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『魍魎の匣』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Mouryou『姑獲鳥の夏』の続編とも言うべきストーリーで、ほとんどのキャストが続投していながら、監督が違うと違う作品が出来てしまうものなのですね。

戦後間もない東京。人気絶頂で引退した元映画女優の柚木陽子から娘の捜索を依頼された探偵・榎木津。柴田財閥の相続人となったために、反対派に誘拐されたらしい。ハコを崇拝する新興宗教と連続少女バラバラ殺人の謎を追う作家・関口と雑誌記者の敦子。謹慎中の木場も連続少女バラバラ殺人を追っていた。
彼らは敦子の兄で古書店【京極堂】を営み、武蔵清明神社の宮司でもある陰陽師の中禅寺のもとに集い、事件の真相を探っていく。

僕は前作の実相寺監督の映像世界が好きだったので、画風の違いにかなり戸惑いがありました。
原田眞人監督の作品も、例えば、同じテイストなら『狗神』とかは嫌いではないはずなのですが・・・。

それから、関口役が永瀬正敏さんから椎名桔平さんに交代しています。
前作では、既に若くもない妻帯者(しかも妻役は篠原涼子)が、原田知世が演じる薄幸の美女に魅入られていく純な感じが、ナイーブなイメージのある永瀬クンにあっていましたが、今回の何か癇に障る感じがして、堤さんの掛け合いがギャグっぽくて、椎名桔平の関口になっていました。
大体、この役を永瀬クンがやっていたこと、暫く忘れてましたから。

続投組では、京極堂の堤さんも少し明るい感じになっていたし、榎木津の阿部チャンも楽しそう。
前回は唯一陽性のキャラでポイント、ポイントで重要なヒントを与える役回りだった妹の敦子役の田中麗奈も今回は大活躍です。

謎の鍵を握る柄本明さんやクドカンも良かったし、寺島咲、谷村美月の若手二人も良かったです。
元・女優の黒木瞳さんは、楊貴妃の姿なんて、本当にキレイです。

後半の謎解きの部分は超駆け足で、ミステリーやサスペンス的な部分は弱かったのですが、手足を切断された少女の芋虫のような姿や、サイボーグのような人間は江戸川乱歩にも通じる世界感は、かなりインパクトあります。
グロテスクなのが苦手な人は、厳しいかもしれませんし、わざわざお正月に観るような映画ではないかもしれませんが・・・。

さて、原田監督作品の楽しみとしては、息子の【遊人クンを探せ!】と勝手に決めているのですが、今回、見つけられなかったのですよね。
でも、クレジットされている。
もし、もう一度観ることがあれば、次は見つけたいと思っている次第です。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★☆)

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