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2008年9月

オススメ!映画紹介『蛇にピアス』鑑賞

Hebinipierce耳にピアス開けたいのだけど、「会社あるしな」とか、「血が止まるまで、面倒臭いよな」とか、「痛そうだよな」とか、理由をつけて開けられない僕。

クールでスタイリッシュな映画ではあったけど、痛そうでした。

身体を傷つける行為もだけど、何よりも心が・・・。

蛇のように割れた舌、顔中にはピアス、そして背中に龍の刺青を入れた青年アマと出会い、付き合うようになった19歳のルイ。だが一方で、ルイは彼の紹介で知り合った彫物師・シバとも関係を持ち始める。
自らの舌にピアスをあけ、背中に龍と麒麟の刺青を彫り、突き動かされるように身体改造にひた走るルイ。年齢や家族のこと、本名さえ知らない同棲相手のアマの優しさと、サディスティックな香りのするシバ、それぞれ異なる種類の愛を受け、痛みと快楽に身を委ねていくが、アマの起こした事件がきっかけで、3人の運命は思いもよらぬ結末を迎えることになる。

まずは、よくやった吉高由里子!

『転々』で小泉さんの姪っ子、『喜多善男』の落ち目のアイドル、『太陽と海の教室』では少し大人びた、だけど純情な女の子、そして、未見だけど『きみは友だち』では中学生!を、舌足らずなしゃべり方で気になる存在になっていましたが、ここまでやるとは。

ヌードも、激しいベットシーンもありますが、いやらしさは微塵もない。

どちらかというと美しさを感じました。

まさに蜷川マジック!健在ですね。

弟的な可愛らしさと時折見せるナイフのような狂気を演じた高良健吾君も良かったとは思います。

最初は狂気なのかと思ったら、意外に優しさのある愛を見せ、でもやっぱり狂気の存在なので終わるシバは、ARATAが良く演じていました。

でも、顔が・・・、眉間の角みたいなピアスが痛いでしょう・・・。

痛みを感じないと生きている実感がしない、というルイは理解できますが、悲惨な事件があって、その真相らしきものを知って、ルイとシバはどうなっていくのか、非常に気になるところではあります。

ギャル役のあびる優、コンパニオン役のソニンはハマってた。

最初の事件の被害者となる、ルイをナンパするチンピラを藤原竜也と小栗旬の蜷川組の二人がカメオ出演しているのも、見逃せないでしょう。

途中に挿入される新宿の電車が密集するポイントで、ウネウネと蛇行する小田急線が不思議な雰囲気を作っていました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『ラストゲーム 最後の早慶戦』鑑賞

Lastgame公開前からずっと気になっていた作品でした。

反面で、誰が観るのかなぁ、という不安もありました。

実際には年配の方から野球少年まで、幅広い方が鑑賞されていて、割と席も埋まっていましたよ。

1943年、劣勢に立たされた大東亜戦争の影響で、東京六大学野球のリーグ戦は中止に追い込まれた。学業半ばにして徴兵されていく選手たち。
息子を戦争で亡くした慶應義塾長・小泉信三は、「学生達に最後の思い出を」と、、早稲田大学野球部顧問・飛田穂洲に「最後の早慶戦をやりましょう!」と持ちかけ、飛田は奔走することになるが、当時、反戦を訴える教授がいたために軍部に目を付けられていた早大側は、これ以上心象を落とさないためにも開催を許可しようとはしなかった。

早大野球部員の戸田を演じた渡辺大君は、渡辺謙さんのご子息。

以前からチョコチョコ出てはいたけど、明らかにしたのは最近ですよね。

言われて見ると、確かに似ている。特に、声はそっくり。

なかなか堂々とした演技で、家族や友達思いの青年を好演していました。

それから、僕的には、柄本明、佑親子共演も楽しみでした。

絡みは多くなかったですが。

野球経験者が大勢を占める中、唯一未経験者ながらキャスティングされた佑君ですが、普段のトリッキーな演技はなく、戦争という状況の中で、賄いの女の子にほのかな恋心を抱く青年を繊細に演じていて、良かったですね。

試合の場面は、練習不足で本調子でない慶応に対し「ベストメンバーで臨まなければ、失礼だ」と控えの選手を出さなかった早稲田の飛田さんは男だねぇ、と思いました。

試合が終わって、慶応義塾の応援歌が流れた時は、ダメでしたね。

涙が溢れてしまいました。

慶応義塾側は「慶早戦」と言っていたり、エールの交換も早稲田は校歌、慶応は応援歌『若き血』というのは、芸が細かいよなぁ。

最近は「塾歌」も歌っていますけど。

戦時中の映画でありながら、それらしいシーンが少ないのは気になるところですが、大人たちのプロジェクトのドキュメンタリーと、若者たちの青春映画の両方が楽しめる作品ではないでしょうか。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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2008Jリーグ第27節・東京ヴェルディvsガンバ大阪@味の素スタジアム

味スタ、久し振りですね。

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さて、ヴェルディというと、Jリーグが始まって2~3年目位だと思うのですが、国立競技場でマリノス戦を観て以来だと思います。

カズ、ラモス、キーちゃん、武田、あと現監督の柱谷が現役の頃ですね。

そこから、時間が止まっちゃっています。

今は大黒が帰国して入ったのを知っている位で、福西が移籍していることも、服部がまだいたことも、スタジアムに行って、知った位です。

福西、良かったですよ。

背高いので、何となく守備的な印象を持っていたのだけど、割と攻撃にも絡んできていました。

それから、相変わらずハンサムさんでした。

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一方のガンバ大阪。

今日は播戸竜二が先発。

バーンとかましてくれると期待してました。

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ウォーミングアップでも、加地君→播ちゃんのヘッドの練習、何本かしていましたね。

本番でも同期ラインで攻撃を何度かしたけど、決まらず・・・。

惜しかったのもあったのだけどね。残念でした。

前半はガンバのペースで、遠藤、明神とMFのゴールが決まって、有利に進めます。

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後半はややヴェルディのペースか、1点献上。

だけど、播ちゃんと交代で入った佐々木望が追加点を決めて、ほぼ勝利を決めてくれました。

途中出場の二川もだけど、やっぱり小さくて、素早い選手が多いよなぁ。

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それから、前線でセンタリング上げたかと思ったら、攻守入れ替わって、最後尾にサッと戻ってディフェンスしている加地君の相変わらずのスタミナには脱帽しました。

お疲れ様でした。

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1-3で快勝!

AFCの関係で1試合少ないのだけど、優勝戦線には出遅れているので、勝ててホッとしました。

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関東で見られるガンバ戦は、10月にAFCが浦和であって、11月に等々力ですね。

浦和は前回怖かった(?)ので、フロンターレ戦までお預けかなぁ。

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オススメ!映画紹介『イントゥ・ザ・ワイルド』鑑賞

Intothe_wildこういうの、好きです。

1992年4月。一人の青年がアラスカ山脈の北麓の荒野へ歩いて分け入っていった。4か月後、ハンターたちによって、彼は放置されていたバスの車体の中で、寝袋にくるまり餓死している状態で発見される。青年の名はクリス・マッカンドレス。ヴァージニアの裕福な家庭に育ち、大学を優秀な成績で卒業したばかりの若者だった。恵まれた環境で育ちながら、労働とヒッチハイクを繰り返しながら、アラスカへと旅立ったクリスの道程を振り返ってみる。

主演のエミール・ハーシュが、物凄く良い表情をしている。

旅に出る若者にありがちな厭世的な部分はなくて、むしろ生きるのに前向きでいて、裕福でありながらも複雑な家庭環境の中で、自分を探すために旅に出る。

アメリカの雄大な自然の中で、そこに身を委ねてみたいなぁ、という憧れもないわけではない。

カヤックでの渓流下りなんて、楽しそう!

しかも、過去を捨て、Alexという偽名を使って、自分を誰も知らない社会で、新たに出逢う人たちとの新しい関係の中で、常に愛されていく彼の魅力。

全ての旅人が良い人ということは絶対にないと思うし、実際に無賃乗車が見つかって、鉄道員にボコボコに殴られるのだけど、それでも彼との出会いで危機を脱した夫婦や、違法行為で逮捕される農場経営者、Alexに恋する16歳の少女、養子縁組を申し入れる孤独な老人など、魅力的な人ばかりである。

そして、旅を通して、許すことが出来ず、距離を取っていた両親を認められるようになり、Alexではなく、クリスとして眠りについてゆく。

そして、バスの窓から見えた陽の光りの美しさ・・・。

名優でもあるショーン・ペン監督が温め続けた作品。

両親を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハートも、短い出演シーンながらも、突然に息子が消えてしまった親の戸惑いや悲しみを的確に表現していて、印象に残りました。

単館系での上映がもったいない。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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Live! 宮沢和史『寄り道2008』@東京・浅草公会堂

