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2007年9月

韓流シネマ・フェスティバルXVIII 『20のアイデンティティ 異共』

20id2年前の東京国際映画祭で上映された作品で、結構好きだったのですよね。

韓国国立映画アカデミー開港20周年記念で、卒業生達が「20」をテーマに撮影した短編映画のオムニバス作品。

ホ・ジノ監督、ポン・ジュノ監督、イ・ヒョンスン監督、イ・スヨン監督など、日本でもなじみのある名前が並んでいますし、当時はまだ売れっ子というほどでもなかったファン・ジョンミン氏、リュ・スンボムやチョン・ジョンミョン(髪型が普通!)と言った若手も出演しています。

韓国語で「20」の発音は「イゴン」となりますが、【アイデンティティ】という意味を持つ「異共」と同じ発音になることから、このようなタイトルになっています。

「20」という数字にこだわった作品もあれば、セリフの中に「20」という数字を入れただけの作品もあり、大真面目な作品を持ってくる人、ギャグに走る人、ナンセンス物やブラックやシュールな作品もあれば、アニメや舞踊も出てきて、センスも個性もバラバラなのが面白かったです。

1本の持ち時間は5分だったそうなのですが、完成してみたら20本で160分以上という長さになり、前編/後編の2編になっていて、知らない人は前編で帰ってしまいました・・・。

一番好きなのは、やっぱりホ・ジノ監督の『アローン・トゥゲザー』。
同棲を解消した部屋に彼女が荷物を取りに帰ってきて、ラックの奥で見つけた同棲を始めた頃に撮影したビデオを見ながら、想い出に浸る。
その晩、きれいに片付けられた部屋に帰ってきた彼氏が、テーブルの上にあった同じビデオを、ビールを飲みながら見ている。
たったそれだけの5分間の映像なのに、ドラマがあって、想像を掻き立てられました。
元々、ホ・ジノ監督の作品はセリフも多くなく、映像で見せるタイプだし、5分間の中にホ・ジノ・ワールドが凝縮されていました。

独自の世界観と言えば、ポン・ジュノ監督の『シンク&ライズ』は、ピョン・ヒボン氏が漢江の遊歩道の売店の主人を演じるナンセンス・ギャグなのですが、設定にしろ、オチにしろ、後に世に出る大ヒット作『グエムル』につながる作品とも言え(?)、面白かったです。

ガラス越しの男女の会話を言い当てていく内に大ゲンカになってしまうカップルを描いたイ・ヒョウスン監督の『20mmの厚み』は「上手い」と思ったし、カメラで瞬間を切り取るように撮影していた女性が、街中で大ゲンカをしていたカップルを撮影中に本当に時間が止まってしまい、悪戯をするキム・テヨン監督の『Pass Me』も好きかな。

現在では少し状況が変わってきているそうですが、政府が「資源の乏しい韓国という国家において、映画を重要な産業」と位置づけ、国を挙げて映画監督を育成しようとする試みというのはスゴイですよね。
そして、それぞれが見事に開花しているし。

サムゴン、サゴン・・・と、続いていくことを、祈りつつ。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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『さらば、ベルリン』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Berlin『オーシャンズ13』が公開中の、スティーブン・ゾダーバーグ監督&ジョージ・クルーニーのコンビによる、第二次世界大戦終了間際のベルリンを舞台にしたサスペンス。

本当に同じ監督が撮った映画なの?と思わせる、演出になっております。

欧州での戦闘も終結し、日本のみが交戦状態となった1945年7月。ポツダム会談の取材のため、アメリカ人従軍記者のジェイクは、ベルリンを訪れる。本当の目的は、戦前の駐在員時代にベルリンに残してきた不倫関係にあった人妻・レーナと再会することだった。
偶然にも、彼女はジェイクの滞在期間中の運転手を務めることになったタリー伍長の現在の恋人であった。
そんな状況の中、銃殺されたタリーの遺体がソ連占領地区で発見される・・・。

全編がモノクロ・フィルムに、当時の映像が重なり、重厚長大なイメージがある。
軽薄短小な『オーシャンズ』とは対極な世界。
光りと影の入れ方にも、40年代のハリウッド作品の手法にこだわり、ファム・ファタルを演じるケイト・ブランシェットは、肌の白い抜け具合とか綺麗でしたよ。
演技も心理描写は省き、身体全体で表現する演劇に近いような演出をされたとか。

しかし、観ている側にとっても、一筋縄ではいかない、難解な展開でした。

登場人物が多く、特に男子は国が違えど軍服なので、カラーだったら色とかで敵味方も分かるのですが、形だけで判断しなければいけないのに、疲れました。

視点も、物語が展開するに連れ、トビー・マグワイア演じるタリー伍長、レーナ、ジェイクへと移っていきます。
これにも感情移入がしづらかった。

トビーはヒール役で、パッと見はさわやかで穏やかそうなのに、裏では金の亡者になっていて、かなり危険なことをしている悪い奴。
『スパイダー』の後だったので、悪役も違和感はなかったかも。
でも、前半の早い時点で、消えてしまいました・・・。

事件が起きてからは、サスペンスの定石通りに展開するので安心して観ていられました。

後半は、パレードでの逃走シーンを一気に見せたり、全ての謎が解ける雨の滑走路でのラストシーンは印象的でした。

この二人、まだまだ企画を持っているらしく、目が離せませんね。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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『夜の上海』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Shanghai1またまた、旅情を感じさせる作品です。

上海は仕事で3回ほど行っています。
最初は10年前。TVで観るような自転車の集団に驚いたものですが、数年前に久し振りに行ったら、全く違うので焦りました。

ヘアメイク・アーティストの水島は、音楽祭の仕事で上海を訪れる。仕事も無事に終了し、ほっとした彼は一人で街に繰り出したものの迷子になってしまう。
そこへ、いきなりリンシーが運転するタクシーに背後から追突され、びっくりした彼女は、水島をタクシーに乗せて走り出すが・・・。

モックン(本木雅弘)のカリスマ・ヘアメイク・アーティストは、アイドル時代のコントを思い起こさせつつ、妙にはまってました。
割とオカマ口調の役が多かったですよね、三人の中では。
カリスマだけど私生活では何も出来ない、って役を厭味なく演じられる人って、他に見当たらないかもしれませんね。

タクシーの車窓の上海の街は、とにかくキレイです。
高架を見下ろすショットには、発展する上海の勢いを感じました。
とは言え、すごい走行距離を走っているようで、外灘と浦東辺りの同じところをグルグル、グルグル回っていたような・・・。

それでも、ビィッキー・チャオ演じるリンシーの自宅なんかは、中国の家っぽいかな。

ビィッキー、可愛いですね。
薄化粧で、寝癖がついたまんま、(ワザとかな、とも思いましたが、)シャツのボタンは1つずれている。
全く飾り気がないのに、純愛まっしぐらな女の子。
失恋する相手が台湾の人気俳優ディラン・クォというのは、日本の華流を意識し過ぎかな。
本当に仲の良い幼なじみに見えたし、覚えたての日本語で告白するところは良かった。
そして、最後にドレスアップして、会いに行くところも・・・。

流行のオムニバス・リレー方式の映画を狙ったのか、二人以外の登場人物の異国の恋も描かれるのですが、扱いが小さ過ぎたような感じもしました。
優秀な男性アシ役の和田聰宏君の、シャレたナンパとか必要だったのかな?
無国籍な上海ってのは感じられるエピソードでしたが。

それでも、竹中直人さんのブルース・リー好きな広告代理店、サム・リーの怪しい日本語通訳は笑えました。

言葉が通じなくても、身振り手振りだけでも、寂しさを紛らわせたり、癒されたりする。
心は通じるんだなぁ、としみじみ思ったのでした。
悪くはないと思います。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

Shanghai2

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『ボーイ・ミーツ・プサン』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Boymeetspusan1こういう作品、好きなんだなぁ。

従業員3人の小さな映像製作プロダクションに勤める青年クリハラは、韓国・プサンの観光ビデオを作る仕事で、ビデオカメラ片手にたった一人でプサンに向かうフェリーの上にいた。
言葉もわからず、街をさまよい歩くうちに、いつしか釜山国際映画祭の会場に紛れ込んでしまう。
そこでヨーコという、ちょっと風変わりな日本人女性に出会う。エキセントリックな言動をする年上のヨーコに、クリハラは少しずつ心惹かれていくのだが・・・。

釜山の観光ガイド(但し、貧乏旅行用?)としても、釜山国際映画祭の雰囲気を知るにしても、そして、異国の地での boy meets girl な映画としても、楽しめました。

映画祭の映像を織り交ぜつつ、物語は全く関係ないところで動き出すってのが面白かったです。
実際にはゲリラ撮影だったし、かなりの低予算映画なので映画祭絡みにすることができなかったみたいですが。

主演の柄本佑のボケさ加減も、決して美人ではないが個性的で魅力のある江口のりこの存在感も、光っていました。

佑、良いですねぇ。
基本、一人で出ずっぱりなのですが、ある意味で異国文化に触れるドキュメンタリー的な感じもあり、素材の良さを120%活かされた感じかな。

ソウルは町によって下北沢、原宿、上野と表情があるけど、釜山はやっぱり大阪に近いんだなぁ、と改めて思いました。
人と人の距離が近いですよね。

旅館のオバちゃん、最高でした。

言葉なんて3つ知っていれば、十分に楽しめるんですね。

釜山、行きたくなりました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

Boymeetspusan2

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『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Djangoスキヤキ・ウエスタンって何?

三池監督って、すごくシリアスなのを撮ったと思うと、次はダメダメなコメディだったり、バイオレンスだったりと振り幅の大きい監督ですが、これは源平合戦に、用心棒に、西部劇・・・?

全編英語の不思議な世界です。

面白かったことは面白かったのですが・・・。

源氏が平家を滅ぼした壇ノ浦の戦いから、数百年後の山間の村。
平家の落人伝説のあるこの村の宝を求めて、清盛率いる平家軍と、義経率いる源氏軍が激しく対立していた。
そこへひとりのガンマンが、「どちらかの用心棒になりたい」とやって来る。
彼を用心棒にしたい両軍の駆け引きが繰り広げられる。

伊藤英明、佐藤浩一、伊勢谷友介、安藤政信、そして小栗旬まで、新旧のいい男をそろえていますが・・・

そんな誰よりも、香川照之はイイ味出していたと思う。

ここのところ、出る作品、出る作品で、監督のカラーに染まった、全く異なるキャラクターを演じ切り、オイシイところを総取りのような感じもする。

とんねるずのイシバシ貴明も、多少はハリウッドを知っているだけに、(狙い過ぎの感はあるものの)活き活き演じています。

『平家物語』では、琵琶法師に当たる語り部役は、なんと、クエンティン・タランティーノ監督。
そして、タランティーノと対決する男に、ポスターや予告でクレジットされていない、大物が1シーン登場します。
「金髪の王子(日本人だよ)」とだけ、書いておきます。

とは言え、この映画は、桃井かおり姐さんのもんです。

ただの村の飲み屋の女将、ショックでしゃべれないちびっ子のお祖母ちゃんと思いきや、実は・・・。

メチャクチャ、格好良いです。

得意な英語ってことでノビノビ演じているのか、木村佳乃も復讐の赤い薔薇が良く似合うイイ女・静を演じていますよ。

現在では、義経の情婦ということで、新聞紙上をにぎわせています(ん?虚実入り乱れ?)が、一緒のシーンは多くありませんが、元・夫が小栗君というのはどんなもんでしょうね。

そして、主題歌はサブちゃん。
♪ジィ~ァングゥォ~、って濃いです。

スキヤキってより、闇鍋ってゆうか、何でもありのような。

マカロニ・ウエスタンの本場、イタリアのベネツィア映画祭では、スタンディング・オベーションだったそうです。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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【ラグビーW杯フランス大会】日本vsカナダ(ビデオ観戦)

将太郎、ありがとう!
位置的に微妙だったし、アップの表情が自信なさ気だったし、体調万全ではなかったし・・・一瞬不安になりました。

W杯2勝目は逃したものの、後半に追い付いてくれました。
放送で切られた(怒)けど、平君もよくトライした。
そして、将太郎がコンバージョンを決めて、12-12のドロー。
全治3-4週間の肋軟骨損でも強行出場した将太郎、本当に良く決めてくれた!

家を出る前に最後の10分しか観られなかったのですが、いつもなら自滅している時間帯に、ジャパンが攻めてた。
そして、ボールがカナダに取られても、ミスや反則があって、ジャパンの攻撃が切れない。

行ける、と信じた。

マキリがキックパスを蹴った。
剛ちゃんが走った。
インゴール!
カナダ選手が触って、外に出た。

さぁ、次はどう攻めるってところで、3分飛んだ!

