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『ミッドナイトイーグル』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Mne日本初の本格山岳アクション映画ということで話題になっていますが・・・。

西崎優二は、有名な戦場カメラマンだったが、自分の目前でミサイル攻撃によって一瞬で子供が消えたことにショックを受け、抜け殻のように帰国し、北アルプスの山小屋に引きこもってしまう。
ある晩、極秘任務を帯びた米軍の戦略爆撃機、通称【ミッドナイトイーグル】が、深夜忽然と姿を消した。息子・優のために星空の撮影をしていた西崎は、偶然に墜落する赤い光を撮影する。後輩の新聞記者・落合と共に、その謎を追う内に、渦中に巻き込まれていく。
一方、西崎の義妹の有沢慶子は、亡き姉の代わりに優を引き取り、義兄である西崎への憎しみを抱えながら、東京で週刊誌の記者として働いていた。【ミッドナイトイーグル】に関する取材を担当することになった慶子は、事件当夜に横田基地に侵入、脱走した某国の工作員に接触する。
もし【ミッドナイトイーグル】に搭載された「特殊爆弾」が起爆すれば、日本全土を未曾有の惨劇が襲う。【ミッドナイトイーグル】をめぐる人々の死闘が幕を開ける・・・。

イメージとしては、『ホワイトアウト』+『亡国のイージス』って感じでしょうか?
好きなタイプな作品ではあるのだけど、どこか既視感のある展開でした。

そして、どうして?って突っ込み所が満載でしたね・・・。

一時期、クセのある役ばかりやっていた大沢たかおさんですが、今年は『眉山』、『Life』と割りと素直な役柄が続き、しかも多作ですね。
今回は「カメラのシャッターを押しても、目の前の子供すら救うことが出来ない」と抜け殻になった戦場カメラマンが、もう一度輝き出す瞬間を演じています。
あの時、子供救えなかったという後悔を繰り返さないために、日本を危機から守るために戦うのですが、それは、単純に父親として、人間として愛する者を守りたいだけ、というのが分かりやすいです。

もう一人の主演である竹内結子さんですが、観る前は添え物的な扱いなのかな、と心配だったのですが、ちゃんと東京では東京での事件があって、事件解決の糸口を導きます。
そして、実は義兄に横恋慕している(本当は姉より先に好きだった)というドラマがあって、表面上は姉の病気に気が付かなかったことで憎んでいるのだけど、愛憎反する感情を抱いている女性を、CCDカメラの映像を見つめる視線などで表現していて、繊細な演技が良かったです。

西崎の「もう許してくれないか」というセリフがあって、まぁ、姉の死のことでなんだけど、更に遡れば彼女の気持ちを知っていながら姉を選んだこともなのかな、と深読みも出来て、深いセリフだなぁ、と思いました。

反面、後輩役の玉木君は影が薄かったかなぁ。
ある意味、死闘の中で生き残った自衛官・佐伯三等陸佐役の吉田栄作さんの方が目立ってました。
昔は「ウォー」と吠えているだけでしたが、最近の作品では格好良いですよね。

と、アクション映画のはずなのに、それ以外のところばかりに注目してしまいました。

撃ち殺しても、撃ち殺しても、ゾロゾロと新しいテロリスト達が入山してくるのですが、日本と言う国にそんなにテロリストが入国しているのか、というのもあるのだけど、襲って来ているという現実感とか、緊迫感に欠けていました。
多分、わざとそうしているのだろうけど、日本らしい表現なのかなぁ・・・、と思ったのでした。

期待が大きかっただけに、残念!!

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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» 映画『ミッドナイトイーグル』 [いんどあかめさん日記]
今週公開になった作品。吹雪の北アルプスが舞台のアクション映画です。 映画『ミッド [続きを読む]

受信: 2007年11月28日 (水) 22時34分

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