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『グッド・シェパード』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Goodshepherd

【マット・デイモン×CIA】と言えば、ハマリ役となった“ボーン”シリーズですが、ボーンが現在の混沌とした情勢をアクション満載で描いた【動】のCIAとすれば、こちらはCIA創成期に知力を武器にした情報戦を繰り広げた【静】のCIA。

単純に比較するのも楽しいですが、どちらも演じられるのは、マット・デイモンの確かな演技力によるものだと思います。
役柄に対する準備がすごいらしいですね。

名優ロバート・デ・ニーロが、13年振りにメガホンを取った、上映時間2時間50分の長編大作です。

イエール大学の学生だったエドワードは、FBI調査官に親独派の教授の身辺調査を依頼され、教授を辞職に追い込み、学内のエリートで構成される秘密結社【スカル&ボーンズ】に加入する。そこで、先輩に紹介されたサリヴァン将軍から、第二次世界大戦が開戦したら、軍の諜報部隊に所属しないかと誘われる。
当時、エドワードには付き合い始めた恋人がいたが、上院議員の娘・クローバーをはずみで抱いたことから、クローバーが妊娠、生まれてくる子供のために結婚をせざるを得なくなってしまう。挙式当日、サリヴァン将軍より「1週間後にロンドンに赴任せよ」との命令が下る。
戦中、戦後と、ロンドン、ベルリンでの活動を終え、ようやく我が子と初対面を果たし、幸せな家庭を築くことを誓うが、6年のブランクは家族にぎこちない関係を生み出してしまっていた。
さらに、ソ連との【冷戦】状態によって創設されたCIAの一員として招聘されたエドワードは、家庭をかえりみず仕事に没頭していく。
そして、1961年4月17日、キューバのカストロ政権転覆を狙った上陸作戦がCIA内部の情報漏れにより失敗。数日後、作戦を指揮したエドワードの元にCIA内通者と敵側スパイと思われる男女が映ったテープが届けられ、調査を開始するが・・・。

展開が時系列ではなく、馴染みのない題材だし、映像のトーンも暗い感じで均一なので、注意していないと「あれ?これはいつ?」と思ってしまいました。

マット・デイモンは見た目が若いので、髪型や体型を変え、メガネや服装も換えているのだけど、19歳~40代までを一気に演じ、しかもそれがシャッフルされてしまうと、年代の判断が難しかったかもしれないなぁ・・・。
でも、演技自体は上手いですよ。
寡黙で、感情を表に出さずに何考えてるのか分からない青年から、ぎこちないなりに息子を愛し、守ってあげようとする父親像まで演じています。

実は、この役の最初のオファーは、レオナルド・ディカプリオだったとか。
撮影時期がスコセッシ監督の『ディパーテッド』と重なるためにレオが辞退して、マットに回ってきたらしいのですが、スコセッシ監督は出番の少ないマットのシーンを先に集中的に撮影して、送り出してくれたのだとか。
レオが演じていたら、また印象も変わっていたかもしれませんね。

アンジェリーナ・ジョリーは、名前の大きさほど出番が多くなかったです。
面白かったのは、結婚前、将来が嘱望されているエドワードを選び、自らリードして関係を迫るシーン位かな。
60年前の女性の権利が未確立だった時代における現代的な女性という訳でもなく、ただそう生きるしか選択の道がなかった女性で、正直、彼女が演じる意味が分からなかったんです。
残りは、愛のない結婚を捨てて、子供と一緒に家を出ることはせず、エドワードとの関係が上手くいかず、終始、欲求不満顔・・・。
観終わって考えてみると、その顔が狙いのキャスティングだったのかな、と思いました。

題材としては面白いし、3時間近くあって見応えもあるのですが、ロバート・デ・ニーロが「何を描きたかったのか」は、あまり伝わって来なかったかも。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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