おいおい、日テレ。
一番、肝心なトライシーンを切るなよ。
この前は放送延長したから、ビデオ長めに予約してたのに。

朝のスポーツコーナーで、平君のトライ、一瞬だけ見ましたけど。
(オライリーが前進してラック、金が球出しして、マキリのパスで平君が右隅に飛び込んだらしい。)

やっぱ、スカパーに入らなくちゃ、ダメかなぁ・・・。

今日は家に帰って、全部観よう。
前半には遠藤のトライもあったみたいだし。

そんなことで、日本のワールドカップは終わりました。
JK体制になっての進化は確認できた大会でしたし、負傷者が相次ぎ、ベストメンバーで試合に臨めないという状況でも、肉体的にも、精神的にも強くなったなぁ、と思いました。

前半は善戦するも、後半に突き放されると言う試合が続きましたが、最後の試合で後半に追いつくという展開を見せてくれたのは、未来に灯りが見えてきたように思います。

しかし、2勝するという公約を守れなかったのも事実。
今回の日本代表をベースにして、今の進化を途切らすことない体制で、更なる強化を目指して、多くのちびっ子が憧れて、大人が観たいと思わせるジャパンになって欲しいですね。

そのためには、来月から始まるトップリーグは、盛り上げて行かないといけませんね。
プレマッチ、開幕戦ともチケット入手したゾ。
10月のナイター・・・寒いのかなぁ?

日本代表の選手、関係者の皆さま、お疲れ様でした。
そして、感動をありがとうございました。

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韓流シネマ・フェスティバルXVII 『愛なんていらない』

Lovezero日本のテレビドラマが、またまた逆輸入されました。

広末と渡部篤郎の『愛なんていらねえよ、夏』って、観た記憶がほとんどないのですよね。
視聴率自体、確か1桁だったし。

愛を信じない冷酷なホスト・ジュリアンは、得意の女性客が会社の金を横領し、自殺未遂を図ったことで、逮捕される。
出所した彼には、多額の借金が待ち受けていた。
13歳の頃に病気で視力を失った少女・ミンは、父親の死によって壮大な遺産を相続したが、16年前に母親と家を出たまま行方不明になっていた兄を探していた。
服役中に交通事故で死んだ後輩ホストが、遺産相続の権利を持っていることを知ったジュリアンは、ミンの兄になりすまし、後輩のテホとともに彼女の住む豪邸に乗り込む・・・。

連続ドラマなら有りでも、映画で一気に描くと無理のある展開もあるのですが、主演のふたりの演技に引っ張られて、結構良かったですよ。

ムン・グニョンは、どうしても子役時代のイメージが強いのですが、ここでは周囲の全員が自分の財産目当てという状況の中で、誰も信じず、それでも愛する対象を待ち続けた少女を無理なく演じています。
本当の兄ではないことは、最初から気付いていて、多分、兄が憧れていた先輩であることさえも見抜き、惹かれていく過程を、微妙な匙加減で変化をつけていきます。

キム・ジュヒョクの演じる伝説のホストは、韓国のホストクラブのイメージってないので、どんなだか想像がつかないのですが、甘く危険な香りを漂わせる悪い男のイメージは伝わってきました。

また、はじめは愛情の欠片も感じさせない伝説のホストに憧れていた可愛い後輩だったのに、兄貴分が次第にカモと本当の兄妹のような愛情を交わし始めていく過程で幻滅し、裏切りを見せていくホストをチン・グが演じます。
何か、こういうチンピラ役が定番になりつつありますよね。

絶望の淵にあった男女が、嘘だらけの関係から生まれていくふたりだけの真実。
全ては上手く行くと思わせて、落ちるところまで落ちた後、
最後に見せる希望の光・・・。

・・・悪くないと思う。

オリジナルの渡部篤郎の演技が観てみたくなりました。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルXVI 『強敵』

Kyoteki去年、釜山に行った時、このポスターを良く見たんですよね。

この坊主頭の童顔君は誰だろう?って。

ヤクザから足を洗ったスヒョンは、恋人とはじめたラーメン屋が軌道に乗り始めたところだったが、孤児院で兄弟として育ったジェピルの最後の依頼でチンピラを刺したことから、他の殺人事件の濡れ衣を着せられてしまう。
一方、難病の息子に臓器移植手術を受けさせるために大金が必要な落ちこぼれ刑事のスンウは、殉職して入った保険金を手術費に当てようと真剣に考えていた。
冤罪を晴らし、組織に復讐するために、自殺を偽装して警察病院に護送されたスヒョンは、ソンウを人質に脱獄を図る。
こうして始まった48時間の逃亡の最中、ふたりは友情の絆で結ばれていく。

パク・チュンフンは、やる気をなくした落ちこぼれ刑事を見事に演じていて、上手いですよね。
『あぶない奴ら』では、チャ・テヒョンとの名コンビ振りを見せましたが、今回は新人のチョン・ジョンミョンとのバディ・ムービー。
最近では『ラジオ・デイズ』でアン・ソンギと共演していますが、誰と組んでも見事なアンサンブルを作り出します。

チョン・ジョンミョンは、正義感が強く、情の深い、愛すべき元・チンピラを演じています。
写真で見ると「童顔だなぁ」と思っていましたが、大きいスクリーンに映し出されると年相応な印象も受けました。
ドラマが多いみたいですけど、暫く注目すべき俳優じゃないですかね。

正攻法な展開だし、割りと誰でも共感できる作品ではないでしょうか。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルXV 『サム~SOME~』

Someコ・スって、人気あるんですね。

韓流ドラマって、ほとんど観ないので、知らなかったのですが。

証拠物件の麻薬が移送中に奪取され、その容疑がオ・バンジャン刑事にかかる。
後輩刑事のカン・ソンジュは、真犯人を捕らえるため、懸命に捜査を続けるが、追跡中の交通事故で容疑者が死亡、事件は迷宮に陥る。
そんなとき、交通番組のリポーター・ユジンが、出勤のために早朝のバスに乗り込もうとしたところに暴漢に襲われる現場に遭遇。
初対面なのに、見覚えのある顔、言動・・・。ユジンは、デ・ジャヴで、ソンジュが真犯人に殺害されるシーンを予見する・・・。

茶髪パーマに、ピアスという型破りの熱血刑事の24時間を追いかけるノンストップ・アクション。
冒頭のカー・チェイスとかは見応えがあります。

現実とデ・ジャヴが交錯する視覚効果も斬新だし、ハッキングによる証拠改ざんで味方をも嵌める罠など、犯罪の内容も今日的な印象がしました。

前知識なしに観ていて、作品の印象が『カル(tell me somthing)』に似ているかな、と思ったら、同じ監督だったのですね。
妙に納得してしまいました。

登場人物の中で誰が怪しいかな、と観ていると、割りと簡単に犯人の見当は付いてしまいました。

事前に知っていて、『カル』レベルを期待して観てしまったら、ミステリーとしてはイマイチに感じたかもしれません。

しかし、アクションや映像以外にも、メロの部分やチームの信頼感とか言うストーリーには、それを補うだけの要素は詰まっていたのではないでしょうか。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルXIV 『ウォンタクの天使』

Angel最初に謝ります。
アイドル映画だと思って、舐めてました。
チョット、感動しました。
良い映画です。

SHINHWA(神話)のヴォーカル・ミヌの映画進出作品。

詐欺で服役中のカン・ヨンギュは、出所前日に脳震盪で命を落とした。天使は、高校生の息子・ウォンタクとの思い出を作る時間が欲しいというヨンギュの願いを聞き入れ、同級生のハ・ドンフンとして生まれ変わらせる。
ヨンギュを待っている間、天使は交通事故で死んだヤクザの肉体を借りて、一目惚れした看護婦とデートを重ねていた。
天使の規則を破った二人は、無事に天国へ行けるのだろうか。

父親が愛する子供のために天使の力を借りて幸福に導くというのは、『誰にでも秘密がある(日本公開バージョン)』なんかでも使われたネタ。
新しい要素はないかな、と思っていたのですが・・・。

前半は、姿は18歳なのに、精神は中年のドンフンの言動や行動で笑わせます。
演じたハ・ハことハ・ドンフンは、バラエティ番組で活躍するコメディアンだとか。
お笑いの人って、瞬発力がありますからね。
上手いです。

途中に挟まれる、ヤクザの姿になった天使と看護婦の関係ですが、予想通りの展開でしたが、ヤクザと天使をメリハリつけて演じたキム・サンジュン氏が良かったです。
『マイ・ボス マイ・ヒーロー』の親分を演じた役者さんですね。

さて、主演のミヌですが、一ヶ所だけダンスシーンがあって、「ここの振り付けは、彼がしたのだろうな」ってのはありましたが、それ以外は彼でなければいけない要素は特になかったのですよね。

これまでPVの演技とか、バラエティ番組のコントは観たことがありますが、本格的な演技は観たことがなかったので、新鮮でした。
助演陣が素晴らしかったので、それに支えられて、期待以上の演技を見せてくれたのではないでしょうか。

遅れてきた反抗期で、素直に振舞えない、本当は心優しい普通の高校3年生。

不良少年として登場しますが、お節介な転校生の一言、一言にハッとして、変わっていき、ラストではいつものスマイルを見せてくれます。

ファンとしては、堪らないのでしょうね。

個人的には、『Pray 4 U』を聴いた時に「良い歌じゃん」と思った人なので、SHINHWAとして、ソロ歌手・Mとしての活動の方が観てみたいかな、本音としては。

観たい作品のファン投票で第1位に輝き、混雑を避けての2週目での鑑賞でしたので、割と空いていました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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【舞台鑑賞】ラ・マンチャの男

Lamancha映画俳優チョ・スンウのもう一つのライフ・ワークとも言える、ミュージカルが、再び来日しました。

今回は、何と『ラ・マンチャの男』!

日本では松本幸四郎さんのイメージが強くく、長女・紀保、次女・たか子との共演でも話題になるミュージカル。

当然、幸四郎版は観ていますので、ストーリーは理解している分、言葉の分からないところは置いておいて、歌とか、動きを追って観ることが出来ました。

言葉については、電光掲示板で、日本語字幕を同時に流しているので、大丈夫。
でも、かなり省略されています。

どうしてもスンウに注目が行ってしまいがちですが、他の俳優も素晴らしいですよ。

例えば、場末の宿屋の最下層の身分ながら、ドン・キホーテの幻想の中の理想のレディという情熱的な女・アンドンサを演じていた、キム・ソニョンの歌唱力は、何となく本田美奈子.を思い出しちゃいましたが、素晴らしかった。

ただでさえ韓国美人顔だし、『ジキル&ハイド』に続いてのコンビということで、スンウとのコンビネーションもバッチリでした。

それから、ドン・キホーテの親友であり、忠実な従僕・サンチョを演じたイ・フンジンが良かった。
とにかく、まん丸な身体を一杯に使ったパフォーマンス。
幸四郎版でも、二人の掛け合いのところはコミカルではあるのですが、場内大爆笑になってました。
(でも、アドリブで日本語を織り交ぜて笑いを取ったのは、スンウでした!)

日本人で、体型で笑いも取れて、演技もしっかり出来る人、コメディアンで1人だけ浮かんだのですが、今は理由があってチョット出られない人なんです・・・。

で、チョ・スンウなのですが、やっぱりスゴイですよね。

映画では繊細な芝居で感動を引き起こすタイプの人ですが、このミュージカルでは、地の部分ではそういう部分も残しつつ、歌のパートでは太くて、響く、素晴らしい声を聴かせてくれる。
何か、不思議でした。

幸四郎さんも若い頃から演じ続けていますが、若い俳優が演じることで、原作者のセルバンデスと、劇中劇の老いた騎士見習いのドン・キホーテにメリハリが効いて、観やすかったという印象があります。
それも、演技力のしっかりした俳優だからこそ演じられるというものなのでしょうが・・・。

そう言えば、1時間半+1時間の2部構成になっていましたが、幸四郎版は一気に演じていたような記憶があるのですよね?
1部の最後の歌から2部が始まったので、あれっ?と思いました。

韓国からのお客さんも多かったみたいで、カーテンコールが凄かった!

