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中国映画祭2007・オープニング作品『恋するふたり』

仕事帰りに青山にある草月ホールに行ってきました。

今年で5回目を迎える中国映画祭。

オープニングを飾るのは、現在、最新作『鳳凰 わが愛』が公開中のジヌ・チェヌ監督の『恋するふたり(原題:米尼・ミィニ)』でした。

冒頭に監督の舞台挨拶もありましたが、中井貴一さんも来場されていました。
(映画上映中は、退席されていたのかな・・・?)

中国のベストセラー小説を、アンジェリカ・リーとリウ・イエというスターを主演にした現代劇ということで、『鳳凰』とはどんな違いがあるのかを楽しみにしていました。

上海の雑技団で空中を華麗に舞う少女・ミィニは、再婚した母親が海外に移住してしまったため、叔母の元で育った孤独な少女。
香港で成功したビジネスマンのチャンに求愛されていたが、好きでもない金持ちと付き合わないが、貧乏でも愛する人と付き合いたいという信念の持ち主で、どんなに豪華なプレゼントにも心が動かされることはなかった。
偶然に立ち寄ったDVDショップの店員・アカンの少し危険な匂いのする雰囲気とユーモア溢れる言動に惹かれ、心の安らぎを感じるようになっていく。
アカンもまた心に抱いた孤独をスリや海賊版DVDの販売で埋める生活をしていた。
チャンが雑技団のスポンサーとなり、ミィニをモデルに広告を打つことが決まりかけた時、アカンがスリの現行犯で捕まってしまい、ふたりの運命に暗雲が立ち込めてくる。

原作は過激な性描写でも話題になった小説ですが、中国国内での映画化ということで、少しハードなキス程度で、直接連想させるような表現はありませんでした。
その代わりに、ふたりの理想と現実の間で揺れる感情を丁寧に描いています。

普段は寡黙で繊細な演技を見せるリウ・イエが、話し上手な少し影のある不良役という新境地を演じていますが、後半にお互いがお互いを愛しすぎた故にすれ違い、破綻していく展開で見せる微妙な表情はさすがに上手いです。
チョイワル風のリウ・イエは、ファン必見ではないでしょうか。

孤独な心を抱えたもの同士が出逢い、愛し合うという展開、刑務所暮らし、鳳凰の置き物と『鳳凰』と被る設定、アイテムがいくつか出てきます。
展開的にもオーソドックスなラブストーリーです。

しかし、現代の中国、特に上海を舞台にしているので、クラブとか、レストランとか、中国の若者文化、恋愛事情みたいなのも見えてくるのは興味深いものがありました。

ジヌ・チェヌ監督は38歳という若い監督ですが、5年前のこの映画祭で上映した作品がきっかけで、『鳳凰』という日中合作に参加した才能を認められた監督です。
『鳳凰』も良かったですが、テイストとしてはこちらの方が僕好みでした。

この映画祭、ツボを抑えたセレクションで、なかなか良い企画ですね。
23、24日が青山会場、24、25日が横浜会場で開催。
この作品は25日の横浜でもう一度上映されるようです。

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