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台湾シネマ・コレクション2008④『午後3時の初恋』

Pm3なかなか難解な物語だなぁ、というのが、率直な感想です。

田舎の寂れた時計店を酒びたりの父親に代わって切り盛りするチンチン。ある日、滅多に客が訪れない店にズハンという青年が水浸しになった時計の修理に持ってくる。メガネをかけた、無口なズハンは、夕方になると店にやって来るようになる。
ある日、ズハンは「僕たちは高校の同級生だった」と告げ、高校時代のチンチンの毎日の行動を記憶していた。少しずつ彼に惹かれていくチンチンだったが、一緒に川に行った時に、別人のように変化するのだった。そして、ズハンは10年前に事故で亡くなっていたことを知る。

無口で繊細なズハンと、ワイルドな印象のあるボーユィの二役(?)を演じた、ジェセフ・チャンの演技が光っていました。

モデル出身のクォ・ビーティンも、非常にフォトジェニックで可愛らしい。

ボーユィとズハンは親友同士で、事故の時も一緒にいたことから、精神が崩壊し、ズハンを演じることで自責の念から逃げている、と片付ける大人たち。

だけど、ズハンしか知り得ない家族とのエピソード、チンチンとの思い出を語っている。

憑依なのか。

そして、気になる、もう一人の【彼】の存在。

チンチンの方も、母親が駆け落ちして帰って来ないため、電車に乗ると家に帰って来れないと思い込み、何処に行くのも徒歩でしか行けない。

登場人物が、皆、何かに欠けている。

山間の自然の中、古びた電車、町並みが懐かしく、美しい。

特に、ボーユィの入院する病院の天井の高い白い壁は独特な世界観を表現していたと思う。

不思議な感覚の映画でした。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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