1階席はほぼ総立ちのスタンディング・オベーションだし、「キャー」とか「ヒュー」っていう奇声も、「ここは韓国の劇場か」って位、響いていました。

まだ、日本に来ていない映画作品も早く観たいと思うのですが、またいつかミュージカルで会いたいですね。

チケット会社によって売れ行きにムラがあったのか、キツキツなブロックがあると思えば、1列誰もいない列とかもあって、不思議でした。

楽日以外は、まだ余裕あるみたいですよ。

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『包帯クラブ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Houtai夏休みが終わって、各社、良い映画を出して来ますね。

奇才・堤幸彦監督が取り組んだギャグなしの青春映画。

悪くないなぁ、この感じ。

関東のある地方都市。母親に代わって夕飯の支度中に手首を切ってしまった女子高生のワラは、周囲からリストカットと決めつけられて傷付くが、自分も知らず知らずの内に他人を傷付けているのかもしれないと気付き、更に傷付く。
無意識の内に病院の屋上のフェンスの上に立っている時、入院中の少年ディノと出会い、フェンスに包帯を巻いてもらうと、なぜだか心が癒された。
そして、その行為に共感した親友のタンシオ、ギモ等が集い、“包帯クラブ”を結成する。
心が傷ついた人からメールを受け、その現場に包帯を巻きに行き、撮った写真を返送する活動を始める。
しかし、ネットに誹謗中傷するメッセージが投稿され、社会的にも問題視され始め、活動中止を余儀なくされるのだが・・・。

インチキ関西弁で奇行を繰り返す柳楽君が「大人になったなぁ」というのと、それまで別に何とも思ったことのなかった石原さとみの演技が良かったですね。

これまでの彼女は、一生懸命な気張った役が多かったけど、どちらかと言うと受動的な巻き込まれ型の女の子で、こんな芝居も出来るんだ、と思いました。

何より情報番組の二人のインタビューが結構笑えたので、和気藹々な雰囲気で作られていたことが分かります。

柳楽君は実年齢とほぼ同じ年齢の役も、同世代の俳優に囲まれての作品も、珍しいですからね。

人一倍明るく見えるディノも、世界中に存在する、靴の無い子供やゴミの山の中に生活する子供、寝ている間に爆弾が飛んでくる街に生きる子供・・・彼等を理解したいという名目による一種の自傷行為と言える奇行を繰り返します。
それには、どうしようもない位に辛い事件に関わっていて、まだ処理しきれていないことが、明らかになっていく。

原作は読んでいませんが、前半の導入部は淡々として単調な印象がしますが、後半は一気に盛り上がっていきます。

登場人物のそれぞれが大なり小なりの心の傷を抱えていて、そこから一歩踏み出すだけでなくて、他人の痛みを知り、理解しようと努力していく過程が素敵だ。

二人以外にも、「バッカじゃないの。包帯、巻いて、何になるの?」と言いつつ、輪に加わるタイミングを失い、迷走する優等生のテンポを演じた関めぐみと、失恋ばかりしていて悲しくても嬉しくても泣き虫なタンシオを演じた貫地谷しほりは、若手の中では相変わらず良い演技を見せてくれる。
年上の浪人生で、インターネットが得意な田中圭君は、いつもの通りのいい人っぷりでした。

全員が「青春」していて、キラキラして見える。

(「青春が終わった」というと悲しいので・・・、)
「思春期を過ぎた」世代の僕達にとっては、「そうだったよなぁ」と懐かしくもあり、忘れていた傷が癒されてくるかもしれません。

原作者の天童荒太さんが「映画化を前提に小説を書くことはしないのですが、もし続編を書くことがあれば、今回の6人の演技が素晴らしかったので、アテ書きすることになってしまうような気がしている。今後は今よりずっと忙しくなっているだろうから、それでも出演したいと思わせる作品を書かなければいけないとプレッシャーを感じています」と答えています。

少しでも興味を持っている方は、是非とも観に行って下さい。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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『ラッシュアワー3』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Rush3正直、もう少しポップな感じを期待していました。

最近の香港作品では、後継者的な若者にアクションをある程度任せながら、「若い奴には負けないぜ」的な派手な演出をしていて、感動したものですが、ハリウッドでは・・・。

ロス市警のお調子者のカーターは交通課に格下げされ、踊りながらの交通整理で、却って交通麻痺にさせている。
香港警察の堅物リー警部は、ハン大使の護衛中。シンポジウムでの演説中のハン大使は、暗殺者の放った銃弾に倒れる。向かいのビルから逃走する暗殺者を確認したリー警部は追跡を開始。
偶然に近くで女の子たちを事情聴取中だったカーターも、彼女等の車で現場へと向かう。
路地裏で犯人を追い詰めたリーが、暗殺者の正体が幼なじみのケンジであることに驚愕しているところに、カーターが駆けつけ、ケンジを取り逃がしてしまう。
一命を取り留めたハン大使の入院する病院には、中国マフィアの暗殺者が押しかけ、捕まえた犯人の一人が、中国人なのにフランス語しか話せないため、彼等を本拠地はフランスにあると、リーとカーターはパリへと飛ぶ。

6年ぶりとは言え、シリーズ3作目なので、ジャッキーとクリス・タッカーの息はピッタリ合っていました。

でも、カーターみたいな刑事は、交通課よりももっと他に良い部署ないのですかね。

前作では、チャン・ツィー等がゲスト出演しましたが、今回のゲストは日本人です。

『ラスト・サムライ』以降、ハリウッド作品への出演が相次ぐ真田広之が、リー警部の幼なじみの香港マフィア・ケンジとして登場。
JAC時代から知るモノとしては、ジャッキーとのアクション競演はウルルン物なのでした。
昔はアクション映画に結構出ていたもんね。シリアスなのも、『カバ丸』みたいなギャグ物も含めて。

日本刀を振りかざす姿は格好良いし、ジャッキーとのエッフェル塔での対決は見どころになっています。

また、国際派俳優ということでは、先輩になる工藤夕貴がナイフを操る刺客・ジャスミンとして登場します。
この人は女性の情念とか、淋しさとか心理描写の上手い人なので、チョット勿体なかったかな・・・。

ジャッキーの映画と言えば、本編よりもエンドロールに流れるNG集の方が楽しかったりもするのですが、本作でも勿論あります。
クリスのマシンガン・トークに対抗して、英語のセリフに四苦八苦しているジャッキーの姿が映し出されていました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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【ラグビーW杯フランス大会】ウェールズvs日本(TV観戦)

寝坊したという訳ではないのですが、後半から観ました。
既に結構点差が開いていました。

今回も前半の途中までは善戦していたようですね。
後半ズルズルと、最後にはトライまで・・・。
力の差は歴然とは言え、完敗でした。

マスコミ的には、負傷した剛ちゃんの代わりにFBに入ったロアマヌを注目していたようですが、イマイチだったような・・・。

個人的にはWTB・ザワのインターセプトからディフェンスを交わしてのトライが見られたので、小満足だったのでした。
今日は「点取るゾ」って変な気負いや気合が空回りしていなかったのか、「インターセプト~ダッシュ~次の攻撃の起点に」というのが上手く出来ていた。

ザワが走ると「ウナギ・ステップ」を連呼するけど、トライシーンでは相手がいないところをすり抜けたので、足首の柔軟さを活かしたステップはなかったのだが・・・。
鈴木健さん、お願いしますよ。

でも、SHの球出しが少し遅かったかな・・・。

後半、矢富の負傷抹消でバックアップから昇格のキムが出場。
彼、スピードもあるし、協会もオーストラリアに研修派遣していたりと力を入れている選手なので、これから面白いんじゃないですか。

SHと言えば、ウェールズのSHはデカかったですね。
身長191cm、体重100kg超、って、日本のFWよりデカイじゃん!
しかも、キックとか器用だし・・・。

昔、「ワールドカップで最も小さな選手です」とアナウンスされた堀越正巳氏が「自分のような小さな選手がSHをやっているようでは、世界では勝てない時代になったと実感した」と引退の時に言っていたなぁ・・・。

シェーン・ウィリアムスの50キャップのアニバーサリー・トライも見事。
壮行試合での大畑の復帰戦開始直後の先制トライもだったけど、決めるべき人が、決めるべく、決まるんだよなぁ。

薫田さんの解説は、正確に伝えようと話していて、誠実な人柄が出ていましたね。
清宮さんが「あっ、ダメだ」とか口走って、それはそれで分かりやすく、熱くなれたのだけど、どっちが良いんでしょ?

泣いても、笑っても、25日のカナダ戦が、今回のワールドカップの最後の試合となってしまいました。

カナダも勝ち点ゼロなので、死に物狂いで来るでしょうが、勝てない相手ではありません。

スタジアムはフランスに戻って、無理せず起きていられる時間帯の放送なので、Liveで観て、応援するぞ。

その前に週末にドキュメンタリーがあるそうです。
ビデオ、撮らなきゃ。

ガンバレ、ニッポン!
We believe ...

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韓流シネマ・フェスティバルXIII 『恋愛の目的』

Mokutekiこれも2年前の東京国際映画祭のコンペ出品作品で観ているんだよなぁ。

パク・ヘイルとカン・ヘジョという若手演技派が演じる現代韓国の若者達の恋愛事情。

高校の英語教師ユリムは、1歳年上の美術の教育実習生ホンに想いを寄せ、恋人がいるにもかかわらず、しつこく交際を迫る。
恋の駆け引きの挙句、やがて2人は結ばれる。
しかしながら、ホンの過去が明らかになり、ユリムの心には変化が生まれる。

愛が無くても寝られる遊び人のイケメン男子と、もう誰も愛さないと決め、医者との愛の無い結婚を決めた小悪魔的な女子。

初見では、展開が読めなくて「???」の連続だったのですが、今回は基本的な展開は覚えていたので、二人の心理を追って観られました。

しかし、女性は怖いですよね。

ホンの裏切りとも言える、迫真の演技による告白は、過去への復讐の部分もあり、その後の行動の方が真実だと信じますが・・・。

彼女よりも、嫉妬の炎メラメラのユリムの恋人が平然とシラを切って、突っ込まれて逆ギレしたり、学校の同僚がオンナとして目立つ存在のホンの悪口をトイレでぶちまけていたり・・・。

男は知らない、女だけの世界を垣間見たような気がしました。

それに対して、男は行動も言動もキツイ青年なのに、パク・ヘイルが演じていることで、柔らかく、かわいらしい印象がしました。
とにかく軽くて、強引で、決して誉められた奴ではないけど、心にストレートな青年で、彼の行動力がなければ、二人が愛し合うことはなかったはず。

「5cmだけ・・・」と言うセリフは、大昔、会社同期の飲み会で「入れるだけ。絶対に動かさないから。」と口説いていたのを思い出し、笑えました。

しかし、この映画のタイトルは、どうして『恋愛の目的』と言うタイトルなのだろうか。

映画が始まった時は、「遊び(浮気)目的」だったり、「結婚のため」の相手を選んでいた二人が、少しずつ変わっていく。

不眠症だった女はその男と夜を共にすることで眠れるようになり、女の過去を知った男はそのことに少し嫉妬しながらも大切にしようと思う。

色々あったけど、ただただ一緒にいたい。

映画が終わった時、二人の間には目的なんかはないのではないか、と思ってしまいました。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『恋とスフレと娘とわたし』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Becauseこの映画、なかなか良いですよ。

性別や年齢関係なく、誰でも共感できるポイントがあると思うし、ダイアン・キートン、あんな60歳の女性がいたら・・・カワイイですよね。

夫の死後、パティシエとして三人の娘を立派に育てたダフネ。上の二人を嫁がせて、目下の悩みは、男運の全くない末娘のミリー。こっそりインターネットで娘に理想の恋人を捜すダフネは、エリート建築家のジェイソンと売れないミュージシャンのジョニーと知り合いになる。
母親の紹介と知らずにさり気なく二人と出逢ったミリーは、三角関係に陥ってしまう・・・。

まぁ、親の描く理想の婿さまと、娘の選ぶ愛しい男性というのは、違うってことですかね。

40歳まで仕事に夢中で結婚できなかったエリートってのも、怪しいですもんね。
(うっ・・・。実は人事じゃないかも・・・。)

我が家は男兄弟なので、母親と娘の会話って良く分からないのですが、恋愛やセックスに関して、かなり赤裸々ですよね。
「お父さんとは、終わったら夜勤に行っていたから、忙しくて、感じなかった・・・。」とか。

タイトルにもあるように、娘の恋愛を観察していく内に、恋愛や結婚は条件でするものではなくて、本能で選ぶものなんだ、みたいなことを知っていく母親の物語なのですね。

結婚パーティやダフネの還暦祝い(単に60歳ってのが切りが良いだけ)、ミリーの出張ケイタリングなどパーティシーンがいくつかあって、オシャレの勉強にはなるかも。
丁度、ドレスコードのパーティがあったので、参考にしました。