春の『寄り道』は行けなかったので、去年の世田谷以来のソロライブでした。

しかも、場所は浅草公会堂。

小・中・高校、それぞれの年代で、その舞台に立ったし、成人式の集いもここが会場でした。

結構、広かった記憶があるのだけど、大人になって見ると、こんな感じだったんだぁ、という不思議な気分でした。

今日のMIYAはチェックの長袖のシャツにジーンズという姿で登場。

「今日は歌いたい曲を歌います」と話していましたが、前半はこれまでの『寄り道』でも取り上げられていた曲の総集編みたいな感じでしたね。

ボッサあり、J-POPのカバーあり、と。

割とフリーな感じではあったのだけど、振り返ってみると、割と流れが出来ていましたし、本日は初日と言うことで、なるべく直球なネタばれはなし、ということで・・・。

東京ドームで開催中SM○Pのライブに行って来たそうで、その話題が多かったですね。

「木村君は絶対に4、5人いる。香取君は3人。じゃなきゃ、あんな瞬間移動は無理。」ってな具合。

終いには「実は、宮沢も3人います。寄り道とガンガズンバとブームでは別人です。(髪の)分け目が。」と言い出していました。

それから、東京国際フォーラムでの絢香のライブにも行ったそうで、キャラクターグッズを舞台で宣伝し始めた、大阪人の商売魂の話題をしていました。

会場からの「(ブレスレット)売れ切れていたよ!」の声に、「ビジネスチャンスを逃した!でも、通販で買えるから」とうやり取りがありました。

昨年辺りから、MCで絢香の話題を取り上げるなぁ、と思っていたんですが、玲子先生が絢香のサポートメンバーなんですよね。TVで観ました。

それから、ブラジル公演の話題が次から次へとあふれ出し、名古屋、横浜の日伯イベントに、実はMIYAの地元の山梨の日伯イベントに呼ばれた、なんて話も出てきました。

後半は、詩の朗読に歌という、いつもの『寄り道』ペースに戻って、前半のウダウダ感が嘘のようでした。

特に『ただ夏があるだけ』~『足跡のない道』の流れは、中山トミさんの思いが重なってきて、見事でした。

旅で出会った風景の曲を選曲していたのも印象的でしたね。

例えば、昨日、放鳥された佐渡島の朱鷺への想い。

キューバやアマゾンにも、日本の朱鷺より鮮やかなオレンジ色っぽいトキがいる、なんて豆知識、ありがとうございました。

そして、デビュー20周年への想い。

大学生の時に『虹が出たなら』を作って、プロとしてやっていく自信を得たという話をして、その曲の19年目のアンサーソングとして作られた曲。

まさかの弾き語りでしたが、相当格好よかったです。

ところで、浅草公会堂は、区の施設なので、時間貸しなんですよね。

だから、21時までに終了しないと、職員は残業になるので、追加料金取られるはずなのだけど・・・。

結局、MCが長かったり、ヘルニア上がりの身体をストレッチしたこともあって、45分オーバーの21時半に終了しました。

ライブとは全く関係ありませんが、ロビーで元パンプの宮良忍君を見掛けました。

忍は、ブーム、ガンガズンバ、そして、ソロと、全ての形態のライブ会場で見かけたことになります。

今日で5回目位なので、お互いにかなりにMIYA信者ですね。

そろそろ、メジャー復帰させてあげないのかなぁ。

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オススメ!映画紹介『グーグーだって猫である』鑑賞

Gougou「グーグーの意味が分かったら、佐藤のメンチカツ、1年分」だそうである。

僕は、メンチは、この世で一番美味いオカズと信じている。

吉祥寺に住む天才漫画家の麻子さんは、愛猫サバを亡くして以来、漫画を描けない日々を過ごしていた。
そんな日々が続く中、彼女はペットショップで一匹の子猫に惹かれる。グーグーと名付けられた子猫を飼い始めた途端に、年下の青年にときめき、新作のアイディアも浮かび、全てがうまく動き始める。
だが、新作のための取材中に、彼女は突然に倒れてしまう。

小泉さん、良い仕事をしていますね。

何かのインタビューで、「今回は演技をしないでも、周囲(上野樹里、森三中の3人)が物語を動かしてくれる」みたいなことを話していたみたいだけど、その佇まいがチョット浮世離れした漫画家先生、そのものでした。

本当に、雰囲気のある女優さんになったよなぁ。

そして、ストーリーテラーであるアシスタントを演じた上野樹里の演技が光ってましたね。

コミカルではあるけど、のだめ程は作りこんでおらず、『ラストフレンズ』みたいなシリアスでもない。

絶妙なバランスで、普通の女の子を演じていました。

森三中の3人も、そのまんまでありながら、生活に不規則なアシスタントって感じが良くでていた。

途中、挿入される吉祥寺豆知識というか、タウン情報みたいなのは要らなかったかも。

多分、全体的にB級感を出そうとしたのでしょうか?

でも、吉祥寺って街を舞台にしているから、直次郎が演じたストリートミュージシャンが主要キャストに入ってくる訳ですし、冒頭に書いたメンチカツが食いたいな、と思った訳です。

しかし、演技も出来て、歌は当然上手い直次郎は、このまま佐渡に帰ってしまうのでしょうか?

年代的に小泉さんと釣り合う恋人って、加瀬君しか思い浮かばなかった。

オダジョーや浅野君じゃ、少し濃いし、恋愛問題にはとことん疎い麻子さんなので、加瀬君位の飄々とした雰囲気でないと、余りにリアルだと、麻子の純情が引き立たなかったかもしれないなぁ、と一応フォローしておこうっと。

猫たちが走り回る街の風景は、『今日のニャンコ』っぽくって、良かったですよ。

また、役名こそ「小島麻子」ですが、作品は大島弓子さんの『綿の国星』、『四月怪談』など、僕でも知っている漫画が挿入されています。

前半は結構どうでも良いような展開ながら、後半は生とか死とかって重たいテーマも入ってきて、僕は結構好きな感じにまとめられていたと思っているのですが。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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愛読書!『明日の約束/辻仁成』

Ashitanoyakusoku今回は凄く難解な印象を持ちました。

理由を考えていたのですが、物語の舞台が日本ではなくて、ヨーロッパだったり、アメリカだったり、東南アジア~中東の紛争地域だったりするのだけど、場所が特定できないので、感情移入がしにくい点にあったような気がします。

『あとがきにかえて』を加えると6編の短編が収録。

男女間のコミュニケーションの断絶というのかな?

不思議な物語が多かったです。

バツイチの郵便局職員が、毎日郵便局に用もないのにやってくるホームレスの女性のストーカー行為に辟易しながらも、奇妙なつながりを感じてしまう『ポスト』はヨーロッパの古城が似合う。

紛争地域に医療ボランティアでやって来た医師が、逃げ延びて行き着いた原住民族。その国の言語とも異なる言葉で、人に名前もなく、生と死すら混在した、原始的な生活の中で、部族の少女を妻に迎え入れて、生活する内に安らぎを覚えていく『明日の約束』。

近所の仲間と毎日繰り返す屋上の鳩小屋の鳩を放って、何羽還ってくるかを競う『ピジョンゲーム』では、もう何ヶ月も妻の姿を見ていない、一つ屋根の下で生活していることすら不確かな夫婦の姿が印象的。

別荘地に隣接した郊外型の都市で、奇怪な事件が多発し、好奇心を示す少年を描く『隠しきれないもの』は、一文置きに過去と現在がジグザグと交錯していて、不思議で独特な文体。

でも、子供の頃の想像とか、妄想って、確かにふっとした時に甦ったりするよな、と思いました。

そして、歌がうたえないという、生活に全く支障がないようでいて、潤いを失わせてしまう出来事を描いた『歌どろぼう』。

これは日本が舞台のようなので、競合会社に勤める年上の女性と不倫している夫と、結婚して10年、子供が欲しいのに欲しいと言えない妻のすれ違いが、リアルに描かれているなぁ、と思いました。

そして、あとがきである『世界で一番遠くに見えるもの』は、僕的にはお台場の観覧車。

「長すぎる春」に対する男女おアプローチの違い。

プロポーズするつもりの男と、別れを切り出そうとする女。

描かれているのは、残酷な現実ばかりだけど、最後の最後には、今までと違ったカタチの何かが生まれているのだと思う。

手放しでハッピーエンドという訳ではないけど、希望とか、再生とかを感じられる結末になっていて、読み終わった後の印象は悪くない。

だけど、やっぱり正直、難解だったかな・・・。

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オススメ!映画紹介『シャカリキ!』鑑賞

Shakariki重い感じが続いたので、軽い感じの映画が観たくて、入りました。

引越しが多く、転校ばかりしていたテルは、一人で遊べる自転車に夢中になり、特に坂を上ることに快感を覚え、坂では誰にも負けない自信があった。
通っている高校で、部室の前に立て掛けてあったロードレース用の自転車に興味を持ったテルは、伝統ある自転車部のエース・鳩村を追いかけて自転車を飛ばす。途中で遭遇した鳳帝高校のエース・ユタに勝負を挑み、初めて頂上を奪われてしまう。
そんなテルの走りを見たマネージャーの桜は、廃部寸前の自転車部を立て直すため、テルを半ば強引に入部させる。テルは、坂での勝負を目標に、自転車ロードレースの世界に飛び込む。果たしてテルは、ユタに勝つことが出来るのか。

主演の子達は『テニスの王子様』とかに出てるイケメン君たちですよね。

そして、マネージャーの桜は、アイドルの南沢奈央。

物語に関係ない、フォトジェニックなシーンもなくはない、と言うよりある、のだけど、最終的にはスポ根路線の定石通りの展開に泣かされてしまった。

いやぁ、こういう分かり易い作品は良いですよね。

たった一人のスターが勝つんじゃなくて、一人一人の才能では劣るかもしれないけど、チームワークで乗り越えることが出来る。

はじめは、一人で自転車に乗ることが好きだった少年が、無意識の内に仲間とすることの楽しさを体現していく姿は清々しい。

それから、テルの姉を演じる中越典子が回想シーンで見せる、女子高生姿も必見です!

