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『エリザベス ゴールデン・エイジ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Elizabethケイト・ブランシェットにオスカー獲ってもらいたいなぁ。

1585年、イングランド。エリザベス1世はプロテスタントの女王としてイギリスを統治していた。しかし、欧州全土をカトリックの国にしようと目論む当時最強国だったスペイン国王フェリペ2世は彼女の失脚を画策する。
そんな折、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリーが現れ、エリザベスは彼に惹かれていくが、未婚の誓いを貫くため、侍女のベスを彼に近づける。

ケイト・ブランシェットは、女王としての気品やプライドの高さを神々しいまでに演じ、時にはアイコン的な無表情さを見せたり、その時々で硬軟、様々な引き出しを開けて見せてくれる。

国と結婚したため、未婚を誓ったヴァージン・クィーンと言えども、女性は女性。
恋をすれば少女のように可愛らしく、そして、自分が蒔いた種とは言え、嫉妬もする。

前作から9年間で身に着けた演技力に加え、自身二児の母であることから自然にかもし出す懐の広さ、とにかく上手い!

しかし、複雑ですよね。

“ベス”というのは、自身の愛称だったわけで、言わば自分の分身のように寵愛し、最も近くに置いていた侍女に、自分の愛する相手の気を惹くように仕向ける。

新しい航海のためのパトロンになって欲しくて、女王に近付いたローリーも二人の女性を愛し、愛され、城に通い続ける。

女王として出来ることは、家臣として近衛隊長に任命し、位を授けることで、次の冒険への出発を遅らせ、自分の傍に留めおく・・・。

何とも不思議な三角関係。

そんな心理描写だけではなくて、クライマックスのスペインとの決戦シーン、嵐を見方にしての、捨て身の奇襲で蹴散らしていくのだけで、その迫力はものすごく、必見です。

とにかく、完成度の高い作品でした。好きです。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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