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韓国映画ショーケース2007『マイ・ファーザー』

Myfather金曜日のシネカノン有楽町2丁目は、ほぼ満席。
なかなか感動しました。

5歳の時に韓国からアメリカに渡り、養父母の下で不自由なく育ったジェームス・パーカーは、実の両親を捜すため自ら駐韓米軍に志願し、20年振りに祖国に戻ってくる。
テレビや新聞で呼びかけ、渡韓半年後に名乗り出た父親は殺人を犯した死刑囚だった。
ジェームスは彼の元に面会に通い、父は亡くなった母親との美しい思い出話を聞かせるのだが・・・。
DNA判定では99.9%親子ではないという結果が出され、減刑を狙ってマスコミの注目を集めるための嘘なのではないかと疑い始めるのだった。

「まずダニエル・へニーありき」の企画だと思ったら、アメリカに養子に出された青年と死刑囚の父子の実話で、監督も大学の卒業作品で養子縁組をテーマにした短編を撮っていて、カンヌ映画祭で注目された方なのだそうです。

ダニエルのセリフのほとんどは例の如く英語なのですが、観ていくうちに「もう何語でもイイや!」って気分になりました。
前半はミス・コミュニケーションを狙っているのかな、とも思えたのですが、後半は通じていないながらも、父子でポイント、ポイントは理解し合っていて、コミュニケーションって言葉じゃなくて、「心」なんだなと感じる作りになっています。

ものすごく静かな物語なんですが、それでも時折入ってくる軍隊生活の動の部分や、血の赤色が印象的でした。

観客の女性陣は、父恋しのダニエルに共感して涙している人が多かったかな。

僕は死刑囚のお父さんに涙しました。
実の父親が名乗り出るのが早すぎるな、と思い、その後の展開を想像したのですが、その通りに展開していきました。
あまり多くを語れないのは残念です。

「嘘つき」と言われればその通りなのですが、真実を語れば息子が傷つくと、「バンドでギタリストだった」とか「ケンカの仲裁に入って、正当防衛で殺してしまったのに、アルコール依存症患者の不利な証言で死刑判決が下った」などの嘘をついてしまう。

切ないですね・・・。

しかし、この死刑囚は、ジェームスの実の母親とジェームスのことを本当に愛していることは十二分に伝わってきます。

親子の絆と言うのは、血のつながりや一緒に過ごした時間だけではないのだと言うことが、養父との関係、そして実父との関係の中で描かれています。
それは、お互いを「心」で感じ合うことなのだと、感じました。

養子縁組というのが一般的に見られなくなった日本では馴染み薄い設定ではありますが、大きな感動が「ここ」にあります。

もう一度、観てみたい!

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