やっぱり自転車、買おうかなぁ。(前から言っているけど、まだ買っていない。)

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『ウォンテッド』鑑賞

Wantedアンジーの映画では、『Mr.&Mrs.スミス』を抜いて、No.1動員となっているようだけど、なかなか小気味良い映画だった。

顧客管理係のウェスリーは、変化のない仕事に行き詰まり、女性上司の命令にストレスを感じている。ガールフレンドが親友と浮気をしていることを知り、自分の人生に嫌気を感じていた。そんな時、謎の女・フォックスが現れ、彼を取り巻く環境が一変する。話によれば、ウェスリーは、「運命の意思」を実践する暗殺者組織の継承者であると言う。
ウェスリーは、フォックス等、暗殺集団の指導の下、自らの潜在的超能力を覚醒し、生き別れとなった父を暗殺した男への復讐を果たそうとするのだが・・・。

これって、ロシア映画の傑作『ナイト・ウォッチ』のティムール・ベクマンベトフ監督のハリウッド進出第1弾だそうですね。

SFXの使い方、一瞬の映像を超スローで鮮明に映し出す方法が、まんまなので、なるほどと思いました。

何よりアンジーが、カー・スタントやガン・アクションを嬉々として演じているのが印象的だったし、やっぱ、スッゴイ様になっていて、格好良い!

僕は、ウェスリーを演じたジェームズ・マカヴォイが良かったと思いました。

前半はとにかく野暮ったくて、イケてない感じだったのが、暗殺者としての訓練を通して徐々に磨かれていく感じ。

上半身の筋肉を見せるのも後半だったし、変化の見せ方が計算しつくされている印象がしました。

モーガン・フリーマンは、最近、色々なところで見ますが、今回は凄くグレーな感じのするキャラクターで、良い味を出していたのではないでしょうか。

取り壊しの決まったコマ劇場・新宿プラザで観ました。

パンフレットに「新宿プラザ劇場」と刷り込まれるのは、この作品が最後だそうです。

こういうアクション映画は、大きなスクリーンのある劇場で、観てもらいたいですね。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『ダークナイト』鑑賞

Darkknight1『バットマン』シリーズの最高傑作と言われている作品ですが、公開1ヵ月半が経過し、既にシネコンで1日2、3回の上映という感じになってしまいましたが、漸く鑑賞することが出来ました。

ゴッサム・シティを苦しめていた犯罪集団を倒し続けるバットマンこと、ブルース・ウェイン。ゴードン警部補とデント地方検事の協力を得て、無法者と言われながらも成果を上げている。
しかし、バットマンにとって最強の敵となる「ジョーカー」と名乗る犯罪者の台頭により、街は再び混乱状態に陥る。
この新たな脅威を葬り去るため、ブルースは正義として、信じるものを犠牲にしてまで衝突していかなければならなくなっていく・・・。

うん、この作品の肝は、やはり公開直前に急逝してしまったヒース・レジャーだった。

人気キャラである最悪な犯罪者・ジョーカーを、不気味に怪演している。

白塗りで表情の見えないのに、どこか悲しげだし、バットマンという好敵手を得て、エスカレートしていく狂気、楽しみみたいなものも感じてくる。

『ブローバック・マウンテン』にしても、常識をヒョイッと飛び越えてくれる演技で、楽しませてくれた俳優だっただけに、でも、それが本人にしてみればプレッシャーだっただろうし、惜しまれますね。

Darkknight2

ヒースばかりに注目が行きがちですが、2回目のブルースを演じるクリスチャン・ベールも良いですよ。

前回は、バットマンになりきることがテーマだったと思いますが、今回は正義の味方としての苦悩、それが恋愛だったりするから、結構切ない。

所謂、ヒーローではないと、してもいない殺人を背負い込んだり、バットマンの暗い部分をクローズアップしていました。

対照的に、デント検事を演じたアーロン・エッカートは、前半のアメリカの正義漢というイメージがピッタリくる好青年ぶり。

そして、後半は、人間の弱さを表現するキャラクターとして二面性を見事に演じ分けていました。

モーガン・フリーマン等、ベテランのオジ様俳優の演技も、渋いです。

前評判の通り、前作『バットマン・ビギニング』より、ずっと好きだな、と思いました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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トップリーグ08-09第3節!クボタvsサントリー他@秩父宮ラグビー場

第3節はナイターでWヘッダーでした。

台風が心配でしたが、暑くもなく、涼しすぎることもなく、丁度よい気候の中での観戦となりました。

まず、1試合目が、東芝vs九州電力。

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吉チャン、吉永と早稲田系が多い九州電力は、なかなか観る機会がないので、楽しみにしていました。

前半は10-3となかなか良い試合をしていましたよ。

吉チャンは代表歴がほとんどないことから“無印良品”なんて呼ばれてましたね。

東芝はSOにNZからヒルを迎え、キャプテン廣瀬がWTBが回っています。

オトは日本人選手ということですが、日本の学校を卒業しているロアマヌは外国人扱いなのかな?

一応、今年からフィールド内に3人(+アジア選手1人)まで出場することが出来ますが、帰化した選手がいれば、4人も、5人も入ってくることになるのですね・・・。

オトもロアマヌも、日本代表の要として戦って来た仲間だし、好きなのですが、チョット複雑な思いもなきにしもあらず・・・です。

最終的には29-15となりましたが、九電、楽しませてもらいました。

で、2試合目は、クボタvsサントリー。

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観客である僕が苦手意識を持っても仕方ないのだけど、クボタ、嫌なんだよなぁ。

例えば、かつての仲間である伊藤宏明がいるとか、大学vs社会人のNo.1同士が日本選手権で戦った時代にグレン・エニスの膝を踏んで骨折させた明治OBの赤塚がいるとか・・・。

反則の時に、ボールを遠くに投げたりするのも、好きじゃないんだよなぁ。

まぁ、これは相手のプレイを遅らせるために、どのチームもするんだけど。

剛チャンに続き、隆道までケガで離脱ということで、個人的にはダメージがデカイのですが、代表クラスの選手と若い世代の選手が融合していく契機になれば良いですね。

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その中で、今日、声援が大きかったのは、SO曽我部かなぁ。

前半はトリッキーなキックパスとか、なかなか面白いプレイが多かったですけど、余りにトリッキーだと周囲が合わせるのが大変なので、普通にやれよ、ってシーンもあったように思います。

でも、SHの澄の職人技のようなパスを見事につなげて、ライアンのトライを演出していました。

あっ、これは澄がスゴイって話しだ。いやぁ、まだまだ健在ですよ。

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隆道の代わりは韓国・高麗大学からやって来た李光紋(グァンムン)。

今日はトライを決めるなど、活躍していました。

チュカハムニダ!(おめでとう)

チュッケッタ!(もう死にそう!=それ位、おもしろい時とか、悲しい時に使います。)

ただ、今日はWTBに入っていた長友(字が違うんだな)もそうだけど、俺が!って言うのは分かるのだけど、ボール持ち込みすぎて、殺してましたね。

たまたま周囲のフォローがなかったのかもしれませんが、パスして、つなげても、面白いのになぁ、と思いました。

後半の途中からは完璧にクボタペース。

トライは抑えているものの、NZからやって来たシェーンのスーパーブーツが、PGでジワリ、ジワリと近付いて来る。

ミスも連発して、思うように試合が運べず、「そのスペースで渡されても、どうすることも出来ないでしょ」ってパスしか来ない、ザワのイライラは相当なもんでしたね。

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それでも25-36で、サントリーが勝利を収めました。

マン・オブ・ザ・マッチは、No.8、フィジー代表のトマシ・ソンゲタ選手でした。

彼、なんか良いですよね。

ちびっ子が「あぁ、ジェロだぁ」と大きな声で言っていましたが。

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さて、いつもバックスタンド側を盛り上げてくれるのは、ワチューこと、元サントリーラグビー部の住吉和中君ですが、本日の応援団長は中村直人氏がやっておりました。

応援がフォワード寄りなのもGoodだし、プレイの切れ目の間でやりたかったらしく、笛が鳴るとゴニョ、ゴニョ、ゴニョと尻窄みになったり、照れてて、声がひっくり返っていたり。

何だか、直人さんらしい、ほんわかした雰囲気があふれていました。

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また、応援しましょうね!

そんな感じの初秋の夜なのでした。

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オススメ!映画紹介『幸せの1ページ』鑑賞

1page予告編では「ジュディ・フォスターが全ての女性に贈る」とか言っているけど、これはアビゲイル・ブレスリンの映画だな。

実際に、英語タイトルは『ニムの島』だし、タイトルロールもアビゲイルがトップですから。

サンフランシスコに住むアレクサンドラは、大人気の冒険小説家。しかし、実際には引きこもりで16週間もの間、アパートの玄関すら出たことのない彼女が書くヒーローは、空想で作った理想の男性像だった。ある日、新作の設定に行き詰ったアレクサンドラは、火山島に住むという学者に取材協力のメールを送る。
南の島に住む少女・ニムは、プランクトンの採取に出かけた学者の父を一人待っていたが、夜中の嵐が気がかりだった。父の代わりに火山に出かけたニムは、下山途中で崖から落下し、足に15cmの傷を負う。そして、この無人島に海賊(実はリゾート開発のホテル業者)が上陸し、物語のヒーローにSOSのメールを送る。
ジャングルで独りぼっちのニムを救うため、アレクサンドラは初めて家の外へ出て、サンフランシスコからボルネオ、そして南太平洋へと旅立つ。しかし、数々のトラブルにアレクサンドラはニムの島にたどり着くことが出来るのだろうか?

