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20th東京国際映画祭<第2日目>

2日目です。

本日のメニューは、以下の通りです。

○黒い家(特別招待)
貴志祐介さんの日本ホラー小説『黒い家』が韓国ホラー映画となって、還って来ました。
99年に森田芳光監督が映画化しているから、リメイクになるのかな。
主演の保険調査員・ジュノ役は、ファン・ジョンミン氏。
頼りなさ気で、人の良さそうな男性を見事に演じています。
まさにカメレオン俳優!
名バイブレイヤーのカン・シニル氏が、保険金詐欺容疑の夫役を怪演。
普段からでは、ちょっと想像できないかも。
【黒い家】を廃墟となった韓国の銭湯(&サウナ)にしたアイデアは技あり!です。
ホラーというよりサスペンスかな。
韓国映画でも『カル(tell me somethinng)』とか『H』とかが好きな人にはオススメかも。
ファン・ジョンミン氏目当ての御姉様方には、どう映ったのあろうか・・・ん~~。
日本版(大竹しのぶさんの怪演)が観たくなりました。

○婚礼の前に(アジアの風)
中央アジアのキルギスから届いた作品。
とにかくキルギスの風景がキレイで、必見です。
パリで暮らすキルギス人青年が婚約者のフランス女性を連れて、故郷に帰るのですが、家族に恋人だとは打ち明けられずにズルズルと過ごしてしまう。
言葉が全く通じなくて、はじめのうちは誤解のまんま相槌を打っていたのが、後半は意味が通ってきているのも興味深い。
そんな、ただでさえカルチャー・ショックで一杯なのに、村の掟やら、伝説の呪いやらが絡んできて、なかなか面白かったです。
フランス女性を一目惚れしてしまう、青年の甥が可愛らしく、5歳児ながら村で一番の紳士なんです。
この作品の原題は『The Wedding Chest』。キルギスでは子供が産まれた時から婚礼用の家具を用意して、着物やアクセサリーを少しずつ揃えていくのだとか。
約1/4の若者が海外に出て行き、故郷に帰ることなく、そこで生活している現実があるそうです。
なぜなら、この国にはほんの数年前まで恋愛結婚はなく、親同士の決めた相手と結婚するしかなかったのだとか。
(恋愛結婚をしたい場合には、友人達が女性を誘拐して、既成事実(?)を作るしかなかったのだそうです。この場合、花嫁は結婚式で笑顔を見せない、見せられない?)
この主人公は王族の末裔として、伝統とか悪習を断ち切りたいと故郷に帰って来て、大騒動となるのですが、最終的に言えるのは、子供の幸福を願わない親はいないと言うこと。
ラストカットには、心が温かくなりました。

○出エジプト記(アジアの風)
TIFFでは特集が組まれるなどおなじみの香港映画のパン・ホーチュン監督が、今年もやってきました。
今回の一番のチケット激戦区だったそうで、販売開始5分で完売したそうです。
昨年の『イザベル』が良かったですからね。
ある日、女子トイレを盗撮していた男が逮捕され、女たちが殺人の相談をしている証拠を撮っていたと供述する。しかし、調書が署内で紛失され、再度取調べを行うと、供述は一転し、犯行を認め始めた。朝の取調べの後、女性警察官僚が接見していることを知り、独自に調査を始めるのだが・・・。
毎度ながら着想が面白い!
女子が連れションに行くのは、男の殺人の相談をしているのではないか・・・。
ブルーかかった寒々しい画面、何にもない殺風景な空間、何となく感じる不快感・・・。
ジョニー・トー作品の常連サイモン・ヤムを主演に迎えているのですが、普段の渋い感じとは違って、うだつの上がらない情けない中年警官をしっかり演じています。
監督のお父さんが元警察官だったそうで、冒頭の水着の警察官が容疑者にリンチを加えているのは、当時実際にあったことだそうです。もし自白の強要が明るみに出たとしても、「署内で裸の男に乱暴された」なんて余りにバカバカしくて、誰も信じないので。
同様に、トイレで女性たちが組織的な殺しの相談をしていると言っても、誰も信じないですよね・・・。
ラストシーン。
なぜか場内は爆笑になったのですが、僕は背筋がゾーッとしました。
だって・・・。

○永遠の魂(アジアの風)
主演のチョン・ギョンホ君って、人気あるみたいですね。
ティーチ・インにやって来た実物も、笑顔が印象的なサワヤカさんでした。
1979年の大学を舞台にした耽美的な幻想ホラーということでしたが、怖いというよりは、割りとコミカルなシーンも多かったし、どちらかと言うとファンタジーでしたね。
生徒たちに奥さんとの馴れ初めの話をせがまれた大学教授が、ドイツ語科の学生時代、【ピッピ】と呼んでいた不思議な女学生の自殺を目撃した後に起きた不思議な怪現象を話し始める。
ソウルで【花火大会】があった夜、閑静な住宅街にある豪邸にすむ女子高生・スジに英語と数学の家庭教師を始める。なぜだか死んだはずの【ピッピ】に付きまとわれ、そして、時間の感覚がおかしいことに気がつき始める。
すっごい複雑な設定で、現実と夢、あの世とこの世の境が曖昧で、ある程度は想定の範囲だったのですが、最後のオチまでは流石に読めませんでしたね・・・。
『王の男』の燕山君役でおなじみチョン・ジニョン氏が、中年になった主人公役で【義務出演】。
監督の大学の後輩で、監督がフランス留学中にスーパースターになり、立場が逆転したが、ギャラはもちろん車代もなしでこき使われたのだとか。
とぼけた感じで、2羽の蝶々と共に、不思議な映画の世界に誘ってくれます。

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