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2007年7月

『ゴースト・ハウス』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Ghosthouseアジアン・ホラーのヒットメーカー、オキサイド&ダニー・パン兄弟とサム・ライミがタッグを組んだ!

それでけでもワクワクですが、僕は結構好きでした。

シカゴからノース・ダコタの人里離れた農場に引っ越してきたソロモン一家。失業中の父親・ロイは、離れ離れになった一家の再生を、この寂しい土地でのヒマワリ栽培に賭けていた。
そして、引っ越しの原因となる事件を起こした問題児の長女・ジェスは、古めかしい家の中で怪現象に遭遇し始めるのだが、虚言症が始まっただけだと、両親に信じてもらえず孤立していく。

ストーリーとしては王道中の王道。悪く言えばマンネリで新鮮味はないかも。
それでも、家族の喪失と再生のドラマに、土地に縛られる土着のアメリカ農家というのを織り込んでいて、単なるホラー映画だけでないサスペンスになっていて、アジア人のハリウッド初進出作品としては成功と言えるのでは。

脅かし方はアジアン・ホラーっぽく「ジャ~ン」でゴースト登場って感じなのですが、ゴーストの造形がゾンビとか、ファンタジー物に出てくる妖怪みたいな感じで、アジアとハリウッドの融合という感じは上手く出来ていました。

それから、アジア向けだったら、エンディングにもう一捻り(例えば、「呪縛は終わらない」みたいな感じに)していたのかもしれませんが、ハッピーエンディングにまとめたのは、あくまでアメリカ向けってことなのかなぁ、とも思いました。

絵的には、カラスの黒とヒマワリの黄色のコントラストとか、綺麗でした。
とにかくカラスは不気味で、攻撃的で、怖かった・・・。

主演のクリステン・スチュワートは可愛いし、物語を上手く引っ張っていました。
どこかで見たことあると思ったら、『パニック・ルーム』でジュディ・フォスターの娘を演ってた子なんですね。
それから、失語症の弟を演じた子もカワイイ。

血がドバーッとか、スプラッタ系ではないので、ホラーが苦手な人でも楽しめるのではないかと・・・。(責任は持てません。)

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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『ファウンテン』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Fountainいやぁ、噂には聞いていましたが、難解な映画でしたねぇ。

余命わずかな妻と、妻の延命のために研究の没頭する医師の夫。
二人の死生観の違いから来るすれ違いを描いたラブストーリーなのですが、妻が夫のために書いている中世スペインを舞台にした小説や、妻の死後の夫を思わせる観念の世界が同時進行に展開し、一筋縄ではいかない、幻想的な物語を作り上げていきます。

「死を受け入れる」とか、「肉体が滅んでも、永遠に続く愛」とか、扱っているテーマも深いので、チョットでも油断をしてしまうと、物語が見えなくなってしまうかもしれません。

死を受け入れ最期の時間を最愛の人とゆっくりと過ごしたい妻。
運命に逆らい、妻の病気を治すために研究に没頭する余り、妻のそばにいられない夫。
二人とも、相手への愛情があるからこその感情であり、行動なので理解することができます。
しかし、それが故にお互いの気持ちに気が付けず、すれ違いの日々を過ごしてしまうのは悲しくもあります。

オスカー女優のレイチェル・ワイズは、死を受け入れる妻と中世スペインの王女を美しく演じています。

ヒュー・ジャックマンは、主人公の夫である医師、その前世とも思える、王女のために永遠の生命の泉を探し求める中世スペインの騎士、そして観念界の修験僧(?)の三役を演じ分けつつ、実は「愛に生きる一人の男の多面性」として統一感を持たせるという演技を見せてくれます。

永遠の命を与える伝説の「生命の泉」、そして美しい大樹。
過去、現在、未来に渡り、物語の象徴として、存在し続けます。
それが【永遠】の象徴。

観念的な世界なので、好き嫌いは分かれるかも。
DVDが出たら、リラックスした時間に改めて観てみたい、そう思いました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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ASIAN CUP 2007! 日本vs韓国(ビデオ鑑賞)

昨日は横浜にライブへ行っていたので、今日、ビデオで観ました。

水曜日の【プレ日韓戦】が2試合ともドローでしたが、本番でもこんなことになるなんてね。

最後、PKを外してしまった羽生選手が泣いていましたが、PKだけで云々言うのは酷ですよね。

最後のインタビューで俊輔選手も言っていましたが、「PKに行くまでに決められなかったのが全て」ですよ。
本当に決定的な瞬間が何度かありましたもんね。

いつもなら魅せる、能活の神憑り的なファインセーブも、コースを読み切っているのに止められなかったのだし、何か、神様に見放された感じでした。

それ以上に、韓国の【韓日戦】に対する想いの強さを見せ付けられました。
人数が10対11になっても負けていない、いえ、負けられない。
だって、李天秀選手なんて、PKに出られない所か、一人で立つことさえままならない程に脚を吊っていたのに、ピッチを走り周っていた訳でしょう?
スゴイですよ。

チカラ技で、女神を振り向かせた、と言って良いのでしょうね。

最後に俊輔が「初めてこんなに長い時間、一緒にいて、カタチが出来てきたと思う」と言っていたように、ナショナル・チームとして一体感を作るのは難しいと思いますが、この大会で攻撃の型とか、やりたいことは見えたし、出来てきたことは良く分かります。

だからこそ、この敗北を次にどう活かすのか。
8月のカメルーン戦、9月のヨーロッパ遠征で、どんな進化を見せてくれるのか、楽しみにしなくちゃいけないのですよね。

そして、ヨーロッパ遠征で、もしも海外組(例えば、オシム未経験の松井大輔とか)が試されるのならば、アジアカップではまった型にどんな潤滑油を注いでくれるのか、あるいはもっと過激に何かを壊すことが出来るのか、観てみたいなぁ。

何はともあれ、自分も現地に行って実感してきた、暑い暑い国での長い遠征、お疲れ様でした。

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Live! 情熱大陸『SUMMER TIME BONANZA '07』@横浜みなとみらい・新港埠頭

情熱大陸スペシャル・ライブに行ってきました。

前回は昭和記念公園だったので、3年振り、横浜港の特設会場は初体験です。

結構初めの頃にチケットをゲットしたので、一応Aブロックでした。
その後に【ゆず】の出演が決まったのですが、ゆずっ子達はBブロック、Cブロックに多かったみたいです。
最初から発表していたら1万2千人位は簡単に集まっちゃいそうですもんねぇ。

まずは横浜公演のラインナップから。(敬称略)

OP1  コトリンゴ
OP2  柏木広樹&NAOTO
メイン1 オレンジ・ペコー
サブ1  Meits
メイン2 夏川りみ
サブ2  aluto
メイン3 押尾コータロー
サブ3  森大輔
メイン4 佐藤竹善
サブ4  bahashishi
メイン5 平原綾香
サブ5  藤井尚之
メイン6 ゆず
サブ6  中孝介
メイン7 藤井フミヤ
サブ7  手嶌葵
メイン8 葉加瀬太郎

うん。豪華だ。
【ゆず】なしでも、観たい!と思ったんだもんねぇ。

来週には大阪公演があるので、ネタばれしないようにしないとですね・・・。

オープニング・アクトの柏木&NAOTOは、サッカー日本代表のユニフォームで登場。
「決勝戦のはずが、3位決定戦になってしまいました。ガンバレ、日本」と、この日のためのオリジナル・コラボ曲を披露してくれました。

【with 葉加瀬太郎】をしてくれたのは、夏川りみ、押尾コータロー、佐藤竹善、ゆず、中孝介、藤井フミヤでした。

夏川りみの「涙そうそう」はいつ聴いても感動しますが、スゴイことになってましたよ。

押尾コータローさんは、「実は同い年です」って言ったら、観客がシーンとしてしまって、「ここ一番の驚くところだよ」と苦笑していました。
最初は「Wタローです」とか言っていたのだけど、最終的には【葉加瀬コータロー】でユニット名は決まったみたい。
「ウェーブしよう」と観客を煽ってました。

竹善さんは、コンセプトをコラボにしていたので、葉加瀬さん以外の出演者とも共演してくれました。
葉加瀬さんとは【最強の雨男コンビ】ですが、今年は晴れて良かったですねぇ。
「涼しげな二人は、より涼しくなってもらうために」白いシャツで共演していました。

平原さんは、葉加瀬さん以外の弦楽器奏者との共演でした。
自分でもサックス吹いたり、「もし良かったら、立ちませんか」とこの日初のオール・スタンディングを実現させたりしていました。これは意外。
でも、「座って下さい。そんなにね、立って聴く曲はないですから。」となりました。
丁度、夕焼けの時間帯で、でもステージが太陽と直角の位置だったから、自然の演出はイマイチでした。

横浜出身のゆずは、今日だけの特別出演です。

さよならバス
栄光の架け橋(with 葉加瀬太郎)
夏色(with 葉加瀬太郎)
春風(with 葉加瀬太郎)

もうねぇ、葉加瀬さんとの「栄光」はですね、鳥肌もんでした。
こんなのめったに聴けない。感動しました。

「夏色」では、「1、2、3」「hey」の練習があって、「参加意識、高いッ」(by悠仁クン)でスタート。
そして、いつもの通り「もう1回」コールが発生。
「何が起こっているか、分かっていない人も多いでしょうが、この曲のお約束でして、サビをもう一度演っても良いですかぁ」と悠仁クン。
葉加瀬さんの「合点、承知」で、再演奏されました。
終わって、悠仁クンはギターを担ぎ始めているのに、「もう1回」コールが発生。
いやぁ、今日のお客さんは学習能力、高いッ、と思いました。
「時間とか決まったりしてて、大変な訳ですよ。でも、もう一度演っても良いですかぁ」と悠仁クンが言って、葉加瀬さんが再び「合点、承知」で、3回目がスタート。
楽しかった!!

フミヤは、曲目を観客に合わせてくるかな、と思ったのですが、超ビックヒット曲もありましたが、ファンクで攻めてきました。
相変わらず、格好良いなぁ。

尚之もいるから、絶対にあると思っていた【F-BLOOD】。
やっぱり、ありました。
しかも、あの曲です。聴きたかったんだよね。

メインだけでなくサブの方も触れておきます。

「・・・桜はまだかいな」のMetis、ギター&ヴァイオリンのデュオ・alto、ピアノマンの森大輔君は、聴いてみたかったので良かったです。
中孝介君、手嶌葵ちゃんの澄んだ歌声には心が洗われるよう。演奏の音数も少なくて、声が主役になっていました。

しかし、悲しいかな、野外のジョイント・ライブ。
興味のない演者の時に、席を立ってザワザワするのは仕方ないとして、席に残っても、演奏よりデカイ声で会社の上司の悪口とかおしゃべりを始めるのには・・・。
特に中君や葵ちゃんの繊細なサウンドの時には、閉口したよ。
今日の場合は、席が固定されているので動けないし。
前みたいに、ブロック指定だけにした方が良いんじゃないですかね。
その方が別の場所に動けば、お互いにイヤな気持ちにならなくて済むし。

ついでに言わせて下さい。

前後左右の人がご飯食べているのに、制汗スプレーをプシューーーーーーってしていた親子。
隣りの女性の目に入ってたんだぞ。知ってたか!
もっと周りに注意しろよな!

撮影禁止なのお構いなしに写メしているオバさん。
入口でカメラチェックしたじゃんか。
技術が進歩して、お手軽に何でも出来るようになって、使いたくなる気持ちは分かるのだけど・・・。

本当にね、何かイイ年した大人がダメだよね。
イベントの内容が良かっただけに、チョット悲しくなってしまいました。

まぁ、9割以上座っているのに、立ち上がってる大男も十分に邪魔か!?
ハハハッ!!!
申し訳ないッス。

てなことで、ラストは葉加瀬太郎さん。
新譜やタイトルになっている番組関連のお約束の曲たち。
やっぱり今日一番の盛り上がり。
ヴァイオリンやチェロというクラシック音楽の楽器が、こんなに楽しく、盛り上がるもんなんだと教えてくれた葉加瀬太郎はスゴイ。

そうそう、屋台で出ていた『情熱大陸』メニュー。
「吉兆」の「冷やしそうめん」は長蛇の列なので、諦めました。
「ラ・ベットラ」の「ランチボックス(2層になっていて、ペンネのトマトソースと惣菜が楽しめる)」と、葉加瀬プロデュースの「大人のカキ氷(マンゴ・スペシャル)」を食べましたよ。
もちろんアサヒビール・ドライも。

色々あったけど、来年も、再来年も、楽しい企画を続けて欲しいものです。

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期日前投票に行ってきました。【2007・夏】

会社の帰りに参議院議員選挙の期日前投票に行って来ました。

期日前投票場のある新宿区役所は、新宿の中心・歌舞伎町にあるので、時間外で予約しておけば住民票を取りに行くのでも、非常に便利です。

改めて立候補者の名前を見ていたら、小学校の時の3学年下の子のお父さんの名前がありました。
当時(25年前)は区議か何かで、学校行事には良く来ていたので、覚えています。
10歳の子供から見ても、「いかにも」な感じだったので、余り良い印象は持っていなかったのですが・・・。
今や、結構有名人になんですよね。

この前、日テレのニュースでもやっていましたが、学生の頃、「衆議院は任期が4年で、解散もあり、審議の内容に世相を反映させるので、与・野党の逆転が起こりうる」のに対して、「参議院は任期が6年で、解散がなく、改編も半数ずつなので、長期的な視野で政治の安定をはかり、衆議院の審議内容をチェックしている」と習ったような記憶があります。

だから、政党の決まり事にとらわれない、文化人やスポーツ選手、法曹界や教育関係者などが議員になって、それぞれが専門家としての意見を述べ、またその分野の発展に関わっていきたい、と立候補されているのですよね。

まぁ、最近の選挙では、これらの人たちは各政党の【広告塔】として担ぎ出されている感は否めませんけどね・・・。

国民の【政治離れ】が言われて久しいですが、どれ位の投票率になるのでしょうか?