ポスト・ダコダ・ファニングのトップと言われていたアビゲイルですが、順調に育ってますね。

無人島で父と二人きりで暮らし、動物を教師に、本だけで外の世界を知る聡明で勇気の塊みたいな少女を見事に演じていました。

引きこもりの作家を演じたジュディ・フォスターのこんなにコミカルな演技は観たことがない!って位、弾けちゃってます。

飛んだり、海に落ちて、ずぶ濡れだったり、少女を助けに来たのに助けられたり、全く何にも出来ない!

そして、父親の学者と二人をつなぐ幻想の中のヒーローを演じたジェラルド・バトラーは、相変わらず格好良いですね。

季節は少し外れちゃったけど、ひと夏の冒険物語。

基本的には『ホームアローン』の無人島バージョンってところかな?

ニムを助ける動物たちも、可愛くて、グッドでした。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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オススメ!映画紹介『おくりびと』鑑賞

Okuribitoモントリオール映画祭でグランプリを獲得した作品は、死をテーマにしつつもユーモアに溢れていて、笑えて、そしてやっぱり泣ける映画でした。

やっとの思いで入団できたオーケストラが解散となり、リストラされたチェロ奏者の大悟は、故郷の山形に戻り、求人広告を手に面接に向かう。しかし、そこの社長・佐々木から思いもよらない業務内容を告げられる。それは、遺体を棺に納める“納棺師”の仕事。妻の美香には「冠婚葬祭関係」と告げ、美香は勝手に結婚式場の仕事と思い込んでしまう。見習いとして働き出す大悟だったが、そこには様々な境遇の旅立ちのシーンが待っていた。

いやぁ、やばいですね。

観客の年齢層が高めで、リアクションが大き過ぎとは思うのだけど、大声で笑って、グスンとすすり泣き、「今年最高」の宣伝文句も嘘ではなさそうですね。

何しろ、モックンが良い。

アイドル時代からシリアスとコミカルのバランスがバツグンだったけど、今回は見事です。

初め死体を前にした時の情けない顔、絶妙でした。

そして、妻を演じた広末も良い。Webデザイナーとして手に職を持ち、地方からでも仕事できる現代人。

一緒に笑ったり、秘密主義の夫に怒ったり、実生活ではバツイチの子持ちなのに、天才的にかわいい。

そして、選ばれるまで気にしたことなかったけど、確かに美脚ですね。

社長の山崎努さん、訳ありの事務員の余貴美子さん、親友の母親でもある銭湯のオバちゃんの吉行和子さん、そして、いつも銭湯にいる謎の男(?)の笹野高史さん、出演者が全員素晴らしいです。

やっぱり笹野さんだなぁ。

何者なのか分からないのだけど、最後の最後で美味しいところを持っていってました。

別れのシーンで笑いが起きたのだけど、男の強がりだよなぁ。

僕は笑えませんでした。

個人的には、実家に帰っていた美香が、妊娠の報告で山形に戻ってきて、偶然に夫の納棺の仕事を目にして、考えを改める、夫の仕事に誇りを持つところで、終わっても良かったのではないかな、と思いました。

でも、最後のシーンは映画としては必要だし、想いのリレーというのも表現していたのかなぁ。

ある程度、年齢を重ねていれば、誰もが、何処かに、自分の姿を重ねることが出来るのではないでしょうか。

パラパラと若者もいたけど、どう受け止めていたのかな。

これは必見でしょう。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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愛読書!『セイジ/辻内智貴』

Seiji本屋で何となく手にしたのだけど、僕の好きな感じの作品でした。

生きてくことに不器用な男が主人公の『セイジ』と『竜二』の二編が収録されています。

大学最後の夏休み。友人の自転車で目的のない旅に出た僕は、昼食のために立ち寄った国道沿いのドライブインで、出会った店長のセイジさん。僕は店を留守番を頼まれ、そのまま居候として店を手伝うことになる。やる気なさ気な彼もまた、どこからかやって来た流れ者。だけど、そこに集まる人たちは、皆、いい人ばかり。
しかし、平和な街に事件が起きる。常連客の一人、ゲン爺さんの息子夫婦が白昼の惨殺事件に巻き込まれ、一命は取り留めたものの手首から先を失った孫娘のリツ子は心を閉ざしてしまう。
常連客で見舞いにいった日、寡黙な、セイジが取った、意外な行動。
夏休みが終わって、東京に戻らなければいけない、僕が見た奇跡とは・・・。

すごく切なくて、でも暖かい作品でした。

ウダウダしている人たちが集まってくるドライブイン。

僕のような一見さんも受け入れてくれて、楽しそう。

そして、何を考えているのか、いないのか、女も、男も惹かれてしまうセイジさんには、逢ってみたいと思ってしまう。

10年後に、偶然に僕は保母の卵となったリツ子に再会するのだけど、子供に好かれる立派なリツ子先生になっていて、あの日の奇跡が間違いなかったのだと実感します。

もう一編の竜二は、地方都市の地主の息子で、ガキ大将がそのまま大きくなった自衛官の兄へのコンプレックスから高校を中退し、兄から褒められた芸術的センスで、歌手を目指して上京して、作家として小説で賞を取ったこともあるのに、いつまで経っても大人になりきれない竜二の物語。

すれ違っても、仲違いして、疎遠となっても、兄弟は兄弟。

怒っているようでいて、弟を認めていた兄の懐の大きさを感じさせます。

不器用で、それでも懸命に、格好悪くしか生きられない男たち。

それでも、他人の痛みを受け止めようとする姿は格好良かった。

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Live! 一青窈!LOCK YO UP!@日本武道館

夏フェスみたいなので、チョコチョコ出逢っていたのだけど、単独ライブには行ったことがなくて、「初!武道館」というで参加してみました。

OLが多いのかな、と思ったら、意外に年配の方や、僕と一緒のサラリーマン風や茶髪の若者も多く、何だ、男子率も高いんじゃん、と安心したのでした。

しかし、武道館をこんなに贅沢に使ったライブも珍しいぞ。

アリーナなしで、競技場全面を舞台にして、巨大な白いBOXが登場したり、オリンピックの開幕式か、って程に赤い傘が登場したり、白い布で覆ってみたり、最後は総勢100名の慶応義塾大学のアカペラサークル(彼女の後輩だとか)が登場しました。

19時ピッタリに電気が落ちて、赤い服を着た一青窈が一人で入場。

マンダリンでアカペラします。

続いて、プロデューサーであるピアノの武部聡志氏、ギター、パーカッション、バイオリンと少しずつ楽器が増えていきます。

この第一部の流れは、既にDVD化されているライブと一緒なんですかね?

歌と朗読で、女の子の成長過程を物語風につないでいきます。

僕の好きな『影踏み』、『受け入れて』、『てんとう虫』が良かったですね。

ここで白いBOXが登場。

箱の側面に映し出される影絵風の映像がPOPで、着替え風景だったり、サザエさんになったり、ドラえもんだったり、結構受けていましたね。

箱の中からイエローのドレスに着替えて登場。

『もらい泣き』、そして、映画【珈琲時光】のエピソード、“映画する”カップルの話をして、陽水さんにもらった『一思案』を披露しました。

で、『白い蝶のサンバ』から始まる懐メロメドレーが、何気に盛り上がりました。

『どうにもとまらない』、『ロマンス』と来たので、「阿久悠メドレーか?」と思ったら、『天使の誘惑』や『17才』も入ってきたので、そういう訳でもないんですね。

『虹色のみずうみ』、『絹の靴下』に、『茶番劇』や『江戸ポルカ』も入ってきて、昭和歌謡がはまることを実証していました。

加山雄三風に「幸せだなぁ。武道館で歌えることが一番の幸せなんだ。」とお茶目なセルフも飛び出して、本当に楽しそうでした。

しかし、ほとんど知っていた自分が悲しい・・・。

どうせ阿久さんやるのだったら、多分、敢えて外してきたと思うのだけど、ピンクレディとか、沢田研二、桜田淳子、石野真子、フィンガー5辺りをやって欲しかったかな。

ジュリーとか、実はハマるんじゃないかなぁ。

続く、『犬』、『イマドコ』、『ホチKiss』、『どんでん返し』は、ロックっぽく、シャウトしました。

隣りにいた40代のOLさんは「こんな歌も歌うのね。意外。」と言ってました。

チョット拍手ズレてましたけど、楽しんでらしたようです。

ホーンセクションまで入ってきて、音が厚くなると、声が埋没するのは仕方ないのかなぁ・・・。

そして、本編の最後は『さよならありがと』で、軽く締めました。

アンコールは、真っ白なドレスで登場。

精神的にどん底の状態での制作で、皆に支えられていることを実感したという『つないで手』。

そして、この歌を武道館で聴きたいと言った事務所の社長のために歌うと、誰かのために歌うことで、君も、君の好きな人も、100年続けばいいな、と『ハナミズキ』。

慶応のアカペラサークルが、ゴスペルっぽく、ソウルフルに盛り上げます。

やはり、この歌は聴きたかったので、ゾクゾクっとしました。

そして、11月に発売となる、TVの仕事でカンボジアの小学校を取材した時の体験をモチーフにした『はじめて』を初披露。

ここで、出演者全員が舞台を降りて、客電も灯ったのだけど・・・。

何と、彼女と武部氏が走って、戻ってきました!

