« サッカー日本代表!【キリン・チャレンジ・カップ2008】日本vsボスニア・ヘルツェゴビナ | トップページ | 『子猫の涙』鑑賞(オススメ映画を紹介します) »

『陰日向に咲く』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Kagehinata最近では『クラッシュ』がアカデミー賞を受賞する等、オムニバスとも違う群集劇というのが、流行りではありますが・・・。

タレント・劇団ひとりのベストセラーの映画化。
本人は全く関与しなかった、というのが好感持てます。

台風が日本列島に近付いている、夏の日。ギャンブルから足を洗えず、借金まみれのバス運転手・シンヤは、浅草で寿子という女性と出会う。寿子は、元・浅草芸人だった母・鳴子の恋の軌跡をたどろうとしていた。
エリート・サラリーマンのリュウタロウは、家でも会社でも居場所を見出せず、新宿で見かけたホームレスの老人・モーゼに目が留まり、休暇を取って、彼らが寝泊りするテント村に足を踏み入れていく。
25歳の崖っぷちアイドルのみやこは、彼女を一途に応援するアキバ系オタクのゆうすけに支えられ、ブレイクのチャンスをつかもうとしていた。
いよいよ借金の返済ができなくなったシンヤは、オレオレ詐欺に手を染め、だまそうとした老婦人と心が触れ合ってしまう。
同じ頃、寿子も母が愛した男性の居場所の手掛かりをつかんでいた。
そんな彼らの運命が台風の日に交錯する。

原作のエピソードに、オリジナル部分を追加していて、悪くはないと思ったんですけどね。
ただ、物語をひとつに集束させるのだったら、アキバ系アイドルの話はなくても良かったのかなぁ。
ほのぼのしていて、共感を持てやすい、良い話ではあるのですけど。

宮崎あおいの二役は、母親の鳴子の方が良いですね。
本当は内気な田舎娘だったのに、好きになった男を日本一の芸人にするために、無理にテンションの高い、明るい女の子として振舞う様子とか、本当は芸人になるつもりもない雷太を演じる伊藤淳史との漫才シーンの微妙な間は絶妙でした。
すれ違う二人の片想いが根底に流れているだけに、しっかり出来ていたと思います。

借金苦でオレオレ詐欺に手を出すダメダメ男を演じる岡田君、崖っぷちアイドルをリアリティいっぱいに演じた平山あや、オタクと言うより好きな子がたまたまアキバ系アイドルだったからアキバ系をしているという微妙な青年を演じる塚本高史など、若手は期待通りの演技をしてくれます。

最近の怪演ぶりで注目されている三浦友和さんは、ここでは地味な感じではありますが、父親の哀愁感は出ていました。
ラストも、チョット良いですし。

そして、モーゼの西田敏行さんは、すごい!
全部、持って行っちゃうパワーがあります。
ホラばかりついているけど、全部が全部、嘘でもない。
その匙加減。
完璧!でした。

人はひとりじゃない。
何処か、誰かと、つながっている。
その時は、見えていなくても、後で気がつく絆もあるかもしれません。

最後はチョット力技で強引に持って行った感じはしましたが、まぁ、納得の出来ではないでしょうか。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

|

« サッカー日本代表!【キリン・チャレンジ・カップ2008】日本vsボスニア・ヘルツェゴビナ | トップページ | 『子猫の涙』鑑賞(オススメ映画を紹介します) »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/83452/10129038

この記事へのトラックバック一覧です: 『陰日向に咲く』鑑賞(オススメ映画を紹介します) :

« サッカー日本代表!【キリン・チャレンジ・カップ2008】日本vsボスニア・ヘルツェゴビナ | トップページ | 『子猫の涙』鑑賞(オススメ映画を紹介します) »