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『ドッグ・バイト・ドッグ(舞台挨拶付)』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Dog去年の東京国際映画祭で観ているので、二度目の鑑賞ですね。

今日は刑事ワイ役で、正義とも悪とも取れる敵役を演じたサム・リーの舞台挨拶付ということで出掛けました。

映画の詳細はこちらの記事を読んで下さい。

第19回東京国際映画祭<第6日目>

二度目ということでストーリーは知っているわけで、オープニングはこんな感じだったんだとか、前回の「?」な部分を集中して観ることが出来ました。

二人のラブストーリーな部分も、実はしっかり描かれていたんですね。
エディソン演じる殺し屋・パンが壁に飾られた親子の写真を見て、今、目の前で起きていた事の重く悲しい意味を悟るシーンとか、少女が自分を解放してくれた男に対する絶対的な服従心から動くシーンとか、孤独な二人の心情が分かりました。

そして、サム・リー演じるの屈折した気持ちを抱えた陰りのある刑事が、解放された瞬間に行き場のない悲しみにぶつかるのですが、パンと少女が言葉少なな分、グルグル動き回る心の動きが痛かったです。

で、サムの挨拶です。

映画の中では坊主頭でしたが、長髪になっていたので、何か不思議でした。

3年振りだそうですが、数え切れない程、来日しているので、最初の挨拶は日本語でしたし、簡単な質問ならば通訳なしでも意味が分かっていたみたいです。
白いノースリーブのシャツで、「アツイデスネェ」と言っていましたが、亜熱帯の香港から来た人が暑いという東京って何なのでしょうね。

さて、有名な話になりつつありますが、企画の段階ではサムが殺し屋で、エディソンが刑事という案もあったそうなのです。
しかし、「それだと、観客は前にも観たことがあると思うかもしれないね」という監督の意見で、逆にしてみたそうです。

サム自身は、セリフがなく、表情と仕草だけで感情を表さなければならないパンに魅力を感じていたのだけど、実際に演じてみたら、感情が目まぐるしく動くサムの方が難しかった、と話していました。
また、3度目の共演のエディソンは、ものすごく成長していて、演技に円熟味が出て来たとのことでした。

撮影中はとにかく寝ていなくて、朝の5時から撮影開始だったのですが、撮影が終わって、ホテルで次の日の準備をしてベットに入ると深夜3時で、寝たと思ったら、電話で起こされていたそうです。
しかし、それが監督の狙いで、寝不足の表情がワイの持っている疲労感や悲壮感を表現していたのだそうです。

普段だったら、撮影後に共演者と食事に行ったり、お楽しみもあるそうなのですが、この作品では、エディソンも役に入り込み、直ぐにホテルに帰ってしまったので、そう言うエピソードが全くないのだそうです。

サムのお気に入りは、ゴミ収拾所のシーン。
タイのバンコクから車で2時間位の場所でロケしたそうですが、ゴミ収拾所なのに非常にキレイに見えるから不思議だと話していました。

また、オープニングで、孤児がゴミの山を漁って、食べ物を探して、食べるシーンがあるのですが、それはその場所では現実に見ることが出来るシーンなので、注目して欲しい、と言っていました。
最初に書いた通り「こんなオープニングだったんだ」と思った、正にそのシーンなのでした。

読売新聞の映画評に「希望の持てるラストシーンとも言えるが、やり過ぎの感じはする」とありました。
確かに映像的には光が差し込んで美しいのですが、実は歴史は繰り返さざるを得ないのではないかな、とも思えるシュチュエーションなので、そこに希望があるのかどうかは・・・。
あったら良いな、とは思います。

観客の8割が女性でしたが、女性受けする作品ではないことは確かです。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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