「もっと、伝えたいことがあるから」と『アリガ十々』を聴かせてくれました。

全く会場泣かせだけど、嬉しい演出でした。

明日への元気をもらったような、素敵なライブでした。

アリガ十々!!でした。

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Live! 10,000 Samba!@横浜・赤レンガ倉庫街(フリーライブ)

9時15分に会場に着いたら、整理券の列が二重、三重になっていた。

日本のブラジル移民から100年。そして、今年は日本とブラジルの交流年の記念イベントの一環として、そして、何よりもMIYAのこの数年の活動の集大成の日。

何かね、このライブがフリーで良いの?って位、楽しみにしていたし、実際に楽しめました。

10時に整理券の配布が始まって、30分。

「A1ブロックの一桁台」をゲット。

左端のブロックでしたが、こんなに若い番号は初めてでした。

することもないから、開場までみなとみらい地区をブラブラしてました。

11時40分頃に赤レンガに戻って来たら、ジルベルト・ジルがリハーサルしていました。

ワクワク感が高まってきます。

12時、開場。

好ポジションをゲット。持ってきていた文庫を読んで、待ちます。

13時。いよいよLiveスタート。

トップバッターは、やっぱり、THE BOOMでした。

何しろ、3年振りのLiveです。

5月のMIYAのソロ弾き語り『寄り道』に、行けなかったからね。

お帰り!待っていたよ!

『不思議なパワー』、『星のラブレター』、『中央線』・・・。

初期の名曲をずらりと並べてくれた。

妙にはしゃいでいるのは、大人たち。

「知ってる曲がない・・・」って言う、若者も結構多かったみたいですね。

予想はしていたが、GANGA ZUMBAからのファンも多いってことが、カルチャー・ショックでもありました。

MIYAも相当久し振りなので、『不思議』はカンペ、見てましたね。床に貼ってありました。(チクリ!)

サポートメンバーであるキーボードの鶴来さんも登場して、『僕にできるすべて』、『この広い世界で』を演奏。

この2曲は、元々超大好きだったので、特に『僕にできるすべて』では、もう泣きそうになりましたよ。

レゲエのリズムの『神様の宝石でできた島』が、本日唯一のワールド系で、ラストの『24時間の旅』と、THE BOOMでは、割とシンプルな曲を中心にして、他との差別化をはかってきましたね。

それと、THE BOOMでのMIYAの詞って、すごく狭い空間を切り取って、大きな世界につなげていますよね。

どんな大きな事件が起きても地球は回っているけど、君がいなくなったら世界は止まる、みたいな。

今、聴いても、胸に引っ掛かってきます。

来年はデビュー20周年。

ホコ天からそんなに経つのか。そりゃ、年齢取るわな。

企画は色々ありそうなので、楽しみですね。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

続いて、ブラジルから、音楽生活40年という超ベテラン・シンガーで、現役の文化大臣でもある、ジルベルト・ジルが登場。

楽曲は予習していかなかったので、申し訳なかったのですが、サンバやボッサだけじゃないブラジル音楽、ソウルっぽかったり、レゲエの要素を取り入れていたり、格好良かったです。

バンドも、左サイドには同年代のベース、ギター、ドラムスが、右サイドには実息であるギタリストに、パーカッション、キーボードという新世代のミュージシャンを配していて、年代を超えた融合というか、年齢を感じさせない好奇心の強さが、ビシビシと感じました。

バンドメンバーのTシャツの色が、赤、黄色、緑、青、ピンクと原色で、しかも被ることなくバラバラで、それでいて「一緒に音楽を作っていくことが楽しくて仕方ない」って表情が、すごく印象に残りました。

結局、帰りにHMVに寄って、ベストと新作を買っちゃいました。

聴きまくるぞ。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

そして、今年何度目だろうな、GANGA ZUMBAの登場です。

『ちむぐり唄者』、『HABATAKE!』といつもの通りのメニュー。

新作から『Berimbau~MARIA BONITA 』のメドレーは、野外ってことで、何かシンプルなアレンジになったように思えました。

『楽園』では、ルイスによる沖縄民謡の合いの手が加えられ、今までなかったのが不思議な感じがする出来栄え。

最初の移民船で渡航された最後の生存者だった故・中川トミさんへの思いを語り、歌った『足跡のない道』は、いつもに増して素晴らしかった。

今回の企画的に絶対に外せない、もう1曲。日本人移民とは、逆に日本にやって来たブラジル人達を歌った『BRASILEIRO EM TOQUIO』で再び火が着いた。

そして、『DISCOTIQUE』で、港がディスコに変わりました。

ジルのバンドのパーカッション青年を交えて、HOOK、伊藤直樹氏、三つ巴のリズムが心地よかったです。

さて、今日は、『HABATAKE!』、『楽園』、『足跡』、『シェゴウ・アレグリア』と、合唱となるパターンが多かったのだけど、野外であることを忘れてしまう位、声が出ていた。

それもそのはず。

「過去の100年と未来の100年を掛け合わせて10,000人でサンバを」という企画でしたが、チケットを配布しただけで10,000人を突破。

普通に横浜に買い物に来て、「何をやっているの?」とのぞき込んでいる人を含めたら、一体、どれ位の人が集まったのだろうか。

これは、本当に、スゴイ!と思いました。

そして、多分、1万人の観衆が今日、一番聴きたかった、あの曲が、アンコールに登場しました。

もうねぇ、イントロのTAKASHIのギターソロを聴いた瞬間に、鳥肌たちました。

高野君のギターも素晴らしいけど、TAKASHIのギターはスッゲェ~、ロックしていました。

そうなんです。

『島唄』は、本日の出演者全員がステージに上がって、演奏したんです!

多分、BOOMとGANGAの混成チームになることは予想していたのだけど、『風になりたい』で来るかもなぁ、とかも頭を過ぎったりもして、そしたら、ジルベルト・ジルと彼のバンドも含めての大演奏となったのでした!

この曲は、聴く度に進化していく曲ですが、ギターソロも高野君とTAKASHIの二ヶ所あったりして、沖縄とアメリカン・ロックに、ブラジル音楽が注入されているという、至極の一品として完成していました。

『島唄』を唄い、踊ったら、GANGA ZUMBAのセットリスト、すっかりすっ飛んじゃいました。

曲順を覚えていない!

それ位、興奮したし、大満足です!

Live終了後、出口に向かったら、丁度メンバーがステージから降りて、バスに乗り込むところで、2m位の距離まで接近出来ちゃいました!

握手はスタッフに制されたけど。

今月末は、僕も舞台に立ったことがあるという僕の故郷・浅草公会堂でのソロがあって、年末のGANGA ZUMBAツアーファイナルの渋谷CCレモン、そして、来年はTHE BOOM・20周年と企画が目白押し!

何はともあれ、横浜フリーライブ、楽しかったです!

本当に、ありがとうございました。

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台湾シネマ・コレクション2008⑧『遠い道のり』

Distant台湾映画の最新ヒット8作品を紹介するこの企画の最後の作品は、昨年の20th東京国際映画祭にも出品された、静かな映画です。

ユンが引っ越してきてから、毎日のように届く以前の住民宛ての手紙。そこには、さまざまな音と青年の声が録音されたカセットテープが同封されていた。上司との不倫関係から逃げるため、その“音”を探しに、手紙を差出人を追いかけて、台東へ向かう。
手紙の差出人であるタンは、録音技師助手の仕事をしていたが、別れた恋人が忘れられず、仕事をクビになり、彼女との約束であった台湾の“音”を録音して、送り続けていた。
別居中の妻との離婚調停で、精神がギリギリまで追い詰められた精神科医のツァイは、学生時代の恋人を探すため、台東に向かっていた。

公開中の『言えない秘密』での女子高生姿が瑞々しいグイ・ルンメイ。ここでは、不倫に疲れたOL姿も、様になっているので不思議というか、1年振りに観ても、やっぱりショッキングでした。

そして、失恋で仕事もままならず失業した録音技師のモー・ズーイー、変態スレスレ中年男をギリギリの演技で魅せるジア・シャオグオ。

とにかく、3人のバランスが絶妙でした。

偶然にすれ違った3人の心が、この後は何処へ向かうのか、海岸でのルンメイとズーイーの後姿が余韻を残して、終わります。

ツァイ先生は、やっぱりダメなのかなぁ・・・。

所謂、BGMという劇音のない作品。

波の音、風の音、生き物の鳴き声、子供や原住民族の歌声・・・。

だけど、今日は隣りの席のお兄ちゃんが、ポテチをバリバリ、ペットボトルのフタをクルクル、そしてジュースをゴクッ、ゴクッ・・・。

その内、遠くの方ではオヤジの鼾がグゥ~、グゥ~。

気になって、集中することが出来なかったです。

仕方ないけど。

2度目ということで、衝撃度は初見の時ほどではないですけど、素敵な作品であることには変わりがない。

舞台挨拶なしでも、前方の列まで埋まっていたのが、スゴイなぁ、と思いました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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台湾シネマ・コレクション2008⑦『TATOO 刺青』

Tatoo普段だったら、多分避けてしまうテーマの作品ですが、「折角の機会だから」と観てみたら、意外に良かった典型のような作品です。

高校生の小緑は、Webカメラの前で様々な衣装でポーズを作り、男たちを虜にして、小遣い稼ぎをするネットアイドル。ある日、タトゥー・サロンを訪れた彼女は壁に飾られていた彼岸花の絵に魅了され、それを背中に彫ってほしいと願うが、刺青師の竹子はそれを拒む。この時の竹子は、学生の頃に近所に住んでいた母親に捨てられた幼い少女が小緑であることに、まだ気付いていなかった。