投票したからって、何かが変わる訳ではないかもしれませんが、自分が何気なく投票した人が国会で目立ったパフォーマンスを見せてくれたりしたら、見方が変わるかもしれませんよ。

たまには難しいことも、少しだけ・・・なのでした。

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プレ日韓戦!?~FC東京vsFCソウル@国立競技場

昨日の敗戦のショックも癒えぬまま、サッカー観戦です。

期せずして3位決定戦で実現してしまった日本対韓国の宿命のライバル対決。
その前哨戦とも言える(?)試合が、2試合組まれていました。

①早稲田大学vs高麗大学

Wk01日韓の名門大学の定期交流試合は、今年で45回目だそうです。
例年だと東伏見のグランドに高麗大学を迎えたり、早大がソウルに行ったりしているようなのですが、今年は早稲田大学創立125周年ということもあり、記念大会という意味で国立競技場で開催されました。

Wk02まぁ、16時キックオフってことで、かなり疎ら。
しかも、試合を開始した途端に雨が降ってきました。
特に前半はかなり強い雨脚の中で走り回る選手達に申し訳なく思いつつ、メインスタンド側はほとんどの観客が屋根付の場所に避難していました。

Wk03得点こそ1-1の引き分けでしたが、暫く低迷していて関東大学1部リーグに復帰したばかりの早稲田大学と、毎年多くの選手をKリーグに送り込み、韓国代表にも名を連ねる選手の母校・高麗大学の力の差はあるのかなぁ・・・。

注目のU22代表候補・鈴木修人選手は、いい動きをしていましたが、動き回っていたせいか、後半はバテバテで途中交代していました。

これはこれで楽しめました。

②FC東京vsFCソウル

Ts_001チケットを購入して暫くしてから気がついたのですが、アジアカップ開幕中なので、FC東京は今野選手、FCソウルはパク・ジュオン選手は不在なのですよね・・・。
そこで、今日は福西選手、茂庭選手、石川選手、そして、平山相太選手を中心に応援することにしました。
(福サンが移籍して来たので、何気に知っている選手が増えているのでした。)

FC東京はJリーグ12位、FCソウルもKリーグで8位と、今期はイマイチ波に乗っていない両チームではありますが、日韓ってことで熱い試合を期待していました。

まず、オープニングの花火&スモークの演出はド派手でビックリしましたし、FC東京はもちろん、FCソウルもゴール裏の半分は埋めるという、もしかしたらJリーグのアウェイ・サポーターよりもたくさんの観客が詰め掛けていました。
在日の方はもちろんですが、スーツケースを引っ張っていた人もいたので、成田空港から真っ直ぐに来たのかなぁ・・・。

Ts_002福サン、良いですね。

後半はバテバテで途中交代しましたが、見えているから良いところにパス出すし、ピンチの時も上手い具合に相手のボールを奪取してくれるので安心して見ていられます。

相変わらず甘いマスクで、カッコいい男でしたよ。

Ts_004逆に、モニは相変わらず冷や冷やしますね。

もちろん良いディフェンスの方が多いのですが、「ゲッ、取られた」ってのがインパクト強いのですよね。

今日も楽しませてもらいました。

Ts_006石川選手はですね、2~3年前に、初めて味スタでラグビーの「サントリーvs東芝」いわゆる【府中決戦】をした時に、始球式に来たんですよね。
当時、代表候補にはなっていたので、結構、注目していたのを覚えています。
その後に、ケガをして、呼ばれなくなってしまったんでしたよね、確か。
今日はそれほどドリブラー振りは発揮していなかったような気もしますが、やっぱり彼がボールを持つとワクワクしますね。

Ts_010そして、相太君は、後半30分過ぎに投入されました。
結構、早い時間帯から「ユニフォーム、着とけ」って指示は出ていたみたいだけど。

今日は至近距離で見たのですが、やっぱり背が高いですね。

リチェーリのクロスが、ヘッドにピッタリ当たったんだけど入らなかったのは、残念。
決めて欲しかったなぁ・・・。

てなことで、本日はスコアレス・ドローでした。

2試合とも引き分けちゃいました。

明後日の本当の日韓戦。
勝つのはどっちだ!!

Ts_003Ts_005Ts_007Ts_008Ts_009Ts_011

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『イタリア的、恋愛マニュアル』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Italy昨年のイタリア映画祭で観ているので、二度目の鑑賞です。

登場人物が微妙にリンクしていく4編のオムニバス。
愛のはじまり、倦怠期の夫婦、男女の浮気、終わった恋の忘れ方・・・。
「イタリア人=“恋の達人”」のイメージですが、不器用で、不恰好に恋にもがく姿を、ユーモラスに描いています。

初見時には、姉弟が登場する1話(出逢い)と4話(別離、そして、新しい恋)の印象が強かったのですが、どちらの話も恋がはじまる少し前のドキドキ感があって、割とすんなり入ってきました。

また、今回再び観て、ちょっと大人な、2話(夫婦の危機)と3話(浮気)も十分に笑えました。
2話の旦那さんのちょっと捻くれた物の見方は、男性なら誰でもしてしまったことがあるのではないでしょうか。
3話の浮気をする夫婦も、とりたてて美男美女という訳ではなく、普通(普通・・・かぁ・・・!?)の夫婦ってところがリアルで面白かったです。

物語が、姉・リヴィアがアルバイトで吹き込んだCD本『恋愛マニュアル』になぞって進められていたり、出演者が急にカメラ目線でイタリアの恋愛事情を語り始めたり、確かに『マニュアル』なのだけど、そこはやはりマニュアル通りではないのが人生の面白いところだと思いました。

イタリア映画に接する機会は余りないと思いますし、肩肘張らずに気楽に楽しめる恋愛映画となっているので、興味のある方には是非オススメします。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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『西遊記』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Saiyukiファースト・シーンが全て。

広い、広~い砂漠を歩く一行の姿。
すごくスケール感のある映像だなぁ、と関心しました。

モンゴルとの国境付近の砂漠で撮影したとか。
他にもロケシーンが多くて、城の朱塗りの柱とか、とにかく中国の美観を堪能しました。

『西遊記』中、最強の敵とも言える、金閣大王、銀閣大王との戦い。妖術で亀に変えられた国王と王妃を元に戻したいと言う王女・麗美の願いを叶えるため、妖怪退治に向う御一行だが、実はそれは罠だった・・・。

最近のフジテレビ系ドラマの映画化作品のように、クライマックスのてんこ盛りで、ドラマのキャラと違ってんじゃん的な部分がなく、ドラマを観ていても、観ていなくても楽しめる作りなのには好感を持てました。
4人のバランスはドラマのまんまで、安心して観ていられます。

慎吾悟空もですが、ウッチャンのアクションは見どころの一つと思います。

が、しかし、悟空については、ちょっと気合が入りすぎかな・・・。
“なまか”とか、「約束とは」とか、少々、説教臭くなっていたのが気になりました。

個人的には、凛凛(水川あさみ)と老子(大倉孝二)は美味しいところで登場するのだけど、もう少し出番を増やしてくれたら、笑いのバランスが出せたのではないかなぁ、と思いました。

ゲストの多部チャンは気の強いお姫様そのものだし、敵役の銀閣大王の岸谷五朗さんは慎吾君との息も合っていて良かったです。
銀閣と悟空のハリウッド張りの空中戦も、技術の進化ってスゴイ、と思いました。
そして、金閣大王の鹿賀丈史さんは・・・、メークが凄過ぎて分からなかった・・・。

色香で人を惑わす倖田三蔵率いる、ナンチャン悟空、剛ポン悟浄、猫八戒のニセ御一行による『西遊戯』を観てみたいと思ったのは、私だけだろうか・・・。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★☆)

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『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Dolphin_blue沖縄美ら海水族館でなくて良いので、イルカのいる水族館に行きたくなりました。

世界初のイルカの人工尾ビレ・プロジェクトに関わった人々の実話をベースに、松山ケンイチ君演じる青年獣医の成長を軸にした青春映画になっていました。

沖縄の水族館に赴任した一也は、憧れのイルカの治療に就けると期待していたのに、飼育員と一緒になって餌の準備や訓練を繰り返す日々に戸惑っていた。
そんな毎日に慣れた頃、1975年の海洋博覧会で沖縄にやって来たバンドウイルカ・フジの尾ビレが、原因不明の感染症で壊死し始める。命を助けるために、やむをえずヒレを切断するが、引きこもりの少女・ミチルから「泳がないイルカはイルカじゃない」と言われてしまう。
「もう一度、フジを泳がせてやりたい」
その一心で、一也はブリジストン社へ人工尾ビレの開発を打診するため、上京する。

松山ケンイチ君は、作り込んだ役よりこういう自然体の役の方が断然に良いですよ。
前半のへの字口で凹んでいる感じも、最後の方の爽やかな笑顔も、映画の雰囲気にあっていました。

個人的には、ブリジストンの製品開発のエピソードを盛り込んでもらった方が面白く観られたと思うのですが、作品のターゲットを考えた時に、難しくしなりすぎてしまうので仕方がないですよね。

そうなんです。夏休みの公開ということで、沢山の層の方に観てもらわなければならないという宿命を持った作品なんです。

全体的に淡々としていて、一也がイルカに認められたり、飼育員(池内博之、坂井真紀)とケンカしながら仲良くなっていく過程も、引きこもりの少女がフジの回復を通して成長していく様子も、水族館の課長(利重剛)と食堂のお姉さん(永作博美)が結婚する下りも、今ひとつ盛り上がりには欠けています。
でも、それは、どの世代にも共感してもらえるポイントを盛り込まないといけなかったからではないのかな、と思いました。
僕にとってのそれが、たまたまブリジストンの開発者(田中哲司)だっただけなんですよね。

ミチルを演じた新人・高畑充希が歌う、コブクロのコブちゃんプロデュースの主題歌は、Goodでした。
彼女、8代目ピーターパンなんだってね。腹の座った声のはずだ。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★☆【家族向け】)

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ASIAN CUP 2007! 日本vsオーストラリア(未見)

この記事を書いている時点では、実はまだ未見である。

『スーパーサッカー』で、「たった今、映像が届きました」という速報を見ただけだです。

Liveの間中、気になっていたのですが、横浜アリーナを出たところで、1-1で延長戦に突入したことを知りました。
菊名で東急に乗り換える時、延長戦の後半で遠藤、俊輔のシュートをGKに弾かれたことを知りました。
うわぁ、PKか・・・。
そして、渋谷でPKの結果を知りました。

勝った・・・!!!

あのオーストラリアに勝ったんだ!!

高原のゴールシーン。
巻のヘッドからこぼれた球をあそこで止めてシュートする高原って格好良い!!

オーストラリアのPKを2発連続で止めた能活も格好良い!!

勝利のPKを決めた中澤が「能活さんが2発止めてくれたんで、余裕を持って蹴れました」って話してましたね。

いやぁ、三連覇が現実味を帯びて来ましたね。
準決勝は順当ならサウジアラビア。
そして、決勝は・・・出来れば韓国戦が観たいなぁ・・・。
久しくやってないもんね。

ビデオは明日、見よ。
出掛ける時、録画残量が3時間10分足らずだったんだけど、「まぁ、いっか」って出て行ったのだけど、どこまで取れているのかな・・・。

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Live! m-flo 『COSMICOLOR』@横浜アリーナ

すっごい楽しかったです!!!

年甲斐もなく大好きなんですよね、m-flo。

今回はですね、LISA、Ryohei、日之内エミ、YOSHIKA、Emyliの5人のシンガーはツアーメンバーとして事前に発表がありまして、後はファイナル公演ということでどんなLoves Artistsが登場するのか、注目しておりました。

オープニングは、森山周一氏で来ましたか。渋いッすねぇ。

新作からRyohei、日之内エミ、YOSHIKA、Emyliが参加して披露。
この時点でクリの曲は代役で歌われちゃいました。残念。

スペシャルゲストのトップバッターは、SOLD OUTのDiggy-MO' 。タオルを回して大暴れです。
続いて、MONKEY MAJIK、BONNIE PINK、DOUBLEと連続して登場していきます。

そして海外からのゲストタイム。
まず韓国のクラブ界から、最近の僕の一番のお気に入りCLAZZIQUAI PROJECTのAlex。
最初にギター1本のアコースティック・バージョンで歌ったのですが、これが格好良い!!
来週、渋谷のクアトロでLiveするみたいですね。
チケット、まだあるのかな。チェックしてみよう。

続いてNYから。VERBALの【ex.連れ】と紹介されたChan氏は、無茶苦茶ヘビーなHip Hopを披露していきました。

DOPING PANDAでRockして、MANDAY満ちるのSexy Musicも心地好く、後半戦に突入。

今回はツアーで全国を回ったLISAのコーナーです。
1st、2ndの曲を中心に披露してくれました。懐かしい。
LISAって、m-floの前は色々なアーティストとのセッション・シンガーで有名で、七色の声を持っていると言われていましたが、10年前の曲を非常に可愛らしく歌っているのが印象的でした。
しかし、メンバーからは“God姉チャン”と呼ばれるだけあって、肝が座っていて格好良いですよね。
LISAは、この後も出番があります。

後半戦のゲストタイムは、加藤ミリヤでスタート。
映画の主題歌を担当したりして、露出が増えたことも関係するのかもしれませんが、歌が上手くなりましたよね。
声がメチャクチャ出ていました。

そして「すごい人、呼んじゃいました」(by VERBAL)で、BoAが登場。
やっぱりスゴイですね、この人。盛り上がります。
他の曲って踊れるけど、Hip Hop~R&Bなのでへヴィだったり、哀愁感があったりするじゃないですか。
そんな中で、『LOVE BUG』って、非常にPOPで、華があるんですよ。
今日は、珍しく生え際を編みこんだパーマヘアだったのですが、似合っていました。
でも、ここでBoAが登場した、と言うことは、もっとスゴイ人を呼んじゃったかな・・・。

そして、金髪のおかっぱ頭のCharaが登場。
生Charaは初体験かも。
あの独特な声はそのままに、アルバムでは静かめな曲だったはずなのに、スッゲェ盛り上がっている!!