母子家庭なので決して贅沢はしていないけど、娘は3人とも成長して、それなりの仕事をしているので、庶民が見ても、チョット手を伸ばせば届きそう、っていう感覚がしました。

奇をてらわず、ハリウッドのホームドラマ、ラブ・コメの王道。
こういう路線は、難しいことを考えるよりも、軽い感じで楽しめるのが一番ですね。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルXII 『ピーターパンの公式』

Peterpan今年は「作品主義宣言」と銘打つだけに、こういう作品を紹介してくれるのは嬉しいですね。

すごく重いし、痛い作品なのですが、多分、今年の『韓流シネフェス』で一番好きな作品だと思う。

この作品に出逢ったのは、丁度1年前の夏でした。
詳細はこちらをどうぞ。

第2回アジア海洋映画祭イン幕張

水泳選手として将来を嘱望される高校3年生のハンスは、大学進学に大事な全国大会を前に、自分の限界を感じ水泳部を退部してしまう。
ほぼ同時期に、母親が服毒自殺を図るも、未遂に終わり、昏睡状態で入院してしまう。
高額な入院費、サラ金の取立て、私生児だった彼の本当の父親など、問題は山積だが、空虚な日々を過ごす彼は、隣の家に引っ越してきた音楽教師・イニへの想いを募らせていく。

この作品は、とにかく主演のオン・ジュワンが良い。
それが全て。
水泳での目標を見失ってからは無気力・無軌道で、暴力的になったり、欲求の塊りだったり、でも基本的には母親思いのすごくいい奴だし、思春期の青年の葛藤が痛いほど伝わってくる。
オリンピックのナショナル・チームレベルを要求された泳ぎも身体付きも見事です。
無駄がなく、キレイ。
割りと寡作な俳優なので、次はどんな作品で観られるのか、楽しみにしています。

初見から1年経っても、ティーチインでの監督が言ってくれた「母親の子宮」というテーマが頭に残っていたので、今回はそれを噛み締めて観させてもらいました。

イニへ「やらせて欲しい」と言うのも、単なる性的な興味なのだと思ってしまいますが、子供にとって一番居心地の良かった場所に戻りたい、戻れないなら入って確かめてみたい、っていう心理での行動だったのだなと理解できます。

抽象的なラスト数シーンも、そのものズバリですし。

またいつの日にか、何度でも観てみたい作品なのですが、インディーズなのでDVDとか販売されていないのです。

これを機に、SPOさんで出してくれないかなぁ。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルXI 『浜辺の女』

Hamabe昨年の東京国際映画祭のコンペ部門に出品されていましたね。
再演です。

その時の記事は、こちらです。

第19回東京国際映画祭<第2日目>

新作の脚本に行き詰まった映画監督のチュンネは、後輩の美術監督チャンウクを誘い、旅に出掛ける。チャンウクには恋人(?)のムンスクと先約があったが、結局彼女も巻き込み、3人でシーズンオフのビーチを訪れる。
ムンスクに興味を抱き、ドイツに留学経験のあるムンスクも韓国男性らしくないチュンネの作風のファンだったこともあり、二人はチャンウクの目を盗んで肉体関係を結んでしまう。
そして、二日後。脚本執筆中のチュンネを残して二人はソウルに帰ってしまうが、退屈を持て余したチュンネは、ムンスク似の女性に脚本の取材と称して声を掛けるのだが・・・。

もう1回観てみると、ホン・サンス監督の作品にしては、インモラルな感じが弱いかもしれないなぁ。
キム・スンウって、韓流以前には、当時にしてはかなり際どいベッドシーンとかやっていたのですけどね。

あと今回観て気付いたのは、二部の相手役になるソン・ソンミが、画面の端の方でチョコチョコ登場していたのですね・・・。

コ・ヒョンジョンも、ソン・ソンミも、ほぼノーメイクで登場してしまうのだからスゴイですよね。

途中でフェイド・アウトしてしまうキム・テウは、今回もやっぱり情けなかった。
(当然か。)
妻子持ちのくせに、キスしただけで「恋人」と呼んでしまうこと、基本お堅いお国柄とは言えど、カワイイ天然ですよね。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルⅩ『女教授』

Onnakyoju日本でもおなじみのムン・ソリとチ・ジニによるエロティック・コメディ。

一応、【R-18】指定となっていますが、思ったよりエグくはなかったです。

知性と美貌を兼ね備えた大学教授ウンスクは、地方都市の環境保護団体のリーダーで、周囲の男たちからの注目の的。現在、取材で知り合ったTVディレクターと不倫中。
そんな時、人気漫画家のソッキュが客員講師として大学に赴任。実は二人は高校時代の同級生で、他人には言えない秘密を共有して、20年振りの再会だった。
複雑な関係の中、ウンスクに想いを抱いていたユ講師の嫉妬がエスカレートして・・・。

ヌードを辞さないムン・ソリの妖艶な演技はサスガ。
かなりアクロバティックなポーズを決めています。
清純な女性から障害者、ごくごく普通の母親、オールドミス・・・何をやってもピタッとはまります。

でも、相手が『犯罪の再構築(ビッグ・スウィンドル)』のパク・ウォンサンというのは・・・。

チ・ジニとの×××を期待していたお姉様方、残念でした。

チ・ジニは、日本に紹介されたのは、いい人のキャラが先行しましたが、ここでは周囲に挑発的で粗雑な男っぽい元・不良学生(の弟)という役を演じています。
ファンの方には、たまらないのだろうなぁ。

最新作は崔洋一監督の韓国映画『壽』とのこと。
かなり気になります。

しかし、韓国らしいブラック・コメディなので、二人の不幸を表現するために、二人が親しくなると・・・、って言うのは、如何なものだろう。
結構、後味の悪さは残りました。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『WHITE MEXICO』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Whitemexicoこの映画、「大江千里のファンであること」が条件のような感じもします・・・。

主人公の置かれている設定は非常にシリアスなのですが、のんびり和やかな気分になれるロードムービーでした。

好きですね、この感じ。

妻を亡くし、高校生の娘と向き合うため、多忙を極めた自動車雑誌の編集長という職を捨てて、コンビニ経営を始めた佐藤。
その最愛の娘も、万引き犯を注意するという正義感が仇になり、チンピラにナイフで刺され、殺されてしまう。

一方、ロシア人パイロットの祖父が祖母の墓参りに訪れた青森で急死し、そのあと始末にやって来たクォーターの娘パステル。祖父の遺したのは、飛行機ショーに穴を開けた違約金と、当日、飛び立つはずだった年季の入った黄色い飛行機。

二人は青森行きの長距離バスの停留所で出会い、ともに旅することになる。

コンビニ強盗への復讐を果たしたばかりの佐藤は、コートの下にピストルを隠し、ドサクサに紛れて盗んできた大金の入った紙袋を抱え、メキシコのプロレス団体に寄付するのだとう言う・・・。

千里さんが映画のために書き下ろした新曲が流れたりもするのですが、PVっぽい構図もあったりもして、なかなか面白かったです。

千里さんの主演映画って、いつ振り?
『君はボクを好きになる』、『スキ!』を観た時は、10代だったよね?(ギリギリ?)
真田さんと共演した『コール』(だったっけ?)は観てないんだよなぁ・・・。

前半は、髪バサバサだし、ヒゲ面で、とことん無表情。
この後、どうなっちゃうんだろう?って感じ。

後半、パステルの勘違いから警察から逃亡しなければならなくなって、二人旅になるのだけど、そこから二人は打ち解けて、いつものキラキラな表情を見せてくれます。

45歳の男と20歳の女という親子ほど年の離れたカップルの誕生!?です。

少し怪しい日本語を話すロシア系クォーターを演じたティアラは、沖縄出身のモデルさん。
ロシア人っぽく見えたし、今後も面白い素材なんじゃないですか。

ブラザー・トムや熊さん(鉄の芸術家・篠原勝之)も良い味だしています。

千里さん、たまには映像の仕事もやってくれないかな。
正直、45歳の父親役というのは、見ていて少し照れ臭い感じもするけど、40代にしか出せない世界ってあると思うのですよね。

二人乗りの黄色い飛行機に乗って、何処まで行こうか・・・。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Evaエヴァンゲリオンが流行っていた時は、既に大人だったので、知っているという程度で、ファンということでもないのですが、今回はリニューアルということで、乗っかってみました。

「EVAって難解」という先入観があったけど、いきなり使徒が襲ってきて、考える余裕を与えずにその世界にポーンと投げ込まれて、快感でしたね。

第3新東京市に到着した14歳のシンジは、突如現れた使徒と呼ばれる巨大生物と国連軍の戦いに巻き込まれた。
疎遠だった父の部下だと言うミサトという女性に助けられ、特務機関ネルフの本部で漸く父と再会した彼は、人型兵器に乗って、使徒との闘いを強要される。

TVで言うと6話分をコンパクトにした内容なので、難しいという感じはなく、「で、次はどうなるの?」的な、第2弾、第3弾への興味をつなぐ導入部となっていました。

でも、ミサトの家のペンギンのエピソードはなくても良いのでは、と思ったのですが、こういうお遊び的なシーンは入れとかないとコア・ファンに申し訳ないのかな?
所謂、“サービス、サービス”、なのですかね?

映画の内容自体は上手く出来ていたのですが、それ以外は新参者にはキツイですよ。

家に帰って、復習したいじゃないですか。
パンフとか読んで。

でも、このパンフ、新作カットとか映像はキレイなのですが、ストーリー紹介とか、人間相関図とか、ないんです。

庵野監督のメッセージとか、再構築に至った経緯、製作過程の技術の紹介、宇多田の主題歌とサントラ・・・。

「そんなん無くても知っているでしょ!」ってことなのかな?

紀伊国屋で解説本とか買おうかな、とか真剣に考えちゃいましたよ。
買ってないけど。

ミニシアター系の新宿とうきゅうスクエアから、広い新宿ミラノ1に格上げ。
しかも、満杯!!

今度、TSUTAYAで旧作のDVDを借りて、観よ。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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『サッド・ヴァケーション』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Sad_vacationこれ、スゴク良い。
今、一押しです。

同じ北九州という舞台にした、11年前の『Helpless』と7年前の『EUREKA ユリイカ』という別々の作品が、交差したら・・・。

中国からの密航者の手引きをしていた健次は、父親と死に別れた5歳のアチュンを引き取るために組織から足を洗う。
夜の街で運転代行を始めた健次は、客として出逢った高級クラブのホステス・冴子と付き合い始める。
そんなある夜、運送会社の社長・間宮の車を運転したことから、5歳の時に自分を捨てた母親・千代子と再会する。復讐心を秘めながら、間宮運送の仕事を手伝うために、母親と暮らし始める。
その家には、バスジャック事件の生き残り梢、免許剥奪された元・医師の木島、ヤクザに追われる後藤や中西等、他に行き場所を失った、一癖も二癖もある個性豊かな人々が、まるで家族のように生活していた。

浅野忠信、宮崎あおい、オダギリ・ジョー、板谷由夏・・・。
現在の日本の映画界を牽引する演技派俳優が集結していて、2時間16分という時間が、アッ、と言う間でした。

特に石田えりさんの演じた母親は強烈。

実年齢では、息子役の浅野君は34歳で、えりさんは47歳で、親子役としては「?」なのですが、そんなことは超越していました。

母親は強い。
女は強かだ。
そして、怖くなるほどに、深~い愛情を持っている生き物なんだ。

と教えられたような気がします。

いつもはヘタウマな演技が味な浅野君ですが、北九州弁のセリフのせいか、普通に見えました。
ある意志を持って母親の懐に入っていきながら、呑み込まれ、母親の意図する通りに行動してしまう優しい男に見えましたよ。

宮崎あおいは、『ユリイカ』の梢役を引き継いでいるのだけど、母子の確執を描く本流のストーリーの中では脇に周っていて、勿体ない感じもしました。
しかし、こういう陰に入った役を雰囲気を持って演じさせたら、上手いんだよなぁ。
ただ、『NANA』や『ただ君』みたいな明るい感じも観たい!

