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オススメ!映画紹介『TOKYO!』鑑賞

TokyoNYのミシェル・ゴンドリー、パリのレオス・カラックス、ソウルのポン・ジュノ。

それぞれの国の大都会で活躍する3人の映画監督が描く、TOKYOという街。

三者三様な世界が楽しめます。

<インテリア・デザイン>駆け出しの映画監督である恋人のアキラと一緒に上京してきたヒロコ。だが、親友のワンルームに転がり込むが、なかなか期待通りの引越し先が見つからない。アルバイトも一緒に受けたアキラだけが合格し、ヒロコは東京には自分の居場所がないことを感じ始める・・・。
<メルド>東京の各地で、突如マンホールから一人の謎の男・メルドが地上に出現。意味不明な言葉を発しながら、道行く人々に危害を加え始めた。やがて手榴弾を渋谷の街に投げ込み、警察に拘束される。そして、メルドに関する目撃談が世界中から寄せられる中、裁判が始まり、世論は極刑に処するべきだというグループとカリスマ的に崇拝するグループに二分していく。
<シェイキング東京>10年以上も家を出ないまま、引きこもりの生活を続けている一人の男。デリバリの店員とも目も合わせずに生きて来たが、ある日ピザを届けに来た美しい少女と出会い、恋心を抱くようになる。大きな地震で彼女が玄関先で倒れた数日後。いつものようにピザのデリバリを依頼すると、店長が配達に来て、「彼女はもうバイトを辞めて永遠に家を出ない」と伝える。引きこもりが引きこもりに会うためには、どうするか。男はついに家の外へと飛び出し、彼女の住む街へと駆け出すのだが・・・。

ゴンドリー監督はNY在住の作家の短編、カラックス監督はパリの街を想定して準備していた脚本らしいです。

一本目は、東京というよりも大都会に出てきた者の孤独感というのが上手く表現できていたと思う。

プラス、東京の建物と建物の隙間から紙みたいな薄いオバケが出てくる、というのは、スゴク映画人的な発想。

監督役の加瀬亮君の心のこもっていないような話し方で、絶妙に演じていました。

映画の試写会で見知らぬ女性に「男の夢をサポートするのも女の幸せ」みたいなことを言われたヒロコは、男にとって「居心地の良い場所」を見つけ出すのだけど、それは一気にファンタジーな世界に持っていっていて、でも違和感はなく、不思議な感覚でした。

脇役に伊藤歩ちゃんや妻夫木君や大森南朋君が出ていて、豪華な感じです。

二本目は、ゴメンナサイ。

テロだったり、宗教団体だったり、カオスな感じを暗喩しているのだろうけど、???な感じでした。

で、期待していたポン・ジュノ作品。

ポン・ジュノ監督は、地震とか、引きこもりとか、日本的なテーマで挑んでいます。

タイトルの『シェイキング』は、地震の意味ですが、心の揺れでもあって、孤独な人と人の心の触れ合う瞬間を切り取っています。

香川さんの引きこもり男は、いつもの通りの怪演で、大真面目にやっているところが面白く、蒼井優ちゃんのピザ屋の店員は可愛らしかった。

そして、韓国人もやっぱり竹中直人は好きなのね、ってキャスティングでした。

あと、荒川良々も1シーンながら、良い味出してました。

ポン・ジュノ作品らしい、と思いました。

違う監督でも観てみたい企画ですね。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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