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『リーピング』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Reaping

日本でキリスト教の宗教観を扱った作品というのはどうなんだろう?

観ている間は「難しい!」と思ったけど、最後まで観終えてみると「なるほど」と思いました。

キャサリンは、大学で世界各地の「奇跡」と呼ばれる現象を科学的に証明する研究をしている。元牧師の彼女は、アフリカでの奉仕活動中に夫を一人娘を失い、宗教を捨てた過去を持つ。そんな彼女が、ヘブンという村で発生した「旧約聖書」の「10の災い」にそっくりな奇怪な事件の調査を依頼され、友人で助手のベンと共に訪問し、森の中で災いの元凶と呼ばれる謎めいた少女と出逢い、関わっていく。

【サタン】の誕生とか【悪魔崇拝者】のコミュニティ、そして【天使】との対決という日本ではあり得ないシチュエーション。
オカルト/ホラーっぽいけど、スプラッター系ではなくて、「ジャ~ンッ」って手が伸びてきて驚かされたり、蛙や虻が何処からともなく湧いて出るのはグロテスクだったりしますが、イナゴの大群は圧巻でした。
視覚的な恐怖もですが、過去と現在、現実と夢、境界線がはっきりしていなくて、不安定で何となく不気味でした。

一方で、サスペンス/ミステリーとして観ると、序盤~中盤に交わされてる会話や行動に隠された伏線の張り方とかは良く出来ていますし、宗教とか分からなくても、謎解きは楽しめるはず。
きちんとどんでん返しがあって、事件が解決したかと思ったら、最後の最後にゾッとさせられる現実が用意されています。

『ボーイ・ドント・クライ』で性同一障害者、『ミリオンダラーベイビー』で年増の女性ボクサー、2つのアカデミー賞を受賞したヒラリー・スワンクが主演。
オスカー後の作品としては、地味な作品だし、ホラーというのは意外な印象もありますが、重い過去を背負い、子を産んだ母としての母性を感じさせる女性を真摯に演じられているのは、理解できました。でも、やはり勿体ないかも。

一方、謎の少女ローレンを演じるアンナソフィア・ロブは見事でした。ほとんどセリフがなく、陰鬱な表情で突然に画面に現れるだけでドキッとしますが、どこか悲しげで頼りなくも見え、守ってあげたいと思わせるものを持っています。注目の子役ですよ。

宗教観とか、人間関係に振り回されてしまった感があるので、伏線を押さえながらもう1度観てみたいと思ったのだけど、映画館でなくても良いかな。
(株主招待券をDVDレンタルより安い価格で買って、観たのだけど・・・。)

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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