台湾のアイドルのレイニー・ヤンと、香港の本格派女優のイザベラ・リョンが、女性同士の危ない関係と演じるということで、観る前は「どうなのよ?」と思ったのですが、スタイリッシュな映像と切ない情感のある作品に仕上がっていました。

子供の頃の小緑と竹子は、年齢はかなり離れていたが、二人とも母親がいない、という点で共感した、密度の濃い交感をしていた。

心に深い傷を持つ竹子だったが、その原因は1999年に台湾を襲った大地震にある。

自分が同級生の家に泊まりに行っている夜に発生した地震で、刺青師だった父親の死を目撃した弟が家族の記憶を一切失ってしまい、その責任は全て自分にあると自分を責め続ける。

父親と同じ彼岸花の刺青を彫り、父親と同じ道を志す。

彼岸花って、美しいけど、不気味だし、根には毒を持っていて、悲し気なイメージがある。

黄色い彼岸花が咲き誇る崖のシーンは印象的だし、死を導く花というイメージを見事に作り上げています。

クールな美人のイザベラ・リョンが、切な気な表情で、まさに適役。

レイニー・ヤンは、蛍光グリーンのカツラで華やかさを演出しながら、孤独な少女を好演していて、ジャスミンの花の儚げなイメージに似合っていた。

親のいない小緑を育て上げた老いの進行したお祖母ちゃんと、身体中に刺青を彫り、強くなったと思い込んでいる小心者のチンピラのエピソードも印象的。

昨年の興行収益No.2というのは、伊達じゃないですよ。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

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トップリーグ08-09第2節!横河武蔵野vsNEC@秩父宮ラグビー場

第2節もナイターです。

最近の東京は、気温が上がっても湿度が低いので、夜は風が涼しいですね。

第2節のサンゴリアスは札幌遠征なので、本当は明日の三ツ沢で神戸を観たかったけど、事前情報で大畑は欠場と言うし、三ツ沢は帰りのバスに並ぶのが面倒なので、金曜日の秩父宮になりました。

先週は早く会社を出過ぎた感があったので、今週はゆっくりしていたら、帰る間際にPCが不調に・・・。

走ったのだけど、秩父宮のゲートを潜ったら、既にキックオフ。

飲み物とかを買っていたら、あっ、と言う間に、GKが入っていました。

NECが断然に優勢かな、と予想していたのですが、前半は横河が大健闘していて、面白かったです。

No.8のサモ、難しいキックを次々に決めたベントレーが目立っていましたね。

それから、今春、明治を卒業した趙顕徳君、韓国からアジア枠で出場の高麗大出身の延権佑君にも注目していました。

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前半は、まさかの9-9で、折り返し、後半への期待が高まります。

しかし、後半に入って、まずSHに辻が入ってからゲームが動き出します。

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そして、箕内を投入・・・。

出てきた時はですね、あんまりフィットしてないかも、と思ったのですが、トライを決めてからは、いつもの箕内になっていました。

とにかく、強い!

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終わってみれば、47-19とかなりの差はついたけど、最後のホイッスルまでトライを狙って、獲って終わった横河武蔵野。

初物に弱いトップリーグ上位陣にとっては台風の目になるかも・・・。

要注意だなぁ。

今日のマン・オブ・ザ・マッチは、NECのSO・安藤栄次。

相手SOのベントレーのキックが良かったので、もう少しって印象もあったけど、後半11分に自らトライを決めるなど、活躍していました。

特に、辻→安藤の早稲田コンビの電光石火のパス回しは、「速っ!」って感動しました。

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そんな感じで、今日の試合を観ていて思ったのは、やっぱりラグビーはトライを獲るゲームなんだなぁ、ということ。

出来が良くなくても、トライを沢山ゲットしたチームが勝つのである。

マン・オブ・ザ・マッチが栄次のようなキッカーではなくて、トライゲッターの方が観ていて楽しい試合だったのだろう。

個人的には、渋~いディフェンスで魅せる、職人的な第三列だったりしたら、ニンマリして、帰宅できるのだろうなぁ。

そんなことを考えながら、家路に着いたのであった。

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オススメ!映画紹介『インビジブル・ターゲット』鑑賞

Danji_2ジャッキー・チェンの『香港国際警察』のベニー・チャン監督が一流のスタッフが集めて製作した警察アクション。

ジャッキーの思いとDNAを受け継ぐ、新世代俳優が凶悪犯罪に挑みます。

舞台は香港の繁華街。犯罪組織「ロニン・ギャング」が仕掛けた現金輸送車爆破事件で、婚約者を巻き添えで殺されたチャン刑事は、組織のリーダー・ヨンサンへの復讐を誓う。
半年後、一匹狼のエリート刑事・フォン警部補のチームが路上封鎖中に「ロニン・ギャング」がバトルを繰り広げ、警察に多数の重傷者を出してしまう。
一方、失踪した元警察官の兄が一連の事件の容疑者のされたワイ巡査は、兄の汚名をはらすべく、その行方を追っていた。
こうしてチャン、フォン、ワイの3人の警察官は、悪しき犯罪集団を逮捕するべく、いま立ち上がる!

いやぁ、まずですね、ニコラスが痩せて、格好良くなっていたのが、驚きでした。

『香港国際警察』では、いかにもアイドル風の明るいキャラクターでジャッキーのバディとなる偽警察官を軽~く演じていたのに、今回は恋人が事件に巻き込まれた悲しい過去を背負った、重苦しい役柄を演じています。

ショーン・ユーは、クールな感じなエリートを、イメージ通りに演じていました。

友情で結ばれるようになってからは、「何だ、良い奴じゃん」と思わせる一面も見せていきます。

そして、本当の意味で、ジャッキーの後を継ぐ者である、ジェイシー・チャンは、心優しい若者を、育ちの良さそうな性格がまんま出ている演技で演じます。

もう少し、バリバリなアクションで、父親のDNAの片鱗を見せて欲しい、という面はあったものの、彼の持つ純粋さが、観ようによってはダークサイドに立っている二人の警察官を明るい方へと導いてくれる、重要な役柄。

家族愛を含めて、香港人らしい印象を受けました。

もう少しギャグっぽいシーンもあるのかな、と期待しましたが、割とシリアスな感じのままで最後まで突き進んでいました。

なかなか面白かったと思います。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『シャッター』鑑賞

Shutter日本人監督が日本で撮影した、ハリウッド映画。

ホラーなんだけど、ゾンビのような対決するゴーストでもないし、Jホラーとも異なるテイストでした。

挙式を済ませたばかりベンとジェーン。新婚旅行は、カメラマンであるベンの仕事を兼ねて日本となった。しかし、楽しいはずのハネムーンは、夜道で女性を轢き、彼女が忽然と消えてしまったことから一変する。
事故の後遺症らしきベンの肩の痛み、彼らが撮った写真に写り込む白い光、異国の地で神経質になっているジェーンの前に、遂に彼女が現れる。周囲の者が次々に不審な死を遂げ、不安を抱いたジェーンは一人で調査を始め、彼女の正体を明らかにする。そして、そこには、あまりにも悲痛な過去が・・・。

これって、タイ・ホラーの『心霊写真』のリメイクですね。

オリジナルは、長身モデルの美男が主演でしたが、同じストーリーを、身体の大きなアメリカ人で描くと、こういう感じになるのですね。

引退宣言(?)後、復帰作となる奥菜恵ですが、多くない出番で、セリフもほとんどない中での女の情念の魅せ方としては、まずまずではないでしょうか。

エッセーとかで、赤裸々告白しているので、もうチョット大胆に、奔放的に演じても良かったのかな、とも思いましたが、童人形のようなオカッパ頭で髪をすくシーンがあったり、日本情緒を感じさせる演出でもあったので、こんなもんかな。

少女の実家、東京郊外にある立派な日本家屋で、先の見えない廊下とか、光の当たる縁側とか、障子や戸で身体の一部しか見えない姿は、チョット不気味ですよね。

次の予定まで丁度よいタイミングだったので、飛び込んで観たのですが、期待していなかった分、これはこれで楽しめました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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オススメ!映画紹介『20世紀少年 第1章』鑑賞

20th会社の後輩と昼飯を食べに行く途中の本屋にポスターが貼ってあるのですが、「浦沢直樹も赤塚不二夫の弟子って知ってました?」という話しになりました。

すみません。どうでも良いことでした。

1969年の夏。小学生のケンヂは、オッチョやドンキー、ユキジら同級生と空き地に秘密基地を作った。そこで彼らは、悪の組織や世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方といった空想が描かれた「よげんの書」で遊んでいた。
1997年。ケンヂはロックスターになる夢を諦め、実家のコンビニで失踪した姉の赤ん坊の面倒を見る、冴えない日常を送っていた。ある日、得意先の大学教授一家の失踪とドンキーの死をきっかけに生活が一変。世間では【ともだち】と呼ばれる教祖の率いる教団が出現し、ケンヂたちが子供の頃に作った「よげんの書」そっくりの怪事件が頻発していた。
これは、【ともだち】の仕業なのか? そして、【ともだち】の正体は、かつて一緒に遊んだ仲間なのか? そして、「よげんの書」に書かれた人類が滅亡する日がやってくる!

