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『天然コケッコー』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Kokekko_1監督・『リンダ・リンダ・リンダ』の山下敦広×脚色・『ジョゼと虎と魚たち 』、『メゾン・ド・ヒミコ』の渡辺あや×主題歌・くるり。

それでけでも嬉しくなってしまいました。

小中学校が併設された、生徒数合わせてたったの6人の田舎の分校。誰からも愛される最年長・中学2年生の右田そよは、美人だけど、そそっかしくて、方言丸出しの女の子。
彼女の学年に、東京から“イケメンさん”の大沢が転校してくる。始めは聞きなれない標準語と粗野な態度に近寄り難く感じたが、次第に互いに惹かれていくようになる。

ヤマタノオロチとスサノオ伝説が出てくるので島根県ですね。
山があって、海があって、ひと夏なら(?)過ごしてみたいと思いました。

原作漫画の脚色が渡辺あやさんなので、山下監督作品と言えど『リンダ・リンダ・リンダ』や『松ヶ根乱射事件』のようなシュールさや、ブラックジョークは影を潜めていました。
唯一、そよに惚れているロリコン郵便局員を演じた、インディーズつながりの監督兼俳優の廣末哲万の怪しさが目立つ程度でした。

しかし、何気ない風景を切り取った静止画のコラージュっぽい映像は、『リンダ』の放課後の風景にも通じる、らしい映像でした。
特に、海に浮かべたトマト、食べたくなりませんでしたか?

Kokekko_2主演の夏帆チャンは、リハウスのCMと、『女王の教室』で志田未来のお姉ちゃん役をしていたの位で、『ケータイ刑事』もポスターだけしか知りませんでした。
でも、この役は合っていたんじゃないですかね。

相手役の岡田将生君も、親の離婚で田舎に来ているので屈折した部分があるはずだけど、東京生まれの普通の男の子だし、変な力みみたいのがなかったのが、良かったかな。

二人の恋は、恋に恋する背伸びした二人という感じで初々しかったですね。
相手が好きとか、恋をしたいとかじゃなくて、とにかくキスがしてみたい。
実際にキスはしてみると、そこには愛情がないことに気付いて、チョット覚める。
みたいな感じ。何か「そんなことあったかもなぁ」なんて、20年前の中学の教室や廊下での出来事を思い出したりしました。

物語はゆる~い感じのテンポで進行し、音楽なんかもわざと調子ッ外れにしてみたりして、イイ感じでした。
しかし、観終わって暫くして冷静に考えると、あんな田舎で親と接触するのが、引っ越してきて数ヵ月後になるのは不自然だったりもします。
マジックにかけられていたのかなぁ・・・。
でも、十分癒されたよなぁ・・・。

佐藤浩市さんの多分田舎の元ヤンキーの左官屋はイメージできたけど、都会のサバサバした女性のイメージがある夏川結衣さんがドシッと腰をすえた田舎お母さんに見えたのは意外でした。

“もうすぐ消えてなくなると思うと、ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう。”

二人は中学を卒業して、分校から新しい生活へと巣立っていく訳ですが、二人がどんな大人に成長していくのか、続きが観てみたくなりました。

なぜか年齢層は高めで、夫婦連れが多かったかな。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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