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『ディセンバー・ボーイズ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Decemberダニエル・ラドクリフが『ハリー・ポッター』シリーズ以外で初めて主演した青春ドラマ。
シリーズ4作目と5作目の間に撮影したそうです。

12月、真夏のオーストラリア。
カトリック系の孤児院で育った12月生まれの4人の少年、マップス、スパーク、ミスティ、スピットは思春期に差し掛かり、、いつかは暖かい養父母に迎えられる事を夢見ているが、自分達より幼い子供ばかりが引き取られていく現実に焦りを感じていた。
外の世界を全く知らない彼らだが、院長からのバースディプレゼントで、海辺の信者の家で夏休みを過ごせる事になった。
年長のマップスは地元の美少女にひと目ぼれし、夢中になっていく。年下の3人は若い夫婦の養子になろうと躍起になり、彼らの仲にヒビが入っていく。
やがて、4人を迎えたホストファミリーの老婦人が末期の癌に侵され、余命僅かなことが判明する。沈みがちな夫の気分を盛り立てるために、彼らを呼び寄せたのだった。

実は、ハリー・ポッターは1作も観たことがないのです。
でも、この作品は、外の世界を全く知らない思春期の少年が、世間を知って、自分にとって大切なものは何かを知り、大人になっていく過程を描くというテーマに引かれ、鑑賞することにしました。

そういう点で、ダニエルの持つハリーのような子供らしい顔と、時折見せる大人びた表情が、マップスという少年の魅力にはまっていました。
現在よりも少し幼い感じはしますね。

ぎこちない初エッチのシーンは、キスと行為後のまどろみだけで、そのものズバリなシーンはありませんでした。
この後、上演されたロンドンの舞台では生ヌードを披露したそうですが、映画となると全世界に衝撃が走りますからね。
まぁ、仕方ないのでしょう。
非常に初々しかったです。

年少の3人は若夫婦の養子になることで争い、時に友情にヒビが入っていきます。
既に大人の入口にあるマップスも、関係ないという顔をしながら、若夫婦に接近していきます。
その辺りの葛藤の表現も上手いです。

初恋の興奮と失恋の傷を知り、死を待つだけの老夫婦や、子供が欲しい若夫婦と接することで、遊び仲間であった3人のことを兄的な立場で接っするようになっていくなど、変化していきます。

物語の語り手は、ミスティ。色白で、身体が弱く、泣き虫だけど、頭は良いので、養子合戦では策略を練り、卑怯な面も見せます。
しかし、マップスの変化に呼応するように、彼の考えも変わっていく。

自分達の欲しかったものは、自分達の手の中に既にあったんだ。

そして、ラストシーン・・・。
マップスの物語を、どうしてミスティが語っていたのか、その事実が判明します。
この演出も、定番といえば定番だけど良かった。

実は10年以上前から動いていたプロジェクトで、主演予定の子役がキャンセルとなり、企画が頓挫していたところ、ダニエルに声をかけたところ快諾された、という奇跡のキャスティング。

ダニエルファンのお子様よりも、大人にこそ、オススメ。
きっと誰もが思春期の時に感じた何かを思い出す、甘酸っぱい香りでいっぱいの作品です。
娘さん、姪御さんの付き添いで観て、ハマってしまう方、多いと思いますよ。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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