サイドストーリーとして、父親の葬儀の後に姿を消した設定なので、彼女を探す光石研さん、斉藤陽一郎さんのコンビは絶妙。
特に、『Helpless』で健次の親友、『ユリイカ』で梢の従兄という3作品の共通キャラの秋彦を演じる斉藤さんは、間宮家の世界観を語らす上でのポイントだったかな。

そして、オダジョーは完全に脇に徹していて、自由にノビノビしています。
皮肉屋なので、イチイチ引っ掛かるような口調で話していて、嫌な奴なのかなぁ、と思ったら、仕事サボって景色のきれいなところ連れて行ってくれたり、実は梢のことが気になっている様子もあるし・・・。
オダジョー好きは必見です。

福岡出身の板谷由夏の演じる冴子も、高級クラブのホステスにしては擦れてなくて、可愛い女でした。
復讐に燃える男の全てを愛し、受け止める、情の深い九州女。
でも、出番、少ないかも・・・。

石田えりさんのバリバリの母親像、新しいいのちを宿す板谷由夏の美しさ、そして、いつか母になる宮崎あおいが見せる母性・・・。

ラストの方で、オダジョーの身を隠すように、抱きかかえるあおいの表情はマリアのように清らかで、美しかった。

そして、火葬場で「男の人たちは、勝手にしたらええんよ」と笑う石田えりさんは美しく・・・やっぱり怖かった。

青山真治監督は、ベネチア映画祭でのインタビューで、いつかまた、浅野君、オダジョー、あおいを使った作品をつくりたい、と言ったそうで、それはそれで楽しみですね。

前作は知っていれば越したことはないけど、知らなくても十分に理解できる筋書きになっています。

DVD借りて、おさらいしよ。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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『サイボーグでも大丈夫』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Cyborg『復讐三部作』のパク・チャヌク監督らしくないファンタジー・ラブストーリー?
らしい、と言えば、らしいような気もするのですが・・・。

若手演技派のイム・スジョンと、映画初挑戦のチョン・ジフンこと “ピ” の共演による不思議な物語。

おかしな想像でいっぱいの新世界精神病院。
ある日、自分がサイボーグだと信じ込んでいる少女・ヨングンが、ここにやってくる。蛍光灯、自販機などに話しかけるヨングンを、人々は理解することができない。
他人の物なら入れ歯から癖まで何でも盗むのが得意な男・イルスンは、そんな彼女を注意深く観察する。
食事の代わりに電池を舐めていたヨングンは、栄養失調で衰弱していく。心配したイルスンは、彼女を助けるために世話を焼くようになる。

小っちゃな子がガラクタで一杯のオモチャ箱をひっくり返した感じ、と言えば理解していただけるでしょうか・・・。

大人目線で観ると、映画の中の医師や看護婦、ヨングンの家族のように、彼等の振る舞いに面食らうかもしれません。

この病院の入院患者たちって、それぞれがマイペースに生きていて、楽しそうに見えてきます。

多分、ピ君が演じている青年が、母親に捨てられたトラウマを抱え、盗み癖が付いて捕まるが、善悪の判断がつかない統合失調症で病院に入れられた、と言う設定なのですが、人の特徴を観察して自分のものにするという特技も含めて、割りと健康な人に近い感覚を持っていることも関係しているのかな?

「上着を脱いで、上半身裸になって」とか、「濡れた靴下を脱いで」というヨングンに「全身ビショ濡れだよ」って返事してみたり・・・。
そういうところは普通の健康的な男の子らしい、スケベさだったりして・・・。

でも、「食事をすると機械が錆びる」と信じているヨングンを説得するための作戦は、子供が好きな人のために走り回って、手作りのプレゼントを作る感覚で可愛らしい。
ノリは、ままごと遊びに「母の日の肩叩き券」・・・?
最後に過去と決別して、大人になった表情も良い。

細い目を精一杯見開いて驚いた表情や、チョット困って小首をかしげる感じ、ヨングンの境遇に同情して涙するシーンなど、チョン・ジフンという素材の良さを活かしたキャラ作りを感じました。
この辺は、さすがパク・チャヌク監督、なのかな。

そして、眉毛を肌色のドーランで潰して、不健康なメイクでキワモノを演じきった、イム・スジョンもスゴイ!

二人の純粋さを基準にすると、自分の仕事や世間体のために、痴呆症の姑を介護施設へ、自分をサイボーグだと言い張る娘を精神病院へ入院させてしまう母親や、治療と称して手足を拘束したり、電気ショックを与えたり、食べても吐いてしまう人間に無理矢理管で流し込んだりする病院関係者の方が病んでいるように見えるかもしれない。
そこは狙い通りのはずなのだけど。

1回だけでは少し難解。でも、2回も行くのは悔しい・・・。

韓流は下火になったとは言え、朝からずっと立見が出るほどの盛況でした。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルⅨ『拍手する時に去れ』

Hakushu大好きなチャン・ジン氏のクライム・コメディです。

シネコリ2006で観て、韓国でDVDを入手しているので、今更観なくても・・・なのですが、やっぱり大きなスクリーンで観たくて、観て来ちゃいました。

ホテルで起きた女性コピーライター殺人事件をめぐり、犯罪撲滅キャンペーンの一環としてTV放送される48時間生放送のバラエティ番組の中で展開される検察官と容疑者たちの攻防を描く、コメディです。

事件から2時間後に容疑者が捕まり、簡単な事件のはずが、他の人の証言や証拠固めをしていく内に容疑が崩れ、誰が犯人なのか分からなくなり、検察官の勘とハッタリでとりあえずの解決をするのだけど・・・。

初見の記事は、こちらです。

CINEMA KOREA 2006 <1>

実力派同士の共演ですが、改めて観るとシン・ハギュンの出番はそれほど多くはなかったですね。
前半のインパクト強いので、出ずっぱりとばかり思っていました。

シン・ハギュン演じる弟は、愛する姉が苦しむ姿を見たくないから、姉を殺して自分も死ぬつもりだったのに、一人取り残されて、逆に、キム・ジス演じる姉は、愛する弟に結構な遺産を遺してあげることが出来た、という姉弟愛の物語、って捕らえ方もできるのかな、と言うのは今回の発見でした。

シャーマンが事件解決のポイントになっていたり、ホラー的な要素が入ってきたり、何でもありで、本当にTVのバラエティ番組を見ているよう。

それでも散漫な印象がないのは、監督の手腕なのかな。

観て損はなし。

(満足度:★★★★☆・・・初見時、オススメ度:★★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルⅧ『レストレス~中天~』

Chutenん~、実際どうなんだろう?
ラブ・ファンタジーって?

韓国人出演者による、全編中国ロケで、衣装は日本からワダエミが参加したスケール感のある作品。
流行の中国歴史任侠物の路線ではあるのですが・・・。

救うことが出来ずに死なせてしまった恋人を忘れられずに生きているイグァク。
退魔士となり各地で怨霊退治をしていたが、仲間たちが起こした反乱のため、作戦に参加せずに生き残った彼は、お尋ね者になっていた。
ある夜、いつものように逃亡中、休んでいた寺のお堂で、死の世界の結界が壊れ、死んだ魂が転生を待つ場所、“中天”に入り込んでしまう。
イグァクは、この場所で死んだ恋人と再会するのだが、彼女は中天を守る天人となるため、全ての記憶を失っており、彼に懐かしさは覚えるものの、思い出すことが出来なかった。
中天は怨霊の反乱で危機に瀕していたが、その反乱を起こしたのは、かつて退魔士としてイグァクと共に闘い、元の世界での反乱で殺された同僚たちであることを知る。
そして、彼らの標的である中天を救う力を持つ霊体の首飾りをつけたソファを、今度こそ守り抜くために、強力な怨霊と化したかつての仲間たちとの運命的な対決を避けては通れない状況に追い込まれていた・・・。

チョン・ウソンは佇まいだけでも格好良いし、その長身で繰り出すアクションもいけている。

相手役のキム・テヒは、とにかく美人。
先週、ソウルのチングが東京に遊びに来ていたのだけど、飲みに行って出た話題で「今、韓国で一番キレイなのは彼女じゃないかな」と言っていました。

でも、それだけ。
他に見どころらしい見どころが見当たらなかった。

魂の再生を待機する場所が舞台ってのが、現実的ではなくて良くなかったのかな?

いや、でも、僕の大好きな『スカイハイ』の“恨みの門”も、よく考えると一緒だなぁ・・・。
特に、映画版では、死者を蘇らせたり、番人のイズコの危機を、生前の恋人が時空を超えて闘うという設定なので、似ているのかも。

古典的なプロットなのだろうけど、何か中途半端でした。

【輪廻転生(リーインカーネイション)】、【永遠の愛】をやりたかったのなら、他の方法もあっただろうし・・・。

そう言えば、かなり前の話ですが、カン・ジェギュ監督のヒット作『銀杏の木のベッド』の前世の世界を描いたラブ・ファンタジー『燃ゆる月(タンジョクピヨンス)』も、前評判ほどは盛り上がらなかったんだっけ。

今回も、ホ・ジノ氏とか名優を揃えただけに、もったいない印象が残りました。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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【ラグビーW杯フランス大会】日本vsフィジー(ビデオ観戦)

朝、ビデオで結果だけ見ようと思ったら・・・、
「残り時間3分です」ってところで、プツンと切れた。

5分間ほどズレたのですね。

やられた、日テレ・・・。

朝のニュースでは、一昨日のサッカーA代表、昨日の五輪代表ばかりでした・・・。

仕方がないのでネットで調べたら・・・、

結果は、31-35でした。

・・・惜しい!

今大会の日本代表は2勝が目標で、フィジー戦は落せない試合でした。

とは言え、対戦成績的にはフィジーの方が上だし、直前のパシフィック・ネイションズ・カップでも、前半の善戦するも後半に突き放されている。

それでも、負けない相手だと信じていた。

前半は9-10の接戦。
将太郎のPGが神業的に決まっていたようだ。

後半も、ビデオが切れた直後の38分にトンプソンがトライを決めて、将太郎がコンバージョンを外すも、残り時間をフィジー陣内で攻め続け、22-25でタイムアウト・・・。

コンバージョンを決め、相手のペナルティを誘えば、PGで逆転していた・・・。

記事を読んでいるだけで、鳥肌モノ!

早くビデオ観たいよぅ!

SH・吉田朋生が負傷して、矢富に代わるも、矢富も負傷退場。
確かにビデオ観た時に、SO・ロビンスがSHに、CTB将太郎がSOに入っていたなぁ。

駒がないから仕方がないけど、ロビンスは元々CTB/FBで招集なんですよね。
大畑、栄次のリタイアで、SOに入ったのだけど。
バックスではオール・ラウンドなんだなぁ。
スゲェなぁ。

加えて、FB・剛チャンの代わりにWTB・ロアマヌが下がって、ザワが投入されている。
ザワのFBは日本代表では怖くて観ていられないかもなぁ・・・。
サンゴリアスでも、ドキドキだったもん!

「フィジー戦は主力チームで」という言われ方していたけど、後半、この不慣れなメンツでよく守り切ったなぁ。

早く、早く、ビデオを!(禁断症状が・・・。)

今は「善戦ではなくて、やっぱり勝たなくちゃ」という部分と「JKになって、ホントに進化しているんだなぁ」という部分でゴッチャな気分です。

残るは、ウェールズ戦とカナダ戦。

正直、ウェールズに勝つのは厳しいけど、AチームとBチームの良い部分をミックスして、戦って欲しい。

そして、カナダとはライバルとして何度も対戦し、勝利もしているチーム。
相手も、日本が勝ちに来ていることは知っているはずだし、特にワールドカップでは負けられないという勢いで来るはず。

この2つに勝ったら「奇跡」って言われるのかもしれないけど、僕は「奇跡」なんか起きなくても、勝てる相手だと信じたい。

隆道の膝の負傷によるリタイア(全治3-4週間なので、トップリーグには“余裕で”間に合いそう)で、アツい男が見られなくなったことに少しガッカリしていたのですが、なかなかどうして、イケそうだぞ!

ガンバレ、ニッポン!
We believe ...