こうして並べると、どの人も格好良いなぁ。

物販のタオルの色が会場によって違うなんて説明を挟んで、本編の締めはMINMIの『Lotta Love』を日之内エミが歌ってくれました。

アンコールは、再びLISAが登場して『COME AGAIN -Long Version-』。
いやぁ、この曲聴かないとm-floしてきたって感じが出ないんだよなぁ。

そして、YOSHIKAの『Let go』。
YOSHIKAは産休取っていたらしいですね。
このツアーで子連れで復帰だそうです。
この曲も何度聴いても、イイ曲だなぁと思います。
ゆっくりなペースで、良い曲を聴かせて欲しいです。

そして、Wアンコール。
いよいよ本日最大の飛び道具の登場です。

再登場したVERBALが「メガトン級のゲストが来ているぜ。メガトン級なんて言わない?」と第一声。
「でも、この画面に出ているインジケーターを歓声で真っ赤にしないと出てこない仕組みになっています。」と煽ります。
そして、VERBALの「せーの」で「おぉ~~~っ」で、出てきたのは、何と・・・

安室奈美恵だぁ~ッ。

この日一番の悲鳴にも似た絶叫が響きます。
BoAをあの位置で出した時点で、今日は来ると確信していましたが、本物を観ると鳥肌が立ちました。
ミリヤも、BoAもスゴイと思ったけど、やっぱりこの人は別格です。
『Luvotomy』はマジで格好良い曲。1曲だけなのが本当に勿体無かったです。

オーラスは、melody.&Ryoheiが登場し、『miss you』でフィナーレ。
最後に全員が舞台に上がりました。
すっごい贅沢なステージだなぁ・・・。
時計を見るときっちり3時間・・・。9時を過ぎていました。

そうそう、今日の様子はDVDになるそうです。
武道館ライブの時のDVDの話になり、「花道の横でサラリーマンが映っていたけど、今日はお前等が映れ!!」と話していました。
多分、武道館のステージサイド1階最前列で、ネクタイを締めていたのは、僕ではないかと思います。
後でもう一度確認してみよう。
ネタにしてもらって、チョッピリ照れ臭かったです。
今日は、3階席だったので、映らないですけどね・・・。

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『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Funuke何かで「早くも今年のNo.1邦画」と言っている人がいるようです。
まぁ、そこまで行かないまでも、かなりの上位にランクされるだろうだけのパワーと面白さはあるとは思いました。

女優を目指して上京した澄伽が、両親の訃報を聞いて4年振りに石川県の山あいにある故郷に帰ってきた。美人でスタイルは抜群だが、演技力がない上に性格が悪く、女優としては泣かず飛ばず。それも、妹の清深が書いた、自分が売春していた過去を描いた漫画のせいだと思い込み、執拗にイジメ倒している。
そんな澄伽に怯え、甘やかす血のつながらない兄、結婚相談所で紹介された天涯孤独で底抜けなお人よしの兄嫁との4人の生活が始まる。

舞台の映画化だそうですが、インディーズっぽい手作り感でいっぱいでした。

本当にコミック雑誌から出て来たような自意識過剰な澄伽を佐藤江梨子が自然に演じていて、怖いというより笑えます。
役柄というよりアイコン(記号)と言った方が合っているかもしれないキャラクターが、バービー人形っぽいサトエリにマッチしていました。

でも、この映画の作りとしては、そんなサトエリを前面に出しつつ、これでもかと痛めつけられる妹の清深の方がドラマがあったりします。
「お姉ちゃんは自分の面白さに全然気が付いていないよ。
 どうして帰って来ちゃったの。」
自分の描いた漫画のせいで、近所から白い目で見られるようになったことは反省しつつ、でも描かずにはいられない衝動。
天真爛漫なイメージのある佐津川愛美が、暗く伏し目がちに、でも秘めた情熱を燃やす女の子を演じています。

永瀬君は10代の頃から頼りない男を演じさせたらピカイチだったけど、今回も義理の妹のために右往左往する様は「しっかりしろよ!」と声を掛けたくなってしまう。
しかし、極度の勘違い女のために4年間も約束を守り通したというのは、やっぱり愛情があったからなんだろうなぁ・・・。

そして、永作チャン演じる兄嫁が最高ですよね。
新橋駅のロッカールームに捨てられていた孤児で、とにかく「家族」に憧れていて、夫に殴らても、蹴られても、しまいには食べかけの麺ツユかけられても、笑顔を絶やさない。ある意味、怖いです。
朝から晩まで缶詰工場で働きづめで、出会いのないまま30歳を過ぎ、結婚相談所の紹介で知り合った夫は、結婚してからも指一本触れてくれない。
それでも、笑ってるよ、おい!
十分主演でいけるキャリアなのに、映画ではこういうワンポイント的な美味しい役どころが多いんですよね。

カンヌの監督週間に招聘され、タイミング良く(?)サトエリのスキャンダルもあり、メディアでかなり注目されている作品だけに、結構混雑していました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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『私たちの幸せな時間』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Happytime久し振りに良質な韓国映画が観られた気がしています。

強盗殺人の罪で死刑執行を待つだけの孤独な青年と、生きる望みを失い、自殺未遂を繰り返す元・歌手の女性。

孤児と富豪という対極に身を置きながら、不幸な過去から死に取り憑かれた二人が、お互いに共感し、隠し通していた真実を語り合うことで、生きることに価値を見出していく。

毎週木曜、10時から13時の面会時間
それが私たちの幸せな時間
毎日が木曜日なら良いのに

日本に紹介された作品ではコミカルな中に繊細さを見せていたイ・ナヨンが、厭世的でドンヨリと暗く重い雰囲気を漂わせていて上手い。
特に、前半と後半では、印象が変わっていて、出演する度に主演女優賞を獲得するのも分かるような気がしました。

もう一人の主演であるカン・ドンウォンも良い。
これまでは少女マンガの王子様でしかなかったけど、死を望む死刑囚で、釜山(?)訛りという設定がリアリティを与えています。
彼も、無表情の前半と子供のように無邪気な後半のメリハリが効いていました。

そうそう訛りですが、「ありがとう」という言葉を相手によって、遣い分けていました。

自分を許してくれた遺族に対して「カムサハムニダ」
刑務所の職員に対して「コマプスムニダ」
特に良くしてくれたイ主任に「コマプスミレ」(これが釜山訛り)

一つの言葉で親愛の情の深さが分かるハングルというのは、スゴイと思いました。

イ主任役のカン・シニル氏ほか、韓国映画ではお馴染みな顔ぶれが揃う助演陣の演技も絶妙です。

この作品のテーマは「赦し」です。
自分の周囲の何もかもを怨み、絶望し、孤独に生きてきた二人が出会い、語り合い、理解し合うことで唯一無二の存在となった時、社会や周囲の人々を、そして何より自分自身を赦すことが出来る。

それ以外に、近親者による強姦、鬱による自殺衝動、自白による冤罪、死刑の執行など、今日的な設定は散りばめられています。
死刑執行については、「現行の法律とは異なる部分があります」とテロップが出ていました。

あざといと言われればあざとい設定ですが、後半15分位からはあちらこちらから嗚咽の声が聞こえてきました。

男女の愛とは少し違うけど、もっと大きくて深い愛情にあふれたラブストーリーです。

渋谷のアミューズはそんなに広くないので、ほぼ満席でした。
そして、ハングルで会話されている御夫婦が並んでいらしたのが、非常に印象的でした。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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『ダイハード4.0』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Die_hard_4理屈抜きで面白かった。

超アナログ男と、サイバー・テロを企てるデジタル集団との対立という構図が分かりやすかった。

世界一、間の悪い男(・・・いや、あのタイミングで車をよけられるのだから、最高に間の良い男のはず)が、行き掛かり上、事件の中心に巻き込まれていく展開を、ド派手なアクション、ブラックなのも含む笑いでコーティングしていて、12年振りながら完成された面白さを味わえます。

観るなら、絶対に映画館ですね。

年を取ってもブルース・ウィルスの身体を張ったアクションは気持ちイイですね。
今回は大きくなった娘との確執と愛情、パソコン・オタクの青年とバディとなっていく過程など、ドラマ部分も充実していました。

敵の紅一点・マギーQは、最近こういう役がハマリ役になりつつありますが、アジアを代表するクール&ビューティな魅力で、セクシーに闘ってくれています。

マギーQ等の実行犯に比べて、テロリストの首謀者のキャラが全然インパクトがなくて、犯罪の動機も小っちゃい私怨というのが妙にリアルで怖かったです。
そもそもサイバーテロで都市機能を麻痺させようということ自体が怖いですから・・・。

噂では、これまでも『ダイハード』の企画はいくつもあったけど、「これだ」と言うのがなくて、時代や設定をアレンジした別の作品として発表してきたと聞きます。
(『○○○』とか『×××』。)
でも、この作品がシリーズ最新作で正解なのでしょうね。
エンディングとしては『5』も作れそうな感じを残していました。

ところでタイトルの『4.0』って?
パソコン・ソフトのバージョンを意識したの?
DVDでディレクターズ・カット盤が出る時は『4.1』とかになっていたりして・・・!?

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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『傷だらけの男たち』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Shangcheng金城武の格好良さを改めて感じました。

単に手脚が長いから絵になるってだけじゃありませんよ。

初のヒールに挑むトニー・レオンの哀愁感漂う佇まいも悪くないのですが、金城君の最愛の恋人を失った悲しみに悶える重苦しさと、天真爛漫なスー・チー(これも結構珍しい!?)との台湾コンビで演じる新しい恋の軽妙さのバランスが凄く良くて、トニーより目立っていました。

それから、大陸から参加のシュー・ジンレイは美人だし、チャップマン・トゥは真面目に演じているのが却って可笑しいし、僕的には中華圏映画人の中ではベストな配役でした。

大好きな『インファナル・アフェア』シリーズと同じスタッフによる新作で、刑事が犯罪に手を染める話ということで、過剰に期待される方、設定だけで食傷気味の方の両極端に分かれるのかな。
一度シリーズを忘れた方が、この作品の世界観が楽しめると思います。

2003年のクリスマス。些細なことで恋人とケンカした若手刑事・ポンは親友の先輩刑事・ヘイと共に婦女暴行犯を逮捕する。疲れて自宅に帰ると、手首を切って血塗れの恋人が横たわっていた。
3年後、ポンは警察を辞め、私立探偵を営むが、恋人の自殺の原因を求めて、飲めない酒浸りの毎日を過ごしていた。一方、ヘイは確実に昇進し、マカオ出身の富豪・チャウの一人娘・スクツァンと結婚して、順風満帆に暮らしていた。
そんな時、チャウと執事のマンが、完璧なセキュリティ・システムの自宅で殺害される。莫大な遺産があるため、娘婿のヘイも容疑者の一人のため捜査から外されるが、程なくして、強盗の証拠と共に仲間割れしたと思われる二人のヤクザの死体が発見される。
しかしながら、父親の死に疑念を抱くスクツァンは、ポンに事件の再調査を依頼する。
酔っ払いのポンは元敏腕刑事の勘で事件を解決し、復活することが出来るのか・・・。

映画の作り方として、犯人をばらさずに最後にエーッ!というのもありだと思いますが、この作品では登場人物は気付いていないけど、観客はトニー演じるヘイが犯人であるイメージを持ったまま展開するように出来ています。
恵まれているように見えるヘイがなぜ犯罪に手を染めたのかという点をポンと一緒に解読していきます。

この過去と現在を交錯させる手法、例えば、ポンの現場検証でポンのイメージする犯行シーン、が、色あせた画面に金城君だけクッキリしていたり、血の赤だったりの原色を強調していたりして、映像が凄くきれいでした

『インファナル・アフェア』シリーズ同様に、伏線の張り方は香港映画では珍しい位に見事です。
スクツァンを震え上がらせるストーカーのエピソードなんて、「そう来たか」と思いました。

ただ、一番重要な伏線の示し方は中国語圏ではないから仕方ないのかなぁ。
あそこで、その後の展開、ヘイの過去とか嘘の一端と言えば良いのかな、が分かってしまいました。
残念!!

香港のクリスマス・シーズンが舞台ということで、いつもの映画の中で見慣れている香港の風景も少し華やいでいて、オシャレに見えました。
でも、金城君の話では、夏に撮影していたとか・・・。

また、流れている音楽、ジャズっぽいキャロル等はおしゃれで、サントラが欲しくなりました。
日本版に主題歌を日本人歌手の曲に差し替えることは良くありますが、この作品では最初から浜崎あゆみの『Secret』を起用(香港版では中文カバーだとか)していて、作品の世界観を保っていたと思います。最近の彼女の曲の中では、結構気に入っていた曲です。

さてさて、早くもレオナルド・ディカプリオ主演でハリウッド・リメイクが決定しているそうですが、レオはどっちを演じるのだろう?
キャラ的にはポンだと思いますが、どうせ文化的背景をアメリカに置き換えるのですから、敢えてヒールのヘイをチョット違う視点から見せても面白いかもしれませんね。

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ASIAN CUP 2007! ベトナムvs日本(TV観戦)

TV観戦です。
数日前には、ここにいたんだなぁ、と思うと不思議な気分です。
「エ~ッ!帰っちゃうのぉ。淋しいなぁ」と言ってくれた方々は、どこかで盛り上がっているんだろうなぁ。
いいなぁ。
やっぱり僕もそこに一緒にいたかったなぁ・・・。

選手たち、先週の試合よりも断然良くなっているじゃない。

俊輔、ヤットの連携なんてなんなんだい。
いいんじゃない。
この間も、こういうの見たかったんですよ。

二人が抜けた後も、憲剛が中心になって、羽生、寿人、水野と活きの良い奴を生かしてプレイしてる。
まるで前半とは違うチームみたい。

高原じゃなくて、巻がゴールを決めたのも良いですよね。
決勝トーナメントで、マークが分散されるでしょ。

能活のファインセーブ、中澤のディフェンスの堅調さは安心して見ていられる。
駒野も疲れ知らずの良い動きをしてくれています。
前回倒された啓太も出ていたので、安心しました。
オウン・ゴール(?)はお愛嬌と言うことで。

加地君は、水野が入ってくると攻撃では目立たなくなってしまいますが、あの中央突破で倒された(単に倒れた?)シーンとかは上手くなったなぁ、と思いましたよ。

ただ、TV中継がテレ朝でしたが、松木さんはウルサイっす。
阿部チャンにボールが来る度に、
「早く誰か取りにいって、そう駒野。
 いやぁ、次にイエローもらったら、出場停止ですからねぇ。
 あっ、危な~い!」
って、分かってるっちゅうねん。

そんなのも含めて、お祭り騒ぎなわけですが。

次はオーストラリアで、その次は順当に行けば中国か韓国みたいですね。
ちょっとバランスの悪い組み合わせになりましたが、この三国を倒してこそのアジア・チャンピオンですから、行っちゃってもらいましょう。

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ハノイ通信<9>スナップショット in ハノイ

ハノイで見かけた風景を適当に並べてみました。

意味あるものも、全くないのもありますが、順不同でお楽しみ下さい。

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ハノイ通信<8>台風の中、帰国しました。

無事に帰国しました。

ピックアップ辺りのことから書きますね。

旅行社のピックアップは20時40分ということになっていたのですが、19時にはバスが来ていました。

一部では「日本に台風が直撃していて、飛行機が飛ばないか、引き返すらしいよ」という噂が流れていました。
「福岡とか、仙台になったら、最悪ぅ」という声に混じって、「飛ばなかったら、ダフ屋からチケット買って、ベトナム戦見られるかもよ」って発言もありました。
うん、そうなればそれで嬉しいけど、僕には予定(後輩の結婚式)がある。
元々、その予定さえ入らなかったら、ベトナム戦も観ているはずだった。

