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『ショコラが見た世界』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Chocolat行定勲監督×竹内結子主演の第3弾(と言っても、撮影は2番目)。

ソニーエリクソンのドコモ携帯【SO903i】のCMとのコラボレーションとなっております。

19歳の予備校生・テンコ(典子)は、天気予報が大ハズレした朝、激しい雨の中を走るバスの中で、7年前に亡くなった、大好きだった姉・ショコラ(初子)の元恋人・ジダン(治男)と偶然に再会する。
傘を持たない二人が、雨宿りのために入った喫茶店で、自由気ままな風来坊だった姉が聞かせてきれた不思議な物語が、ショコラが旅先から送ってきたというムービーとして、ジダンの携帯に記録されていることに驚かされる。
雨が止んで、二人はショコラが見た奇跡の現場に行ってみることにしたが・・・。

年の離れた妹(少女時代は藤本七海チャンが演じているが、この子も良い)に物語を聞かせる竹内結子さんは良い感じでしたね。
姉だけど、母性に溢れていて・・・。

休業以前は勝ち気、負けず嫌いな女性役が多くて、『春の雪』だって清楚でありながら意志の強いお嬢様でした。
復帰作『サイドシートに犬』では男っぽい部分を突き詰めたヨーコさんで、ここでは女トラさん的な部分もあるけど、女性らしい現実感のない抽象的な不思議な女性です。
ん~、でも、『クローズド・ノート』にしても、ここでも、竹内結子が演じると、それはやっぱり竹内結子なんだなぁ・・・。

何より、携帯のムービーの中、ショコラが見たという幻想的な世界の中で佇む竹内さんは、キレイです。
夜光虫もキレイだったけど、竹藪の中で赤いリボンと紫の衣装が揺れるシーンの色彩の美しさは、とにかく画面で観てもらいたい。
CMでは分からなかったシチュエーションも分かって、ヘェ~、って感じでした。

とは言え、実際にはテンコ役の大塚ちひろ、ジダン役の和田聰宏の二人が思い出話をしている、というシーンが中心になっています。
大塚のセリフに「私って、お姉ちゃんに似てるかな」っていうのがありましたが、見ようによっては似ているかな、と思いました。
普段は極端な役柄が多い人だけに、特徴のない普通の浪人生という役は大変だったのではないかと察します。

しかし、7年前にあんなにキレイな映像をメール交換できたということは、実は近未来の話なんだなぁ。
喫茶店内とか二人の雰囲気は、お約束通り80年代ぽいというか、懐かしい雰囲気がありました。
冷静になるとそんなマジックに引っ掛かっていたことに気付きます。

エンディングのKがカバーする『True Color』はなかなか聴きごたえがあります。
【本物の色】に迫る画面の美しさにこだわった監督の絵、というより【SO903i】と言う商品の訴求ポイント、を最も端的に示した楽曲だと思いました。

うん、行定監督らしい小品と言えるだろう。

しかし、行定ファン、竹内ファンでないと厳しいかも・・・。
それに、50分間の中編で、2時間超の大作と同じ1,800円というのは、正直、高いよなぁ・・・。

その辺は、微妙な印象がしました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

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