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『HERO』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Hero僕は好きだな、この感じ。
終わり方がどうであれ。

山口から東京地検城西支部に再赴任した久利生公平は、簡単と思われたビル警備員のサラリーマン傷害致死事件の裁判を任された。
しかし、犯行を素直に自供していた容疑者が、初公判では一転、全面無罪を主張して来た。彼を弁護するのは元検察官で無罪獲得件数日本一の蒲生一臣弁護士。
大事件専門の有名弁護士が小さな事件を担当する裏には、政治家の汚職事件が絡んでいることが分かってくる。
そんなことは我関せず、事件の証拠が韓国にあると突き止めた久利生は、事務官の雨宮と共に、釜山で潜入捜査を開始する。

「連続ドラマをやっていた当時、阿部チャンはゴールデン枠ではまだNo.3のポジションだったのね」とか、時の流れを感じつつ。

豪華なレギュラー陣はそのままに、加えて超豪華なゲストを迎えて、事件はスケールアップしても、久利生公平と雨宮舞子たち城西支部の面々は相変わらずなのが、ニヤリとさせられます。

前半は、現場検証する久利生と雨宮の前に現れる松本幸四郎さん演じる蒲生のことを「誰?」「さぁ?」と言ってみたり、ホリではなくて本物の「待てよッ!」が飛び出したり、割りとツボにはまりました。
親子シーンは、もう少しあっても良かったかもなぁ。

後半は、法廷での対決シーンが主になっていくのですが、久利生公平、アツすぎる!
つい「くだらない事件」と本音を口にする花岡代議士に対して、「これは命の重さを知るための裁判だ」と啖呵切るところ、(本当はその前辺りから、)涙がこぼれてしまいました。
最初はワイドショーに映ったり、名声欲しさだった、城西支部のメンバーも見事なチームワークを見せてくれるし・・・。
いやぁ、この作品でこんなに感動するとは思わなかった。

話題の釜山のシーンはですね、必然性はなかったかなぁ・・・。
キーワードとなるセリフをイ・ビョンホン氏に言わせるためだけに、用意した感じ・・・。
ビョンホン氏も、電話の声ではたくさん出てくるのですが、姿を見せるのは2シーンだけ。

それでも、やっぱ格好良いなぁ。

って、こういうところで書いちゃうと、お姉さま方は劇場に行っちゃうんだろうなぁ。
いや、是非是非、観に行って、確認して下さい。
本当に格好良いので。

今度、釜山に行ったら、ロケシーンのいくつか見に行ってみようかな。
海から続く、長い階段の上の家、気になりました。

それと広安里のスープ屋さん。
チャングッジャンは食べたことないので、前から食べてみたかったんですよね。

そうそう、来月の釜山国際映画祭では、オープンシアターで上映するらしいです。

キムタクは韓国でも有名な俳優ですので、地元っ子たちにどう受け止められるのでしょうか?
少し、興味あります。

で、ラストシーン。
個人的には、松さんの韓国語とキムタクのスペイン語で、主題歌イン!(おっ、宇多田じゃない!)、で良かったと思うのですが・・・。
まぁ、二人の関係にヤキモキしていた方も多いと思うので・・・。

・・・終わり方はどうであれ、本当に楽しめました。

さてさて、予習の必要性ですが・・・。
連続ドラマは観ていなくても楽しめるのですが、花岡代議士絡みの山口での事件を描いたSPはチェック入れておいた方が良さそうですね。
でないと、「中井貴一さんと綾瀬はるかは、何?誰?」ってことになりかねません。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★☆)

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韓流シネマ・フェスティバルⅦ『愛するときに話すこと』

Aisuruハン・ソッキュと『チャーミング・ガール』が印象的だったキム・ジスの少しほろ苦い大人のラブストーリーでした。

町の親切な薬剤師・イングは、知的障害を持つ兄の世話に追われ、自分の恋愛はいつも後回しだった。
東大門で贋物ブランドのデザイナー・ヘランは、美人でスタイルも良いが、亡くなった父が残した多額の借金のため、ギリギリの生活で、やはり恋愛は後回し・・・。
元婚約者が結婚すると知ったイングと、寝付けずに強い睡眠薬を買いに来たヘランは、睡眠薬よりもビールの方が眠れる、と飲みに出掛けたことから交際がスタートする。
しかし、順調に二人の愛が深まっていくに連れて、それぞれが抱える現実は更に重く、困難を極めていく・・・。
二人の恋愛は、結実することが出来るのか・・・。

ハン・ソッキュでラブ・ストーリーというと『八クリ』ですが、あの名作は本人が消えゆく命の中で出逢ってしまった恋の切なさを描いたものでした。

しかし、こちらは本人がどうのというよりは、周囲の状況が変化していく中で、恋愛に不器用になってしまった青年と呼ぶには若くない朴訥な男と、困窮極まりない生活から人を愛することを忘れてしまった荒んだ女が出逢い、熱く情熱的な想いはないけれど、軽い遊びとも違う感情を、静かに育てていく物語。

このところ演じることの多いダーティな面を持った刑事とか強面の役も良いけれど、声優出身だけに甘い深みのある声は元々がメロ向きだし、こういう優しい印象の役も悪くはない。

ヘラン役のキム・ジスは、美人だけどガサツな女性を演じます。
怒鳴ったり、大酒飲んで酔っ払ったり、警察に告げ口した(?)隣りの店の女にパッチギ喰らわせたり・・・。
いい感じです。

主人公よりは少し下の世代のチョンガーですが、それなりに抱える物だったり事情だったりがあって、素直になれなかったり、「失わないように、壊さないように」て行動することが、面倒になってしまうことだってある、とリアルに感じます。

映画は回答を提示せずに、余韻を残したままに終わります。

何となく、素敵な未来が続いていたら良いな、と思いながら、席を立ちました。

イ・チャンドン監督作品で助監督を務めていた、ピョン・スンウク監督のデビュー作というのは、ハン・ソッキュらしい選択ですね。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆・・・大人向け)

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韓流シネマ・フェスティバルⅥ『甘く、殺伐とした恋人』

Amakuこれ、ムチャクチャ面白かった!

いわゆるスター俳優なしの低予算映画ながら、口コミだけで観客が増え続け、3週連続1位という快挙を成し遂げた作品です。

単なるラブコメと思って観ている内に、事件が起きてスリラーとも、ミステリーとも言えない、ブラックな世界に突入していく、カテゴライズできない面白さが待っています。

知的で紳士的な大学講師・ファン・デウは、女性と恋愛に対して体質的に拒否感を持ち、30歳を過ぎて、たった一度もまともな恋愛が出来なかったほど気が小さい性格の持ち主。そんなある日、部屋の掃除中にギックリ腰になり、一人身の寂しさを募らせていく。
ある日、デウは親友の悪戯で、同じマンションに住むミナにデートを申し込むことになるが、彼女はデートの申し込みを受け入れる。恋愛超初心者のデウの表現と行動に、ミナは戸惑いを隠せないが、いつの間にか彼の純粋さにはまって、2人の恋愛はスタートする。
しかし、愛が深まるほどに、彼女への疑問が増えていく。
読書が趣味なのに、ロシアの文豪・ドストエフスキーの『罪と罰』も知らないし、美術学生なのに、自分の部屋に飾っている絵の作家・モンドリアンも知らない。(オマケに上下逆!?)
知的なミナと全然似合わないルームメートに、ヤクザ風の元カレが押しかけてきたと思ったら、全身を土まみれになって帰宅する。
更には、彼女の名前は“ミナ”ではなく、“ミジャ”だと知ってしまう。
彼女の正体は一体・・・。

『シュリ』でコネ入局の坊っチャン捜査員を演じたパク・ヨンウが、恋愛経験ゼロの大学講師を気味悪くならないところで、かわいらしく演じます。
韓国人っぽく言うところの「キュート」な感じです。
(韓国人は、男子に対してキュートって使うんですよね。なぜなんだろう?)

この作品でブレイクしたチェ・ガンヒは、デウの前ではイタリア留学を控えた知的で優雅な美術大生、しかし本当は・・・。
極端だけど、女の子の裏と表をきちんと演じ分けています。

ラストシーンは、シンガポール。
研究者として成功するだろうデウと、一生○○生活のミナは、また何処かですれ違いを繰り返せたら、素敵な関係になれるのかもね?

予想不能なストーリーは、ブログでどうこう云うよりも、観て頂けてこその面白さです。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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【ラグビーW杯フランス大会】オーストラリアvs日本(TV観戦)

いよいよ、始まりましたね。

TVの前に座っていたら、やっぱりフランス行きたかったなぁ。

第1戦は、黄金のジャージ、オーストラリア・ワラビーズ。

今回の優勝候補であり、世界ランキング2位ですから、勝利は難しいですが、善戦して、次のフィジー戦につないで欲しいし、「ニッポンやるじゃん」ってところを見せて欲しかったのですが・・・。

1 山本正人
2 猪口拓
3 山村亮
4 熊谷皇紀
5 ルアタンギ・侍バツベイ
6 渡邉泰憲
7 佐々木隆道(ゲームキャプテン)
8 木曽一
9 矢富勇毅
10 小野晃征
11 小野澤宏時
12 ナタニエラ・オト
13 平浩二
14 北川智規
15 久住辰也

ジャパン史上最年少23歳でゲームキャプテンを任された隆道選手に注目しましたが、膝を負傷して途中退場するまで、良いタックルに入っていたし、キャプテンとして円陣では声が出ていたし、とにかく良い顔してました。
今日は残念だったけど、ケガを治して、また3戦目、4戦目でキャプテンという重圧のないところでも、大暴れして欲しい。

その他では、オト、平君のCTBも良かったんじゃないですか。素早い動きで前に出て、ディフェンス出来ていたし、攻撃の突破役も買っていた。
(最後までつながらなかったけど・・・。)

マンキチ、木曽等のベテラン勢も攻撃を止めていたと思う。
フォワードはもっと押されると思ったけど、スクラムもラインアウトもそれなりに出来ていて、圧倒的に不利ということもなかったのでは。

追加招集のWTB智規は「ケガで帰国した2人のために」と走っていたし、FB久住はイマイチ分からなかった・・・かな。

ザワには良いカタチでパスが出ず、フラストレーションの溜まる展開でしたが、ライン際で相手選手を詰めるというタックルしないディフェンスで、トライ狙いからキックにさせるという仕事してましたね。
次の試合では思いっ切り走らせてやりたいですね!

と、日本の良かったところを並べてみましたが、それ以上にオーストラリアは素晴らしかった。
格下の日本相手にベスト・フィフティーンをそろえて来て、初戦がいかに大事かを示していました。

SHグレーガン、SOラーカムのゲームコントロールは見事。
特にグレーガンは何度も来日しているので、生でも観たことありますが、この試合でも速い球出し、サイドを駆け抜ける突破力、内に入ると見せかけてそのまま外に放ったノールック・パス・・・スゴイ!
世界最多のキャップ数を持つ彼は、代表は多分これで最後らしいですが、また、日本に来てくれないかなぁ!

再三トライを決めたCTBモートロック、FLエルソムの突進は見事だったし、豪州一の年俸男CTBギテウの働きも好きだなぁ・・・。

前半の善戦空しく、隆道の退場、大差がついてしまった後半10分以降は良いところがないまま、終わってみれば91-3の完敗でした。

日本としてはNZ戦で記録した145失点以来の大敗で、W杯では歴代6番目のワースト記録だそうです。

日テレの清宮さんの解説は分かりやすかったんじゃないかな。
ラルフの慣れない実況をフォローして、小野が無人のスペースに蹴り込んでも誰も走っていなかった時、矢富がラックサイドでチョン蹴りした時、結果が出る前に「あっ、これは失策です」と早かったですね。
後半はオーストラリアのプレイの賞賛に走っていましたが・・・。

次のフィジー戦は、箕内キャプテン率いる春から主力として活躍してきたメンバーで、勝利を狙います。
フィジーは勝てない相手ではないと思うので、今日の悔しさと、時折見せた光るプレイを引き継いで・・・。

ガンバレ、ニッポン!
We believe ...