19時30分にピックアップが来て、空港に向うことになりました。
帰りのピックアップでは、観戦ツアー以外の普通の観光の女性客もいました。
ものすごいテキパキしている観戦ツアーの方と比べると、ちょっとノンビリしていますね。

空港に着くと、関空行の便は遅延していて、「飛んでも関空に到着しないかもしれない」との張り紙が・・・。
しかし、東京行は予定通り飛び立つとのことで、チェックインしました。

財布の中に31,500ドンあったのですが、免税店で「ハス茶をドンで」と言ったら「32,000ドン」との返事。
交渉の結果、それで良いということになりました。

801気が良くなって、最後の晩餐は済ませたはずなのに、空港の食堂で春巻とビールで乾杯することに。
そうそう、春巻き食べてなかったんだよね。
生にしないで、揚げにしたのですが、ライスペーパーがパリッとしていて、ビールにマッチしてました。

サービス料とか入れたら9ドル20セント(1,141円、高ッ!!)だったので、10ドル支払ったら、12,000ドン(93円)のお釣りが・・・。

そうか、買い物の順番を間違えたんだ。

再度、免税店に行って、「これで買えるものは何?」って聞いたら、キャンディ位と言われました。
「それじゃあ」と言いかけたら、「これはどう?」とクラッカーを持ってきました。
値札とか付いていないから、何か買った時のオマケなのかな。
取引完了で、全てのドンを使い切りました。

実は、ナイト・フライトって初めてだったので、眠れるかなぁとか思ったのですが、スパークリング・ワインを1杯もらったら、映画『シャーロットからの贈り物』の上映時間を丸々寝てました。2時間弱ですね。

802そうしたら、日本時間の5時頃になっていたので、朝食の時間です。
今回は海老粥です。
チリ・ソースがついていてピリ辛風にすることが出来ます。
ホカホカのパンもやっぱり付いてきて、バターだけでいくつも食べられそう。(1人1つしかもらえないけど。)
「マジで美味いぞ、ベトナム航空!!」なのでした。
(何か食べ物の話題ばっかだ。)

そうそう、台風なんですが、上空から見ると雲間から海岸線が見えていましたので、チョット揺れたかなぁ位で大丈夫でした。
雲の上は、モコモコしていて、キレイでしたよ。
さすがに最後は揺れたし、雨も降っていましたけどね。

朝なので「スカイライナー」はなくて、「モーニングライナー」に乗って上野まで。
元々の地元が上野なので、「あぁ、帰って来ちゃったんだなぁ」としみじみと思うのでした。

しかし、ナイトフライトで帰国後、数時間後には赤坂で他人の結婚式に出席している僕って、一体、何者・・・。

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ハノイ通信<7>旅先でヒマをつぶす方法

ホテルをチェック・アウトしてしまいました。
旅行社が空港へのピックアップに来るまで、フロントに荷物を預けて、とりあえず外に出よう。

【僕のヒマのつぶし方・A】
まず、CDショップに行って、音楽を試聴しまくります。
CDショップには、既に行っていました。
街には本当に小さいCDショップはあるのですが、試聴機は流石にない。
テャンティエンプラザの前にある大きな本屋にもCDスペースはあるのだけど、試聴機はなかったなぁ。
と言うことで、あっけなく没となりました。

【僕のヒマのつぶし方・B】
次のパターンとして、地元民との融合のため、銭湯に行きます。
渡航前に、インターネットで「男も入れるスパ」を調べていて、「マッサージを頼んだら薄着の女性が出てきて、普通のマッサージをしてもらいたかったので男性に替えてもらった」という体験記を読んだのだけど、今は調べられない・・・。
(既述の通り、ホテルのインターネットは日本語検索できないので。)

そこで、今回は僕の中の【C】パターン。
こんなに暑い日は、ホテルやデパートのロビーのソファーでボケーッと涼みましょう。

704ということで、ヒルトン・ハノイ・オペラを拠点にして、歩いていけるところだけに行こうと決めました。

しかし、この案、ホテルの周辺に着いた頃には、結構有効なことに気付きました。
路上でシクロのドライバーに「何処行くの?」と聞かれたら、「ヒルトンに帰る」と答えておけば、余りの近さに「じゃあ、次に外出する時は頼むな」と諦めてくれるのでした。
ヒルトンを出る時も、「○○にランチ」と言えば良いのは同じです。

701まずは、ランチと言うことで、「オウラック・カフェ」へ行きました。
ここはフランスとかにありそうなオープン・カフェの雰囲気があって、やっぱり欧米人のお客さんが多かったです。
でも、ベトナム人がフォーを頼んでいたりもするので、そこだけ不思議な空間となっていました。

店員も外国人になれているので、英語で話しかけてきます。

「貴方は日本人ですか?昨日はおめでとう。」
「ありがとう。ベトナムも強いですね。
 月曜日のベトナムvs日本戦は、楽しみですね。」
「ベトナムが勝つと僕は思うよ。勝手に思っているだけだけど。」
「うん。日本が絶対に勝たなくちゃ。」

旅先で現地の人と普通のやり取りで会話するのって、何だか楽しいですよね。
お互いたどたどしい英語なので、相手が分かるようにしゃべるのも、相手の言葉を理解するのも、疲れる作業ではあるのですけど。

702「焼きたてクロワッサンのベーコン、チーズとアボガドのサンドウィッチ」と「アイスコーヒー」をオーダーして45,000ドン(349円)でした。
パンの中では(バターのカロリーが高いけど)クロワッサンが一番好きだし、アボガド入りのサンドウィッチもあるとオーダーしちゃうんですよね。
これは美味しかったですよ。

703食事が終わって、ヒルトンにロビーのソファーで一時涼み、小用を済ませたら、オペラハウスの裏手にある「歴史博物館」に入ってみました。

入館料が、8,000ドン(62円)。
「やけに安いなぁ」と思ったら、改装中で1階のほとんどが閲覧中止していました。
石器時代から、いきなり中世の王朝時代の展示にジャンプするので、不思議な感じがしました。

ここでは、入口のところで大きなカバンはロッカーに入れるように指示されます。
後で知ったのですが、別チケットで写真撮影もOKだったそうです。
カメラはリュックと一緒に預けてしまいました。

特別展示中の海底から船の引き揚げの様子とか、ベトナム各地に点在する仏教やヒンドゥ教の石像の展示に興味を持ちました。
踊るシバ神とか、ガルーダの顔だとか、観ていて飽きませんでした。

そして、再び、ヒルトンへ。
この時に気付いたのですが、iモードがつながり始めました。
最初はヒルトンだからなのかな、と思ったら、この後は何処に行ってもつながるのですから不思議です。
まぁ、場所とタイミングの問題だったのかもしれませんけど。

話は戻って、ヒルトンです。
さすがに、そんなに長くは入られないぞ、ということで、タクシーを呼んでもらい、ホテル・ニッコーへ行ってみることにしました。
地図を見ると、アジアホテルと意外に近かったので、歩いて帰れるかなぁ、と。

ドアボーイの呼んでくれたのは、優良タクシーで有名なハノイ・タクシー。
初乗り運賃は15,000ドン(116円)と高いのですが、メーターがそんなに上がらないので、22,000ドン(171円)で付きましたし、お釣りもきちんとくれましたよ。
昨日のはボッタクリ・タクだったのだと確信しました。
(それでも、安いけど。)

705さて、ニッコー付近に着くとほぼ同時に雨が降り始めました。
それも結構強めに。
商店では、太い木の枝に雨合羽をズラッと並べていて、キレイです。

僕は開店前のバーの軒先で雨宿りをしていたのですが、交差点で客待ちをしているバイク・タクシーの運転手が、パラソルの下のイスが余っているからおいで、と手招きをしています。
雨が止んだら、乗っていけとか言われそうなので、近寄りませんでしたけど。

706少し早めの通勤バイカー達もカッパを着て、走り回ってました。
中には一つの雨合羽を二人で一緒に被っているのですが、後部座席の人は頭をスッポリと被っていて、前が見えないはずなのに、結構早いスピードで飛ばしていて、見ているこちらが怖くなってしまいました。

雨の降り始めと降っている間は涼しくなったのですが、ザァーッと降って、日が出てきたら、やっぱり蒸し暑くなりました。
それでも、ティエンクアン湖という楽勝で歩いて一周できる小さな湖があって、湖面を渡る風が気持ち良かったです。

湖には映画館があるらしく、『ダイハード4.0』と台湾のスー・チー主演の韓国映画『花嫁はギャングスター3』の上映をしていました。
街で見かけたポスターでは、『スパイダーマン3』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんかのハリウッド映画に、やっぱり韓国映画『美女はつらいの』が公開されているようです。
ベトナムでも韓流強しなんですね・・・。

それとですね。
この湖の周囲にあるベンチなんですけど、80%以上の割合で男同士で語り合っているように見えたんです。
勘違いかもしれないけど。
しかも、膝枕でじゃれ合う2人連れが・・・。
きっと、いや絶対に、ボーイッシュな女性だったのだと信じたい!!
じゃなかったら・・・、そういうことなんですよね・・・。
チョットだけ引きました。

さて、ニッコーは、日本のメディアの宿泊施設になっているらしく、ロビーに連絡用のホワイト・ボードがあって、スタジアムへの送迎バスの時間などが書かれていました。
もっと早く気が付けば、楽しかったかもしれませんね。

バーでは【今週のオススメカクテル】が、“サムライ・ブルー”となっていました。
どんなカクテルなんだろう。少し気になりました。

707てな感じで、何だかんだと17時も過ぎたので、最後の食事に突入です。

アジアホテルからも近い中級ベトナム料理の店「クアン・コム・フォー」という店です。
ベトナムの米の生産高及び消費高は世界トップクラスなのですが、この店では、おいしい炊きたての白米が食べられます。

この店はガイドブックにも載っていますが、アジアホテルの宿泊者で食べに行ったという人のほぼ全員が「美味しい!!」と言っていました。

708白米は小さな釜に入っていて太目の箸をしゃもじ代わりにして善そうのですが、それなりにモチっとしていて、いい感じの炊き上がりでした。
オススメだと言う豆腐の黒胡椒揚げ(ガンモドキですね)、蟹とほうれん草の出し汁(ほうれん草がシャキシャキ)に、ビールをオーダー。

後1品、茄子と挽き肉とか炒め物を頼もうかなと思ったのですが、これだけでも食べ切れないほどの量でした。

しかも、どれも美味しい!

もうドンがなかったので、米ドルで3ドル支払ったら、8,000ドンのお釣りが来たので、大体310円位ですね。

そんな感じで、ホテルに戻り、旅行社のピックアップを静かに待つのでした。

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ハノイ通信<6>旧市街を歩く

3日目です。
メイン・イベントを終え、行くはずにしていたカフェ・ツアーも定員不足で開催されず。
暇を持て余していましたが、12時にホテルをチェックアウトしなければいけないとのことで、午前中は旧市街を歩くことにしました。

601まず、目指すのは「87マーマイの家」。
古い中華系の民家をそのまま保存しています。
昨日の午前中の観光でガイドが「古いは通りの名前は“○○屋通り”というものが多いのですが、現在は名前と商店は必ずしも一致していません。新しく作った通りは英雄の名前が多いです。」と話していました。
旧市街はその説明のまんま、美術品屋、シルク製品屋、玩具屋・・・と似たような店舗が並んでいて、買い物はしやすいと思いました。

マーマイの家は入口が小さいし、入口の前で店が広がっていて、女性たちがお喋りしているので、見逃してしまいそうになりました。

602学芸員らしい調度品の掃除をしていた女性に5,000ドン(38円)を支払って、中に入れてもらいます。
すごく小額なような気がして、このお金で建物が保存されていくのが、少々不思議でした。

建物は2階建てなのですが、吹き抜けになっていて屋根のない部分があります。
採光の仕方としてはバッチリだし、中庭に高い木なんかを植えれば木陰が出来て、風が吹き抜けると涼しく感じます。
雨が降った時とか、寒いと聞くハノイの冬の過ごし方が、少し心配な位で住み易い工夫のされた家だということが分かります。

603604各地の家から集めたであろう、実際に使用されていた調度品や生活用品の磨り減り方や光沢具合がイイ感じだし、窓際に掛けられた鳥籠には生きている九官鳥がいました。
前に観た、近世の退廃的で耽美な世界を描いた中国映画のに出てきた家屋に似た雰囲気を持っていて、結構気に入ってしまいました。

僕自身が、いわゆる「谷・根・千」と呼ばれる、東京下町の保存された家屋の近くで育ったこともありますが、こういう感じの建物はずっと残して欲しいものです。

旧市街を歩いていて、シルクのアロハっぽい柄のシャツと茶器セットも見たのですが、荷物になるのが面倒だったので、見てるだけ状態。
お土産になるようなものを販売している店は、店員がビタッと張り付いてくるので、正直、少しウザイです。

605さて、本日も欧米人好みのカフェに入ってみました。
「リトル・ハノイ」。
旧市街の人通りの多い大通りの本当に目立つ角にあるオシャレなカフェで、テイクアウト用のショーケース越しの窓が大きくて、入店しやすい雰囲気です。
客のほとんどが欧米人で、10時過ぎという時間的に、ブレックファースト~ブランチのトーストとか、サンドウィッチを食べていました。

606ここでは、渡航後初めて、本物のベトナム・コーヒー(withコンデンス・ミルク)を飲んでみました。16,000ドン(124円)。
やっぱり最後にはザラっとした黒い粉末が口の中に残りましたが、味は美味しかったです。

この後は、また大教会の方へ回り、プロパガンダTシャツの「P」の商品を見たり、ペットボトルを買いに行ったり、予約当初は宿泊するはずだったホアビン・ホテルを観たりして、11時過ぎにホテルに帰着したのでした。

さぁ、チェック・アウトしなくちゃ。

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ハノイ通信<5>ASIAN CUP 2007! UAE vs JAPAN @ハノイ・MY DINH国立スタジアム

501ハノイには元々ホー・チミン廟の近くにスタジアムがあったのですが、郊外にあるミーディンという町に新たに作って、引っ越ししました。
そこで、キックオフは20時35分なのですが、市内の何ヶ所かに点在するツアー客をピックアップするため、また丁度帰宅ラッシュに当たるために、17時30分に迎えのバスが来ました。

そうそう、市内のあちこちには、アジアカップの看板が掲げられていて、路線バスもアジアカップ仕様になっているので、至るところで俊輔選手(イメージキャラの4選手に選出されている)に出逢うことができます。

502我々のバスは大きな渋滞に巻き込まれることもなく、19時過ぎにスタジアムに到着。
遠くの空には、稲妻の光りが見えている。
一雨来れば涼しくなるのに、遠雷は近付く気配は見せていない。とりあえずは、試合終了までは雨は降りそうもないけど、暑い・・・。

ゲートのところで先頭の人が「ペットボトルは持ち込み禁止だから、捨てて下さい。」と言われて、ほとんどの人が捨てていました。
数m先では軍人が荷物をX線に掛けたり、金属探知機を潜らされたり、かなり厳重な警備です。
しかし、X線でカバンの中に隠していたペットボトルが見つかった人には、特にお咎めなし。

スタジアムの売店でもペットボトルも缶も売っていて、買うと紙コップを渡されます。
座席にビン・缶を持ち込むのは禁止だけど、紙コップに移せばOKだったのですね。やられました。
余談ですが、ペットボトルの水の価格は試合経過と共に変化していたようです。
試合前は10,000ドン(78円)でしたが、ハーフタイムでは20,000ドン(155円)。
需要と供給による市場経済って奴なのでしょうか?
単に暑いんだから、もっと用意しろよ!ってことですけど。

504旅行社の用意してくれたチケットはカテゴリ1で、バックスタンド1階・アウェイ側の中段位の席で、なかなか見やすい席でした。
陸上競技も出来るグランドで、設備的には鹿島、仙台の位の印象ですが、あそこまでは広くなく、大きさ的には駒場スタジアム位と言えば分かってもらえますか?

