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中国映画祭2007<東京・最終日>

木曜に続き、行ってきました。

今日は、美男美女のコメディ、誘拐ミステリー、未成年の妊娠という今日的な問題と三者三様で面白かったです。

○ぼくの最後の恋人
ダニエル・ウーとミリアム・ヨンが主演のコメディ。
ダニエルは人気ありますね。朝一番の上映だったのに、結構席が埋まっていました。

シウミンは【ミス酒豪】と呼ばれているビールのキャンペーン・ガール。「男に頼らずに生きる」という姉御肌の彼女の夢は、自分でカフェを経営すること。
二枚目シェフのミシェルは、各国を放浪した末に、香港でフランス料理店を開くが、全く客が入らずに閉店することになり、酒場で泥酔していた。
偶然に出逢ったシウミンのアパートに一晩泊めってもらった縁で、シウミンが借金を肩代わりする代わりに、昼間はカフェとして使わせてもらうことなり、二人の共同生活が始まりる。
しかし、経営の才覚があるシウミンのカフェは繁盛するのに対し、夜のフランス料理店は一向に流行らない。そこに香港一のフランス料理チェーンの美人オーナーがミシェルをスカウトにやって来る。二人の店は、そして二人の恋は、どうなる?

このところ何作か日本でも紹介されているミリアム・ヨンですが、この作品の役は彼女のコメディアンヌぶりを一番引き出しているような感じがするし、非常に個人的ですが、一番かわいくて好きかな。
しかし、香港映画の女主人公の友達って、金重視の女、ルックス重視の女、そして、ゲイのおっさん(今回は、火鍋屋の店長)なんでしょうか?

○誘拐ゲーム
舞台監督ヨンの弟が身代金目的の誘拐に巻き込まれる。女刑事のホーと同僚のチーは人質救出に臨むが、チー刑事が犯人グループを追い込み過ぎたため、主犯格が自殺。ヨンの弟も遺体となって、発見された。
それから3年。チーは事件以来、ヨン夫婦と友情を育んでいたが、ヨンの夫は重病を患っていて、スイスの病院で手術するために1千万元が必要になっていた。
そんなある日、最近、マスコミに取り上げられている成金の大富豪・ウォーの息子の身代金誘拐が発生する。再び誘拐事件を担当することになったホーとチーだったが、犯人から送信されてきた映像にはウォーの息子ではなく、クラスメイトのホーの息子の写真だった。
捜査チームから外されたホーは、【刑事】としてではなく、【母親】として犯人に立ち向かっていく。

好きなんだよなぁ、こういうスリリンなサスペンスっぽい作品。
この作品では、観客は最初から誰が犯人なのか分かっているので、後は主人公がどうやって犯人にたどり着けるのかを楽しめば良い。
チー刑事、勘が良すぎです!

内容は全然違うけど、息子を誘拐された女刑事が母親として捜査の範囲を超えた行動で事件を解決していくと言う展開に、故・野沢尚氏の『リミット』を思い出してしまいました。
愛する者を守るために罪を犯すことも悪なのか、そうぜざるを得なかった心情が痛いほど伝わってきて、色々と考えてしまいます。
これ、実際にあった誘拐事件がモデルになっているそうですよ。

○早熟
ジャッキーの息子・ジャイシー・チャンと、アイドル歌手のフィオナ・シッが、高校生の出来ちゃったカップルを演じます。
アイドル映画と侮るなかれ。

裕福ではないが笑いの絶えない暖かい家庭で育った下町の高校に通う家富と、有名な弁護士を父親に持ち、家を空けがちの親からの愛情を感じることなく育ったお嬢様学校に通う若男。
学校のダンスパーティーで知り合い、二人はすぐに恋に落ちる。年越しさえも留守にする両親に内緒で家富とキャンプで出掛けた若男。二人は初めての外泊にはしゃぎ合い、その夜興味本位で結ばれてしまうが、間もなく若男が妊娠が判明する。
高校生の彼らにはどうすることもできず、まず家富の両親に相談し、二人は動揺しながらも、若男の父親に縁談を持ちかけに出掛ける。しかし、話を聞いた彼は大激怒。両親の許しを得られなかった家富と若男は駆け落ちし、町外れの廃屋で生活をはじめる。
しかしながら、彼等を取り巻く環境の厳しさ、例えば、職探しさえままならない現実に、夫婦に、そして親になることの苦労を身を持って実感し、これまで家族の愛情のどれだけ守られていたかに気付いていく。

主役の二人もさわやかで良いのだけど、二人の親たち、特に家富の両親を演じたエリック・ツァンとテレサ・モウが素晴らしい!!
貧乏だけど明るくて、親と同じ失敗をさせたくないから厳しいことも言うけど、とにかく子供の気持ちを大切にしている。
こんな親になりたい、と思っちゃいました。

とにかく、エリック・ツァン。貴方の演技は、ズル過ぎです。
思わず、泣いちゃいました。
会場もエリックのセリフ回しに爆笑だった(この時点で第一波が着ていたので、結構、不思議でした)のが、あちこちからグスン、グスンと聞こえ出しました。

娘を取られる形のアンソニー・ウォンは、無表情で冷血非常な憎まれ役に徹していて、損な役回りですが、何の罪もない孫を見た以降の氷解していく表情、特に自分の弁護士資格を掛けて臨む裁判での表情の晴れやかさは別人のようでした。上手い。

2作目、3作目と親子の愛情を考えさせられる作品が続いて、楽しいというのとは違うけど、すごく良い気持ちにさせられた、晩秋の週末なのでした。

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受信: 2007年11月29日 (木) 20時23分

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