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『幸せのレシピ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Recipeすごい面子がそろっているのに、すごく軽い感じのハートウォーミングな作品で、悪くなかったです。

マンハッタンの人気レストランで料理長を務める、完璧主義者の天才シェフ・ケイト。
今日も厨房を取り仕切り、周囲のスタッフからは鬼のように恐れられている。とにかく無駄なことが大嫌いで、常連客の賞賛に対する挨拶さえ億劫なのに、精魂込めた料理に見当違いな文句をつける客がいようものなら、常にケンカ腰で、レストランの女主人に、セラピスト通いを命じられる始末。
そんなある日、唯一の肉親である姉が交通事故で亡くなり、残された9歳の姪・ゾーイを引き取ることになる。
休暇から復帰してみると、副料理長としてニックが雇われていた。
厨房で音楽を掛け、歌いながら調理するお調子者に最初は反発するものの、「ケイトの料理の腕に惚れ込み、一緒に働くために有名店の誘いを断って来た」という彼に、次第に惹かれていくようになっていく。
それまで、料理さえ作れたら幸せだった堅物な女が、姪とイタリア被れの男にペースを乱され、思うようにならない毎日の中で、少しずつ変化していく・・・。

ゼタ=ジョーンズ、良いです。
彼女って「強い女」のイメージがありますが、このケイトという女性は突っ走ってないと不安になってしまうから「強い女」を演じやすい状況を作って、その中で自分を演じている女性。
自分の周囲にも、いそうな感じ。
崩れてしまえば、崩れてしまうんです。
うん、頑張らなくても良いよ、ってことなんですよね。

最初はシェフとしては一流でも人間性では三流以下だったのに、ゾーイと人生ゲームをしたり、枕投げをするところ辺りから、少しずつ表情に変化が出てきて、叔母としても、女性としても、何より人間として魅力が出てきます。

そうそう、かくし芸大会の堺正章センセイバリにテーブルクロス抜きも見せてくれます。

イタリア被れのお調子者・ニックを演じたアーロン・エッカートは、こういう感じの芝居をするイメージがなかったので新鮮でしたし、派手派手パンツも妙にハマッてましたね。
良かったです。

でも、この作品の肝は、姪のゾーイを演じたアビゲイル・ブリスリンです。
『リトル・ミス・サンシャイン』でも上手いと思いましたが、期待以上の出来でした。

母親を失ったショックで心に傷を負った9歳の少女で、ただでさえ環境の変化に戸惑っているのに、本当はピザやスパゲティとか気軽に食べられる食事が良いのに、食卓には叔母の作る見たことのない料理が並んでいる。
何を、どうやって食べれば良いのだろう・・・。
それが、ニックの登場も絡みつつ、少しずつ本来の明るくてキュートで、ちょっぴりオマセな女の子の一面を見せ始める。

「女の子は3歳でオンナになる」と言った人がいるとかいないとかですが、10歳にして大女優の風格を漂わせています。
「ポスト・ダコダ・ファニング」なんて言われていましたが、それ以上になってくれるんじゃないでしょうか。

ラブ・ストーリーとしても、擬似家族が形成されるドキュメントとしても、ベタな展開だし、どっちにも比重が傾いていないので、どちらかを期待していくと単調に感じるかもしれません。

でも、こういう映画は安心して見られるのが、何よりだと思う次第なわけです。
ハッピーエンドで良かった!

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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受信: 2007年10月15日 (月) 08時57分

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