ちょっと変わっているなと思ったのは、座席の並び方が、ゲートから入っていくと、左側が奇数、右側が偶数になっています。
例えば、3ゲートの16列目だったら、1、3、5・・・って並んでいるのです。

503初めてのスタジアムに戸惑っていたら、初戦からの観戦組から「今日の試合は満杯にならないから、適当に座っても大丈夫みたいよ」とのことでした。
途中からはゴール裏に陣取っていたサポーターもカテ1に乱入して応援していましたから、本当にいい加減で良いですよね。
尚、16日の予戦最終戦・ベトナムvs日本のチケットは完売だそうです。
そりゃ、この状態(日本ーUAE戦前の段階で、ベトナムは1勝1分で暫定1位)なら、当然ですね。
地元の人も「ダフ屋の価格がいくらになるかな」って話していました。

505さてさて、スタメン発表。
日本は初戦からは駒野がケガから復帰し、高原・巻のツートップになっていました。
今回の遠征メンバーでは、割とベストイレブンではないでしょうか。
否が応でも、期待しちゃいます。
この高温多湿なコンディションの中で、3枠の選手交代を上手く利用して欲しいものです。

507

20時30分。UAE、日本の順番で国歌演奏。
こういう場所で聴き、そして歌う『君が代』は、何だか不思議に良いですよね。
「あぁ、日本人なんだ」とか、「さぁ、応援するぞ」とか思って、スイッチが入る気分です。

選手達が円陣を組んで、いよいよ試合開始しました。

UAEはやや引き気味なので、なかなか前方にスペースが出来ず、中盤から後ろで回している時間が長く続きます。

511そして、前半20分過ぎと25分過ぎに高原の連続ゴールが決まると、ジャパン・サポーター席は大騒ぎです。

「高原、このままハットトリックで行こうぜ!!」

ライン際の攻防とかフィジカル強いし、本当に頼れるエースになってくれましたよね。

509ホテルの隣り部屋の兄チャン2人は「テレビに映ろうと思って」と“高原”と“俊輔”のボードを持参していました。
近くに座っていた現地の方に渡して、タイミングを仕込んだりもしてましたけど、結局映ったのかな?
帰ったらビデオのチェックしなくちゃ。

前半終了間際には、俊輔のPKも決まって3-0で折り返します。
しかし、ここまででしたね。

517後半に入ると運動量が一気に落ちました。
UAEはレッドカードで退場者を出し、日本は人数的有利な状況なはずなのですが、それを活かすことが出来ていません。
前半に良く動いていた啓太と加地君が削られてからは、本当に顕著でした。
運動量豊富な羽生を投入するも、空回り気味でしたね・・・。

特に啓太は立ち上がれなかったけど、大丈夫なのだろうか。
啓太ってパスミスでカウンターを食らうイメージがあったのですが、球をもらいにスペースへと良く動いているのですね。だから、取られる機会も多い・・・。
TVで観ていると分からなかったので、発見でした。
大事に至らないと良いのですが・・・。

514俊輔は調子よくなかったのかな?
元々が細いし、暑さには強くなさそうですが・・・。
PKは決めましたが、遅延行為を取られていたし。
後半のFKも俊輔、ヤット、憲剛の3人がボールを囲んで、「さぁ、何処から出るの?わぁ、俊輔だぁ!」とワクワクさせましたが、ネットを揺らすことは出来ませんでしたね。あそこは決めて欲しかった!
調子の良い俊輔を観てみたいです。

今日は能活も遅延行為を取られていました。
不意打ちなファウルは、何が起きたのかスタンドからでは分からないので、こういうのはテレビがあると良いのかなぁ。
ちょうどオフサイドラインになるところに座っていたので、「エーッ!!今のがオフサイドなの!?何処見てるんだよ!!」という判定があったり、主審が絶妙なパスラインの位置にいて邪魔だったりするシーンもありました。
ワールドカップでもグレーな判定はあるわけですが、こういう大会で審判するっていうのが更に難しいことなのだなぁ、と思いました。

518終わってみれば、日本は前半の3点のみの3-1で勝利しました。

勝ったことだけが全てで、サポーターにとっては、フラストレーションの残る試合でした。

試合後、23時に入口に集合でしたが、早めに揃い、道も空いていたので、13日中にホテルに辿り着けました。
(でも、時差あるから感覚的にはまだ午前様なんだけど・・・。)

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ハノイ通信<4>真昼の街歩き

バス観光から帰ってきて、シャワー&着替えたら、「もう外には出たくない!」とも思ったのですが、昼食も食べに行かないといけないので、サウナのような街に再び出て行きました。

まず向かったのが、ホアンキエム湖の近くにあるデパート・テャンティエンプラザ。
これまではホテルの冷蔵庫のペットボトルを飲んでいたのですが、安い水を調達しようと考えていました。
このデパートの4階はスーパーになっていて、色々なものが定価で購入することが出来ます。
例えば・・・
 今飲むための500mlのペットボトル(3,500ドン、27円)
 小分け用の1.5lペットボトル(6,500ドン、50円)
 ボトル入りのイチゴ味のガム(19,500ドン、150円)
でした。安いですよね。

401次にランチです。
朝、フォーを食べてしまったのですが、この店に入ってみようと思っていたので、入りました。
ベトナムのフォーのチェーン店「Pho 24」。
街中のフォー専門店って、何のフォーなのか、値段はいくらなのか分からないことだらけだし、とにかく衛生的ではありません。
ここはチェーン店だけあって、マックかと思うほど清潔な感じです。
しかし、値段はそれなりの金額です。
402モツの入ったフォーが美味しいと聞いていたのですが、ガイドブックに書いてある名前がメニューにない。
仕方なく、普通にフォー・ガ(鶏肉のフォー)を頼みました。
そうしたら店員が「サイドメニューは何にする?それじゃたりないだろ?」と言い始め、揚げパンをつけてくれました。
フォーと香草トッピングと揚げパンをつけて34,000ドン(264円)でした。
これに飲み物をつけるのですが、フォーと同じ位の金額なんですよね・・・。
味は美味しかったですよ。

403そこから歩いて、午前中に車窓から見ただけの「ホアロー収容所」に行きました。
フランス統治時代の監獄で、ベトナム戦争の時の捕虜収容所として使用され、アメリカ人からは「ハノイ・ヒルトン」と皮肉を込めて呼ばれていたそうです。
404黄色の壁に緑の木窓が、ヨーロッパにも見られそうなカワイイ建物なのですが、監獄なんです。
囚人達のマネキンや手枷・足枷、拷問の道具、そしてギロチンなどリアルで、若干グロテスクな感じがします。
でも、細い廊下を吹き抜ける風は意外に涼しくて、暫くここに留まりたいと思いました。405406

次に、半日ツアーでも行った大教会へ再び行ってみました。近くにあるアオザイ・ツアーデスクへ明日のツアー状況を確認しに行ったのでした。
行きたいのは「バッチャン&ドンホーツアー」。
バッチャンは陶器、ドンホーは版画の伝統を守る街です。
中国茶にハマッていて、烏龍茶を入れる小さな急須と湯呑みのセットが欲しかったのです。

「明日は1人でも参加できますか?」
「ごめんなさい。
 明日は参加者いないので、開催しません。
 ハロン湾クルーズなら、空きありますけど。」
「そうですか・・・。」
「倍額で良ければ開催しますし、運転手のみの手配もしますよ。」
「分かりました。検討して、また後で来ます。」

残念ですが、伝統の街へは次の機会にすることにしました。

407大教会の近くにある欧米人が好きだという「モカ・カフェ」に入って、休憩を取ります。
映画に出てきそうな喫茶店で、夜のバータイムの方が雰囲気が出てオシャレかもなと思いました。
フレッシュ・マンゴ・ジュースを頼みました。25,000ドン(194円)。
こういうところの氷はミネラル・ウォーターを使っているので安心ですが、こちらの生ジュースは氷抜きのことが多く、ドロッとしていて却ってノドが渇くかも・・・。

もう歩くのが嫌だったので、チャンティエン・プラザまで戻ってタクシーを拾いました。
デパートのタクシー乗り場ですが、優良タクシーではありませんでした。
初乗り運賃は10,000ドンと安かったのですが、凄い勢いでメーターが上がり、38,900ドン(302円)でした。
財布に40,000ドンあったので渡したら、お釣りはくれませんでした。
まぁ、適当な金額だったので、良かったですけどね。

さぁ、次はお待ちかね(?)のサッカー観戦がいよいよ登場です。

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ハノイ通信<3>半日観光ダイジェスト

301アジア・ホテルは朝食付です。
所謂、ビュッフェ・スタイルなのですが、とにかくフォーがウマイ!
器に麺と野菜だけが入っていて、自分でスープを入れて食します。
また、フランスパンも柔らかくて、バターだけでいくつも食べられそう。
サニーサイドエッグ、ベーコン、ソーセージ、スイカ・パイナップル・バナナが取り放題です。

302昨日の夜は気付かなかったのですが、このホテルはかなりオリエンタルな感じです。
建物自体は年代物で、フランス統治時代の影響が、少し曲線を描く階段や照明設備、飾ってある絵画とかに見らます。
テーブルとか箪笥等の調度品はアジアン・テイスト。
採光の仕方も上手くて、照明をつけなくても、柔らかい光が入ってきます。

さて、ベトナムと言うと、いわゆる喫茶店が主催するカフェ・ツアーというのが有名で、英語のガイドであれば物凄く安い価格でツアーに参加できます。
普段の旅行であれば、半日観光なんて参加したことないのに、今回は参加してみることにしてみました。

ツアーの内容は、ホーチミン廟→一柱寺→文廟→(物産店)→玉山祠→旧市街→大聖堂と周るツアーです。
日本人ガイド付きで、40米ドルは少し高めでしたが、昨日の到着時間が遅かったので、現地で申し込めるツアーに限りがあったのです。
多分、20米ドルくらいで行けるのではないでしょうか。

303まず、ホーチミン廟ですが、金曜日は休観日でしたので、広場の前から見るだけでした。
木陰で聞いた、ホー・チミン氏の生涯。独立戦争の終焉を待たずに亡くなるのですが、「死人のために豪華な廟を建立しないよう」に遺言します。
しかし、彼の死後に圧倒的多数の国民がホー・チミンの遺言を無視し、独立宣言をしたこの場所に廟を建立することに賛成したそうです。
彼の遺言では、いくつかの大きな都市に墓を置くようになっていたそうですが、彼の墓を分けることは、交戦中の彼等に取って、ベトナムの分断をイメージさせたのだそうです。この廟には、ベトナム統一の願いが込められているのですね。
304丁度、警備兵の交代の時間にぶつかったので、交代の様子を見ることが出来ました。
警備は三人一組らしく、二人は廟の入口で微動だにしないのですが、上官らしい一人は近くの木の陰に立っていたのは、何となく可笑しかったです。
毎朝の国旗掲揚の時間には、もっと多くの兵隊の交代があるので、数千人の国民や観光客が見物に来るそうです。

305ホー・チミン廟の隣りにあるのが、一柱寺。
池の上にハスの花をイメージして建てられた一本柱がユニークなお寺です。
戦争で破壊されたため、現在の建物は一回り小さく、コンクリート製に改築されたものだそうです。
本当はきちんとしたお寺の名前があるのですが、地元の人も「一柱寺」と呼んだ方が通じるそうです。
40代になっても子供の出来なかった王が、夢に現れた通りに建立したところ跡継ぎが恵まれたとのことで、子孫繁栄の祈願に多くの方が訪れるそうです。
生涯独身で跡継ぎのいないホー・チミン氏の隣りにあるというのが、印象に残りました。

306次に訪れたのが文廟。
孔子を祀るための建物であると同時に、ベトナム初の大学という性格も持った建物です。
全国から優秀な若者を集めて勉強させ、多くの科挙試験合格者を輩出したそうです。
石碑などはほとんど漢字で書かれており、ここも漢字文化の国であったことを感じました。
ちなみに現在は漢字を読める人は、中国や漢詩を研究している人くらいしか使えないそうです。
そもそも、フランス統治時代には、フランスが支配しやすいように、一部の特権階級以外の人には学問の機会を与えなかったので、ベトナム語をしゃべれても、読み書き出来る人はいなかったそうなのですけど。
307建物に使われている赤い瓦が印象的ですが、一つ一つを見ると靴の形をしているそうです。
法律で王室関係の建物にしか使うことが出来ないことになっているそうで、大学の教室の瓦とは形が違うのだそうです。
現在では、王室の子孫はいても、王はいないのですから、誰が許可を出すのでしょうね・・・。

この後、「Coco Silk」という日本人向けのシルク製品専門店と、「Ao Dai」という民芸品屋に寄りました。

38バスはホアンキエム湖に向かい、湖に浮かぶ玉山祠へ行きました。
この湖には、王が亀から授かった剣で、中国・明国を撃破し、剣を還したという伝説があり、「還剣湖」という名になったそうです。
そう言えば、そんな話を昨日の人形劇で観ましたね。
年齢200歳を超えるつがいの亀がいて、残念ながらメスの亀は亡くなり剥製となり展示されています。全長は1m70cm!デカイです。
オス亀は生きているそうなのですが、姿を現すことはほとんどなく、何と2mを超える大きさなのだそうです。

39そして、最後に行ったのが大教会。
ベトナムはカトリック教が中心だそうで、街中でも小さな教会は見かけましたが、この教会は本当に大きくて、重厚な建物でした。
教会の中に入れなかったのですが、ミサをやっているのは、土曜の夜と日曜だそうなので、今回の旅行中では無理でしょうね。非常に残念でした。

この後、バスはホテルへ向かい、昼食を頼んでいない僕らは下ろされました。10米ドルの食事って、どんなんだろうという興味は少しあるのですが・・・。

そう言えば、観光地では、韓国や北朝鮮の観光客を見かけました。
ベトナム戦争にアメリカ軍として参加した韓国人には、そこに何か自分のルーツを感じているのかもしれませんね。

また、北の方は同じ社会主義国ということで渡航しやすいのでしょうか。
赤い金日成バッチを間近で観るのは初めてだったので、思わず「ガン見」しちゃいました。

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ハノイ通信<2>オペラハウス~水上人形劇場

荷物を解いて、早速探検です。

まずは、ハノイのシンボルの一つ、オペラハウスを目指します。
インターネットのホテル案内では、アジアホテルから観光地までは徒歩10分とありましたが、10分ではチョット・・・。(道が分からないこともありますが・・・)
それでも、道はほとんどまっすぐなので、迷わずに到着しました。

201フランス統治時の面影を残す豪華な建物で、地元の若者と一緒に階段に腰掛けて夕焼けを見ながら、しばし休憩。
しかし、先ほどからバイクやシクロの勧誘、ガイドブックやポストカードなどの物売り青年、物乞いの子供とうるさい位に付きまとって来ます。
なるだけマップとか見ないようにしているのですが、観光客は分かるのですよね。
因みに僕は成田の免税店で、日本人の年配の女性店員に香水を英語で勧められました。
僕って、一体・・・?

