殺人事件が発生し、白鳥氏が登場した辺りで、俄然面白くなります。

グッチーと白鳥のコンビネーションは、最高ですね。

今回は、音楽が重要がポジションを占めています。

一つの知覚神経で、二つの感覚(視覚と味覚など)を持った人を「共感覚」ということは、映画なんかで知っていますが、それに似た能力を持った歌姫が二人登場します。

一人は聞き手の感情をビジュアル化する歌姫。

しゃがれた声で、社会への恨みを歌えば、聞いた人たちが暴力や殺人を犯し出す。

一人は歌い手の感情をビジュアル化する看護士。

天使のような歌声で、子守唄を歌えば、彼女の描く母親の笑顔に安らぎを覚える。

ミステリー、しかも本物の医療の現場を扱った作品で、どうなのかってことはあるんだろうけど、だからこそ小児科の看護士が天職だったのかもしれない小夜のキャラクターが生き、また彼女が抱える闇の部分も見えてくるのではないでしょうか。

上・下2巻ですが、読み易いので、割と一瞬で読み終わってしまいました。

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