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『Life 天国で君に逢えたら』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Lifeドキュメンタリーも見たことがあったので、泣けるだろうことは予想はしていたのですが、泣けましたね。

しかも、悲しいところではなくて、喜びの涙だったり、応援のためだったり・・・。

海岸で出逢ったプロ・ウィンドサーファーの夏樹と寛子は、お互いに一目で恋に落ち、付き合い始めてすぐに結婚を決意する。
しかし、マイナーなスポーツ故に、手弁当で世界中の開催地を転戦しなければならず、貧乏で、食べるものもなく、野宿やモーテルでのその日暮らしの毎日。それでも、子供の頃に父親に捨てられた寛子は、愛する夏樹と共に生きていくことが楽しく、決して弱音を吐かず、甲斐甲斐しく身の回りの世話をしていた。
やがて、大会でも優勝できるようになって、ハワイで挙式できるまで、生活は安定してくる。
長女を妊娠・出産後は、寛子は大会への同行は出来なくなり、ハワイの自宅に定住することになるが、4人の子宝にも恵まれ、幸せな日々を送っていた。
ある日、体調不良で倒れた夏樹は、日本の大学病院で受けた精密検査で、肝細胞ガンで余命僅かだと宣告されてしまう・・・。

主演の大沢たかおさんは、これだけ色々な映画に出ていて、都度違う顔を見せてくれるので、次は何をしてくれるのだろうか、と期待してしまいます。

難病モノでは過去にも『解夏』でも患者を、『眉山』ではガン患者と共に闘う心優しい医師を演じていて、印象に残っていますが、これも代表作と言える作品になるのではないでしょうか。

プロ・ウィンドサーファーとしての爽やかで格好良い姿や寛子との【バカップル】ぶり、父親としての優しさ、広さ、病気になってから特に鬱病の時の鬼気迫る姿、そして、全てを悟り、自分らしく生きていこうとインターネットを通じて、人を励まし、励まされる日々・・・。
一つの作品の中に、色々な「大沢たかお」が凝縮していたような気もします。

そして、この作品の伊東美咲は、素晴らしく良い出来。
正直、ここまで出来ると期待していなかった。

コメディ・ドラマの彼女は、頑張り屋のキャリア・ウーマン役が続いていますが、わざとらしいと言うか、無理して作っている感がしていました。

しかし、ここでの彼女は、セリフは棒読みながら、すごくナチュラル。
特にハワイ・ロケのシーンでは、小麦色に日焼け(かつて映画『波の数だけ抱きしめて』で中山美穂も施した全身ドーラン?)していて、髪型もサーファーの女子っぽいし、イイ感じで似合っていました。

どんな苦境でも弱音を吐かず、明るく、最愛の夫を支え続ける、たくましい女性に見えました。

ハワイでは、本物の寛子未亡人がほぼ毎日撮影に付き合ってくれていたそうで、目の前に本物がいて、その感覚を直接触れることが出来たのが良かったのかもしれません。

それから、物語の視点を夏樹でも、寛子でもなく、長女の小夏にしたのは正解かも。

重苦しい闘病シーンは少なめになっていて、夏樹、寛子、小夏の心の変化を丁寧に追っかけていたと思います。

川島海荷チャンは、『誰よりもママを愛す』や『役者魂!』でも、チョット生意気な女の子を演じていましたが、反抗期の小5の帰国子女という難しい役どころを好演しています。
実際には中学生なんだそうで、少し大人だからこそ出来る心理描写もあったと思います。

師匠役の哀川翔さんはサーファーにも見えない(失礼!)けど、家族も同然の後輩役の袴田君はサーファーっぽい(しかし、ウィンド・サーフィンをするシーンはない!)し、ヤンチャなチビ達の良き遊び相手のアンちゃんにもしっかり見えました。

そして、翔さんの奥さん役の真矢みきさんが、これまた良い。

自らの悲しみを胸に秘め、寛子以上に明るくて強い、太陽のような女性。
この役も、実在のキャラクターだそうですが、厭味なく見事に演じていました。

この人は何をやらせても、とにかく華がある。

随分前のことですが、新宿の歌舞伎町で本物を見たことがあります。
ドラマのロケで、クラブのママ役で和服姿だったのかな。
全身から「私が真矢みきよッ」ってオーラ、出てました。

いやぁ、良い映画を観させてもらいました。

映画が終わって、照明が付くと、一緒にいった人と顔を見合わせて、目が赤く腫れていないか、互いにチェックしたくなるはずです。

ハンカチ、必携!

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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『ショートバス』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Shortbus9・11以後のニューヨークを舞台に、男女の性生活の悩みを真正面から取り組んだ衝撃の話題作です。

予告編を観た時に、絶対に観る、と決めていました。

一度、映画館の前まで行ったら、すっごい長い列が出来ていたので、別の機会に出直して観たのですが、その回もほぼ満席でした。

中国系カナディアンの女性カウンセラー・ソフィアは、さまざまはカップルの悩みを解決するセラピストではあるが、プライベートでは自分自身もパートナーである夫との性生活に満足していない。
彼女が現在受け持っている、ゲイのカップルは相性ピッタリで幸せなはずなのに新たな刺激を求め、過激が売り物のSM嬢はごく普通の恋愛をしたいと望んでいた。
そんな悩みを抱えるニューヨークの男女が、「ショートバス」と呼ばれるアングラな場所に集まってくるのだった。

ファーストシーンから、ゲイのオ○ニーシーンで、度胆を抜かれました。

その後もソフィア夫妻のアクロバティックな体位でのベッドシーン(ベッドなかったか?)や、SMシーンが続きます。

全体的には、エロティックというよりも、生活の中のシーンという感じに撮っているように思いました。
「ショートバス」でのパートナーを入れ替え、入り乱れの乱痴気騒ぎは、非常にポップなアートのようにも見えます。

ある意味でボカシが目障りというか、その世界感を壊して、却ってエロティックなものに見せてしまっているようです。

【R18指定】なので、ボカシはなくても良かったのでは(いや、アカン、アカン!)、と思った位でした。

ジャン・キャメロン・ミッチェル監督は、海外で公開する時は修正は免れないことは計算づくで、「誰もが普通にしていることなのに、隠してしまう違和感を感じてもらいたい」というテーマをより強調できるのではないか、と考えたのだそうです。

とは言え、ゲイが3人、4人と登場してきて交えるのは、ダメな人は受け付けないでしょうね。

過激なセリフも多いのですが、男の僕としては印象に残ったのは、「女性の70%はオーガズムを感じたことがない」なんてデータも持ち出してきて、「皆、フリをしている」と淡々と言われてしまったこと。

・・・そうだったのか。

気付いてはいても、結構、ショックでした。

そういう過激な部分ばかりが注目されてしまいますが、ドラマとしても普遍的な部分をきちんと押さえています。

例えば、ゲイ・カップルのジェイムスは、現在の幸福を壊したくないから、恋人のジェイミーを傷つけずに別れるために、彼に新しいパートナーを見つけるように仕向け、一人消えようと計画しています。
そして、それは彼に憧れ、見つめ続けていた第4の男の出現によって、また別の方向に転がっていきます。

直前に観た『恋するマドリ』で菊池凛子が演じた女性、愛しすぎた男の前から突然消える女、に似ているかなと思いました。
また、二人に好意を寄せる周囲の人たちが、二人の関係修復に手を差し伸べるところも、ラブストーリーの王道を行っています。

男とか、女とか、そんな偏見を無視したら、意外な発見があるのかもしれません。

チョット変わった、かなり過激な、でも、決して特別なんかじゃない、普遍的な愛の物語でした。

興味のある人は是非に。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★)

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『恋するマドリ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Madori会社の先輩社員が「ガッキー、可愛いッ」とうるさいので、別に興味なかったのだけど、観て来ちゃいました。

出来ちゃった結婚で家を出ることになった姉と大ケンカして、大学の近くに見つけたアパートで一人暮らしを始めることになった美大生のユイ。
イスのデザイナーを目指す彼女は、偶然から学校の先輩でもある、部屋の元住人のアツコと知り合い、意気投合する。ケガをした同級生の代わりに行ったアルバイト先では、上の部屋に住むタカシの研究のアシスタントになり、やがて恋するようになる。
しかし、いくつかの偶然が重なって、アツコとタカシが恋人同士だったことがわかる。

ガッキーより、菊池凛子のしゃべり方ってルックスに合ってなくて、面白れぇ、って、そっちの方が気になったのでした。

しかし、二人並ぶと背が高い。龍平やピエールも高いので、バランスは取れていたが・・・。

ガッキーは女子高生役のイメージがあるけど、ここでは20歳の女子大生で、将来に悩んだり、格好良い男性に憧れたり、未練タラタラな元恋人同士の二人をもう一度くっつけようとしたり、等身大のキャラクターだし、ちょっとたどたどしいしゃべり方も作品の空気になっていて、良かったのではないでしょうか。

菊池凛子は、『バベル』のインパクトが強すぎるので作品選びが難しいと思うのですが、気負いがなく軽い感じのこの作品は正解なのでは。
建設現場を取り仕切る女性デザイナーには若すぎる感じもするのだが、キャリア・ウーマンだけど恋愛には不器用で、すごく好きすぎて、年下の男から逃げ出してしまう子供みたいな女性を矛盾なく魅力的に演じていました。
年下の女の子との友情というのも、悪くないですよね。

こんなにノーマルな(?)恋愛モノで会うとは思わなかった松田龍平君ですが、奈良の山持ちの跡継ぎで、愛する女性の気持ちに鈍感すぎる研究者という役を浮世離れした感じで演じていました。
こいつ、好意を寄せてくれている年下の女の子(ガッキー)の気持ちにも全く気付かずに優しくしているんだろうなぁ、と分かります。

プロレスラーの中西学が、引っ越し屋を兼業するレスラーとして出演しています。最初の引っ越しシーンだけなのかな、と思ったら、ユイのファンになってしまい、その後もチョコチョコ登場して、彼女を助けてくれます。
強面なのに、イイ奴という、おいしいキャラをゲットしています。

世良公則は、エッ!っていう設定で、頭の中で計算してしまいたくなります。
なかなかのポイントとなる役です。
成田空港へ急ぐシーンは爆笑で、なぜか羽田空港を目指していませんか!?
映画ならではの演出・・・で良いのかな?
前半、全くセリフなしで絵になっていたので、最後までセリフなしでも良かったかも?

でも、一番おいしいのは、同じアパートの住民役の、内海桂子師匠ですね。
要所要所で良いことを言いにフッと現れ、夕暮れの部屋での三味線のシーンも良いですのですが、最後のVサインが決まってました。
多分、そうだろうなぁ、とは思ったのですが、さすがです。

絶対観るべしとは言いませんが、観ればすごく優しい気分でニッコリなれる映画です。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルⅤ『手紙』

Letterタイトルだけでは気が付かなかったのですが、最初のチェ・ジンシルのナレーションを聞いただけで、「あっ、コレ観た」ことに気が付きました。

パンフレットには「ついに日本公開」とあったけど、既出じゃんか・・・。

まぁ、いっか。

公開当時、「メロドラマをやらせたらこの二人」と言う感じのチェ・ジンシルとパク・シニャンが主演する、98年観客動員No.1のこの映画は、人気がタイに飛び火して、リメイクが作られるほどの優れたラブストーリーなのですから。

国文学の教授になるために大学院で勉強しているジョンインは、美人な才女だけど、そそかしい。
森の研究所で植物の研究をしているファニュとは、電車に乗り遅れそうになって、走っているところにぶつかって、落とした財布を拾ってもらったことで知り合ったのだった。
そんな運命的な出逢いから、似た雰囲気を持った二人は一気に恋に落ち、結婚する。
ところが、ファニュは脳腫瘍で急逝。失意に沈み、本気で自殺を考えるジョンインだったが、ある日、彼女の元に生前のファニュからの手紙が届くのだった。

10年前のこの作品。
何より主演のチェ・ジンシルが若くて、可愛い!
彼女も、僕が韓国にハマッた原因の一人だったなぁ。
人気絶頂期のこの頃は、キャストの格付けも彼女の方が上なのですよね。
日本人なら知っているアスリートとの結婚-来日-休業・・・がなかったら、どうなっていたのかなぁ・・・。

韓国の男優の中では、パク・シニャンは好き俳優の一人なのですが、この役は、明るくて、純粋で、陰りのない役です。
最近の少しすれててダーティな面のある役の方が好きだな。

インチキ臭い程の笑顔の優男も、最愛の妻を最後の最後まで愛し続ける、意志の強い男でもあります。
後半は病人の役なので、最後の方はやつれていって、見るのも辛くなります。

若い頃から演技派だったのだと、改めて感じました。

伏線がいっぱい張ってあるので、勘が良い人は死後に届く手紙のトリックが分かってしまうかもしれませんね。

10月に公開されるタイ・バージョンも気になるところです。

(満足度:★★★★☆(・・・初見時)、オススメ度:★★★☆)

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韓流シネマ・フェスティバルⅣ『ミスター・ロビンの口説き方』

Mrrobinハリウッド作品にあっても可笑しくない位によく出来た、『春のワルツ』のダニエル・ヘニーと、“韓国のマドンナ”(韓国では言われていないらしい?)のオム・ジョンファの主演による、かなりオシャレなラブコメでした。

このオシャレ感、全編英語でいっぱいにした、ダニエルのおかげかも・・・。

外資系企業に勤めるOLのミンジュンは、盲腸の手術と偽って行った香港旅行を恋人にすっぽかされ、一人旅に。傷心のまま帰国した翌朝、脇見運転のため前の車と衝突し、乗っていた外国人男性とトラブルになるが、英語が分からないふりをする。しかし、その男性は、米国本社からやって来た新支店長のロビンだった。
美人なのに恋愛下手で、愛した男に尽くしてしまうミンジュンは、恋愛はゲームだと割り切る容姿端麗なエグゼクティブを口説き落とすために必死になるのだが、いつしかミイラ取りがミイラになって、恋に落ちていく二人・・・。

仕事の出来るキャリア・ウーマンと言えばオム・ジョンファにはピッタリ。
今回もバイリンガルのOLで、日本企業(会長役が夏木陽介!)のM&Aのために、スパイとなって英国企業の社員から秘密を聞き出したり、ダニエルや米国からやって来たアナリスト達と英語で会話したりと大活躍。
でも、恋はテンでダメという役は珍しいですね。
これまでもコミカルな感じはあったけど、ここまでカラッとした感じは初めてで、合っていました。
カラオケで歌って、踊るシーンもあるのですが、やはり演技なので、本気の歌を久し振りに観てみたくなりました。