さて、次は水上人形劇場に行こうと決めていました。
とりあえずホアキエム湖を目指します。
しかし、道を一本間違えたらしく、近づいているように全く思えない・・・。
少し大きめなホテルが見えたので、そろそろ19時近いので、そこで夕食を取ることにしました。

席について、「イングリッシュ・メニュー プリーズ」と言って、英語のメニューをもらいました。
フォーがあったので「フォー・ガー」とオーダーすると、「ノー」と返事をしてきます。
「ノー?」と聞き返すと「これならできる」というようなことを言うので、店員のオススメにしました。
人のオーダーには「ない」というくせに、「ハイネケン、ハイネケン」とビールをオーダーするように言ってきます。
まぁ、水は飲めないので、水代わりにビールもオーダーしました。

202で、彼女のオススメは、ミーサオゾン。ベトナム風かた焼きソバですね。
具は、鶏肉、空心菜、ニンジン、トマトで、なかなか美味しかったです。
ホテルのレストランなので、少し高めだと思うのですが、ビール込みで4万ドン(320円位)なので安いです。

さてさて、ホテルで位置関係も大体つかめたので、湖を目指します。
大通りを外れてしまったので、道は少し暗いのですが、ところどころにイスとテーブルを広げて、食事をしていました。
本当は屋台でも食べてみたいのですけどねぇ・・・。
機会があればトライしてみよう。

203水上人形劇場は、日によって上演時間が違うと書かれていましたが、今夜の最終公演20時はあるようです。
チケット売り場で「ファースト・クラス ワン プリーズ」と言うと、まず「ノー」という返事。
「ノー チケット?ソールド・アウト?」と聞くと、暫し呆れ顔で「ワン・チケット?」と渋々用意してくれました。
しかも最前列。

そう言えば、中国人も何か頼むと、とりあえず「没有」と言うけど、それと一緒なのかな。
先ほどのレストランと2回続いたので、ふとそんなことを思いました。

チケットが4万ドン、写真撮影を希望する場合は1万5千ドンか1ドルで別にチケットを買います。

204最初のアナウンスこそ、現地語、英語、フランス語なのですが、劇自体は民俗音楽にベトナム語。
何を言っているのかは分かりませんが農村の生活風景や王や貴族にまつわる伝説や、政事をコミカルに描いているのは分かります。

205例えば、川で蛙を追いかけていた男が蛙を捕まえると、今度は蛇に追いかけられるとか、水鳥を追いかけていると猫だか狐だかに盗られてしまうとか。
なかなか面白かったです。

観客は中国人の団体や欧米人が多かったです。
日本人はガイド送迎で来ている人がいましたが、彼らは食事付で30ドルとか払っているのですよね?
何となく得した気分です。

外に出ると、暗く静まり返ったホアンキエム湖畔は、カップルだらけでした。
僕はバイクタクシーの勧誘に負けることなく、約30分かけて歩いてホテルに帰ったのでした。

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ハノイ通信<1>ハノイ到着

ハノイに来ています。

ずっとベトナムには行ってみたくて、何となく今日まで経っていたので、思い切って来てみました。メインは13日のサッカーアジアカップ・日本vsUAEですが、それなりに観光するつもりです。

移動は、今回はベトナム航空の成田-ハノイの直行便でした。
最初、直行便が取れなくてホーチミンからの乗り換え便だったのですが、旅行社の担当の方が、キャンセル待ちをチェックしてくれていて、直行便になりました。格安よりは高いみたいなのですが、追加料金は取られませんでしたよ。有り難いことです。

101ベトナム航空は、エコノミーでも酒類の種類(シャレではない)は多いし、メインも肉か、魚か選択できます。
ベトナム以外に、カンボジアとかに行く人にもオススメかもしれません。
でも、鰻のひつまぶしなのですが、「フィッシュ!」と元気良く言ったお姉さんに、CAが「ノー フィッシュ。イル。」って言っていました。ん・・・ウナギも魚じゃん!

そんな感じで、こちらには現地時間の14時過ぎに到着しました。
晴れ、気温35℃。暑い・・・。
低温サウナに入っている感じ・・・。

空港に着いてから外に出るまでの時間が長いと聞いていましたが、イミグレは無事に通過。
「大したことないじゃん」と思っていたら、荷物が出てこない・・・。
ほとんどの人が出て来たのに、数十分前に着いたバンコク発便の貨物が出て来たところで、タイ人でごった返しています。
ベトナム航空は持ち込み荷物が1人7kgと決まっていて、他の会社なら持ち込めるような荷物も預けさせます。
成田の真面目な日本人職員と旅行客は言われるままに預けますが、現地の作業員は捌けないということなのでしょうか。
到着から30分後に漸く荷物が流れはじめ、数分後に出口へと向かうことが出来ました。

出口では旅行会社の添乗員が待っていてくれました。
日本語の非常に上手なベトナム人です。
「市内まで40分ほど掛かりますので、トイレに行って来て下さい。必要なら両替も。」
14~15人を載せて僕らのバスは市内に向かいます。宿泊ホテルがバラバラなので郊外のホテルから順番に回って行きます。

102空港から市内までの道は、どこまでも続く田園風景。
牛で田をおこしています。
暑いので男性は皆、上半身裸。若者は皆細く、兵役後の青年はがっちりしていて、褐色の肌に似合っています。

103市内に近づくと丁度帰宅ラッシュにぶつかってしまい、バイクが物凄い!
通勤時間帯の自転車は(10年前の)上海で、バイクはバンコクで経験していますが、その比ではない!
50ccは免許がいらないそうですが、2人乗り、3人乗り、なんと4人乗りまでしています。
先日のベトナムvsUAEで、ベトナムが勝った時は、街が暴走族で埋め尽くしたのだとか。
こういうのも見ると、アジアの勢いを感じて、元気になります。

さて、空港から一番遠いホテルになった僕らがホテルにチェックインしたのは17時になっていました。
「空港を出発してから2時間・・・。40分って行っていたじゃん」なんて怒っちゃぁいけません。この辺はアジアン・タイムですから慌てないことです。

104今回の宿泊場所のアジア・ホテルは、『地球の歩き方』にも載っていない、小さなホテル(一応三ツ星)です。
が、ツインのシングルユースなので、広いし、冷蔵庫、クーラー、ドライヤー等の設備やコスメ類も充実しています。
しかし、観光地から少しだけ外れた部品問屋街みたいなところにあるので、日本人観光客は少ないようです。
TVのチャンネルにはNHKはなく、なぜか韓国のTVが2つもありました。
フロントは英語ならばOK。
ちゃんとお湯も出たし、ドアの鍵が開けづらいのを除けば、満足です。

それからドコモの携帯なのですが、音声電話は問題ないのですが、iモードが接続しません。
空港では大丈夫だったのに・・・。
市内でも大丈夫なところはあるようなのですが、メールを読み込まない設定にしているので、ちょっと不便に感じました。

※アジアホテルは、中心街から少し離れているので、ビジネス・ユースはほとんどないようで、各部屋にはLANは来ていませんでした。
ビジネス・センター(?)のパソコン(2台)は、低速接続の上、日本語フォントが入っていません。勝手に設定しようとしたら、OSにも日本語がない・・・。
従いまして、この通信は、帰国後に当日書いた記事を載せていることになっています。

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ばね指

1週間位前のことです。
左手の人差指がしびれると言うか、引っ張られる感じがして、動かすとカクカクする。
何だろうと思って、整形外科に行ってみました。

都電早稲田駅の近くにある有名な整形外科で、大きな病院ではないのですが、検査のために大学病院から患者が回されるほど充実した設備がある病院なんです。

僕が診察に行った日は、松葉杖をついたマッチョな若いお兄ちゃんがいました。
付き添いらしいオッサンに、『Number』を見せて「この前の載ってるよ」と話していたので、何かのスポーツ選手みたいでした。
服装はサッカーのTシャツに、スウェット地のハーフパンツだったのだけど、背が低くて、上半身が鍛えられていて肩幅が広く、下半身は短くて頑丈そうだったので、格闘技系か、アメフト系だと思うのですが・・・。

さて、午後の診察の4番目をゲット。20分ほど待たされて、診察室に入ります。
僕と同年代が少し下の若いドクターが、指の付け根を触って、即答。

「腱鞘炎ですね。
 ばね指とか言われています。
 動きがバネみたいでしょ。」

一応、レントゲンを取って、骨に異常がないのは確認して、処方箋を書いてもらいました。
塗り薬と効き目のゆるい(ゆっくり治すためらしい)飲み薬です。
飲み薬が切れた頃に痛みがあったら、患部に注射を打てば一発で治るそうですが、指に注射って痛そうですよね・・・。

まぁ、毎日毎日、基幹システムに各種データを打ち込み、ワープロや表計算で資料を作り、家でもブログなんか書いていたら、そりゃあ指も悲鳴あげますよね。

左手人差指を使わずにタイピングしているのですが、2~3日前からは右手の人差指も(症状は軽いけど)カクカクしてきました。
今は左右とも4本の指でタイプしようとは思っているのですが、「H」とか「Y」は、どうしても右手人差指で叩いてしまい、「痛ッ!」と言っています。
トホホホホ・・・・。

しかし、平日昼間の整形外科はご老人だらけですな。
受付の女性が大きな声で、

「○○さん、保険証、持ってきましたかぁ?」
「はぁ?」
「ホ・ケ・ン・ショ・ウ」
「あぁ、保険証?
 チョット待ってね。
 ...あれ、何処に入れてきたっけかなぁ?」

と、やり取りしていて、大変そうでした。

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『吉祥天女』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Kisshoten鈴木杏チャンの迫力ある演技が印象的でした。

天使のような慈愛に満ちた微笑が、一転、目力に凄みを利かせて睨み、愛する者を失い泣く・・・。
周囲の人間たちを翻弄する魔性の少女・小夜子のミステリアスな雰囲気を見事に表現してくれました。
従来の作品で見せた「明るくて、努力家」な優等生イメージは皆無で、とにかくダークに貫きます。

12年振りに故郷・金沢に帰ってきた小夜子。その辺り一体の土地の所有者である名門・叶家も、現在は借金により首が回らない状況にあり、新興の事業家・遠野建設から小夜子が跡取りの暁と結婚すれば、援助すると迫られていた。
そんな縁談話とは関係なく、その妖艶な美貌で暁だけでなく義弟の涼までも虜にし、同級生の麻井由以子すらも憧れを抱いていくようになっていく。
そんな状況の中、小夜子と関わった人たちが不信な死を遂げる。そこには、小夜子が親戚の家に預けられた原因になったと思われる、12年前の失火事件が関係しているようでもある。
北陸地方に伝わる天女伝説に登場する天女の末裔とも言われる叶家。
「【天女の衣】に触れた女は幸せになるが、それに触れた男には祟りがある」という言い伝えの意味するものは・・・。

まず思ったのが予告編が上手く出来ていたのだなぁ、ということ。
本編を見てみると、全然関係ないシーンを上手くつないでいることに気付かされ、「やられたぁ」と思いましたが、「本当に上手く世界観を出していたのだなぁ」と関心させられました。

杏チャン以外では、小夜子の親友であり、12年前の事件の目撃者でもあった由以子役の本仮屋ユイカは、小夜子とは正反対の純粋で、真っ直ぐで、少女らしい田舎の女子高生を演じていて良かったです。
朝ドラ後、ちょっとクールな女の子の役もやっていましたが、彼女にはこういう不器用そうな役が良いですよね。

美術史の研究題材として叶家に興味を持ち、事件の真相に接近していく由以子の姉・鷹子を市川実日子さんが演じています。
この人の場合、演技の上手い下手より雰囲気のある人ですが、「男よりも研究に興味があります」的な少しズレた女性像は的確でしたね。探偵みたいな役なので、若干『食いタン』に被るところありますが・・・。

それから、もう一人。小夜子の執事役の津田寛治さん。小夜子の祖母である叶家当主のあきから5歳の小夜子を託され、彼女と共に行動する謎の男で、小夜子の着替えの手伝いまでしているんです!
事件に大きく関わっているようでもあり、単なる傍観者/見届け人のようでもあり、彼の目的が何なのか分からないので、それが一番のミステリーでした。
不気味な雰囲気でていました。

冒頭に「昭和45年」とテロップが出たのですが、原作に合わせただけなのでしょうか?
あまり時代性というのは感じませんでした。
確かに村全体を所有する資産家という設定は、現代にはあり得ない感じはしますけど・・・。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『不完全なふたり』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Futari日本人監督による全編フランス語によるフランス映画です。

短編オムニバス『パリ、ジュテーム』の中で、諏訪監督が担当した切ない母子の物語をホラーっぽく撮っていたのが良かったので、どうしても観たかったのですよね。

15年間の結婚生活にピリオドを打とうとしている男女が、友人の結婚式のためにパリに滞在する。友人達にとっては理想のカップルであったのに、些細なことでケンカを繰り返し、すれ違っていくふたり。パリでの用事を済ませ、男はリスボンに帰り、女は想い出の地でもあるボルドーに向うことにするが・・・。

