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台湾シネマ・コレクション2008⑧『遠い道のり』

Distant台湾映画の最新ヒット8作品を紹介するこの企画の最後の作品は、昨年の20th東京国際映画祭にも出品された、静かな映画です。

ユンが引っ越してきてから、毎日のように届く以前の住民宛ての手紙。そこには、さまざまな音と青年の声が録音されたカセットテープが同封されていた。上司との不倫関係から逃げるため、その“音”を探しに、手紙を差出人を追いかけて、台東へ向かう。
手紙の差出人であるタンは、録音技師助手の仕事をしていたが、別れた恋人が忘れられず、仕事をクビになり、彼女との約束であった台湾の“音”を録音して、送り続けていた。
別居中の妻との離婚調停で、精神がギリギリまで追い詰められた精神科医のツァイは、学生時代の恋人を探すため、台東に向かっていた。

公開中の『言えない秘密』での女子高生姿が瑞々しいグイ・ルンメイ。ここでは、不倫に疲れたOL姿も、様になっているので不思議というか、1年振りに観ても、やっぱりショッキングでした。

そして、失恋で仕事もままならず失業した録音技師のモー・ズーイー、変態スレスレ中年男をギリギリの演技で魅せるジア・シャオグオ。

とにかく、3人のバランスが絶妙でした。

偶然にすれ違った3人の心が、この後は何処へ向かうのか、海岸でのルンメイとズーイーの後姿が余韻を残して、終わります。

ツァイ先生は、やっぱりダメなのかなぁ・・・。

所謂、BGMという劇音のない作品。

波の音、風の音、生き物の鳴き声、子供や原住民族の歌声・・・。

だけど、今日は隣りの席のお兄ちゃんが、ポテチをバリバリ、ペットボトルのフタをクルクル、そしてジュースをゴクッ、ゴクッ・・・。

その内、遠くの方ではオヤジの鼾がグゥ~、グゥ~。

気になって、集中することが出来なかったです。

仕方ないけど。

2度目ということで、衝撃度は初見の時ほどではないですけど、素敵な作品であることには変わりがない。

舞台挨拶なしでも、前方の列まで埋まっていたのが、スゴイなぁ、と思いました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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コメント

はじめまして、遠い道のりで検索してブログを読ませていただきました。ツァイ先生がその後どうなってしまったのかが気になりますが。。
通常では噛み合ないような2人の旅が、面白かったですね。療法のシーンでは笑っている方も多かったですsmile

投稿: matsumo | 2008年9月19日 (金) 20時28分

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» 遠い道のり/台湾シネマコレクション2008 [犬小屋の中へ]
先日シネマート六本木で開催されている台湾シネマコレクション2008に足を運んできました。こちらは9月末まで開催、今回台湾発の8作品が上映されています。この映画館では良く韓流映画の特集やってますね。六本木らしいお水な雰囲気の裏路地にあります。出口付近にはいつも屈強な黒人男性達がうろうろしています。これも演出?{/hiyoko_thunder/} 今回は前年の東京国際映画祭で見逃した「遠い道のり」を見てきました。 あらすじ(公式サイトより抜粋) 以前の住人宛に届くカセット。出口のない不倫関係から逃げる... [続きを読む]

受信: 2008年9月20日 (土) 11時30分

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