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『サウスバウンド』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Southbaoundトヨエツって、白くて、ヒョロッと細くて、弱っちいイメージがあったのですが、ここでは日に焼けて黒くて、骨太で、力強い父親に見えたから不思議です。

こういう家族コメディを取らせたらピカ一の森田芳光監督の最新作です。

小学6年生の二郎は、両親と姉、妹の5人家族。自称「執筆業」で、働きにも行かず自宅でプラプラし、誰彼構わず過激な発言で騒動を起こす父の一郎を恥ずかしく思っていた。ある日、学校のパソコンで父親の使う意味不明な言葉を調べていると、過激派として活動する父の写真が掲載されていた。親友を不良中学生カツのグループから抜けさせるために家に押しかけるが、母の悪口を言われて逆上し、相手が気を失うまで殴ってしまう。校長先生、少年課の刑事、そして、カツの父親まで乗り込んで来て、近状の野次馬に囲まれての大乱闘に発展してしまう。
母の「我が家は沖縄の西表島に引っ越すことにします」という号令で、一家で父の故郷である沖縄に引っ越すことになる。そこで、地元のヒーローとして大歓迎を受け、廃屋を改修して住めるようにしたり、荒野を開拓して畑作業をする一郎のことを見直し始める。
しかし、その土地の現在の所有者である観光開発業者がやって来て、不法占拠と主張し始めて・・・。

東京編、沖縄編の二部構成になっています。
東京編は台東区松が谷が舞台なのですが、僕の出身地の近くってことで親近感が湧きました。
僕の育った町は上野寄りなのですが、お母さん役の天海祐希さんも地元ですね。

沖縄で出逢う同級生に「東京の何処から来たの?」と聞かれて「浅草」って答えたり、「私は麻布」と言われて「うぁ、格好イイ」と言ってしまう感覚、良く分かります。
僕も住んでいたの上野じゃないけど、説明が面倒なので「上野」って答えていたし、高校では学区が同じなので「銀座に住んでいる」って子いました。

さて、冷静になって観てしまうと、学生運動時代の気質の抜けない闘士崩れの無職のおっさんの物語なのですが、言っていることはイチイチ的を射ていて、社会的に見てちゃんとした大人の方が誤魔化しながら生きていることを示していて、面白かったです。

「ナンセンスッ!」って、死語ですよね・・・。
でも、妙に耳に残りました。
それから、「いらっしゃ~ぁい!(by三枝師匠)」もバツグンのタイミング。

こんなトヨエツ見たことない。

ワイドショーを見ていた我が母の話では、「離婚の慰謝料の額が半端じゃないから、来た仕事は断らないらしいよ」とのことですが、そう言えば、結構、寡作な人だったのに、昨年の『フラガール』以降、連発していますね。
真意はともかく、こうやって見られるのは嬉しいことです。

こんなにハチャメチャな一郎さんを地獄の果てまで着いていくとばかりに、愛しぬく母・さくらってリアリティあるのかどうか分かりませんが、天海さんはタフな母親像(実は昔は自身も過激な女だったという設定)を演じています。
『バッテリー』の母親の愛情とは少し違うけど、ここでも家族への愛情を見せてくれます。

沖縄編では、地元の俳優さんが「素」の演技をみせてくれますが、西表島の駐在さんを演じる松山ケンイチ君が、妙に訛った演技でチョットだけ出ています。
トヨエツも松山ケンイチ君も、森田監督の次回作『椿三十郎』で続投ってことで、気に入られたってことなのでしょうか?

パイパティローマの伝説とか知っていると、もう少し面白いのかも。

絶対にあり得ない話だけど、現代のファンタジーと思えば・・・。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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» サウスバウンド  称号:愚作 [映画細胞~CinemaCell]
小学6年生の二郎は、言動が子どもっぽい父の一郎を恥ずかしく思っていた。父が元・ [続きを読む]

受信: 2007年10月12日 (金) 08時17分

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