映像が斬新でした。男は建築家、女は元カメラマンという設定ということが関係あると思うのですが、固定カメラが、聞き手の目線で話し続ける人を映し続けたり、話し手目線で話を聞いているのか動いている相手を映します。
また、カメラに背を向けている人の表情を鏡やガラスの反射を利用して見せるのも印象的です。

気まずい雰囲気の夫婦ですから、思いっきり愚痴ったかと思えば、急に訪れてくる長い長~い沈黙。
映し出されるのは、暗くて表情が見えない姿だったり、シルエットだけだったりするのですが、何か、見事に監督のペースにハメられたような気がします。

私たちは、大人、特に社会的に認められた地位にある人、は、「完全」な人間だというイメージを抱いてしまう。
でも、本当は完全な人なんていなくて、何処か足りなかったり、アンバランスな「不完全さ」を持って生きているってことなのだと思います。

例えば、作品の中に登場する美術館はフランスの有名な彫刻家のロダンの作品を展示している。ロダンは、詩人のリルケを秘書として雇いながら1年で解雇したり、妻がいながら弟子のカミーユと恋に落ち、その若き愛人はやがて精神を病んでいく・・・。
芸術とか文学を極めた人たちも、そこにある実像は完全ではない、というのも重要なポイントになっているのではないでしょうか。

そして、印象的なセリフが沢山出てきます。

「私たちは何をしてきたのか。私たちは何をしなかったのか。」

何だかスゴク意味の深い言葉ですよね。
「こうなったのが許せない」とか、「どうしてああしてくれなかったのか」みたいなのがあれば、もっと楽になれたのかもしれない。
取り立てて何かがあった訳でもなく、ただ何となくやって来た倦怠感への不安、恐れ、絶望感。
主人公が完全であろうとすれば尚のこと、完全でないことが痛くなってしまうのかもしれません。

少し気障に聞こえますが、「別れから始まる物語もあるし、失って初めて気が付く想いがある」と思います。

駅のホームを列車が走り始めた後、ふたりの物語がどのように続いていくのか、興味をそそられるエンディングでした。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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『ボルベール<帰郷>』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Volverベネロペって、良い女優さんだったのですね。
チョット見直しました。

どうしても、とにかく美人だけどハリウッド作品では添え物的な役柄が多く、女優としてよりも周囲の男性を虜にしてしまう【魔性の女】というイメージがつきまとっていました。

でも、この作品で見せる、複雑な過去を持っていながら、一人娘の母親として気丈に振る舞い、普段のセクシーさとは異なる肉感的な魅力(役作りで増量&付け尻を入れている)で、とにかくたくましい女としてスクリーンの中で生きていました。
スペイン映画ですが、イタリアの肝っ玉母さんのイメージしました。

10代のころ母親を火事で失ったライムンダは、失業中の夫と一人娘のパウラのために日々忙しく働いていた。自分を可愛がってくれていた伯母を見舞いに訪ねた故郷のラ・マンチャで、火事で死んだはずの母親を見かけたという噂を耳にする。そんな中、パウラが肉体関係を迫ってきたライムンダの夫を殺害してしまったことを引き金に、伯母の死、隣人の母親探しと癌闘病と次々にトラブルが発生していく・・・。

カンヌ映画祭で主要キャスト6人が最優秀女優賞を受賞という作品だけに、ベネロペだけでなく、10代の娘から、30代の主人公と姉、40代の隣人、60代の母、そして80代の伯母、とそれぞれの年代が痛みを抱えつつ強く生きている女性をきちんと演じていて、女優達の力を感じます。

男性は殺される夫、レストランの元オーナー、映画スタッフ、そして火災で焼死して会話の中でしか出てこない父親と、とにかく存在が希薄でした。

テーマとしては重たい(重たすぎる)ものですが、セリフがユーモラスでクスッと笑えるのがスペイン映画っぽいのかな?

荒唐無稽に見える展開も、それなりに伏線は張ってあって、「なるほど」とは思ったのですが、日本人にはブラックすぎるかも。
行方不明者をしっかり探さないのは、スペインらしいことなのか、スペインの中でもド田舎だからなのか・・・?
この辺は、好き嫌いの分かれるところではないでしょうか。

原色を印象的に散りばめたビビットな色彩感覚は、前作の『バッド・エデュケーション』同様にペドロ・アルモドバル監督らしくて、楽しめました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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Live! 宮沢和史『寄り道2007夏さがし』@世田谷区民会館

三軒茶屋から世田谷線に乗るのって、20年位振りなんだよなぁ。
当時はまだ駅ビルなんてなかったし・・・。

東京に残っている数少ないチンチン電車に揺られて、松陰神社前で下車。
電柱の矢印通りに進んだら、世田谷区役所に辿り着きました。
「何処だよ、これ」と思っていたのが、嘘のようです。

さて、MIYAさんのライフワークになりつつある詩の朗読と弾き語りによるソロ・コンサート。
詩が11編、弾き語り11曲、おしゃべり&ゲーム(?)で結局3時間の長丁場になってしまいましたね。

ブームから6曲、ソロ1曲、GANGA ZUMBAが2曲、そしてカバーが2曲という内容でした。初期の曲もあり、『百景』からの曲が多かった等、個人的にはなかなかの選曲でした。

「あっ、そうだ、今日は歌いたい曲があったんだ」と思い出したように歌いだしたのは、『極東サンバ』に収録の『モータープール』でした。
この曲、派手さはないけど、一応ラテン系のバラードなんですよね。ムーディで、格好良くて、久々に聴けて嬉しかったです。「出口のない駐車場に潜りこんでしまったみたいだ」と歌う詞は確かに東京っぽいのかもしれませんね。

それから、「若者が歌う歌です」と話して歌いだした“Get you !!”ですが、スゴイ偶然なんだけど、2~3日前に無性に聴きたくなって棚の奥の方からCDを引っ張り出して聴いたばかりだったんですね。
嬉しかったのですが、気味が悪くて、鳥肌が立ってしまいました。

ブラジル人ミュージシャンのMoskaのカバーも、MIYAさんのレパートリーと言っても分からない位にハマッていて、良かったですね。
何というCDに入っているのでしょうか?
前作(99年)の『Mobile』のブラジル輸入盤は持っていたはずですが、2~3年前に新譜の国内盤が出ているとか。
MIYAさんは昔から、「現代音楽で最も美しい詞が付いているのはブラジルの音楽だ」と言っていましたが、ポルトガル語は分からないので音楽を楽しむより仕方がなかったのですね。
国内盤なら訳詞が付いて来るので嬉しいですね、チェックしてみましょう。

次回以降に演奏して欲しいカバー曲を募集中だそうです。
「演歌とか、意外なのが良い」とのこと。
パッと思いついたのは、「宇多田の『Flavor Of Life』とか良いんじゃない」と思っただったのだけど、何かあるかなぁ・・・。

東京をテーマにした「ガチンコしりとり合戦」とかお遊びもありましたが、ソロと言うこともあってか、第二次大戦時に連合軍が沖縄に上陸した記念の日に沖縄へ行った時の話、新潟で環境問題のレポートの仕事をした話、トキ保護センターの話など、結構重たいテーマの話もされていました。
また、来年はブラジルへの日本人移民がはじまって100年祭ということで、夏頃にGANGA ZUMBAとしてブラジルツアーが組めそうだとの報告がありました。そして、ファンの同行ツアーも企画したいとか・・・。

「自分は不器用ですが、子供の頃から歌が好きで、歌うことしか出来ないから、ずっと歌っていきたい」と言って歌ったのは『僕にできるすべて』、そして『ここに来るための』の朗読。
「チョットまとめ過ぎなんじゃない!?」という感じもしましたが、ジーンと来ました。

そして、再来年はデビュー20周年・・・。
何処までも、付いて行きますよ。

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『シュレック3』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Shrek3とにかく画がキレイですね。
CG技術の進歩ってスゴイなぁ、と思いました。

別に選んでいる訳でもないのですが、ピクサー作品は観ていても、ドリームワークスの作品は観る機会が少なくて、このシリーズも1はテレビで斜め観程度、2は観ていないという状況でした。
まぁ、それでも大丈夫だろう、と思ったら、大丈夫。楽しめました。

遠い遠い国の王様が亡くなり、王位継承者のフィオナ姫と結婚した怪物シュレックは、王位に就かなければならに状況になった。しかし、王位には全く興味がなく、姫と二人で静かに暮らしたいシュレックは、ロバのドンキーや長靴をはいた猫とともに、もう1人の王位継承権を持つアーサー王子を探す旅に出る。その間、チャーミング王子とおとぎ話の悪役たちが王国乗っ取り計画を企ていた。

お約束のドタバタアクションやブラックジョークの応酬で楽しめますが、突然に父親になることになったシュレックの苦悩や、いじめられっ子で逃げ腰だったアーサー王子が成長して王たる人間になっていく過程など、割とマジメなストーリーになっていたと思いました。

ここでは脇役になる、おとぎ話の主人公が多数参戦しているのですが、フィオナ姫が妊娠しているという設定もあって活躍が少ないかなぁ、と言う印象がしました。シュレックもドンキー、猫との3バカ行脚は良かったのですが、(自分が王位に就きたくないというわがままとは言え、)アーサー王子を諭したり、破天荒な感じがしなかったのが残念でした。

字幕版を観ましたが、レギュラーのキャラクターは出来上がっていましし、ゲストのジャスティン・ティンバーレイクのアーサー王も「言われると確かにジャスティンだ」という感じに違和感がありませんでした。

予告編では、浜チャンの吹き替え版でしたが、きっと印象が違うのでしょうね。寝技で強引に笑かしてそうで、観てみたい気がします。甥っ子とか喜びそう。
エディ・マーフィの声は、山寺さんの声と雰囲気が似ていますね。(あっ、逆ですね。山チャンがマネしているのでしょう。器用な方だ。)

ベイビー・シュレックはかわいらしいですが、悪夢の中のようにウジャウジャ出てきたら、やっぱり怖いですよね。
『4』があるとしたら、ベイビーが重要なポジションになると思いますが、子供が主役の物語でパロディになりそうなのって何かなぁ、と考えてみるのも面白いかも。

絶対観るべきという程のものではないけど、観ても損はないので、時間調整で利用したりすれば良いのではと思います。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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【2007年上半期】my blog ページ別アクセス解析

早いもので今年も1/2が過ぎてしまったのですね。

ココログのアクセス解析を使って、今年掲載した記事で、どんな記事が読まれているのかなと調べてみました。
トップページから読んでいただいた場合は、「トップページ」に分類されてしまうので、実際とは少し違うのかもしれませんが・・・。

で、総合トップになったのは、結構以外な記事でした。

【舞台鑑賞】血の婚礼(220アクセス)

総合2位も「何日君再来(183アクセス)」でしたので、舞台・ミュージカルが1・2 finishとなりました。これは結構、意外!

考えてみると、ライブ・レポートや映画評論のプログは結構ありますが、観劇レポートというのは少ないのかもしれませんね。
「へぇ~」っていう結果でした。

次に多かったのがライブ・レポートでした。

Rain『RAIN'S COMING』@東京ドーム(179アクセス)
GANGA ZUMBA@SHIBUYA-AX
(117アクセス)
松たか子『I Cherish You』@中野サンプラザ(102アクセス)
ゴスペラーズ『セルゲイ』@日本武道館
(89アクセス)
中島美嘉『Yes My Joy』@国際フォーラム
(80アクセス)
森山直太朗『全ての柔らかいモノのために』@国際フォーラム
(78アクセス)
緑と環境のコンサート@代々木公園
(78アクセス)
BoA『Made In Twenty(20)』@横浜アリーナ
(49アクセス)

ピ君の1位(総合3位)は、スゴイですね。【韓流】は下火になったとは言え、彼の人気は未だ強しということでしょうか。
ほとんどのライブに参加しているGANGA ZUMBAが、部門2位と6位(同ポイント)に2つ入ったのは良かったですね。
夏の宮沢ソロ、ガンガも行きますが、ブームが聴きたい!
松たか子さんの本当に短い期間で100アクセスを超えているのは、嬉しいですね。意外に(失礼!)人気あるんだなぁ・・・。

続いては、最近では記事の中心になってしまった映画関係でした。

『愛の流刑地』(153アクセス)
『あなたを忘れない』
(125アクセス)
『歌謡曲だよ、人生は』
(87アクセス)
『スモーキング・エース』
(69アクセス)
『ユメ十夜』
(68アクセス)
『世界はときどき美しい』
(61アクセス)
『どろろ』
(57アクセス)
『僕は妹に恋をする』
(52アクセス)
『そのときは彼によろしく』
(52アクセス)
『ハミングライフ』
(50アクセス)

『愛るけ』の1位(総合でも4位)は、自分の中では、それほど思い入れもなかったので、正直意外でした。
全国公開のヒット作『どろろ』とかも入っていますが、どちらかと言うと単館系が多いですよね。自分自身が単館系で良い作品を見つけるのが好きなので、このブログの趣旨には合っているのかな。
『世界はときどき美しい』は、公式プログで紹介していただいてアクセスが急増したなんてもこともありました。有難いことです。
『ハミングライフ』なんかも渋すぎ・・・。

ブログ全体のアクセスが金・土曜日に増えているのですが、明日の予定を立てるのにチェックしていただいているとしたら嬉しいです。

そして、スポーツ関係の記事ですが、ラグビー関係が独占しました。

日本選手権トヨタ自動車vsサントリー(73アクセス)
写真展『ふたつの空
~東芝・サントリー ラグビーのかたち(59アクセス)
全早稲田大学vs全慶応義塾大学
(48アクセス)
日本代表vs香港代表
(44アクセス)
ジャパンIXvsクラシック・オール・ブラックス
(42アクセス)

サンゴリアスの記事が1位なのが嬉しかったです。
実は、アクセス的には、トップリーグのサントリーvsワールドが、(今年の1~6月の半年で)100アクセスを超えていて、ダントツだったのですが、昨年の記事なので対象外としました。
写真展とかオール早慶のようなマニアックなのが上位なのが、面白いなぁ。

サッカーについては、総合100位に1つも入っていませんでした。
まぁ、サッカーを観るようになったのは割と最近なので、そんなに詳しくないし、もっと為になる(?)面白いプログは沢山ありますからね。

また、旅行記や(普通の)日記のアクセスがないのは・・・まぁ、仕方ないか・・・。釜山旅行記はボチボチ読みに来ていただいているみたいです。

この結果に左右されることはないとは思いますが、後半6ヶ月もまだまだ続けていきたいと思っています。
まだ書いていない映画もありますし、暫くはネタは尽きませんよ。

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『ラッキー・ユー』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Luckyyouごめんなさい。
ドリューに関しては、前作の『ラブソングができるまで』がもの凄く良かっただけに評価が辛くなってしまったのですが・・・。

