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『Life 天国で君に逢えたら』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Lifeドキュメンタリーも見たことがあったので、泣けるだろうことは予想はしていたのですが、泣けましたね。

しかも、悲しいところではなくて、喜びの涙だったり、応援のためだったり・・・。

海岸で出逢ったプロ・ウィンドサーファーの夏樹と寛子は、お互いに一目で恋に落ち、付き合い始めてすぐに結婚を決意する。
しかし、マイナーなスポーツ故に、手弁当で世界中の開催地を転戦しなければならず、貧乏で、食べるものもなく、野宿やモーテルでのその日暮らしの毎日。それでも、子供の頃に父親に捨てられた寛子は、愛する夏樹と共に生きていくことが楽しく、決して弱音を吐かず、甲斐甲斐しく身の回りの世話をしていた。
やがて、大会でも優勝できるようになって、ハワイで挙式できるまで、生活は安定してくる。
長女を妊娠・出産後は、寛子は大会への同行は出来なくなり、ハワイの自宅に定住することになるが、4人の子宝にも恵まれ、幸せな日々を送っていた。
ある日、体調不良で倒れた夏樹は、日本の大学病院で受けた精密検査で、肝細胞ガンで余命僅かだと宣告されてしまう・・・。

主演の大沢たかおさんは、これだけ色々な映画に出ていて、都度違う顔を見せてくれるので、次は何をしてくれるのだろうか、と期待してしまいます。

難病モノでは過去にも『解夏』でも患者を、『眉山』ではガン患者と共に闘う心優しい医師を演じていて、印象に残っていますが、これも代表作と言える作品になるのではないでしょうか。

プロ・ウィンドサーファーとしての爽やかで格好良い姿や寛子との【バカップル】ぶり、父親としての優しさ、広さ、病気になってから特に鬱病の時の鬼気迫る姿、そして、全てを悟り、自分らしく生きていこうとインターネットを通じて、人を励まし、励まされる日々・・・。
一つの作品の中に、色々な「大沢たかお」が凝縮していたような気もします。

そして、この作品の伊東美咲は、素晴らしく良い出来。
正直、ここまで出来ると期待していなかった。

コメディ・ドラマの彼女は、頑張り屋のキャリア・ウーマン役が続いていますが、わざとらしいと言うか、無理して作っている感がしていました。

しかし、ここでの彼女は、セリフは棒読みながら、すごくナチュラル。
特にハワイ・ロケのシーンでは、小麦色に日焼け(かつて映画『波の数だけ抱きしめて』で中山美穂も施した全身ドーラン?)していて、髪型もサーファーの女子っぽいし、イイ感じで似合っていました。

どんな苦境でも弱音を吐かず、明るく、最愛の夫を支え続ける、たくましい女性に見えました。

ハワイでは、本物の寛子未亡人がほぼ毎日撮影に付き合ってくれていたそうで、目の前に本物がいて、その感覚を直接触れることが出来たのが良かったのかもしれません。

それから、物語の視点を夏樹でも、寛子でもなく、長女の小夏にしたのは正解かも。

重苦しい闘病シーンは少なめになっていて、夏樹、寛子、小夏の心の変化を丁寧に追っかけていたと思います。

川島海荷チャンは、『誰よりもママを愛す』や『役者魂!』でも、チョット生意気な女の子を演じていましたが、反抗期の小5の帰国子女という難しい役どころを好演しています。
実際には中学生なんだそうで、少し大人だからこそ出来る心理描写もあったと思います。

師匠役の哀川翔さんはサーファーにも見えない(失礼!)けど、家族も同然の後輩役の袴田君はサーファーっぽい(しかし、ウィンド・サーフィンをするシーンはない!)し、ヤンチャなチビ達の良き遊び相手のアンちゃんにもしっかり見えました。

そして、翔さんの奥さん役の真矢みきさんが、これまた良い。

自らの悲しみを胸に秘め、寛子以上に明るくて強い、太陽のような女性。
この役も、実在のキャラクターだそうですが、厭味なく見事に演じていました。

この人は何をやらせても、とにかく華がある。

随分前のことですが、新宿の歌舞伎町で本物を見たことがあります。
ドラマのロケで、クラブのママ役で和服姿だったのかな。
全身から「私が真矢みきよッ」ってオーラ、出てました。

いやぁ、良い映画を観させてもらいました。

映画が終わって、照明が付くと、一緒にいった人と顔を見合わせて、目が赤く腫れていないか、互いにチェックしたくなるはずです。

ハンカチ、必携!

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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アウトドア派じゃない私でも名前だけは知っていたプロ・ウィンドサーファーの飯島夏樹さん。 そんな彼が肝細胞癌と向き合い、家族に支えられ38歳という若さではあったけれど、精一杯生き抜いた姿を描いた作品。 夏樹を演じた大沢たかおの演技はいつもながら素晴らしかった...... [続きを読む]

受信: 2007年9月13日 (木) 07時36分

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