僕は原作の熱心な読者ではなかったけど、床屋とか、友人の家で雑誌があれば、読んでいました。

堤幸彦監督が、原作通りに演出する、と宣言していましたが、絵的にどことなく似ている俳優陣に、「普通、そんなリアクションしないだろう」っていうポーズ(口ポカ~ン、仁王立ち)で、なるほどね、と思いました。

『トリック』や『自虐の詩』で使用したSFX技術が、更に進歩した形で使用されていたのも、結構なポイントでした。

展開としては、60~70年代、90年代後半、2015年と3つの年代を往来しているし、沢山のエピソードが次から次へと詰め込み過ぎな感じもしなくはない。

1971年に小学校を卒業しているので、僕とは一回り違うことになるのかな?

それでも、野原の秘密基地やハットリ君のお面、三段ギアの自転車にブリキの広告、極めつけはナオコ婆ちゃん!

スッゴ~イ、懐かしかった!

頼りないダメ男のケンヂが、色々あって地球を救うという大きなことをやり遂げようと立ち上がるまで、変化は丁寧に描いているし、原作になくても、第2章、第3章につながるようなエピソードを入れていて、なかなか良く出来ている。

何しろ、ラストのオッチョのモノローグ「俺たちには希望がある。カンナがいる!」って、18歳になったカンナが向こう側から走ってくる。

その疾走感に、次回作を期待せずにはいられない感じになっていましたよ。

ご存知と思いますが、タイトルロールの後にも、まだ物語は続いていますので、席は立たないで下さい。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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愛読書!『ララピポ/奥田英朗』

Lalapepo【ララピポ】とは、渋谷でガイジンに“a lot of people”と話しかけられ、「えっ?何?ララピポ?」って、聞き違えたところから来ている。

「トウキョーニハ、タクサンノヒトガイマスネ」と言うことである。

ここにはうだつの上がらない6人の男女が登場する。

対人恐怖症の引きこもりなフリーライターはアパートの2階住人の性生活を盗聴し、我慢できずになり図書館で知り合った巨漢の女性とのセックスにふけるようになる。その2階に住むホスト風の男の職業は、風俗店&AV女優のスカウトマンで、自分がスカウトしたホステスや女優のフォローと称して、自宅に招いていたのだった。そして、彼が担当するAV女優の中で企画物専門の中年女性が自宅に隠していた秘密が暴かれそうになった時、カラオケボックスで女子高生の援助交際による売春を黙認していた気の弱い店員に放火を依頼する。女子高生の援助交際にハマっていく純文学賞出身の有名アダルト小説家、そして、彼の吹き込んだテープを原稿に起こしていくテープリライターの女性は、裏DVD界ではマニア受けする大ヒット女優だった。

それぞれが少しずつ、東京でも最も低俗な部分でつながり合っている、という下流生活。

あの時のあれは、こういうことだったのか、と次の章で納得したりして、なかなか面白かったです。

奥田さんって、色々なタイプの小説書く作家さんですよね。

しかも、最近じゃ『空中ブランコ』とか映像化される作品も多いのだけど、この作品も映画になるみたいですね。

読み進んで行く内に、森山中の村上が知り合ったばかりの男性に「今度、映画の仕事でベッドシーンがあるのだけど、経験がないから、どうしよう」と相談したことで現在の旦那様をゲットしたというエピソードを思い出しました。

村上さん、イメージぴったりです。

登場人物が全員、どこか変なのだけど、東京という街ではそれも何か普通ぽかったりもして、なかなか笑える小説でした。

何より、読み易い!

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台湾シネマ・コレクション2008⑥『シルク』

Silk2年前の東京国際映画祭・アジアの風で上映されましたね。

物理学者の橋本博士は、誰も住んでいないアパートにとりついている少年の幽霊の捕獲に成功する。少年の霊は独り言をつぶやいているため、橋本は読唇術の心得のある特別捜査官をメンバーに入れることにする。
すると少年の身体から絹の糸のように細い光線が現われ、それが少年や周囲の人々の不可解な死因や、死後の世界を解き明かすヒントとなってゆく・・・。

最近、こっち系の役柄も増えて来た江口さんですが、天才だけど、糖尿病でいずれ歩けなくなり、厭世的でありながら、生きることに拘る物理学者って役柄は、かなり微妙だなぁ・・・。

今回のフェスティバルでは江口さんが主演みたいな紹介の仕方ですが、やはり特別捜査官を演じるチャン・チェン中心の映画ですよね。

彼のことを“アジアン・ビューティー”と称しますが、正直イマイチ分からないのですよね。

ただし、演技者という点では、デビュー当時は明るい青年とかも演じていましたが、こういう少し捻くれた、不器用な青年を演じたら上手いですね。

影が絵になる感じがします。

さて、作品としては、前回観たときよりも強く感じたのは、“親子の絆”ってテーマですかね。

捜査官と寝たきりの母親、幽霊の少年とその母親。

二人とも、何だかんだ言っても、わが子を思い、ある心残りを抱え、時には危害を与える存在に制裁を加えてしまう。

哀しくて、切ないですね。

本編とは全く関係ありませんが、あることを思い出しました。

会社に入って直ぐの頃だったと思います。

台湾の加速機の建設説明会に、出張予定だった上司が別の予定が入ってしまい、代理で行くことになりかけたのでした。

結局、技術の分かる別の方が行かれたのですが、行っていたら、また感じることが違うのかもしれませんね。

所謂、アジアン・ホラーな1本ですが、「この先、どうなるんだろう」というスリルは味わえるのではないでしょうか。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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台湾シネマ・コレクション2008⑤『ビバ!監督人生』

Viva映画制作の舞台裏も垣間見られる、半ドキュメンタリー(?)な自伝的映画・・・みたいです。

トレンディ・ドラマの演出家としてテレビ界で名声を確立したドウズは、アイドル作品に嫌気がさし、政治や社会の腐敗を告発するようなモキュメンタリー映画を撮ろうと準備を始める。しかし、資金調達が上手くいかず、出演予定の俳優たちも離れていく。酒と女が大好きで、ヤクザな友達とナイトクラブで薬にも手を出すダメ男。浮気が原因で、女優の恋人・ニンニンとも大喧嘩となり、人生どん底に落ちていく・・・。

途中に挿入される「幸福とは?不幸とは?」という著名人や街頭でのインタビューは、アジア映画では割と良く見かけますよね。

そこで語られている回答が、登場人物に影響していくと言いましょうか。

前半のドンス監督は、売れっ子演出家ということで、仕事は出来ても、私生活ではやりたい放題の破茶滅茶なダメダメ男。

自作自演なので、どうやって自分を演出をするのか、興味がありました。

今日はQ&Aセッション付きだったのですが、監督はおしゃべり大好きらしくて、回答が脱線してしまって、30分以上だったと思うのですが、3人しか質問できませんでした。

やっぱり「ハイ、俺、OK」の早撮りになっていくのかなぁ・・・?

映画関係者、友人関係もリラックスした感じで、本当にドキュメンタリーを見ているような雰囲気を出しています。

反対に、女優達は非常にリアルな演技が要求されていて、特に恋人のニンニンとその親友でドンスの浮気相手の女性とのシーン。

この時点では、まだ二人の関係を知らず、親友は告白に来たのだけど、結局は言うことができず、黙ったまま抱擁するしかなかった。

すっごい緊張感のあるシーンでした。

そして、ドンスにそのことを告げられ、怒り狂う時の迫力も十分でした。

後半、自らのトラウマを克服し、長い髪をバッサリ切って、しゃべり方まで穏やかになったドンス。

それまでのテンションの張り方が嘘のように、思われました。

夏休み映画に抜かされたそうですが、2008年上半期の観客動員数第1位で、既に様々な映画祭で賞も受賞しているようです。

二度、三度と見ると、新たな発見のありそうな、クセの強い作品でした。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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トップリーグ08-09開幕!サントリーvs三洋電機@秩父宮ラグビー場

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もうラグビーの季節なんですね。

1年って、本当に早いなぁ。

夕立が心配で、着替えや何だと持って行ったのだけど、大丈夫でしたね。

オープニング・セレモニー。

マーチング・バンドの演奏があって、チーム旗の入場があって、森会長の挨拶・・・。

花火の火薬の量が計算間違いなのか、鳴るって分かっていても、驚いた!

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何か、毎年書いているのだけど、開幕戦は前年の優勝チーム、準優勝チームというカードで、チームが完成していない段階で対決させるのは、勿体ないですよね。

しかも、今年はルールが変わったし、外国人選手の出場枠も増えて、緊急入団した選手も多いから、まだ馴染んでいないのではないかなぁ、という不安がありました。

前年度の覇者、我等がサントリーと、日本選手権ではNo.1となった三洋の因縁の対決・・・。

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開始早々にライアンがPGを決めて、サントリーが先制したと思ったら、1分後に三洋のSH・田中に走られて、トライを謙譲。

その後は、三洋のトニー・ブラウンとライアンのPG合戦で、10-9の僅差で三洋リードで前半終了。

思った通り、小さなミス、ノックオンやキックの処理ミスが多かったですね。

汗でポロポロ、落としていました。

ラインアウト、スクラムはサントリーが優位に進めていました。

No.8のソンゲタの突破が良かったですね。

強いし、しなやか。

なかなか楽しみだなぁ。

でも、その優位性を活かせず、なかなか敵陣に入れない。

今日、一番の期待は、サントリーに緊急加入した豪州代表主将のジョージ・グレーガン。

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清宮さんも「グレーガンを使うなら、先発にしなかったら失礼でしょ。」と言っていましたし。

合流して、1ヶ月位ですか?

