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『ALWAYS 続・三丁目の夕日』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Always続編というのは、それだけでいきなりハードル高いものですが・・・。

昭和34年。実父の元から茶川の家に淳之介が戻り、一緒に暮らすはずのヒロミが町を出ていった前作から4ヶ月後の夕日町三丁目。
淳之介の実父は、相変わらず茶川の家を訪ね、息子の安定した生活を確保しなければ、連れて帰ると迫っていた。淳之介との生活のため、借金のため踊り子となったヒロミを迎えにいくため、茶川は芥川賞受賞を目指して執筆を続けていた。
一方、向かいの自動車修理工の鈴木家は、事業に失敗した親戚の娘・美加を預かることになる。

2年前の1作目。嫌いではなかった、いや、どちらかと言うと好きな作品でしたが、【日本アカデミー賞の主要部門を独占!】っていうニュースには、「日テレやりすぎ。そこまで素晴らしい作品ではないよ」と思ったものです。
じゃあ、観なきゃいいじゃん、というものでしょうが、やっぱり気になって映画館に向ってしまいました。

今回も細部にこだわった小道具や、コンピューター技術を駆使した昭和30年代の街並み、東京タワーや銀座・有楽町、日本橋、そして羽田空港の景観は見事でした。
僕が生まれる前の出来事ですが、ノスタルジーを感じます。
ファーストシーン。いきなり、○○○ですからねぇ。
さすが東宝作品!ですかね。

今回は主要キャラクターそれぞれにドラマがあって、2時間30分と最近の日本映画としては長めのサイズとなっています。

正直、それはどうだろうというエピソードもありましたが、終戦から15年も過ぎておらず、戦争の影を引きずる庶民ってことなのですかね。
前作では、そのパートを担っていた三浦友和扮する悪魔(宅間)先生が、弱くなっていますが、子供たちと交流するいい人になっていました。

主人公でもある茶川演じる吉岡秀隆君。
彼の場合、演技が上手いとか下手ではなくて、そこにいるだけで、声を発するだけで、映画になる。
今回は、売れない作家で、好きな女の居場所が分かっても会いに行けない情けない青年で、ゴニョゴニョゴニョ、とコミカルな部分もありつつ、「お金よりも大切なものがある」とか「俺がお前達を養ってやる」とか、男気あるセリフもあって、拍手!
彼のナレーションが入ると涙のスイッチが入ってしまうところがあるのですが、今回もヒロミのために入るモノローグがダメでしたね。

天才子役の須賀健太君と並んでいるだけで、スゴイ!
でも、須賀君、背が高くなりすぎ!
キャンペーンで日テレの番組に出まくっていた時は、声変わりも始まってましたね。

今回、ダンサーとなった小雪の出番は少なめ。
でも、ゴージャスな衣装で、スクリーンに映えていました。

タイトルロールのモノクロ映像では、茶川家の人々のその後が描かれているので、本編が終わっても席を立たないようにしましょう。
ベーゴマ対決で子供相手にムキになる吉岡君とか、結構、笑えました。

一方、鈴木オートの人たち。長男の一君の初恋が描かれていて微笑ましいし、堤真一さんのアツイ父親、薬師丸ひろ子さんの優しい母親は本当に家族のようでした。
特に、前作で大絶賛された薬師丸さんのお母さんは魅力を増していて、今回の方が素敵に見えました。
かつての許婚との再会にしても、大人というか、やっぱり母ですよね。

そして、この2年間で大きく変わったのは、やはりホリキタでしょう。
前回は集団就職で青森からやって来た女の子でしかなかった六子も、しっかり夕日町の住人として、そして一や美加のお姉さんとして、重要なシーンでの出番が増えていたような気がします。
今回もセリフは青森弁で、やっぱりご両親が東北出身という浅利君(この子も元・天才子役だな)との訛り演技は絶妙で、ふたりの初々しい恋も描かれています。

また、この浅利君と絡むタバコ屋のキンさんを演じるもたいまさこさんも、水を得た魚のように演じていて、見事です。
マギー、温水さん、郵便屋さん、ワンポイントだけのピエール瀧ら、レギュラー陣もツボを得てます。

なつかしい景色を再現する技術だけが突出することなく、演技の出来る俳優たちがしっかりと人間ドラマを描き出していて、非常にバランスの取れた作品であることは、間違いないでしょう。

老若男女、広い世代に渡る観客層で、久し振りに入場規制の長蛇の列に並びました。
でも、年配のご夫婦で来場される方が多いと、映画館がお茶の間になってしまう(小声での突っ込み合い)のは、いただけないかな。
自分のポイントで笑って、泣きながら観たい人は、平日が良いかもしれませんね。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★☆)

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