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韓流シネマ・フェスティバルⅦ『愛するときに話すこと』

Aisuruハン・ソッキュと『チャーミング・ガール』が印象的だったキム・ジスの少しほろ苦い大人のラブストーリーでした。

町の親切な薬剤師・イングは、知的障害を持つ兄の世話に追われ、自分の恋愛はいつも後回しだった。
東大門で贋物ブランドのデザイナー・ヘランは、美人でスタイルも良いが、亡くなった父が残した多額の借金のため、ギリギリの生活で、やはり恋愛は後回し・・・。
元婚約者が結婚すると知ったイングと、寝付けずに強い睡眠薬を買いに来たヘランは、睡眠薬よりもビールの方が眠れる、と飲みに出掛けたことから交際がスタートする。
しかし、順調に二人の愛が深まっていくに連れて、それぞれが抱える現実は更に重く、困難を極めていく・・・。
二人の恋愛は、結実することが出来るのか・・・。

ハン・ソッキュでラブ・ストーリーというと『八クリ』ですが、あの名作は本人が消えゆく命の中で出逢ってしまった恋の切なさを描いたものでした。

しかし、こちらは本人がどうのというよりは、周囲の状況が変化していく中で、恋愛に不器用になってしまった青年と呼ぶには若くない朴訥な男と、困窮極まりない生活から人を愛することを忘れてしまった荒んだ女が出逢い、熱く情熱的な想いはないけれど、軽い遊びとも違う感情を、静かに育てていく物語。

このところ演じることの多いダーティな面を持った刑事とか強面の役も良いけれど、声優出身だけに甘い深みのある声は元々がメロ向きだし、こういう優しい印象の役も悪くはない。

ヘラン役のキム・ジスは、美人だけどガサツな女性を演じます。
怒鳴ったり、大酒飲んで酔っ払ったり、警察に告げ口した(?)隣りの店の女にパッチギ喰らわせたり・・・。
いい感じです。

主人公よりは少し下の世代のチョンガーですが、それなりに抱える物だったり事情だったりがあって、素直になれなかったり、「失わないように、壊さないように」て行動することが、面倒になってしまうことだってある、とリアルに感じます。

映画は回答を提示せずに、余韻を残したままに終わります。

何となく、素敵な未来が続いていたら良いな、と思いながら、席を立ちました。

イ・チャンドン監督作品で助監督を務めていた、ピョン・スンウク監督のデビュー作というのは、ハン・ソッキュらしい選択ですね。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆・・・大人向け)

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