まだ、ちょっとチームにフィットしていないのかなぁ。

スクラムが三洋プロップ相馬の方で崩壊していくので、谷口レフリーがきちんと組んだのを確認してから、スクラムサイドを空けるので、邪魔そうな顔、してましたね。

でも、身体能力の高さは、「あっ、届かない!」ってボールも、ビューンって手を伸ばすと、指に引っ付いてくる感じ?、文章で分かるかなぁ・・・、しましたね。

後半は三洋ペース。

ペナルティを取るや、どんなに離れていても入ってしまうミラクルキックで、トニー・ブラウンが3つのPGを決める。

スゴイなぁ。

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後半20分位だったろうか、サントリーはハーフ団をグレーガン-心君から、成田-曽我部に一気に入れ替えます。

そしたら、これがヒットでした。

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それまで膠着していたラインが、動く、動く。

特に秀悦のサイドアタック、スクラムサイドを駆け抜ける速度が尋常じゃない!

曽我部も、漸く社会人の中で一皮剥けた感じで、良かったですね。

グレーガン-曽我部ラインも見てみたくなりました。

とは言え、後半は無得点。

試合を通してもノートライと終わりました。

得点は19-9と突き放されましたが、何かが始まるんだなぁ、というワクワク感は楽しめた試合ではありました。

多分、どこかで再戦があるはずなので、その時は必ずリベンジしましょう。

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今年は地方、それも北海道とか、九州とか、が多く、追っかけるのも難しいとは思いますが、アツイ試合を見せてもらいたいものです。

そして、サントリーから新天地を求め、トップイーストのNTTコムに移籍し、トップリーグ昇格を目指すことになった栗ちゃんの試合も、出来る限り観に行けたら、と考えています。

ハイっ、1、2、3、4、サンゴリア~ス!!

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オススメ!映画紹介『ハンコック』鑑賞

Hancock数あるヒーロー物の中で、一番親近感があるかも。

人間の姿で地球にたった一人、不死身な身体を持つ男・ハンコック。事件が起これば空を飛び、嫌々ながら人助けをするものの、加減を知らない彼はいつも“やりすぎパワー”で街を破壊し、市民は大迷惑。でも、本人は反省する気もなく、その不良的態度がさらにブーイングを受ける嫌われ者のヒーローなのだ。
ある日、踏み切り内で車が立ち往生してしまったPR会社勤務のレイを助けたことから、「真のヒーローにならないか?」と声を掛けられたハンコックは、慣れないヒーロースーツを身につけ、悪質な銀行強盗事件を解決するなど、市民から惜しみない賛美を受ける。そして、レイの後妻のメアリーに心惹かれていく。しかし、まさにその瞬間に、ハンコックの不死身のパワーに大きな異変が起こり始める・・・。

とにかく、ウィル・スミスが良いです。

これまでだって、わがまま、おっちょこちょい、しかも記憶喪失のヒーローはいたと思うし、所謂、ダークヒーローみたいなのだってある。

だけど、史上最悪な嫌われ者のヒーローなんてキャラは、聞いたことがない。

登場もマーチっぽい感じじゃないくて、ギャング系のヒップホップ・サウンドでゆる~い感じで出てきて欲しい。

まさにウィル・スミスのためにあるようなキャラクターでした。

しかも、唯一の親友となったレイの美人な奥さんに一目ぼれで横恋慕、かと思ったら、おっとビックリ!な設定で、なるほど良く練られた脚本だと感心してしまった。

シャーリーズ・セロンの美しくて、強い女性のイメージは適役だと思いました。

レイとハンコックの前での表情は違いすぎ!

女は怖いですね。

ヒーローがいつだって素晴らしい人格者であるかなんて分からない。

ある意味で、面倒臭いって、エイ、エイ、エイって適当に街を壊してしまうというのは、リアリティがあるのかもしれない。

所謂、大作と呼ばれる作品の中では、大味ではない点が気に入っております。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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オススメ!映画紹介『セックス・アンド・ザ・シティ』鑑賞

Satc実は6 Seasonsに渡るTVドラマは、数える位しか観ていなくて、少し不安だったのですが、大丈夫でした。

今、マスコミじゃ【アラフォー】とか言って騒がれているけど、NYでは、ずっと前から、アラサー、アラフォーなんですね。

コラムニストとしてNYで幸せな生活を送るキャリーは、ベストセラー本を出版し、恋人・ビックとの交際も順調であった。
美貌とパワーを兼ね備えたPR会社社長を務めるサマンサは、恋人・スミスを俳優として売り込むべくロスの海辺の家で暮らし。理想の結婚を果たしたシャーロットは、養女を引き取り立派に母親業をこなしていた。敏腕弁護士として活躍するミランダは、子供の世話と義理の母親の介護で多忙な日々を過ごしていた。
新居を探していたキャリーが、33軒目のマンションで、たまたまペントハウスを見学させてもらったことから、ビルがその部屋を購入し、成り行きで婚約してしまったことからNY中を騒がせる事件へと発展していく。

それぞれが抱えている問題とかは凄くリアルだなぁ、と思いました。

特に既婚組は、不妊、子育て、介護、夫の浮気・・・。

物語の中で50歳を迎える年上のサマンサは、ギャグ・キャラなんですね。

隣家の窓の中や、犬が入り込んだとは言えイケメンのシャワー室に入り込んだり、寿司の○○盛りまで・・・。

笑えました。

ドラマを観ていた人のブログでは、「結局、結婚に落ち着くの。幻滅。」みたいなのを読みましたが、「しなきゃしないで良いけど、するとなったら大騒ぎなんじゃない、この面子なら」と思いましたが・・・。

まぁ、先入観がほとんどないので・・・。

『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンが、キャリーの有能なアシスタント、20年前のアラフォー達の分身でありアンチテーゼでもある存在、として登場し、挿入歌も歌っていて、華を添えていました。

ブランド物のレンタルって賢いですね。

セレブな4人の着せ替え人形的なファッションも、女子にはオススメなのかな?

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

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愛読書!『容疑者Xの献身/東野圭吾』

Yougisha_x最近、電車の中でこの本を読んでいる人を良く見かけますね。

天才物理学者・湯川学准教授、通称・ガリレオ探偵が、その物理・化学の知識を応用して難事件を解決していく事件簿。

今回は、大学時代の親友で天才数学者でありながら、現在は高校教師に甘んじている不遇の男・石神の仕掛けた完全犯罪に挑む。
アパートの隣りに一人娘の美里と暮らす靖子に密かな想いを寄せていた石神は、彼女が勤める弁当屋に通う毎日を繰り返していた。
ある時、彼女の元亭主が、寄りを戻すことと金を無心するために彼女の居場所を突き止め、アパートに押しかけて来た時、美里を救うために、コタツのコードで首を締めて殺してしまう。
隣りの部屋で全てを聞いていた石神は、二人の罪を隠すために協力することを申し出るのだった。

シリーズ初の長編ですが、非常に読み易く、あっさりと読み終えてしまいました。

個人的には、友人の草薙刑事に持ち込まれた事件を、馬鹿馬鹿しいほど大袈裟な装置とかも動員しながら、実験&検証してしまう湯川学が好きで読み続けてきたシリーズなので、今回はその謎解きの部分がないのが、少し残念。

それでも、湯川という男の人間性が見られるようで、興味深いものはあったと思うのですが・・・。

それにしても、無口で沈着冷静に先手、先手で罠を仕掛けてくる石神の冷たい才能は怖い位だし、更には、事件の供述とは全く関係のないところで、計画のほころびを見つけ、独自に調査していく湯川の頭の良さは大したものである。

赤坂、そして、錦糸町で、お得意様の着くような売れっ子ホステスだったとは言え、子持ちのバツイチの靖子が、元亭主や石神以外にも、印刷会社の社長にも本気で求愛されているのですが、どんな女性なんだろう、と興味が沸きました。

『ガリレオ the movie』は、秋に公開となりますが、この一見地味な長編をどう料理してくるのか、非常に楽しみではあります。

通勤通学のお供には最適と思いますよ。オススメ。

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台湾シネマ・コレクション2008④『午後3時の初恋』

Pm3なかなか難解な物語だなぁ、というのが、率直な感想です。

田舎の寂れた時計店を酒びたりの父親に代わって切り盛りするチンチン。ある日、滅多に客が訪れない店にズハンという青年が水浸しになった時計の修理に持ってくる。メガネをかけた、無口なズハンは、夕方になると店にやって来るようになる。
ある日、ズハンは「僕たちは高校の同級生だった」と告げ、高校時代のチンチンの毎日の行動を記憶していた。少しずつ彼に惹かれていくチンチンだったが、一緒に川に行った時に、別人のように変化するのだった。そして、ズハンは10年前に事故で亡くなっていたことを知る。

無口で繊細なズハンと、ワイルドな印象のあるボーユィの二役(?)を演じた、ジェセフ・チャンの演技が光っていました。

モデル出身のクォ・ビーティンも、非常にフォトジェニックで可愛らしい。

ボーユィとズハンは親友同士で、事故の時も一緒にいたことから、精神が崩壊し、ズハンを演じることで自責の念から逃げている、と片付ける大人たち。

だけど、ズハンしか知り得ない家族とのエピソード、チンチンとの思い出を語っている。

憑依なのか。

そして、気になる、もう一人の【彼】の存在。

チンチンの方も、母親が駆け落ちして帰って来ないため、電車に乗ると家に帰って来れないと思い込み、何処に行くのも徒歩でしか行けない。

登場人物が、皆、何かに欠けている。

山間の自然の中、古びた電車、町並みが懐かしく、美しい。

特に、ボーユィの入院する病院の天井の高い白い壁は独特な世界観を表現していたと思う。

不思議な感覚の映画でした。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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