ラスベガスでプロのポーカープレイヤーを生業するハック・チーバー。相手の心理を読む才能には長けているものの、大胆すぎる正確が災いして負けが続き、その日暮らし。世界選手権に出場するための金策に行き詰まり、母親の形見の指輪を質に入れたり、出逢ったばかりの女性の財布から金品をくすねたり・・・。
そんな彼が、歌手を夢見てラスベガスにやって来たビリーと出逢い、彼女の駆け引きをしない真っ直ぐな性格に惹かれ、感化されていく。
そして、世界選手権で、彼の前に立ちはだかるのは、ポーカーのために母子を捨てた過去と2度の優勝経験を持つ、実の父親LC・チーバーだった。
ハックは父を超えることが出来るのか・・・。

「イン・ハー・シューズ」のカーティス・ハンソン監督による初の恋愛映画ってことでしたが、印象としては「父親超え」の方に力点が置かれていたような気がしました。

これは、母親の形見の指輪や、金の貸し借りを拒否する子に象徴される確執、クライマックスの対決シーンで十分に描かれています。
エリック・バナは『トロイ』とか『ミュンヘン』のイメージが強すぎるので、天才ギャンブラーで、恋愛の達人的なプレイボーイにしては、堅くマジメな良い人に見えてしまうのが残念でしたが、この「父を超える子」というエピソードについては的確でした。
ラストの対決シーンでの彼の選択は、気障で格好良く、様になっていました。

ドリューについては、ゴルフ場の賭けで見せるテンションの高い芝居などはあるのですが、彼女の持っているコミカルな魅力は十分に発揮できていないと言うか、出番が少なすぎましたね。
ナイトシーンか、室内のシーンが多く、全体的に映像のトーンが暗いので、もう少し出番を多くして、画面を明るく、華やかなものにしてもらいたかったですね。

それにしても、ポーカーのルールにも色々あるのですね。
このゲームの方が、組み合わせがバリエーションに富むので勝負が読めず、まさに表情を読む心理戦という感じです。
とは言え、最終決戦にネット・ポーカーのチャンピオンがいたりして、時代性を感じることもでき、面白いですね。
このシーンでは、本物のファイナリストがカメオ出演しているそうです。

カメオ出演と言えば、最近よく見かけるロバート・ダウニーJr.も、金策のために訪れる友人役で出演していました。携帯電話数台を駆使して、インチキ人生相談などをして儲けているという設定で、その後の物語に関わってくることなく、ワンシーンのみの出演でした。

エンドロールの後、同時進行で行われていた賭けの結果が明らかになりますので、最後まで席を立たないで下さい。最後にクスッときます。
ラスベガスって、何でも賭けとして成立してしまうのですね。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『アヒルと鴨のコインロッカー』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Ahiru_1漸く、観ることができました!

公開2日目の日曜日に行ったら、すっごい並んでいて、「次の回は満杯です。19時の最終の回で残席30席ほどになります。」と言われて断念したのでした。
それでも、朝一の回でもほぼ満席で、次の回も「残り4席です」と叫んでましたけど・・・。

仙台の大学に入学するために引っ越してきた椎名は、奇妙な隣人・河崎に声をかけられ、同じアパートに住むブータンからの留学生・ドルジに広辞苑をプレゼントするため、本屋の襲撃を手伝うことになってしまった。
それは、河崎とドルジ、そしてドルジの恋人で河崎の元カノでもある琴美が関わる、2年前に起きたある事件へとつながって行く。

前に書きましたが、先に原作を読んでいますので、オチは知っています。
基本的には原作を生かした脚本になっていたので、真実の衝撃度という点ではなかったのですが、その分登場人物、特に瑛太君演じる河崎の行動やセリフ、表情の意味を理解しながら観られたので面白かったです。

原作は、現在の出来事と2年前の出来事を交互に描くことで、読者に真実に接近させていくという小説らしい手法が取られています。
映画では不可能だろう、と思っていたのですが、『羅生門』的と言えば良いのでしょうか、河崎が語る回想部分は椎名が想像したのであろう映像として見せ、最後に種明かしとばかりに、河崎とペットショップの店長・麗子が知っている真実の映像を見せる、という方法が取られていて、映画として面白くできていました。
まぁ、いきなりファーストシーンからヒント見せていますけど・・・。

キャスティングは見事でしたが、椎名の濱田岳は特に良かったですね。
これまでは、学校の問題児だったり、コミカルな同級生だったり、とにかくハイテンションな役柄で「こういう奴ってクラスにいたよね」という立ち位置だったと思うのですが、実際にはあんなにテンション高い奴って、そんなにはいないですよね。
今回は、テンションは高くもなく低くもなくニュートラルで、と言うか、どちらかと言うとボーッとしていて、河崎や麗子に巻き込まれていく、最後には両親にまで・・・。主人公っぽくないのだけど、いい味出してます。
他に思いつかないもんなぁ、この役出来るの。

正義感いっぱいの琴美を演じた関めぐみチャン、感情を忘れてきちゃったかのようにクールな麗子の大塚寧々さん、不思議な雰囲気を醸し出していた河崎と同じ服を着る男の松田龍平君もキャラクターに合ってました。

絶対にオススメ。原作を読んでいない人は、是非是非騙されて下さい。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★☆)

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『転校生-さよならあなた-』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Tenkosei小林聡美&尾美としのり主演の前作から25年だそうです。

当時、僕は小4でしたが、小林さんの浜辺での大胆なポーズや、尾美君のナヨナヨした動きは印象的でしたし、中学生の時にビデオでも観ました。

両親の不仲により生まれ故郷の信州へと越してきた一夫は、登校初日の教室で幼なじみの蕎麦屋の一美と再会する。幼い頃に遊びに行った思い出の“さびしらの水場”に行った二人は、誤まって水の中に転落し、気が付くと互いの身体と心が入れ違っていた。途方に暮れながらも、それぞれの振りをして普通の生活をしてみようと試みるのだが・・・。

舞台が尾道から長野に変わっても、転校生が一美から一夫に変わっても、美しく雄大な自然を映し出す監督らしい絵心に、男女の身体と心が入れ替わったことによる違和感、戸惑いが、次第に相手を思いやる心に変化し、淡い恋愛感情に変わっていく物語が展開していきます。
特に前半は前作をなぞってコミカルに、そして、二人の「別れ」へと向う後半のエピソードは新作のオリジナルとなり、切なくしっとりと、全く別の物語を観させてもらったなぁ、と感動しました。

まずは、この役を演じるために生まれたような連佛美沙子。実際には、彼女を想定したシナリオが、一美、そして、「一夫の心を持った一美」であるカズオの方を連佛チャンに近付いていったのだと思いますが、立派に演じていました。

小林さんと比較するのは申し訳ないですけれど、典型的な美人顔だし、最初からアイドルなので、大胆さに欠けた感じはしますが、可能な範囲で演じた露出シーンも、彼女の持つ純粋無垢な個性でイヤらしさは感じませんでした。

また、小林さんのはじけた感じは、前作の「夏の海」のイメージにマッチしていましたが、連佛チャンは「山里の秋」に合う日本的なしっとりとした風情があり、それが後半の切なくも希望のある世界観を作り出せたのだと思います。

それから、もう一人の主人公である一夫と「一美の心を持った一夫」であるカズミを演じた森田直幸君も好演。
下手をすると単なるオカマちゃんになってしまう所を、終始半泣きベソで、女のコとしてきちんと演じていたのは見事です。
身体が元に戻った後の連佛チャンの演じる一美を見ていると、森田君が彼女の演技の特徴を良く捉えていたことに気付いて、やっぱり侮れないヤツじゃん、と思いました。

全体としては、連佛チャンのインパクトが強いのですが、実際には一夫が不思議な体験をすることで大人となり、最後はもっと広い世界へと旅立っていく成長の物語になっていて、相当の演技力が必要な役です。

弟子に当たる呉美保監督の『酒井家のしあわせ』を観て、「やっと見つけた」と思ったそうですが、その話は知っていたので『酒井家』を観た時から納得し、楽しみにしていました

そして、尾道から登場するという一夫の元カノ・アケミ役の寺島咲チャンは、二人より年上というせいもあるかもしれませんが、一夫と別れ、ピアノと決別することで一足先に大人になるという役どころで、何だか急に大人になってしまったような印象がしました。
彼女のシーンでは、一夫の母親を演じる清水美砂さんと、カズオ(一夫の心を持つ一美)に会いに行くシーンは良いシーンでしたね。ジーンとしました。
そして、ラスト近くで、尾道の海をバックに堤防を走るシーンはキレイでした。

咲チャン以外にも、厚木拓郎君、石田ひかりさん、高橋かおりさんと大林組から巣立った役者が多数登場しています。
正直、登場して欲しかった常連さん(知世さん、歩チャン、宝生さん等)もいるのですが、折角出演してくれたので、ピカ(久し振りに呼んでみた)のシューマンは聴いてみたかったな。

一美の亡くなったお祖母ちゃん役の入江若葉さん(前作では一美の母親役)は大林組の常連ですが、久し振りにお会いしたような気がします。
宍戸錠さん(前作では一美の父親役)演じる旅一座とのエピソードも不思議でありながら、大人になるための通過儀礼って感じがしました。

あっ、一座の中に「ヒロシです」がいるのですが、本名での出演なので、登場してから少ししてから気付いたので、却って笑えました。公開順は逆転しましたが監督が一つ前に撮った『22才の別れ』で俳優としての魅力を発掘したそうです。

読売新聞の評論で、「前回は父親の目線、今回は祖父の目線で見つめているよう」とあったのですが、一美の両親の田口トモロヲさんや古手川祐子さんより、お祖父ちゃんの犬塚弘さんの方が二人に近しい存在だったような気がして、印象に残りました。

尚、尾道3部作で尾美君の演じた主人公達は全て監督自身を投影していて8mm撮影が趣味だったりしますが、今回の一夫は名ピアニストという設定です。(監督はピアノも弾かれますよね、確か。)
そこで、妄想壁のある一美と音楽家の一夫が、二人で一つになって紡ぎだす物語と音楽が前面にフューチャーされています。

映画のラストに「さよならあなた」というセリフを使う、と決めた直後、監督の娘さんが偶然にライブハウスで「さよなら あなた~」と歌う寺尾沙穂さんを観て、余りの偶然に鳥肌が立ち、涙したという「さよならの歌」。
某TV番組ではありませんが、この世の偶然は必然だと思いますが、この清らかなメロディと歌声は、映画の世界にピッタリ寄り添い、印象的です。

前回の『転校生』の時は、本当にまだコドモだったので、『時をかける少女』や『さびしんぼう』、『青春デンデケデケデケ』の方が思い入れが深く、この作品はその延長線上にある世界として楽しめました。
もっと分かりやすく言えば、この作品は単純に「転校生」をリメイクしたのではなくて、過去の全ての大林ワールドを再構成したという印象がしています。

少女は少女のままでそこに留まり、少年は男になりいつか旅立っていく。
大林監督のロマンチズムを感じました。

空席の方が多いのが、悲しい!!

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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Live! 大江千里『納涼千里天国2007』@日比谷野音

今年も『納涼』の季節がやって来ました!

って、まだ7月1日っすよ。
カラッとした太陽も、蝉の声も、まだ体験していないし。
第一、今日は思いっきり曇天。
日比谷のオフィス街に雨粒が落ちてこないことを祈りつつ・・・。

MCによると、去年の8月に野音をやった時に、「やっぱり『納涼』は野音だ!」と思ったそうなのですが、その時には今年の夏の予約は既に満杯だったそうです。
暫くして、本日分にキャンセルが発生し、急遽スケジューリングした、という大人の事情があるんだそうです。

まぁ、これまでの『納涼』と言えば、盛夏の季節か、往く夏を惜しむ感じでしたが、「夏を迎える」という初の試みですし、裏テーマは「共に歌う」ということで選曲されていました。
初期~中期のオリコン上位連発時期の曲が中心で、コアのファンなら誰もが口ずさめる選曲となっていました。
(多分、ここには全国から集結したかなりのコアなファンしかいないのではないかと・・・。)

一番良く聴いていた『red monkey yellow fish』からの曲が割りと多かったのと、『LOVE REVOLUTION』なんて曲もあったのは嬉しかった。(でも、これって夏の歌か?)
1stに入っていた『海開き山開き』や、「あんなに可愛く歌えるかな」と歌い始めた『赤茶色のプレッピー』は新鮮でしたし、『ロマンス』や『会いたい』という、所謂「小室系」的な曲もあり、今聴くとリフレインの仕方がいかにもですよね・・・。懐かしかった。

『dear』~『会いたい』~『YOU』で全員が一度引っ込んで、千里コールになるのですが、その後の演奏はアンコールと言うよりも、第二部の趣き。夏の定番曲のオン・パレードとなっていました。
千里さん曰く「こっから先は、ブート・キャンプが待っているゾ!」とのことですが、こんなに楽しいトレーニングなら、いつでもキャンプ・インさせていただきます。

入場時に全員に配られたサイリュームが揺れた『BOYS & GIRLS』は、キレイでしたよ。

そして、本当のアンコールは『ふたつの宿題』。高校生の時に、学祭で演奏しようと思って譜面を買って、練習した(が、他のロックっぽい曲とのバランスが悪く、当日は未演奏)という個人的にも思い入れの深い曲です。

誰でも年を取ればキーは下がりますし、直前まではしゃぎすぎたのもあって、高音部では少々かすれ気味でしたが、それはそれで味がある。

「ふたつ目の宿題は今も分からない」という歌詞が、MCで「来年で25周年を迎え、中にはベテランと呼ぶ人もいますが、40代半ばに在って、自分は未だ未完成の何モノともつかない存在です。」という話に重なってきて、ジーンとしました。
「私のような者でも良かったら、また何処かの会場で、貴方の音楽に包んでもらい、共に歌い、共に笑いあいたい」と思った瞬間なのでした。
良いエンディングだ。

個人的な意見として、一時期離れていた時期を経て、『first class』辺りで帰って来た人間ですので、今日のメニューは当然全部知ってはいるのですが、最近の曲(『指輪』、『流星群』)も聴きたかったかな・・・。

それから、「毎年恒例の12月のグローブ座も決定!」と報告がありました。
今年のテーマは「ハイスクール・クリスマス」で、かなり厳しいコスプレ・ショーになりそうなのだとか・・・。

ここ何年も夏と冬の興行ばかりが続いていますが、『これから』、『ブロークンハート』、『イコール』などセンチメンタルな曲の似合う秋のライブも聴いてみたいですね。

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