ダニエルは格好良いですね。
絶対に生粋のアジア人では出せない雰囲気。
NHKのドラマでは吹き替えのイメージが強く、「ちょっと違うのかもなぁ」と心配だったのですが、英語の方が雰囲気が出ていました。
トレーニング・シーンでは上半身裸を披露し、クラジクワイ・プロジェクトのアレックスとの共演で歌も歌います。

アメリカンな雰囲気で進行しながら、ミンジョンのM&Aは日本を意識した方法を打つし、最後のオチは韓国っぽい【家族】に持っていく辺りも上手い。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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韓流シネマ・フェスティバルⅢ『角砂糖』

Kakuzatou火曜ドラマの『牛に願いを』だけは欠かしていないのですが、これは人間と馬の友情をテーマにした感動作です。

正直、もう少し掘り下げても良かったのでは、という部分もあるのですが、主人公と愛馬に絞り込んだことで、シンプルに泣けるのかな・・・。

舞台は済洲島。国営の馬牧場。
幼い頃に母親を亡くしたシウンは、“将軍”という名の雌馬を母親のように慕い、大きくなった。そして、生まれてすぐに母・“将軍”を亡くした子馬のチョンドゥン(雷)に大きな愛情を注ぐ。
ところが、父親がシウンの大学入試のために子馬は人手に渡り、離れ離れになってしまう。しかし、シウンは大学には進まず、騎手を目指しソウルへ行くことを決めていた。
それから、2年後のソウル。
騎手学校を卒業し、女性騎手として注目を集め始めたシウンは、男社会で八百長が横行する競馬界の本当の姿を知った頃、繁華街でチョンドゥンと運命の再会を果たす。

ほとんどスッピンで登場する飾りッ気のないイム・スンジョンが良いです。

髪型も高校生の時は肩より長めで、騎手になってからはショートです。両方とも今まで余りなかったかも。

アップが多いので、ファンには堪らないかも。

父親との確執は、もう少しあると良かったかな。
頑固親父も良かったですが、簡単に改心してしまうので、軍隊時代の上官で、今は牧場の使用人として働いている、オジサンが良い味を出していたかな。

『チング』で興行スターとなった後、出演した大作でこけてしまったユ・オソンは、久々ですね。

家族との関係が悪化しているが、馬への愛情は人一倍熱く、不器用な調教師を、演じています。

もう少し観たかったけど、特別出演の扱いらしいのですよね・・・。勿体ない。

馬の生産者の娘で、その馬を家族同然に愛している少女が、騎手として搭乗する、というのは余り現実味がないのかな・・・。
優勝したら、一人勝ちになってしまいますもんねぇ、と妙に覚めた自分もいたりなんかしました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

※追記
順番が多少前後しているのですが、今年150本目の映画でした。
パチ、パチ、パチ。

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Live! GANGA ZUMBA 【SUMMER SESSION UM】@渋谷AX

今日もLiveで~す。

昨日の斜向かいにあるSHIBUYA-AXで、GANGA ZUMBAの初の全国ツアーの東京Liveです。

ガンガと言えば、AXが定着してしまったなぁ。
まぁ、Zeppとかだと行くのは良いけど、帰りが面倒になるから、良いのですが。

基本的には新作のプロモとは関係のないツアーなので、ガンガとしての新曲はなしですが、これまでサポートメンバーだったドラムスの宮川剛さんが正式メンバーになったし、メンバー内のセッション・プロジェクトも華盛りということで、気合の入ったステージを見せてくれました。

まだ、広島、名古屋、大阪が残っているとのことですので、ネタバレの部分は文字の色を変えています。
ご注意下さい。

サプライズ1:
ユニコーン『すばらしい日々』のカバーを先行で初公開。
詞もメロディーも民生節全開なのに、スザーノのHookの刻むリズムと、フェルナンド・モウラのアンビエントなキーボードの音に、MIYAと高野君の声が乗るという、贅沢な出会いを楽しめました。

サプライズ2:
セッション・コーナーが、随所に散りばめられていました。

まず、公式サイトにもあります、CD発売した(する)二組から。

玲子先生とフェルナンドのセッションでは、玲子先生の哀愁のバイオリンの音色を堪能し、クラウディアのソロでは沖縄の島唄を、アルゼンチン産沖縄人というクラウディアの解釈で聴かせてくれます。
こちらでも玲子先生の二胡の音がもの悲しく、アジアンチックに奏でられます。

尚、ここでは高野君が「GANGA ZUMBA史上初のMC」を担当。
大拍手で迎えられます。
「MCだけで、喜んでもらえるなんて」と言っていましたが、次回からは高野寛コーナー、有っても良いんじゃない?
高野君ファンは、僕だけではないはずなんだけどなぁ。

また、スザーノ&フェルナンドがブラジリアン・コンビが、二人だけのセッションを聴かせてくれます。

これはスゴイ!

観客が「1、2、3、4」とカウントしながら拍手しているのですが、スザーノの緩急つけたリズムは、変幻自在。
日本人の拍手を、わざと外してみたり、また合わせてみたり・・・を繰り返していきました。

参りました。

サプライズ3:
今日はいつもより観客数が多かったような気がするのですが、どうだったのかな?
(前回はBチケットだったのに、かなり前に行けたのに、今日はAチケットなのにかなり後ろの方だった。)
まぁ、客のノリは良かったし、MIYAも楽しそうだったので、「もう1曲」って言うだろうな、と期待していました。東京公演だしね。

最後の曲が終わって、メンバーが並んだ時、僕もいつもより大きく、“タッ、タッ、タッ、タッ”と早めのテンポで、長めに拍手したら、他の人たちも同じ考えだったみたいで、案の定「もう1曲」となりました。

そう言えば、やらなかった『Why?』を演奏。
これは、燃えましたねぇ。

そして、この曲の演奏が終わったら、何と・・・・

「じゃあ、もう1曲だけ」と本編で演奏した曲をアレンジ違いでもう1回演奏してくれましたぁ!!

MIYAが「もう1曲」と言った時のメンバー(特にルイス)の「エーーーッ!!何するのぉ!?」って表情は忘れられないなぁ。

MCではねぇ、やたらに若手女性シンガーの絢香の話題をしてたな。
まず、「今、19歳?俺がデビューした時、1歳かぁ。」と始まり、Wアンコールの時も、「何しようかぁ、えっ、『三日月』?それは2次会でな。」と言っていました。

多分、秋の【寄り道】で演奏するつもりで練習していると見た!
東京公演は、金曜日の夜に亀有らしいのですが、絶対に無理なので、今回は諦めましたが、聴いてみたいなぁ。

Wアンコールがなければ、8時前に終了したはずなのに、終わってみればきっちり2時間超の楽しい、最高のLiveでしたね。

終演後、クラウディア、玲子先生、フェルナンドのCD販売とサイン会が実施していました。

クラウディア、玲子+フェルナンド、とベースのTatsuのプロジェクトの3枚を購入しました。

クラウディアは長蛇の列になっていて、結構待ちました。
MIYAのプロデュースだし、とにかく歌は上手いから、人気があるのも分かります。

玲子先生とフェルナンドは、インストだけに列は短いのですが、全員とおしゃべり&握手大会になっていました。
「二胡の音色を聴くの楽しみです。」と言ったら、「2曲ほど入っています」と答えてくれました。
フェルナンドは、MCで「CDヲ、カッテクレタラ、KISSシマス」と言ったもんだから、本当にしてもらっている女性もいましたよ。
僕は目をしっかり見つめられて、「Thank you」と言われました。
CDには『Hyun Ju』でMIYAがボーカル参加しているので、お買い得だと思うのですが・・・。

しかし、まぁ、この集団は最終的に何処にたどり着くつもりなのだろうか。

ますます、目が離せなくなりましたね。

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Live! ソン・ホヨン【LIVE CONSERT IN TOKYO 2007~情熱 Passion】@渋谷C.C.Lemonホール

僕が初めて韓国に行ったのは1998年。
まだ、日本では『シュリ』も公開されていない時でした。
その後は2000年まで、定期的に出張することになるのですが、その度に取引先の若い子に流行のCDを選んでもらって、買って帰っていました。

その中に1999年デビューの【g.o.d】もあったのでした。

最初は彼等のルックスにブッ飛んだけど、聴いたら、メチャクチャ格好良い。
デビュー当時だったから、ファンとしては長いよね。
事実上の解散直前に、日本で唯一行った国際フォーラムでのジョイント・ライブも当然行っています。

そんな、元g.o.dの微笑の貴公子(笑)、ソン・ホヨン氏がソロになって初めての来日コンサート。

そして、僕にとっては【渋公】が、【C.C.Lemon】になって、初めてのライブでもありました。

客電が消えたら、映像が流れて、舞台が明るくなるとセリからトランポリンで飛び出して来るというお約束の演出。

肉体美を強調したビニールみたいな素材のノースリーブで、発売されたばかりのシングルCDから2曲、そしてソロデビュー曲となった『愛は別れをつれて来る』を披露。

一体、どんな鍛え方してんだろう。
そして、歌は上手くなったよね。

続いて、学生服みたいな衣装で、セクシーな女性をナンパするという寸劇入りで『Call me 5500』。

上着を脱いで黒のタンクトップでダンス曲を連発。
『Yes』では、ビヨンセの曲を混ぜたりしてましたね。
僕の耳には、しっかりと引っ掛かりました。

続いて、ペパーミントブルー(?)のシャツに着替えて、座ったまんまで演奏したのが、なんと『g.o.dタイトル曲メドレー』。

『お母さん~愛しているそして憶えている~嘘~道~手紙~普通の日~2♡』

もう参りました。
『コジンマル』と『キル』は、本当に毎日聴いていた。

テウよりも甘い声で、さわやかに歌い、そして、久々に高速のハングルラップも聴かせてもらいました。

が、前のコーナーでもg.o.d時代の『観察』も披露したのですが、何曲かで歌詞を間違えていました。

本人のMCで話していましたが、ただでさえ自分のパート以外の部分を歌っているのに、5人(4人)で交互に演奏する曲を一人で歌うのですからね・・・。

舞台上で生着替えの演出もありました。
と言っても、ブルーのシャツから、白のノースリーブ(ベスト?)に着替えただけだけど。

その後、【海の歌ヒットパレード】では、韓国で大ヒットした夏の歌のカバーをメドレーで聴かせます。

いくつか聴いたことある曲もあったのですが、韓国からの鑑賞ツアー客や在日コリアンの方たちのリードで盛り上がります。
歌謡曲っぽい、懐かしい感じのメロディに、テクノっぽいアレンジも面白かった。

何より、ピンクのタンクトップの上に空と雲の模様のタンクを重ね着して、ピンクの海パン(?)で楽しげに踊るホヨンの笑顔。

同じJPの弟子のピは本当に洗練された格好良いダンスだけど、“韓国のSMAP”とも呼ばれ、テレビのバラエティ番組でも活躍しただけあって、格好良いだけでない、コミカルな踊りも良く似合います。

観ているだけで、ウキウキして来ますね。

ここで、完璧なカンニングペーパーを前の衣装のポケットに入れたままで、無くしてしまうハプニングが発生したことを打ち明けて、日本語スタッフを舞台に呼んで、MCをします。

でも、アニメやドラマで覚えただけという日本語は、国際フォーラムのMCが全てハングルだったことを考えるとスゴイ進歩だし、日本語詞の歌にも挑戦していました。
これは、感情を込めるのが難しいのでしょうね・・・。

皆で合唱した『LA LA LA Song』も良かったけど、『0%』を聴けたのは大満足。

昔の曲だと、『哀愁』とか『Friday Night』辺りも聴きたかったけど、g.o.d時代のホヨンと言えば、この曲は外せないですからね。
バンドとのバトルも面白かった。

アンコールでは、自分のキャラクターTシャツを着て登場。

生では観ていないけど“100日コンサート”での水被りを再現するように、ペットボトルの水を自ら被って、周りからも次から次へと浴びせられていました。

独り『水色の風船』を聴けたのは意外。
昔からのファンを大事にしているというか、グループの時の曲の方が盛り上がってしまうのは、仕方ないかな。
実際、僕もそうだったし・・・。

何だかんだ書きましたが、とにかく楽しい2時間でした。
チェゴ、チェゴ!!

無理に日本デビューする必要はないと思いますが、またいつか日本にも遊びに来て欲しいですね。

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